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ツンデレの定義

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匿名ユーザー

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―――ツンデレとは?

そう聞かれて、ツンデレの定義・概要・特徴を事細かに説明できる人間はどれほどいるのだろう。
いや、私は別にツンデレの概要を説明できる人を探したいわけじゃない。
私が知りたいのは『ツンデレの概要』の方だ。


「むふー、ホントかがみはツンデレなんだからー」

「ツンデレ攻略なら任せてよっ!!かがみで慣れてるし」

「あ、かがみ。今デレ期?ねぇ、デレ期?」


上記全て私の親友であり恋人のこなたの言動である。
何かにつけて人の事をツンデレ扱いするコイツだけど…
そもそもツンデレの意味を分かっているんだろうか。
この高校に入学して、こなたと出合って、友達になって、好きになって、最終的には付き合っているわけで。
出合ってからだから早2年、「ツンデレ、ツンデレ」いい続けられたら私だって気になる。
試しにインターネットで「ツンデレ」を検索してみた結果。


ツンデレ: 普段はツンと澄した態度を取るが、ある条件下では特定の人物に対してデレデレとイチャつく。
また、好意を持った人物に対しデレッとした態度をとらないように自らを律し、ツンとした態度で天邪鬼のように接する性格や人格のこと。

(※参照 ウィキペディア)



うん、確実に私はツンデレじゃない。
そりゃ好意をもった人物、こなたと二人きりになったら了承もなくベタベタくっつくけど、別にツンとした態度で自ら律しようとはしてないし、普段からこなたにツンとした態度をとってるわけじゃない。
というか、

と る わ け な い 。

あんな可愛い奴、なかなかいないわよ。
キスする時ガチガチに緊張して私の袖を震えながら掴んだり、キスした後に蕩けたような瞳を私に向けたり、学校じゃ見せない妖艶な表情で私を呼んだり…

ん?学校じゃ見せない?
紅潮した頬とか、キスをねだる声とか、全部私にしか見せないわけで。
そのくせ、学校じゃ人をツンデレツンデレとからかってくるこなた。

えっと………もしかして。



「こなたってツンデレ?」

「………このシチュで言う発言じゃないよね、絶対」

そう言って私の鎖骨辺りからジト目で私を見上げるこなた。

―――えっと、このシチュ…というと?


「どう見てもっ!!誰が見てもっ!!!かがみが私を押し倒してるようにしか見えないよっ!!」

プイッと叫びながら顔を背けるけど、その頬は少し赤くて。
そういえば、と思考を巡らす。
こなたの部屋で勉強しようってことになって、「じゃあ泊まって行けば?今日お父さんもゆーちゃんもいないし」って言われて、頭の中で何かがちぎれる音がして、目の前にいるこなたを抱き締めてベッドまで運んだ…ところまでは思い出した。

「いや、その結果がこれだよ」

こなたが私の言葉に呆れたように溜め息を吐く。
あぁ、そうか。脳内ではツンデレ云々の討論してたつもりが、本能の方ではこなたを押し倒していたらしい。弱いな、私の理性。

「っん…でさ、か、がみ…っ」

「んー?」

「っぁ!! まっ、ちょ…待っ、て」

本能の赴くまま行動しようと普段は隠れて見えないこなたのうなじに指を這わせていると、こなたから制止の声があがった。

「どうしたの?」

「いや、どうしたの?じゃなく……ひゃっ!! んっ、と、ともかく…指っ!!ゆびストップ!!!」

「……仕方ないわね。で、どうしたのよ?」

しぶしぶうなじから指を離すけど、手持ちぶさたになった左手をそのままこなたの髪へと移す。
ホント、手入れとかして無いくせにサラサラで羨ましい。

「い、いや…あのさ、一応まだ上にお父さんいるし、隣りにはゆーちゃんいるから……続きは夜にしない?」

まさかのお預け宣言。
急所&属性にヒットして攻撃力4倍のアタックが私にふりかかる。
少し汗ばんだ皮膚で、潤んだ瞳で見上げられて「待って」宣言をされる辛さがお分かりだろうか。いや、私は分かりたくもない。

「かがみとの事、知ってるとは言え……さすがに声聞かれるのは恥かしすぎるし」

モジモジと私の裾を握って手を動かす。…可愛い、いや可愛すぎるでしょ。

「声聞かれるの、恥かしい?」

「は、恥かしいにきまってるジャンっ!!!」

緊張してるのか最後に声が裏返った。……襲いたい。
それにしても、こなたがこんなに恥ずかしがるなんてなかなか見ない光景だ。
普段は猫口で余裕満々で人をからかうくせに……………
ん?待てよ。もしかして、これがツンデレ?

さっきまで討論されていた脳内に戻ってみると、議長と書かれた席に座った私が『真偽を確かめるべし』とかいうプラカードを持っていた。ナイス、議長の私。

「…こなた」

自重しないことで定評のある現実の私はこなたの名前を呼び、そのままその柔らかそうな唇に口付ける。

「んむっ…!!」

キスされると思ってなかったのか、それとも待ちわびていたのか一瞬開いた唇に舌を忍び込ませた。

「っん、んく…」

歯茎に沿ってうわ顎の方へ舌を動かすとピクッとこなたの肩が反応する。
うっすらと目を開けてみると、ギュッと瞳を閉じて何かに堪えるこなたが見えた。
それがすごい嬉しくて、そのまま欲望に素直に胸の方に指を下ろす。

「んんっ、か、…がみっ」

小さいながらも弾力性のある胸をもみほぐすように指に力を入れると、絡めていた舌が離れそのまま唇を離された。

「かがっ…ひゃぁ、も、ぉ…ヤバイ、っぁ…て」

私も色々ヤバイ。理性とか理性とかあと、理性とか。
なんとかこなたをその気にさせようと頭を駆使する。
あ、そうだ。この手があった。
100発100中でこなたをその気にさせる方法。

「こなた………嫌?」

我ながら名演技だと拍手喝采を送りたくなるような表情でそう問い掛けてやる。
こなたは私のこの表情に弱いらしい。

『困ったように笑いながらそんなこと聞くかがみは卑怯だよ、絶対卑怯だよ』

いつだか事後の後に言っていたこなたの言葉。
私がこなたに弱いと同じで、こなたも私に弱いと言ってくれて凄い嬉しかったのを覚えている。
以来、こなたがノリ気じゃない時は必ずと言ってもいいほどこの手を使う。
卑怯?要は勝てばいいのよ。

「うぅ~…」

恥ずかしそうな、でも困ったように視線を動かしていたこなただけど。

「いや、じゃない…よ」

と照れ隠しのつもりかそのまま軽くキスをしてくれた。
これで私を止めるものはない。
心の中で変な勝利宣言をして、先程から痛い程に主張しているこなたの胸の先端へと舌を伸ばす。

「っくぁ、はっ…ぁ」

グニグニと舌で押し込んだり吸い上げたりする度、ビクンと腰を浮かせるこなた。
上目遣いでその表情を見ていると、バチッとこなたと目が合って…一瞬にして逸らされる。
耳まで真っ赤になっているところを見ると恥ずかしがってるってことは分かるんだけど。
なんか面白くない。
なんとかコッチに目を向けさせようとグッと上体を持ち上げてキスをした。
さっきのキスでうっすら濡れている唇の表面が気持ち良くて、執拗に舌で舐めるとチョンと熱いものが舌先に触れた。

「…?」

口が塞がっているので少し首を動かして行動の理由を促すと、チョイチョイと数回舌で小突かれる。
あぁ、なるほど。唇じゃなくて舌を入れて欲しかったと。
その些細すぎるおねだりが可愛くて愛しくてそのまま乱暴なくらいにこなたの口内を犯す。

「っは…んぁ、かが…ふぁっ…」

重力に沿って私の唾液がこなたの口内へと移る。
もうどっちのものか分からないその唾液をコクコクと飲むこなた。
飲みきれなくて口の端から零しているソレを舌で舐めとりながら、熱くなったソコへ引き寄せられるように指を動かす。
クチュと布越しでも分かるほどに濡れている熱源を上下に動かすと、こなたが腰を浮かせてのけ反る。

「あっ…か、がみぃ、んひゃぁ…!!んっ、…ぁ」

役目を果たさなくなった下着をショートパンツと一緒に脱がし、ソコに指を入れようとした瞬間。
目の前を過ぎったのはプラカードを持った議長の私。
そうだ、そう言えばこなたがツンデレなのか確かめてなかったじゃないか。
興奮しているのに冷静な頭が理性と本能の間で揺らぐ。
でもどうやって確かめようか…

「こなた……どうして欲しい?」

あれ?なんか口が勝手に…

「ふぇっ!?…ん、ぁっ…」

驚いてるこなたを尻目にそのまま指を上下に動かす。
トロトロと溢れ出す蜜が私を求めるように指に絡まって、もっとこなたを乱れさせたいと言う気持ちと焦らしたいという気持ちが交差して。

「か、が…みぃ…んくっ、ぁぅ、んんっ…」

膨らんでいる隠核を親指でグニグニと押し潰しながらこなたの頬にキスを落とす。

「ね、どうして欲しいの?」

そのまま顔をずらして耳元で囁くように問い掛ける。
プクッと柔らかそうなこなたの耳たぶを舐めてやると今まで以上に身を強張らせる。

「くはっ、ひゃ…かが、み…も…っ!!」

何かを求めるように切なげに私の名前を呼ぶこなた。

「……っ」

負けるな私。もう少しでこなたからのおねだりというレアアイテムが待ってるんだ。こんなところで負けちゃ…いけな、い。
なんとかこなたからの切望を聞く為に、見せびらかす様にこなたの愛液がついた自分の指を舐める。
甘いような、独特なこなたの味が口内を広がって、それだけで意識が遠のきそうになった。

「…っ!!かが、みっ…分かったからっ、言うからぁ…」

自分のソレを舐められている行為を見るのが耐えられなかったのか、こなたが真っ赤になって私の指を掴む。
潤んだ瞳を私に向け、そのまま私の指を自分の唇に乗せて…





「かが、みぃ………いれ、て」





そう囁かれた瞬間、こなたの手を振り払うようにしてその指をこなたの濡れたそこに沈めた。
もう何も考えられない。
ただ目の前にはこなたがいて、私だけが見ることができる乱れたこなたが私の背中に爪を立てて、色のついた声をあげている。

「ひゃ…あ、ぁっ、かが…ん、あぅっ」

グチュグチュと卑猥な水音が脳まで溶かしていくようで。
私の名前を必死に呼ぶこなたに答えるようにその口を自分の唇で塞いだ瞬間。

「~~~~っは!!ぁぅ、はっ…」

のけ反っりながら体を震えるこなたを抱き締め続けた。


「…結局、分からなかったわね」

「なにが?」

独り言のつもりでついた言葉に機嫌が悪そうな声で聞き返された。
時刻は20時半、あれから3時間くらいしかたってないけど私達はまだ裸のままでベッドの中に身を沈めている。

「…………」

私に背を向けるようにして寝ているこなたを後ろから抱き締めてみても反応なし。
まぁ、確かに私が悪かったわよ。
おじさんもゆたかちゃんも今はいないけど、最中は家にいたし、多分こなたの声も聞こえてたと思う。
それを分かっていながら行為をしたことに拗ねているのだ、この小さな恋人は。

「……こなた」

「なに?」

「まだ、怒ってる?」

さっきの勢いはどこへやら、機嫌が悪い猫をなだめるように慎重に相手の反応を見極める。

「……怒ってないけど」

「けど?」

「さっきかがみが言ってた続き、言ってくれたら許す」

現金な奴め。
チラッと私の表情を伺うように私を一瞥するこなたを抱き締めながら、

「アンタが、ツンデレかどうか」

と囁くと、べ、別にツンデレなわけじゃないよっ!!!とかネタなのか本音なのか分からない叫びを残すこなたを見て、あぁやっぱりコイツはツンデレなのかもしれないと考えた私を誰か止めて下さい。



















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コメント:
  • GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-09-28 00:43:06)
  • 最高だっ!
    -- 名無しさん (2010-08-13 21:27:12)
  • 止 め ま せ ん wwww -- 名無しさん (2010-06-22 22:34:42)
  • 受け身でツンデレのこなた可愛すぐるwwwもう最高です!! -- 名無し (2010-06-21 13:55:17)
  • 受けこなgj
    この一言に尽きる -- 名無しさん (2010-03-23 21:27:16)
  • 萌え萌え~・・・・・キュン!!じゃない、ズッキュンだなこれはwww -- 名無しさん (2009-10-27 13:38:35)
  • はぁ~受けこなた最高ぉ
    この病気は絶対なおってほしくないやっ -- 白夜 (2009-10-27 07:07:11)
  • 受けこなた最高!作者さんGJ! -- 名無しさん (2009-07-21 20:46:47)
  • こりゃすごいっスね。「こなた………嫌?」 の後、耳まで真っ赤になっているところを見ると恥ずかしがってるってことは分かるんだけど。
    ってところ、キュン死しそうになりました(〃〃) -- 紅 (2009-02-12 19:18:31)

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