- 10.喧嘩しよう!
ズルズルと、麺をすすっていく音が部屋に無駄に響く。
その後に味だけ、喉の奥のほうが勝手に感じる。
ああ、そうだったわね。
味覚も共有するようなこと言ってたっけ。
しかしこの体になって初めての食事が、カップラーメンとは情けない。
ちなみにさっきから数回話しかけてるけど、返事はなし。
どうやらガン無視を決め込んだらしい。
「お腹が空いたら食べる、眠くなったら寝る……こりゃ重症ね」
「ですね、体を壊さなければいいんですが」
さらに起きてるときはエロゲ三昧、と。
……本当に女か? こいつ。
高校生の皮を被ったおっさんじゃあるまいな。
『こなた君……好き』
パソコンから漏れたフルボイスに、頭が痛くなる。
普通男キャラに自分の名前をつけるか? いや、普通はつけるのか?
そしてその告白した女の子が画面に映る……全裸で。
……展開的にどうかと思います。
ああ、またこのエロガキは興奮してきたし。
こっちも変な気分になるから辞めて欲しいんだけど!
ってゆーかそれ以前にエロゲやめろ!
「……」
カップラーメンを汁まで食べつくすと、一度マウスを動かす手を止める。
伝わってくるのは……憤り。
うっ、このムラムラは覚えがある。
ってかあんな嫌な思い出忘れやしない。
妙な羞恥心がそれと一緒に蘇り、鳥肌。
そのまま立ち上がった彼女を追いかけるように、後を追う。
「……トイレに行くだけ、いちいちついて来ないでよ」
そこでようやく私に声を投げかけてくる。
好感度は良くて0、棘のある言葉が私を貫く。
で、でも負けないんだから!
「まっまたどうせ、変な事するつもりなんでしょ?」
「変な事?」
うう、わ、私に言わせるわけ?
「そ、その……」
「?」
Hの一歩手前(G)というか魚編に尊ぶというか。
うああ、そんな単語私に言わせんな!
「ああそっか。言ってたね、カンカクをキョーユーだっけ?」
まるで子供が新しい玩具を見つけたように、私を見る。
「そ、そうだけど……」
「ふぅん」
興味深そうな、というか舐め回すような視線。
な、何よその目は!
「じゃあ、こういうこと?」
「えっ……ひゃぅっ!」
その時、体を衝撃が襲った。
それと共に溢れた声に、少女が反応する。
「へぇ、本当なんだ」
何時の間にかベッドに座った彼女の手はその小さな体を這っていき、その下着に侵入していく。
その感覚が私の体を襲い、淡い快楽が体に走っていく。
それは昨日体に走った感覚と同じ。
「や、やめっ……んんぅっ!」
「あれ、乳首弱いね」
その小さな手がまるで私の体を這うような気分。
その刺激に体が仰け反る。
「ふ……くっ、ひうぅ! ……んあぅう!」
少女の口からも喘ぎ声が漏れ、私のそれと重なる。
いつしかその小さな両手は、彼女の……私の恥部を責め立てていく。
「貴方のここも、こんなになってる?」
「やっ……はっ、ぁ」
いつしか彼女の下半身は露出していた。
そのまま足を両側に開くと、挑発的に私を見る。
それに反応する事も出来ないくらい私の体は……快楽が支配していた。
どうしよう。
私は今……こんな女の子に、犯されてるようなものなのに。
ただどうしようもなく……キモチいい。
「ほら」
「やぅっ!」
その人差し指が、膣にゆっくりと挿入される感覚に体をさらに仰け反らせる。
下半身の異物感まで生々しく伝わり、おかしくなりそうなくらいに脳が痺れていく。
その快楽が足の先から髪の毛の先にまで行き渡り、手足の感覚をなくしていく。
性器を襲う感覚にただ、身を悶えさせるしかない。
「ん……ぅう」
「だ、駄目っ……やめっ」
長い間、私の喘ぎ声だけが部屋に響き続ける。
それが少女の耳にも届いているのかと思うと、さらに脳が麻痺していく。
「あっ……もう、イクねっ」
「や、やぁぁああっ!」
数分は続いたその快楽も、ようやく終焉を向かえる。
みっともない声と共に、私は絶頂を向かえた。
少女と……一緒に。
また私は、少女の思うままに蹂躙されたんだ。
「ん……なんか、新鮮かも」
と、ベッドに仰向けに寝転がり恍惚に呆ける。
……。
うん、何ていうのかな。ええと。
少しまだ頭がぼうっとしてる。
けど、湧き上がる感情は一つ。
「あ、あのかがみっ。し、自然現象という言葉もありますから、そのえっと」
天使のフォローも右から左へ。
この野郎、黙って見てやがったな。
……。
いや、今はそれもどうでもいい。
「ポイント」
「へっ?」
「使うわ……触れるようにして」
「でっ、ですからこの子も悪気があったわけじゃ」
「触れるようにして」
「……はぅ」
睨んだら言う事を聞いた。
うん、良い子良い子。
ふぅ……少し深呼吸。
あとは狙いを定めて……せぇの!
「せい!」
「ぬぎゃぁっ!」
ベッドに寝転がる顔に思いっきり一撃を決めてやった。
ぐはっ、私の頭にも激痛が。
それがさらに私を苛立たせる。
「んなっ、何すんのさ! ってか触った? オバケじゃないの!?」
誰がオバケじゃい!
「よくも人の体弄んでくれたわね……このエロガキッ!」
「知らないよ! 勝手に共有してるんでしょ? こっちはいい迷惑なんだから!」
「だっ、だからって恥を知りなさい! 人前であんな事!」
「なぁっ!」
顔の熱が伝わってくる。
ムラムラした熱が取れてようやく冷静になったか。
さぁ皆も人前で自慰する想像をしてみよう!
まぁそうよね、ムラムラしてたら自分を忘れてそれぐらい……ねーよ!!!
「そっ、そんな事言って気持ち良かったんでしょ!? 変な声出しちゃってさ!」
「ああああんたが変なことしたからでしょ!?」
「何さ!」
「何よ!」
食料を奪い合う獣のようにお互いを威嚇する。
目を離したほうが負け、一触即発!
「あ、あのーかがみ? 少し冷静になったほうが……」
「こなたー? どうかしたのかー?」
天使の声と扉から父親の声が同時に聞こえる。
「「五月蝿い!!」」
二人の声が重なる。
それがまぁ、初めて息が会った瞬間だったらしい。
……どうでもいい事だけどね。
その後に味だけ、喉の奥のほうが勝手に感じる。
ああ、そうだったわね。
味覚も共有するようなこと言ってたっけ。
しかしこの体になって初めての食事が、カップラーメンとは情けない。
ちなみにさっきから数回話しかけてるけど、返事はなし。
どうやらガン無視を決め込んだらしい。
「お腹が空いたら食べる、眠くなったら寝る……こりゃ重症ね」
「ですね、体を壊さなければいいんですが」
さらに起きてるときはエロゲ三昧、と。
……本当に女か? こいつ。
高校生の皮を被ったおっさんじゃあるまいな。
『こなた君……好き』
パソコンから漏れたフルボイスに、頭が痛くなる。
普通男キャラに自分の名前をつけるか? いや、普通はつけるのか?
そしてその告白した女の子が画面に映る……全裸で。
……展開的にどうかと思います。
ああ、またこのエロガキは興奮してきたし。
こっちも変な気分になるから辞めて欲しいんだけど!
ってゆーかそれ以前にエロゲやめろ!
「……」
カップラーメンを汁まで食べつくすと、一度マウスを動かす手を止める。
伝わってくるのは……憤り。
うっ、このムラムラは覚えがある。
ってかあんな嫌な思い出忘れやしない。
妙な羞恥心がそれと一緒に蘇り、鳥肌。
そのまま立ち上がった彼女を追いかけるように、後を追う。
「……トイレに行くだけ、いちいちついて来ないでよ」
そこでようやく私に声を投げかけてくる。
好感度は良くて0、棘のある言葉が私を貫く。
で、でも負けないんだから!
「まっまたどうせ、変な事するつもりなんでしょ?」
「変な事?」
うう、わ、私に言わせるわけ?
「そ、その……」
「?」
Hの一歩手前(G)というか魚編に尊ぶというか。
うああ、そんな単語私に言わせんな!
「ああそっか。言ってたね、カンカクをキョーユーだっけ?」
まるで子供が新しい玩具を見つけたように、私を見る。
「そ、そうだけど……」
「ふぅん」
興味深そうな、というか舐め回すような視線。
な、何よその目は!
「じゃあ、こういうこと?」
「えっ……ひゃぅっ!」
その時、体を衝撃が襲った。
それと共に溢れた声に、少女が反応する。
「へぇ、本当なんだ」
何時の間にかベッドに座った彼女の手はその小さな体を這っていき、その下着に侵入していく。
その感覚が私の体を襲い、淡い快楽が体に走っていく。
それは昨日体に走った感覚と同じ。
「や、やめっ……んんぅっ!」
「あれ、乳首弱いね」
その小さな手がまるで私の体を這うような気分。
その刺激に体が仰け反る。
「ふ……くっ、ひうぅ! ……んあぅう!」
少女の口からも喘ぎ声が漏れ、私のそれと重なる。
いつしかその小さな両手は、彼女の……私の恥部を責め立てていく。
「貴方のここも、こんなになってる?」
「やっ……はっ、ぁ」
いつしか彼女の下半身は露出していた。
そのまま足を両側に開くと、挑発的に私を見る。
それに反応する事も出来ないくらい私の体は……快楽が支配していた。
どうしよう。
私は今……こんな女の子に、犯されてるようなものなのに。
ただどうしようもなく……キモチいい。
「ほら」
「やぅっ!」
その人差し指が、膣にゆっくりと挿入される感覚に体をさらに仰け反らせる。
下半身の異物感まで生々しく伝わり、おかしくなりそうなくらいに脳が痺れていく。
その快楽が足の先から髪の毛の先にまで行き渡り、手足の感覚をなくしていく。
性器を襲う感覚にただ、身を悶えさせるしかない。
「ん……ぅう」
「だ、駄目っ……やめっ」
長い間、私の喘ぎ声だけが部屋に響き続ける。
それが少女の耳にも届いているのかと思うと、さらに脳が麻痺していく。
「あっ……もう、イクねっ」
「や、やぁぁああっ!」
数分は続いたその快楽も、ようやく終焉を向かえる。
みっともない声と共に、私は絶頂を向かえた。
少女と……一緒に。
また私は、少女の思うままに蹂躙されたんだ。
「ん……なんか、新鮮かも」
と、ベッドに仰向けに寝転がり恍惚に呆ける。
……。
うん、何ていうのかな。ええと。
少しまだ頭がぼうっとしてる。
けど、湧き上がる感情は一つ。
「あ、あのかがみっ。し、自然現象という言葉もありますから、そのえっと」
天使のフォローも右から左へ。
この野郎、黙って見てやがったな。
……。
いや、今はそれもどうでもいい。
「ポイント」
「へっ?」
「使うわ……触れるようにして」
「でっ、ですからこの子も悪気があったわけじゃ」
「触れるようにして」
「……はぅ」
睨んだら言う事を聞いた。
うん、良い子良い子。
ふぅ……少し深呼吸。
あとは狙いを定めて……せぇの!
「せい!」
「ぬぎゃぁっ!」
ベッドに寝転がる顔に思いっきり一撃を決めてやった。
ぐはっ、私の頭にも激痛が。
それがさらに私を苛立たせる。
「んなっ、何すんのさ! ってか触った? オバケじゃないの!?」
誰がオバケじゃい!
「よくも人の体弄んでくれたわね……このエロガキッ!」
「知らないよ! 勝手に共有してるんでしょ? こっちはいい迷惑なんだから!」
「だっ、だからって恥を知りなさい! 人前であんな事!」
「なぁっ!」
顔の熱が伝わってくる。
ムラムラした熱が取れてようやく冷静になったか。
さぁ皆も人前で自慰する想像をしてみよう!
まぁそうよね、ムラムラしてたら自分を忘れてそれぐらい……ねーよ!!!
「そっ、そんな事言って気持ち良かったんでしょ!? 変な声出しちゃってさ!」
「ああああんたが変なことしたからでしょ!?」
「何さ!」
「何よ!」
食料を奪い合う獣のようにお互いを威嚇する。
目を離したほうが負け、一触即発!
「あ、あのーかがみ? 少し冷静になったほうが……」
「こなたー? どうかしたのかー?」
天使の声と扉から父親の声が同時に聞こえる。
「「五月蝿い!!」」
二人の声が重なる。
それがまぁ、初めて息が会った瞬間だったらしい。
……どうでもいい事だけどね。
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