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ぬくぬくにしてやんよ

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「人肌恋しい季節だねぇ……」
 かがみの部屋で、遊びに来ていたこなたが、不意にそんなことを呟いた。
「……寒いと言いたいのか?」
「いやいや。私は人肌恋しいと言っているのだよ」
「分かったから。エアコンつけるから。……手をワキワキさせて近寄るなぁ!」
 聞く耳持たずにじり寄るこなた。腰を浮かせて牽制するかがみ。
「地球温暖化を阻止するためにも、ここはエアコンや石油ヒーターより、もっとクリーンかつ経済的な手段で暖を取るべきだよ」
「言ってることは立派だけど、やろうとしていることに賛同できん!」
「そういうわけで是非ともかがみと押しくらまんじゅうを希望する次第で……」
「押しくらまんじゅうって……子供じゃないんだから」
「童心に帰るのも大切だよ。かがみは人肌恋しいと思わない?」
「あんたは人肌というか、小動物みたいに体温高くて暑苦しいんだっつの」
「確かにサイズが小さいと体温は高めかもね。ゆーちゃんも体あったかいし」
「分かったら、大人しくエアコンで我慢しなさい」
 エアコンのスイッチを入れようと、かがみが立ち上がりかけた瞬間、
「すき焼きっ!」
「それを言うなら隙あり――うわしまった!」
 一瞬の油断。こなたはすかさずかがみの背後へ回り込み、背中から引っ付いた。
「んふふ~♪ かがみんあったか~い」
 嬉しそうにかがみの肩へ頬ずりするこなた。
「ああもう、暑っ苦しい……」
 お子様体温なこなたに引っ付かれながら、かがみはげんなりと肩を落とす。
「あー、生き返る……」
「適当に温もったら離れなさいよ」
「いやもうこのまま離れたくないよ。かがみと同化して新しい生命体になるよ」
「ふざけんなこのエイリアンが。もう離れろ暑苦しい」
「んぎー、横暴だー」
 押し離そうとするかがみと、離れまいと踏ん張るこなた。
「こうなったら……うりゃ」
「ひぁっ……!?」
 不意にこなたは手をかがみの胸に移し、二つの膨らみを鷲づかみする。
「な、何すんのよ!?」
「エロいことだ!」
「なっ……!?」
「エロいことだ!」
「二回言うな! ……って、何かこのやり取り前にもした気がするぞ!」
「使い勝手が良いネタだからねー。あとあの4コマ漫画かなり好きなんで」
「何の話だ!?」
「まあ細かいことは気にせずに」
 こなたは遠慮会釈なくかがみの体をまさぐり、服の下まで手を入れてくる。
「ちょっ、やめ……やめなさいよ、もうっ」
「だが断る。この泉こなたが最も好きなことのひとつは、口ではやめろと言いつつ本気で拒もうとしないかがみにやらしいことをしまくることだ」
「変態かおのれは!」
「変態に失礼な。私のこれはいわゆる一つの発情期だよ」
「あんた前もそんなこと言ってただろ! 年に何回発情期があるんだよ!」
「かがみに会った数だけに決まってるでしょうが!!」
「純粋にキモイ!!」
 アホな会話をしている間にも、こなたは忙しなく手を動かし、かがみの衣服を剥いでいく。
「ちょっと、やめてってば……脱いだら、その、寒いし……」
「すぐあったかくなるから」
「そういう問題じゃ――っ!?」
 そろそろうるさいと思ったか、かがみの口をこなたの唇が塞いでいた。
「んっ……っ」
 抵抗しようとしたかがみだが、たちまち四肢から力が抜け、顔を真っ赤にして目を閉じる。
 こなたは最初、軽く触れるように、しかしすぐ舌まで潜り込ませる。暖かい口の中、かがみの縮こまった舌を、こなたの舌先が捕らえ、解きほぐすように絡ませ合う。
「ん……んっ、ちゅ……」
 こなたは何度もかがみに口付け、じらすようにやわやわと淡く舌を絡ませる。決して強く求めようとせず、また奪おうともしない。
 じれったく思うのはかがみの方だ。意識はだんだんと、こなたの愛撫を求める方に傾きはじめている。
 とうとうかがみから舌を絡ませてきた。肌寒い気温の中、触れあう口と舌は火がついたように熱い。

「ぷはぁ……」
 こなたが唇を離した。興奮のせいか、肌が火照ってきている。
「ふふ……かがみも良い具合に暖機できたみたいだね」
「ぁ……はぁ……はぁ」
 たっぷり時間をかけてキスされたかがみは、こなたの何倍も赤くなっていた。呼吸を弾ませ、肌全体を桜色に上気させている。
 引っかかる程度に残っていた下着をかがみから取り払うと、こなたは自分も素早く着衣を脱いで素裸になった。
 抵抗の意志を失ったかのようなかがみを見つめ、こなたはにんまりと微笑む。
「火遊び、始めようか」
 ベッドの上に、押し倒した。
 年相応なかがみ、幼さを残すこなた。二つの肢体がぴたりと重ねられる。
 こなたの体はかがみに比べて固さが残るが、野生獣を思わせるしなやかさに満ちていた。直に肌を合わせているだけで、ため息が出るほど心地よい。かがみは無意識に腕を回し、こなたの体を抱きしめていた。
 こなたはかがみと頬を合わせると、耳元に息を吹きかけた。かがみはその感触に体を震わせる。間を置かず、こなたは耳たぶに優しく歯を立てた。
「ぁ……」
「ん……かがみのお耳、美味しいよ」
「ば、馬鹿なこと、言ってない、で……」
「早くもっとしてほしい?」
「――っ!」
 かがみは赤くなった顔をますます紅潮させた。
「はしたないねぇ、かがみは。これじゃどっちが発情期か分からないよ」
「そ、そんなこと――」
「リクエストがあるなら言ってごらん? かがみのしてほしいことをしてあげるから。もっとキスしてほしい? それともおっぱいを弄って欲しい? かがみが私にしてくれてもいいんだよ」
「……」
 唇が触れ合いそうなほど近くから、こなたが誘いの言葉をかける。かがみは目をそらし、口をつぐんだ。
「リクエスト無し……ってことは私の好き放題やってもいいってことだね? 答えは聞いてない」
「だ、誰がそんな……!」
 何か言おうとしたかがみの口を、問答無用とこなたの唇が塞いだ。軽く口付けただけですぐに離した。
「覚悟しなよ。のぼせるまで熱くしてあげるから」
 熱い吐息と共に、こなたは囁いた。そのまま吸血鬼よろしく首筋に口を押し当て、吸い付く。
「ん~……」 
「あっ、んっ……こ、こなた……そんなにしたら、跡が……」
「別にいいじゃん。私との思い出の跡が、かがみの体にはっきり残るんだよ」
「……っ」
「簡単に消えたりしないよう、たっぷり馴染ませておかないとね」
 悪戯っぽくそう言うと、こなたは首筋から始まって、肩、乳房、お腹、とかがみの上半身にキスの嵐を降らせていく。
「ひ、んっ……ふぁ、ぁ、ぁ……っ」
 こなたの唇が触れると、そこの肌は切ない熱を帯びる。こなたが何度も何度も口付けるたび、かがみの肌は冷めない熱に覆われていく。
 数え切れないほどキスマークを付けられた頃、かがみは全身を汗ばませ、燃えたように真っ赤だった。

「だいぶ参ってるねー」
「はぁ……はぁ……」
 かがみは荒く呼吸しながら、眠ったように目を閉じている。こなたが唇を重ね舌を入れると、辿々しく舌を動かして応えた。
「ん……疲れた?」
「……少し」
「やめにしとく?」
「……」
 微かに、だがはっきりと、かがみは首を横に振った。
 こなたは目元に笑みを浮かべると、ためらいなくかがみの股間に指を伸ばした。
「うわ。すっごく濡れてるね」
「あ、っ……!」
 敏感なところを触られ、かがみはビクリと体を震わせ声を漏らした。
「へえ……すっごく濡れてる」
 薄めの陰毛に覆われた割れ目を軽くこすったこなたは、楽しそうに呟いて指を離した。仰向けになったかがみの下半身に、顔を近付ける。
「脚開いて」
「い、いや……」
「開くの」
 強引に両膝を開かせると、こなたは存分に潤んだそこへ口付けた。
「やっ、んっ……こ、こなたぁ……そんな、とこ……汚い、から……」
「全然そんなことないよ。綺麗だし、かがみの味と匂いを一等感じられる」
「――っ!」
 羞恥に目を背けるかがみに構わず、こなたは割れ目にもう一度キス。それから舌を伸ばして這わせ始めた。
「あっ、あっ、んっ、ふぁ、あ……」
 こなたの舌先が、陰唇の内側からクリトリスまで丹念に舐め回す。僅かなくすぐったさと痺れるような快感に、かがみは声を上げる。
 そのうちに、こなたの方も体が疼いてきた。
「ねえ……かがみも、して……」
 こなたの言わんとするところを、かがみはぼやけてきた頭で何となく理解する。どちらともなく横向きになって、互いの下半身を目の前に引き寄せる。シックスナインだ。
 かがみはためらいがちに、こなたのそこへ舌先を伸ばした。
 性器を舐め合うことに、かがみの抵抗感が全くゼロということはない。しかしそれよりも、背徳感を伴う快感の方が遙かに大きかった。
 かがみは蜜に潤んだこなたのそこへ舌先を潜らせる。同じことをこなたからも。
 触れあう舌と肌が快感を生み、その快感が互いを熱くし、その熱がさらに快感を倍加していく。
「んっ、あ……か、がみぃ……んんっ」
「こなたぁ……あ、あっ、あっ……!」
 クリトリスを舐め合いながら、二人は昂ぶっていく。やがて強い快感が全身を貫き、二人は互いを抱きしめながら、激しく体を痙攣させた。


「あったまったー。……と思ったんだけどねー」
 エアコンをつけた部屋の中で、元通り服を着たこなたが頭をかく。首に汗ふき用のタオルをかけていた。
「たっぷり汗かいたらその分、後で冷えるんだよね」
「当たり前でしょうが……」
 耳まで真っ赤にしたかがみは、こなたに背を向けて胡座をかいている。
「かがみ……怒った?」
「……」
 かがみはだんまりを決め込む。表情だけ見れば怒っているようだが、実際にはああいうことの直後だと恥ずかしくて顔を合わせ辛いのだ。
「おーい、かがみーん」
「……」
「うりゃ」
「あぅっ……」
 不意に背中から抱きつかれたかがみは、拒むタイミングを逃してしまう。
「エアコン効いてくるまでまだ寒いから、こうやってあったまらせてね」
 耳元で無邪気に囁くこなたの言葉に、
「か……勝手にしなさい」
 ぶっきらぼうに返すかがみだった。


おわり


















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  • GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-10-03 09:13:26)
  • 前半のかがみのツッコミが大好きだ! -- 名無しさん (2009-04-06 06:27:29)
  • フミュミュミュミュ‥♪♪
    か~わいッ♪♪♪ -- フウリ (2008-04-09 17:30:40)
  • ……火星ロボ? -- 名無しさん (2008-04-07 02:01:33)
  • ぼっこぼこにされてるよ(笑) -- 弱音ハク (2008-03-02 13:24:20)

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