kairakunoza @ ウィキ

漁夫の利ってこういうことか?

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匿名ユーザー

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「こなたは私の恋人なの!まつり姉さんは関係ないでしょ!」
「何言ってるの!こなたちゃんは私のものなの!」
 ちょっ、物扱いですかまつりさん……
 わたくし泉こなたは只今、修羅場に立たされてます。何でこうなってしまったかっていうと……

 私がかがみに告白されたのは7月の上旬だった。真っ青な空の下、屋上に呼び出されて、
「私、ずっと前からこなたのことが好きだったの!だから付き合って!」
 顔を真っ赤にしながら叫ぶかがみ。まさにツンデレの鑑、などと下らないことを考えていた。
 私もかがみのことが好きだったから、その場でOKしてめでたく付き合い始めた。
 夏休み中、よくかがみの家へ勉強と称して行っていたんだけど、やっぱりお年頃で身体を持て余した女子同士がすることは一つ、なのかは分からないけど、身体を重ね合わせたりもした。


 でも、かがみの家に泊まりにいったある日、いつもどおりにキスで締め括った後、かがみがお風呂に入りに部屋を出ていった。すると、なぜかまつりさんが部屋に入って来て、いきなり尋ねられた。
「何してたの?随分と艶っぽい声が聞こえたんだけど?」
「え?あっ!あ、あのそれは……」
「かがみとえっちなことしてたんでしょ?こなたちゃん?」
 私は驚いたと同時に聞かれていたことに恥ずかしさを覚えて何も言えなかった。
 するとまつりさんはベッドの端で座っていた私に近づいて来て……押し倒された。
「へ?」
 思わず声が出る。
「かがみとやってたんだから私もいいわよね?」
 ……何を言われたかすぐにはわからなかった。
 冷静に状況を考えてみよう。
 今私はベッドの上にいて、私の上にはまつりさんがいて、つまり押し倒されたってことで、さっき言ってたかがみとやってたことって、つまりその……
「ええっ!?まつりさん、冗談じゃなくてですか?」
「冗談に見える?」
 明らかに真剣な表情です。本当にありがとうございました。

「私ね、こなたちゃんと初めて会った時から気になってたの。かがみともつかさとも違って、いつも余裕そうに見えるけど本当は一生懸命になって生きてるっていう感じがして、その無理してる感じが可愛くって……」
「そうですか……」
 そうなのかな……?
「だから一回強く抱きしめてみたかったの、こなたちゃんが無理しなくてもいいように、ね。」
 と言って、私の身体をぎゅっと抱きしめられた。
 私も何となくまつりさんの背中に手を回して抱きしめかえす。
「ん、可愛い……」
 そう言って、今度はキスをされた。唇に触れる唇の感触、軽いキスだったけど私の頭はぼんやりしてしまっていた。
 ……こんなキスも嫌じゃないかも。
 まつりさんがふと時計を見る。
「あ、もうすぐかがみが帰って来ちゃうわね。じゃあ、また今度ね。」
 そういうと、脳内が溶けてしまった私を置いて行ってしまった。

 それからというものの、私がかがみの家に行くと、時々まつりさんは私が一人の時に部屋を訪ねてきた。
 時間の都合上、いっつもキスで終わりになってしまうけど、そういうわけで私はかがみに悪いと思いながらも、まつりさんにも気持ちを寄せていってしまっていた。

 それで今は、まつりさんが帰る前にかがみが帰って来ちゃったってわけだ。もちろんキスの最中で。
「ちょっと!?姉さんなにやってんの!?」
「ん~、こなたちゃんとキス。」
 ……かがみが怒ってるというか、今まで見たことのない怒り様だ。
 これでやっと冒頭に戻った。
 で、二人の私をめぐる論争は現在進行形なわけで、
「だいたい、なんで姉さんがこなたを……」
「あら、それを言うなら、かがみがこなたちゃんの恋人っていうのはなんでかしら?」
「それはこなたが私が好きだってって言ってくれたからよ!ね、こなた?」
「でもこなたちゃんは私の事も受け入れてくれたわよ。こなたちゃんは私のほうが好きなんじゃない?ね、こなたちゃん?」
「こなた!どうなの?」

「え!?あ、私は……」
 ついに本当の修羅場になっちゃったというか、ありがちなドラマみたいな展開だよ~……


 私はしばらく考えた後答えた。

「……私は、二人とも好き。うん、すごい優柔不断だと思うけど、多分考えても考えても答えは出ないような気がするから。」
 私は二人に悪いと思いながらも、結局どちらか一人を選ぶことはできなかった。
「……そっか。それじゃあ、まつり姉さん、こなたは二人で共有ということで手を打たない?」
 だけどかがみは私の言ったことを受け入れてくれた。しかし、かがみんよ、あなたも物扱いですか……
「こなたちゃんが言うならしょうがないかな。いいわよかがみ。」
 まつりさんも認めてくれたらしい。よかった、一件落着だ。
「でも、今日は私の日なんだからこなたは私が使うわよ!」
 ちょっ!使うって……
「かがみはさっきやったでしょ!だから今度は私がこなたちゃんを可愛がるんだから!」
「だめー!今日はこなたは私のなの!」
 結局また二人とも言い合いをしてる。私は確かに取り合ってもらえるっていうのは嬉しいんだけど、
「喧嘩はだめだよ~……」

 そしたらいきなり、
 ガチャ、
「はいはい、うるさいですよ。」
 聞こえたドアの音と4人目の声。
「い、いのり姉さん?」
「もう、ふたりとも喧嘩なんかしないで。」
 現れたのはいのりさんだった。……このタイミングはまさか?

「こなたちゃんが原因なのね?じゃあこなたちゃんは私が持って行きます。」
 と、予想通りの展開で私はいのりさんに半ば引きずられるようにして部屋を……
「あー!ちょっと!」
「待てー!私のこなたー!」

 今夜は寝れなさそうだよー……。















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  • エロゲ展開にこなたWKTK -- 名無しさん (2011-04-27 03:45:24)
  • つかさはなさそうだけど、みきさんは出そうだよな…… -- 名無しさん (2008-11-15 09:20:33)
  • みきさんはただおの嫁かつ俺の獲物 -- 名無しさん (2008-07-11 16:32:33)
  • このままじゃこなたが柊姉妹に食い尽くされるwwwwwww -- まじかる☆あんばー (2008-07-10 13:39:37)
  • 姉妹自重www -- 名無しさん (2008-04-02 11:34:25)
  • みきさんも出してください
    -- jio (2007-12-22 23:39:42)
  • いや、ここはつかさでww -- 名無しさん (2007-12-22 11:53:26)
  • 美樹さんも出して -- jio (2007-12-07 23:29:27)
  • 柊姉妹丼WWW
    -- ABA (2007-11-07 16:52:20)

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