三つの匣の外側に プレイログ:B卓 導入

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事前交流会:ソル・シエール組
事前交流会:メタ・ファルス組
導入~Lv1開始 金の試練 Lv1終了~Lv2開始 鳴の試練 Lv2終了 ボス戦~ゲーム終了 エンディング
前半
後半
個別・全体ED
火の試練 命の試練
土の試練 時の試練



文字色説明

GM GM発言・描写など 雑談など
PL/PC レドル: PC発言・PL発言・雑談など
リッカ: PC発言・PL発言・雑談など




  session: DS-B-1 2023/02/26



> というわけで 〈三つの匣の外側に〉B卓は今日から始まります よろしくおねがいします

> 最初にこちらでしばらく時間もらいますね
> 事前交流会で見せたものとけっこう被っていますが そこはご了承ください







――A.D.3783 インフェリアーレ――

メタファリカでは珍しく蒸し暑いある日の昼下がり。
創建されて日が浅い計画都市インフェリアーレはまだ緑が育ちきっておらず、
行き交う人は強い日射を避けて建物の影を通るため、広い街路はやけに人気が少ないように見える。

中央公園のそのまた中心、大きな噴水の周りだけは例外的で、
水によってわずかな涼を得られるのか、周りに並んでいるベンチはその大半が埋まっている。
近くの店で買い求めた冷菓を手にしている人も多い。

その中に、年季の入ったオボTを着てベンチの背にもたれかかっている女性が一人。
手にした漆黒のソフトクリームはすでに融けかかっていて、焦点の合わない目をしながら
緩慢な動作でゆっくりと舐めている姿はまさに「暑さでだれている」としか言いようがない有様だ。

しかし、実際には――


BGM: 払暁 [DAWN]
  from アインハンダー(スクウェア, 1997)
  Composed by 福井健一郎
ジャクリ:「……その程度のことでわざわざ呼び出さないで欲しいんだけど」
シュレリア:「とはいえ、天覇からこの話が持ち込まれたとき、
  ミュールが適任だとすぐに思いついてしまいましたので……」
ジャクリ:「だから、そうじゃなくて、そんなことのためにバイナリ野から通信しなくてもいいでしょ!?
  どう考えても前にあったような緊急の要件とは思えないし。
  しかもこんなクソ暑い日に……おかげでせっかくの超自然あいすが融けちゃうじゃない」

同時刻、塔内情報空間・バイナリ野。
本来は人の目に認識できる景色を持つ場所ではない、それどころか不用意なダイブは死を招く場所だが、
幸いにしてこの両者はバイナリ野を闊歩する能力を獲得している。

シュレリア:「そちらは暑かったのですね。リンカーネイションは涼しいですよ?」
ジャクリ:「そんな無駄情報誰も聞いてないっての……プログラムのくせに変な所で人間より人間臭がするんだから」
シュレリア:「……とにかく、もし興味のない話でしたらすみません。先方にはこちらで謝りますから」
ジャクリ:「いや、興味はあるわ。要はゲームのシナリオが欲しいって話でしょ?」
シュレリア:「はい。いくつかあればとりあえずそれでサービスを始められるということらしいですので」
ジャクリ:「つまり、ここで発掘した古のティリアソフトのクソゲーを押しつけてもいいってことよね?」
シュレリア:「さすがにそれはどうかと思いますが」
ジャクリ:「それならしょうがないから『シンガーエンジェルシュレリア』を渡すわ」
シュレリア:「ティリアソフト! いいですね! こういうサービスはまずは弾数が重要ですね! 質はともかく!」
ジャクリ:「冗談よ」
シュレリア:「は、はい! とにかくそれならよかった、よろしくおねがいしますね」
ジャクリ:「了解。それじゃ向こうにはこっちの連絡先を伝えといていいから」
シュレリア:「分かりました」
ジャクリ:(シンガーエンジェルシュレリアはそのうちアセットフリップして渡そう)
シュレリア:(すっごい悪い笑顔してる……やっぱり人選間違えたかな)







BGM: Wings For My Way
  from F-ZERO GX(任天堂/セガ/アミューズメントヴィジョン, 2003)
  Composed by 庄司英徳

それから少し経ったある日。ソル・シエール地表は熱気に包まれていた。

広い草原は多くの観衆で埋まり、その間を縫うように、
高くてよく目立つポールと申し訳程度のロープで仕切られた“道”が通っている。
その道を、爆音を上げながら何かが猛スピードで低空飛行し、向こうの空で舞い上がって大きな宙返りを披露する。

カナメ:「ひゃー、すごい風!」
ケンザ:「カナメ、大丈夫か?」
カナメ:「なーにー、全然聞こえないー」
ニルス:(MWE、か…… 天覇以外のメーカーの飛空艇ならどうなるんだろう)
カナメ:「ニルス、よそ見してると飛ばされるよ」
ニルス:「あっ!?」
> うわ懐かしいメンツ

天候に恵まれたこの日、こちらでは初となる、Vボードレース大会が開催されている。
土地にいくらでも余裕がある立地を生かし、さらに初回記念という名目で、観戦チケットは無料。
その結果、人口100万人のソル・シエールで観客6万人超という異常な動員数をたたき出している。

主催者はMWEことメビウスワークス・エレミア。ソル・クラスタ発祥の、天覇のライバル企業である。
アルキアで開催されていた本家の大会とは多少形式が異なるが、それが逆に好評のようだ。

亜耶乃:「間近で見るこの速さ、この音と風、思っていたよりも数倍の迫力があるな。
  返す返すもこれを天覇で先んじて行えなかったのは痛恨の極みとしか言いようがない」
ジャクリ:「わざわざメタ・ファルスから呼ばれて見せられるのがこれというわけだけど、
  まあ、悪くはないわね。武器じゃないVボードというのも」
亜耶乃:「武器?」
ジャクリ:「いえ、こっちの話。交通事故で戦う第三世代なんているわけないでしょ」

数万人の動員は、吸収しきれないほどの経済効果を地表のコミュニティにもたらした。
次回からは有料観客席の設置が予告されているとはいえ、
それでも宿泊施設などでは既に来年の大会に向けた胸算用を始めている所が多い。

カナメ:「お母さんも来ればよかったのに」
ケンザ:「MWEはアルキア研究所がルーツの1つだから、ミスミにはいろいろ思う所があるんだろう、きっと」
ニルス:「アルキアがなにかあったのですか?」
ケンザ:「話すと長くなるなあ。ただ、こちらのテル族と天覇に諍いがあったように……
  いや、それよりもずっと深刻な形で、向こうの妖家とアルキアにはいろいろあったんだ。――」

初回大会は大方の予想通り、ソル・クラスタから招聘されたレーサーの優勝で幕を閉じた。
注目を浴びていた地元選手はメディアの前で来年の雪辱を誓う。
その姿を亜耶乃は天覇に重ね合わせるのだった――








BGM: アミューズメント・ストリート
  from バディミッションBOND(任天堂/コーエーテクモゲームス, 2021)
  Composed by 水上浩介

年が明けて3784年のある日。
天覇の新しい事業がついに始まるとのことで、
ソル・シエールの天覇傘下のメディアでは連日大々的に取り上げられている。

今までと違うのは、このサービスは他地域でも展開するということ。
アルシエル再生からもう8年になるとはいえ、それぞれの地域では
既に地場の企業などが根を張っている関係で、このような多地域での展開はまだ珍しい。
メタ・ファルスにおいても、ソル・シエールほどではないものの、注目を浴びているようだ。

亜耶乃:「――最初から供給するタイトルは、
  いつでも手軽にスノースポーツを楽しめる『ホワイトアウト』、
  伝統的な対戦型シューティングで熱い戦いを繰り広げる『ウォーフレーム』、
  魔法を使った謎解き脱出アドベンチャーの『トライボックス』、
  の3つだ」

天覇の亜耶乃社長が会見を開いていて、その様子がそれぞれの地域で中継されている。
このような中継自体も、規格の互換性の問題を解決したばかりであって、新しいサービスと言える。

フリッツ:「このようなゲームは、やりようによっては確かにダイブでも体験できるでしょう。
  ただ、ご存じの通り、ダイブにはホストとなるレーヴァテイルを必要とし、
  そのレーヴァテイルにとっても負担が大きく、またどうしてもある程度の危険を伴います。
  今回新しく始めるサービスは、塔の管理者の協力を得て過去に存在した技術を復活させたものであり、
  ホストに依存しない安定性と安全性には絶対の自信を持っております」

社長の隣の大柄な男性はフリッツ・ゲーベル。
天覇ほたる総合研究所でダイブマシンを開発している責任者であり、
β純血種がダイブ可能な新型ダイブマシンも彼のチームによるものだ。

そのさらに隣には、見た目上は若そうな女性が控えている。

:「もう一つ特徴的なのは、通信が可能になったことです。
  これで、一緒に遊びたいプレイヤーがわざわざ同じダイブ屋に集まる必要はありませんし、
  遊べる友人が近くにいない人でも大丈夫です。
  私はクラスタニア出身なのですが、あちらではダイブは遠隔で行うのが普通でした。
  その技術を今回のゲームに転用しています。
  今のところはゲームだけですが、いずれ、ダイブそのものも遠隔でできるように――」

余計なことを口走ってしまったのだろうか、フリッツが慌てて手を伸ばして制止する。
その様子を見て亜耶乃は屈託なく笑い、話を引き取る。

亜耶乃:「まあよい。実際、その展開は誰もが想像できることであろう。
  樒はクラスタニアでは、まさにそのダイブ関係のインフラエンジニアであってな。
  彼女がいなければ、この新しい事業自体が成り立たなかったかもしれない」

社長の弁を受けて、集う記者たちの注目が一斉に樒(しきみ)と呼ばれた女性に向けられる。
さすがに彼女はこのような舞台には慣れていないようだ。表情が強張っている。

亜耶乃:「それから、ゲームの内容についてもある有力な協力者を得ている。
  諸事情でここでは名前を明かすことはできないが、実力は確かな者だ。
  ではその肝心の内容のプレゼンに入るとしよう」
フリッツ:「ゲームの形式上、プレイ動画のようなものは残念ながらご用意できません。
  イメージボードを使って説明しますが、実際の内容とは多少のずれが出ることをご容赦ください。
  また、後ほど、メディア向け先行体験会を開催いたしますので、そちらで」
亜耶乃:「まずは実際にダイブ屋に足を運んで楽しんでくれというところだ。
  まあ、私自身の場合は、冒険は現実世界でするに限るが、な」
フリッツ:「ちょっと、社長……!」
:「正直、こちらの文化はよくわかりません……」







BGM: 長い夜の始まり
  from かまいたちの夜(チュンソフト, 1994)
  Composed by 加藤恒太

サービス開始が近づいてきたある日の深夜、メタファリカはインフェリアーレのダイブ屋・ヴァイアにて。
営業時間はとっくに終えたはずの時間帯、ここの店主のヴィルヘルミナはダイブマシンの横で作業をしている。

ヴィルヘルミナ:「よし、これで交換は全部完了、っと。ASSYで済むと楽でいいね。
  ……まあそれよりも、もっと早く来てくれればよかったんだけど」

やや乱暴にパネルを閉め、ひとつ大きく息を吐き、彼女は時計に視線を向ける。そろそろ日付が変わりそうだ。
こんな時間まで残業をしているのは、今日に限っては天覇代理店としての広報活動が原因ではない。

新しいゲームに対応するためにはダイブマシンの改修が必要だが、それに使うユニットの到着が遅れていた。
そのため、作業日を予め臨時休業にするなどの段取りが組めず、こうして営業時間後に行うことになった。

ヴィルヘルミナ:「天覇のせいではないとはいえ、なにもこのタイミングじゃなくてもよかったのに」

遅延の主な原因は空賊だ。
ひと月ほど前、ソル・シエールからメタ・ファルスに向かっていた貨物便が、悪天候――
メタファリカ周辺はたいてい穏やかだが、その下は山岳地帯であるため、しばしば激しい乱気流が生じる――
に見舞われた。

このような場合、出発地に引き返すこともあるが、手近な開けた場所に着陸して天候回復を待つこともある。
被害に遭った貨物便は後者を選び、待つうちに夜を迎え、そこを空賊に襲撃された。
以来、このルートは荒天の際は例外なく引き返すことになり、そのためか物流に混乱が生じている。

ヴィルヘルミナ:「未だに『世界は繋がっていない』と思うよね。こういうことがあると。
  塔間ネットワークみたいに情報通信ができても、実際には世界は3つの点を細い糸でかろうじて結んだだけ。
  ちょっと強い風が吹くだけで簡単に千切れてしまう」

ヴィルヘルミナは工具を片付け、照明を落として、ダイブマシンが設置されている部屋を出た。
待合室の窓が風でカタカタと音を立てる。雨が降り出しそうな雰囲気だ。
ふと彼女はある噂を思い出す。

ヴィルヘルミナ:「……あれも空賊の仕業じゃないのかねえ」

ここ1年くらいだろうか……いや、もっと前からだったか。
メタ・ファルスではときどき人が失踪する事件が起きている。

失踪者の共通点や関係性は特に見つかっておらず、生活などに困難を抱えた人ばかりというわけでもない。
家財道具を残したまま失踪する人もいれば、何も残さずいなくなる人もいる。
そのため、捜査をしてもすぐに行き詰まり、当局は「本質的には別個の事件だ」という結論になっている。

唯一の共通点として噂されているのが、人が消えるのは決まって嵐の夜だという。
……失踪した日時を確定できない者もいるため、あくまで噂ではあるが。

ヴィルヘルミナ:「……とにかく、早く帰ろう。寝ないと」

嫌な想像をしてしまった彼女は、「寝ないと」という動機をつけることにより意識を紛らせ、
まだ雨が降っていない街を家に向かって駆けていった。



> 以上 ひとまずオープニングでした
> 不穏なOPだぁ
> いままでどの卓でも「不穏」の単語が出てきたw
> これを見て不穏以外の感想が出てくるかなぁ?







BGM: It's my dream
  from 大図書館の羊飼い(葉月(オーガスト), 2013)
  Composed by スミイ酸
首都インフェリアーレにある、とある居住区の一角に構えられた華やかとも質素とも言い難い住居の一室。
レドルはいつものように机に教材を広げ、ノートを広げ、勉強に励んでいる。
学校での授業が終わった後には特にやることもなく、大抵は友人と駄弁るか遊ぶか、予定が合わなければそのまま帰宅して勉強をするというのが日々のルーティンだ。

レドル:「これがこうで、ここがこうなって……いや、そこは違うから……」

文字や図がびっしりと書かれたページを指でなぞりつつ、白紙のページに問題の解答を綴っていく。
やや貧乏性なところがあるのか、そのページもいつしかびっしりと埋められていく。
後で見直すことをあまり考えていないような書きっぷりだが、特段気にしている様子はない。

教材のページをめくり、ノートを文字や図で埋めつくし、少し休憩を挟みながらおよそ2時間ほど経過して、
レドルはペンを置いて背伸びをする。どうやら今日の勉強は終わったようだ。
そして、手を伸ばせば届くほどに近い壁に貼り付けられた一つのチラシに目を向ける。
いつもの日常、しかし普段ならそこにあるはずもないものだった。

それはソル・シエールの大企業『天覇』による新しいサービス――ダイブマシンを用いたゲームーーに関するものだった。
そのサービスは明日から始まるもので、奇しくもレドルは初日の参加枠に滑り込むことができた。
手近で目に付くところに貼ってあるのはその日を忘れないようにするためだった。

メタファリカに移住してから――正確には惑星再生後からだが、レドルはそう感じている――
天覇の話は耳にするようになった。
それはメタ・ファルス(と言っても今はほとんどメタファリカだけになった)の流通を
管理・推進する企業に在籍する父も同様なようで、天覇の製品についての交渉が最近は多くなっているのだとか。
学校でも同様に話題に上がることもあり、かなり影響力のある企業であることは否応なく理解させられる。

このチラシ自体は、商業区で散策していた時に偶然このサービスの営業をしている人からもらったものだ。
内容を一目見て面白そうだと思い、学校の友人にも見せて色々話したものだが、
残念ながら初日に行けるのはレドルだけらしい。こればかりはどうしようもない。
膨れ上がるワクワク感をなんとか抑えようとしているものの、
その表情にはまだ10代後半になったばかりの少年そのもののあどけなさが垣間見える。

ネウ:「レドルー? 夜ご飯にするわよー?」

リビングからネウ(=母)の声が聞こえてきた。時刻は19時、平均的に見ればやや遅い夜ご飯ではあるが、
ガレット(=父)の帰宅時間の関係上、この時間が丁度良いのだった。

レドル:「分かった。今行くよ」

早る気持ちを抑えつつ、勉強道具を片付けて部屋を後にした。



> 以上でーす。いつもとほんの少しだけ違う日常という形をとってみた
> いい感じだった







BGM: Dive Dock
  from BALDR SKY(エンターグラム(戯画), 2009)
  Composed by Barbarian On The Groove

迎えたサービスイン初日。
ダイブマシンを使用するという形式と、そのダイブマシンを対応させる改修が必要なこともあって、
客の数に対して供給が追い付かず、最初のうちは予約制となっている。

しかしそれでも、会場となっているダイブ屋は普段とは比べ物にならないほど混雑している。
待合室では用意されたインストカードなどを熱心に眺めている者の姿が目立つ。

> 待っている間のRPとかあればどうぞ まだ別々の場所にいるから一人ずつね
> あと このインストカードにゲーム内容の説明が書いてあると思ってね



リッカ:「いやー初日参加できるなんて本当にについてるな~。どんなゲームなんだろう~」



一方、首都インフェリアーレのダイブ屋

レドル:「外装もそうだけど、中もおっかねぇな……」
  機械だらけのダイブ屋の中と、ごった返している人をちらっと見ながら
  「この人の多さ、初日だから……でいいんだよな?」
  熱気に当てられてちょっとだけ気分悪くしている様子。すぐに収まる程度なのが救いか



今、ちょうど「トライボックス」のプレイが終わったところだ。
ソル・シエールで、メタ・ファルスで、
次の順番のプレイヤーが一人ずつ呼ばれ、ダイブマシンに入っていく――









> というわけでいつもやってる手動オープニングムービーの自動版でした おそまつさまでした
> いつものGMで安心しているのとやっぱり吃驚している
> すごい本格的な動画でびっくりしてました
> 888888







いったんぼやけていた意識が次第に清明になっていく。
周囲はいくつかのランプが灯っている他は真っ暗であり、機械が作動するような小さな低音が聞こえる。
他にも人がいる気配を感じるが、暗くてよく分からない。

身体の感覚を完全に取り戻すのとほぼ同時に、わずかな下向きの力を感じる。
この場所が上昇を始めたのか、あるいは下降中のものが減速しているのか……
おそらく後者のようだ。再び微かな衝撃を感じ、機械音も聞こえなくなった。

『さあ、出ていらっしゃい』
『本当の自由は、三つの匣の外側にある』

出どころが不明な声が聞こえる。合成音声のように感じられる。ゲームの前振りだろうか?

照明が灯る。明順応を経て辺りの様子が明らかになる――


BGM: No sound melody
  from シークレットゲーム -KILLER QUEEN- DEPTH EDITION(FLAT, 2009)
ここは六角形の部屋だ。大きさはさしわたし4ストンほどだろうか。
室内には3人いて、部屋の中央の柵で区切られた区画にある椅子――
というよりは床から突き出した箱型の突起である――に真ん中を向いて座っている。

レドル:感覚が戻ってきているのを確認して、おそるおそる目を開ける
  「なんつーか、不思議なもんだな。ちゃんと意識があって、こうやって見て感じられるってのは」
ヤグシャ:「……始まったかな? おはよう」
レドル:「ん、おはよう。ここにいるってことはオレと同じ参加者か?」
ヤグシャ:「そういうことになるわね。協力型ゲームということだし、敵ではなく味方」
リッカ:「そうみたいですね。それにしても不思議なところだなぁ」

レドル:「おーけーおーけー。ゲームの紹介文見た感じと合わせて、それで違いなさそうだな。
  とりあえず自己紹介と行こうぜ」
ヤグシャ:「ヤグシャよ。ソル・クラスタから参加しているわ」
リッカ:「私はリッカ。ソル・シエールから参加しています。よろしくおねがいしまーす」
ヤグシャ:「リッカ……いや、同じ名前はいくらでもいるか」
> リッカリョーシャ将軍さぁ
レドル:「オレはレドル・ベラック、メタ・ファルスからの参加だ。レドルって呼んでくれよな」
ヤグシャ:「リッカにレドルね。OK、覚えた」
レドル:「リッカにヤグシャだな。このゲーム内だけかもしれねぇが、終わるまでよろしく頼むぜ」
> 今さん付けするか一瞬迷ってます
> www
> 実にあるあるな話ではある。自分もよく迷う
> 今後の口調全部影響しそう
> ヤグシャは外見21歳ということで
> そしたら、全員呼び捨ての方がやりやすそう
> 名前でツッコミ返すか迷ったけど、とりあえずそのまま進めます
リッカ:「ヤグシャに、レドルね。こちらこそよろしく」

レドル:「さて、自己紹介も終わったことだし、まずは現状の把握ってところだな。一旦は見えるものだけでいいか」
  そう言って椅子から立ち上がろうとします
問題なく立ち上がれます なお手持ち品があったとしてもここではなくなっています
レドル:座っていた突起部分を振り返って 「流石に動けないってことはないか」 などと口にします
リッカ:「そうね、まず状況の確認はしたいわね」 と言ってこちらも立ち上がります
レドル:というわけでぐるーり見て回ります

部屋の中心には六角柱状のテーブル、もしくは台座のような何かがある。
また、六角形の部屋の各辺には出入口と思われる場所が1つずつある。
いずれの出入口もシャッターで閉鎖されている。
シャッターの上にはそれぞれ違う色で描かれた模様がついたパネルがあり、そのパネルだけがやけに目立つ。
それらのシャッターの前の床には円柱状の突起がある。これも台座のようだが現状は特に何も見当たらない。

部屋や壁・座っていた突起はオフホワイト。それぞれの台座はやや濃いめの灰色。
柵やシャッターは、金属光沢はあるものの、色としては灰色。いたるところ無彩色である。
3人とその所有物、そしてシャッターの上のパネルだけが文字通り異彩を放っている。






+ ルール1・探索の基本
ルール1・探索の基本

◆マップ
HEXマップを使用する 縮尺は明示されない限り1タイル=2mとする

◆位置と移動について
基本的には各キャラクターがどの場所にいるか指定する必要はない
射程が影響する行動の場合も、原則として進入可能な場所と目標地点の間の最小距離で判断する
何らかの理由で移動速度の算定が必要な場合は、【移動力】m/秒を上限とし状況に応じて増減させる
ただし、個別に指示されている場合はそれに従うこと

◆探索ポイント
マップ中に★のマークで示された場所が探索ポイント
調べることで何らかの情報が得られたり、謎解きの対象になったりする
ただし、その場所に到達できなければ調べられない(=何かがあることだけわかる)場合もある
なお、置いてある物については特にポイントとして指定されていなくても使用は可能

◆その他
グラスメルクは特別に指示がない限りは禁止とする
奇跡はシナリオ終了まで回復しない







ヤグシャ:「……色に乏しい部屋ねえ」
レドル:「……たしかに、あまり長居したくはないな」
  応える間にもぐるーりと回りつつ、ものの状況を頭に叩き込んでいく
  「んー、出入り口っぽいのが6ヶ所あって、それぞれその上には異なる模様のパネル。
  各出入り口の前には円柱上の何か。あと中央にも同じようなものがあるな」 一通り見て回って、真ん中に戻ってくる
ヤグシャ:「魔法を使うシナリオってことだから、あれはたぶん魔法の属性を示しているのよね。
  それにしては、どうやって魔法を使うか……ってところがはっきりしないけど」
> 魔法の使い方云々はインストカードにも記載はなかった感じかな
> なにか装飾品を付けるということまでは書いてあった んだけどその装飾品が見当たらないですね
> ほうほう
> まあとりあえず いろいろ調べて
> 扉は簡単には開かなさそうってのはぱっと見でもう分かってますか?
> ですね 扉というかシャッターなのでドアノブみたいなのはない
レドル:「使うには必要なものがある、っていうのは説明文にあったな」
リッカ:「なにか手がかりになるものを見つけられるといいんだけど」 と、中央の台座のところに戻ります

部屋の中央にあるものは、テーブルというよりは台座だろう。
立った状態で胸の高さほどあり、テーブルとして使うには少々高い。

上面は、全体の大きさより一回り小さな黒い六角形が大部分を占めているのが分かる。



レドル:「まぁ色々触ってみないと分からないかもしれないけどな」 そういって中央の台座に手を重ねてみる



黒い六角形に触れると、その部分に一瞬だけ色がついた。タッチパネルディスプレイだろうか?

レドル:「お?」 見えた反応に驚くも納得の表情
ヤグシャ:「なにかあった?」
リッカ:「え、何なに?」
レドル:「こいつに触ったら反応があった。最初の鍵はこれなんだろう。色々触ってみるか」 今度は出鱈目に触ってみる



しばらく調べていくと、触れる場所によって灯る色が違うのが分かる。
六角形を6つに分割したそれぞれの区画ごとに色が決まっていて、
それは部屋の周囲の6つのパネルの色に対応しているようだ。

また、触れる面積によって光る強さが変わることも分かる。
片手の掌全体で触れるくらいで光が最も強くなり、それ以上の面積では変化はない。
いずれにせよ点灯するのは一瞬、0.1秒あるかないかくらいの間だと思われる。

そして、異なる色の場所を掌全体で同時に触れると、中央部に別の反応が現れる。
幅の狭い矩形波のようなマークが、2か所同時なら2つ、3か所なら3つ分の波の形で現れる。



> これ私数字に見えるとかあります?
> レーヴァテイルなら数字読めるなぁ
> 読めます 数字の2です
> (いまマップに出ているのが2ってこと 3なら3と出ます)
レドル:「なんか中央の方に模様かなんか見えるな。なんだこりゃ?」
  ひたすらに触ってみて、少しずつ法則を探していくイメージ
リッカ:「これ、触っている場所の数を認識してるみたい。2か所触ってるときは2って表示されてる」
レドル:「この波の数が数字ってことか」
ヤグシャ:「あ、リッカはヒュムノス文字読めるのね」
レドル:「あ、そういうこと?」
リッカ:「そうなんですー、私レーヴァテイルなのでヒュムノス文字分かるんです」
> 自分のことレーヴァテイルって明かすことの感覚よくわかんない
> たぶん大丈夫だと思う
> 別にいっかなのノリだった
> 第一塔はまぁ普通に明かせる。原作だと星詠が第三世代だと偽ってたりしてた気がするけど、
  レーヴァテイル自体を隠すことはなかったような
ヤグシャ:「へー。私もレーヴァテイルだからそこは同じね」
リッカ:「あ、そうなんですね! お仲間いてなんか嬉しいです~」
レドル:2人の会話を聞いていて 「……ヒュムノス文字勉強すっかなぁ……」 とか小声に出している

レドル:「んー……触っている数と真ん中の数字が一致するっていうのは分かったが、
  特に組み合わせがどうっていうわけじゃないしなぁ」
  こういう時にありがちだろうなと考え、面で反対側にある緑と白の場所を同時に触れてみる
特になにか起こるわけではありません やはり2は2です
レドル:「……だめだ。さっぱりわかんねぇ」 出鼻をくじかれてぐったり
リッカ:6まで表示されるか確認したいので、同時にディスプレイを触りにいきます
一人では手が2本しかないので無理です
> 結構な大きさだろうしねぇ
> つまり6にするには……
リッカ:「これ、1から6まで表示されるか確認したいんだけど、2人も一緒に押すの手伝ってくれない?」
レドル:「おー? やってみるか」 快諾
ヤグシャ:「同時に触ればいいのね? 了解」
リッカ:「じゃあいくよ、せーの!」
レドル:合図に合わせて押します

それぞれ、【運動】【回避】【技巧】から能力値を1つ選んで振る
3人の出目の最大値-最小値が4以内なら成功
失敗した場合は再判定 ただし、3回目以降は1回ごとに全員のMPが1減る
> 使う能力値はそれぞれ異なっても構いません なので期待値が近い組み合わせを探そう
> 回避と技巧かな
> 実際3+3Dで揃ってますね?
> ヤグシャさん技巧、他2人が回避
> ok
レドル:3+3D 回避 → 3+9[2,4,3] → 12
リッカ:3+3D 回避 → 3+17[6,6,5] → 20
ヤグシャ:3+3D 技巧 → 3+9[2,1,6] → 12
リッカさんがタイミングずれてしまいました 数字は4で止まります
> うーん高かった
> わぁ
> たっか
> この判定にC判定はないよねぇ
> 残念ながら……
> (成否ではなく数値を出すロールは基本的にCFない)
リッカ:「あ、もう一回やろっか……」
ヤグシャ:「ドンマイ。もう一度やりましょ」
レドル:「意外と難しいな……」

では2回目どうぞ MP消費はあとで
レドル:3+3D 回避 → 3+14[6,4,4] → 17
リッカ:3+3D 回避 → 3+9[3,5,1] → 12
ヤグシャ:3+3D 技巧 → 3+5[1,2,2] → 8
今回は見事にバラバラです 3止まり
> 同じ値だからっていうのはちょっと短絡的だったかもなぁ
> でも指定技能値的に仕方ないのか
> 実際、Dの数が少ない方が絶対的な分散は少ないってのはある
> まあでも何回かやってれば合うでしょ
ヤグシャ:「うーん…… 落ち着いて」

3回目どうぞ
レドル:3+3D 回避 → 3+12[5,1,6] → 15
リッカ:3+3D 回避 → 3+8[1,5,2] → 11
ヤグシャ:3+3D 技巧 → 3+5[1,3,1] → 8
まだまだです 3止まり
> ぎゃー外した
> 残念
> 組み合わせ変えてみます?
> もし2Dの技能使うなら、リッカとレドルは比較的簡単にあいそう……
> 問題はヤグシャだというね
> レドル:技巧 リッカ:運動 ヤグシャ:回避 とか?
> そっちで一回振ってみたい
> あい
ヤグシャ:「今回は私が外したか。ごめん」

4回目どうぞ
レドル:3+2D 技巧 → 3+11[6,5] → 14
> 2Dでも高いw
> もーw
リッカ:2+2D 運動 → 2+7[2,5] → 9
ヤグシャ:3+3D 技巧 → 3+4[1,1,2] → 7
4ですね
> うっそ
> ごめんそれ以下の惨事だった
> こっちはこっちで悲惨w
> もう一回このパターンやってみたい
> この組み合わせでも3回くらいやってみます?
> 振る順番については何も指定がないので、Aさんが振った結果をみてBさんが振る内容を決めるでもいい
> あーなるほど
> 一番ブレがあるのヤグシャさんだからヤグシャさんからがいいかな?
ヤグシャ:「これはなかなか微妙な……もしかして相性良くなかったりするのかな」
レドル:「ま、まぁまだ最初だから大丈夫だろ」 ちょっと汗かいてる

5回目どうぞ
ヤグシャ:3+3D 技巧 → 3+10[2,2,6] → 13
> 期待値出せた
> 自分運動で行ってみるか。ブレが少ない
レドル:6+2D 運動 → 6+7[5,2] → 13
> よーし
リッカ:3+3D 回避 → 3+14[2,6,6] → 17
成功!
> あぶねえええええ
> 危なかった
ヤグシャ:「……6!」

6か所同時に点灯させると、何かが作動するような音がした。周囲の円柱の台座に反応があったようだ。
(MP消費は省略します)

レドル:「よっしゃ!」
リッカ:「やったぁ……」




レドル:「んじゃ、とりあえず一つずつ見ていくか」 周囲の台座を見ていきましょう。とりあえず緑のパネルの方向から

台座を見てみると、それぞれの円柱の上面にくぼみが現れ、
宝石のようなものが付いた環がそれぞれ一つずつ入っている。
環は一部が欠けていて、そこを鎖でつなぐようになっている。首に付ける装飾品だろう。
宝石の色はそれぞれ異なっていて、例によってシャッター上のパネルの色に対応しているようだ。

どこからか声が聞こえてくる。最初と同じ合成音声だ。

『高みを目指す者 魔の力を借りよ』
『魔の詩のごとく 声の元に宝玉を』
『試練を突破し力を自らのものとせよ』






+ ルール2・緑魔法
ルール2・緑魔法

◆色の対応
火:赤 水:青 金:白 木:緑 土:黄 虚:紫

◆緑魔法取得
チョーカーを1つ選んで装着することで、[緑魔法使用][緑魔法基礎][シンクロナイザー]と
その色に対応する[緑魔法・初級]を取得する
また、必要な場合は、アイテム[サテラヒュムノ]を取得する

緑魔法を取得することで、対応する色のパネルがあるシャッターが開き、
その先の試練に挑めるようになる

◆取得の変更
緑魔法については、対応する色の試練をクリアするまでは(チョーカーを付け替えて)取得変更が可能
クリア後は取得変更不可となる(従って、取得できる[緑魔法・上級]が制限されうるので注意)
緑魔法支援については変更はできないが途中で追加取得の機会がある
ただ、プレイ時間の都合があるので、必要性の薄い取得変更は避けてほしい
(最初に取得変更しながら全ての部屋の内容を確認するとか)

◆緑魔法の対象について
緑魔法の対象にできる物体は「有彩色の物」に限られる(=白・黒・灰色・銀色・透明な物などは不可)
有彩色であれば、キャラクターを含めて、原則として対象にできる
空間が対象の場合は色は無関係 また緑魔法以外の探索用スキルについてはこの制限はない

例外として、一度効果が定着した(=詩魔法の詠唱を続けなくても存続できる状態)ならば、
それに対して無彩色のものを追加で作用させることはできる
(例:有彩色の木材に[緑魔法:火]で点火できたならば、その火は詠唱を止めても燃え続けるので、
そこに無彩色の紙をくべて燃やすことができる)

◆射程と範囲の対応
射程に含まれるかどうかは都度判断となる
縮尺は一部を除き各マップごとに表示されているが、これはあくまで目安とする
なお、特別に指示されていない限り、距離はタイルに沿って測る必要はない
範囲についても同様に、最小でも1タイル全体に効果を及ぼせるとしてよい

+ ルール1・探索の基本(追加)
ルール1・探索の基本(追加)

◆各属性の試練
それぞれの属性の特性に応じた内容のギミックがある場所
選んだ3つの属性の試練をクリアすることで次の段階に進む

試練の内容は場所によって異なり、また追加のルールが課されることもある
最終的に、その属性に対応する色のチョーカーを着けた人が
どこかにある試練完了のボタンを押すことでクリアとなる

取得した緑魔法の属性に関わらず、試練には全員で挑むことができる
(個別に挑んでも構わないが、処理自体は1か所ずつ行う)
ただし、途中で一人だけ抜けるようなことはできない(次項のMPとの兼ね合いがある)
なお、できることの幅が広いとショートカットできたりもするので基本的には全員で行くのを勧める

◆謎解き
試練の中にあるギミックを解く際は、必ずしも緑魔法を使う必要はない
緑魔法を使わない場合は基本能力値や探索用能力値を使った判定になりうる

◆HPとMPについて
シナリオ中はMPが主な管理すべきリソースになる
各試練で緑魔法を使用するなどでMPを消費し、試練をクリアするか諦めて外に出ると全回復する
MPが足りなくなった場合でも試練の続行自体は可能
なお、どうしてもMPが足りない場合は救済措置もなくはない

HPについても同様に、試練の外では全回復する
なお、試練の途中でHPが0になった人が出た場合は強制終了、中央の部屋に戻る
[自然回復]を取得している場合に限り、試練中でも休養することによりHPを【天性】+2だけ回復できる
これにはゲーム内時間で5分を要する(加えて、実プレイ時間でも5分経過したとみなす)

◆道具の持ち出し
各部屋には持ち出せる道具が1つだけ存在し、描写などに最初に現れたときに<>で指定される
これらはアイテムとは別個に扱われ、クリアした際に持ち出し、以降常に携帯しているものとみなしてよい
(クリアせずに持ち出すことはできない)
これらの道具は他の試練で使うことも可能 もちろん使用方法によっては失われることもある

なお、持ち出せるかどうかに関係なく、登場した物体はその試練の中では基本的に自由に使える
<>が付いていない物については、持ち出そうとしても試練から出たときに消滅する







BGM: Ash
  from 穢翼のユースティア(葉月(オーガスト), 2011)
  Composed by スミイ酸
> まとめ:
  選んだ属性の試練をクリアすることになるよ(つまり6か所中3か所をやる)
  HPMPは試練の外(つまり今いる中央の部屋)では回復するよ
  道具は基本的には持ち出せないよ 例外は<>のついたアイテムだよ
  ここで緑魔法を取得するよ シンクロナイザーも強制取得だよ
  無彩色のものは緑魔法の対象にできないよ
> 有彩色の物、無彩色の物って緑魔法になにか関係あるんですか?
> 本来はありません このゲームのルールだと思ってください
> 了解です
> メタ的なことを言うと 壁などに作用できるとCoCでいう「館はとりあえず燃やす」ができちゃうのでそれを阻止する
> w

レドル:「……なんだこれ? 宝石? 他の場所のと同じ……ってわけじゃなさそうだな」 じっと眺めてます
ヤグシャ:「……ようやく出てきたわね。これを着ければ魔法を使えるようになると」
レドル:「同じ色のパネルの模様が、それぞれ魔法の属性ってことか。模様のイメージを考えると……」
ヤグシャ:「二人はどれにする?」
> どれがいいです?
> ヤグシャについてはPLで選んでもいいけど 他卓とのバランスを見てこっちで選んでもいい
> どうしようかな~
> 迷う……
> 色的には木だけど、リスト見て気になったのは金。PLとして気になるのは火
> 自分は金か木のどっちかかな 土も気になるところ
> どうしようかな~(2回目)
> 基本的にはどの属性を選んだからどうこうということはありません
> 難易度は統一されているとは言えないかもしれないけれど結局は発想が物を言う
> まぁそれはそう
> なので、PLとしてイメージしやすいとか、PCとして自然にRPできるとか その辺りで選んで構わないと思う
> これって、ゲーム外に出ても取得した緑魔法は持ち帰れるんでしたっけ?
> 持ち帰れません 「紡いで」はいないので
> あー、そしたら火にしようと思います
> じゃぁ自分は金かな
> そうきたか どうしようかな
> 木と土がここまで採用1卓のみなのでこのどっちかにしたい どっちがいいです? [※編注:B卓の緑魔法取得シーン到達は5卓中の最後]
> 個人的には土かなと思っている
> 土で大丈夫です~
> 了解ー
リッカ:「そうだなー、私は赤にしようかな。これは……火みたいね」 赤の装飾品を身に付けます
レドル:「オレはこれで行こう。模様からのイメージだと空気? 風かなんかだろうが」 白の装飾品を選んで身に付けます

リッカが装飾品を首に付けると、それが乗っていた台座から音声が聞こえてくる。
『名前を告げよ。さすればお前の力となろう』
レドルにも同じように聞こえる。

レドル:「レドル。レドル・ベラック」 台座からの声に応えます
> キャラ名フルネームで考えとけばよかった……
> 別にフルネームじゃなくてもいいですよw
> ゲーム的にはこれただの雰囲気づくりなのでHNでも偽名でも通る
> (別卓に偽名というかアバター名の人いるしな)
> 確かに
リッカ:「リッカよ」

それぞれ『火の試練を開放する』『金の試練を開放する』との音声とともに、目の前のシャッターが開いた。
シャッターの向こうには扉がある。例によって無彩色だ。

ヤグシャ:「なるほど。そういう仕組みか」 こちらは黄色いパネルのある方へ
  チョーカーを手に取ってしばらく見ています
  「これ、あれよね。デスゲームだと爆弾が仕掛けられているやつ」
  とか言いつつ気にせず身に着けます 名前は普通に名乗った
> コラーw
> やりたかっただけw
> 不穏なフリが入ったw
> どこかの誰かさんみたいに管理名言うのかと思ってた
> 言いませんよw







> あの…今回の探索って、アバターとか特に設定していなければ、自分のもとの姿のまま来てるって認識であってますか?
  さっきヤグシャのキャラシを見たら、一発でレーヴァテイルって分かる見た目だったので、
  これ何かしらリアクションあってもおかしくなかったよなぁと思って…
> です >もとの姿のまま
  とはいえ まあ別に気にしなくても大丈夫
> はーい了解です
> レドルくんはレーヴァテイルってこんな種族、っていう一般常識としての知識は持っているけれど、
  縁のないこと(ダイブ然り、インスポ然り)に関してはほとんど無知なんですよね
  なので、ヤグシャさんの特徴に関してもなんか痣か刺青みたいなものがあるなー程度の認識でいるかな




  session: DS-B-2 2023/03/05



> 誰のからいきます?
> せっかくだしトップバッターやりますかぁ
> 2番目にします
> それじゃ金の試練からですね







レドル:「シャッターが開いたな……ってそっちもか。
  ってことは、他のやつをつければそこのシャッターが開くようになってるのか?」
ヤグシャ:「まあ、さすがに一人で2つつけるのは無理そうだけど。大きさ的に」
レドル:「腕輪とかだったら両腕につけるとかできたのになぁ」 ちょっともったいなさそうに
ヤグシャ:「目の前に3つの試練があるわけだけど、どれからいく?」
レドル:顎に手を当てて少し考えるそぶりを見せて
  「どうせ参加してる人全員やらなきゃいけないんだろうし、誰からでも同じじゃないか?」 とちょっと様子見してから
  「質問に質問で答えるのはよくなかったな。まぁオレから行こう。魔法がどういうものかも気になるしな」
  と笑いながら言います
ヤグシャ:「リッカもそれでいいなら」
リッカ:「いいわ。そしたら、そのあとで火の部屋をみてみるわ」
レドル:「んじゃ、試練とやらにお邪魔すっか」 金の試練の部屋に向かいます
ヤグシャ:「金の試練……いまいち想像がつかないわね」 ついていく
リッカ:「試練か~あまり難しくないといいなぁ」 といってついていきます





事前交流会:ソル・シエール組
事前交流会:メタ・ファルス組
導入~Lv1開始 金の試練 Lv1終了~Lv2開始 鳴の試練 Lv2終了 ボス戦~ゲーム終了 エンディング
前半
後半
個別・全体ED
火の試練 命の試練
土の試練 時の試練
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