真中満

真中 満(まなか みつる、1971年1月6日 - )は、栃木県出身。平成期(1990年代後半~)のプロ野球選手で、ポジションは外野手。背番号は31。

==来歴・人物 ==

   * 宇都宮学園高等学校(現:文星芸大附高)から日本大学を経て、1992年のドラフト3位でヤクルトに入団。
   * 3年目の1995年、99試合に出場するも、翌年はほぼ二軍暮らし。しかし1997年に規定打席不足ながら3割を越える高打率で台頭し、飯田哲也が不振に陥った翌年レギュラーを奪取。ここから4年連続規定打席到達で、飯田に替わって「1番センター」の座についた。
   * 1999年に自身初となる打率3割を達成。2001年には春先から一時は4割を超える高打率で大活躍し、チームのリーグ優勝および日本一に大きく貢献した。
   * それ以後は青木宣親や宮出隆自らの台頭もあり、あまり派手な成績は残していないものの、得点圏打率が高くチャンスに強い打撃は健在で、チームに欠かせない存在である。
   * 驚くほどの俊足ではないが、選球眼の良さと思い切りの良さで活躍。しつこく食らいつくスタイルで、特に内角の難しいボールを体ごと回転して打つ様は特徴的。
   * 2001年の日本シリーズ第3戦で大阪近鉄の香田勲男から放った本塁打(通称"回転ホームラン")は真中の打撃の真骨頂と言えるだろう。そのバッティングは翌2002年の春季キャンプでチームメイトの宮本慎也にモノマネされ、選手やファンの爆笑を誘った。
   * 一時は「若松二世」と呼ばれたように、170cmと小柄な体格ながらも鋭い打球を放つ好打者。眉毛が濃く目元もきりっとして好青年である。守備も堅実で、総じて安定感を感じさせる選手。胴長短足のドラえもん体型から放つ、ライトフェンスギリギリのホームランで、神宮球場のファンを魅了し続けている。
   * 全力プレーを怠らない真面目な取り組み方は若手の見本で、大学時代に記者から真摯な姿勢が表彰されたこともある。気さくな性格で、チーム内ではいわゆる"いじられキャラ"でもある。2004年の春季キャンプ時にバレンタインデーのチョコレートを一つも貰えなかった真中が、女性ファンからチョコを貰い喜んで開けてみると、中は石鹸だったというドッキリを仕掛けられたことも。その女性ファンも、実は古田敦也らの"仕込み"であり、またもや選手・ファンらの爆笑を生んだ。
   * 2007年は代打の切り札として活躍しており、古田敦也監督からは「ウチの(代打の)神様」と頼りにされている。
   * 2007年5月8日、明治神宮球場での対横浜戦で、8回裏、1アウト2・3塁に代打として登場し、横浜の守護神マーク・クルーンから逆転3ランを打ち、見事勝利に導いた。代打本塁打は自身初でもある。


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最終更新:2007年05月22日 14:40