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こな☆フェチ ~6才こなたん~

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
なんでもない日常。
そんなある日の朝、妙な事件が起きた。

時間:朝、6時くらい
場所:泉家 こなた自室
原因:不明
証言:
泉こなた氏「にゃんじゅゃこりゅああぁぁあぁぁぁあああ!!」











「どうしちゃったんだろうねこなちゃん……」
 いつものようにB組で昼食をとっていると
 隣で玉子焼きをつつきながら、つかさが言った。
「知らないわよ、携帯にかけてもでないし……いつものことだけど」
 今朝こなたに会わなかったのは、寝坊か何かのせいだと思ってたんだけど
 どうも学校自体に来ていないらしい。
「黒井先生は何か言ってなかったの?」
 私のことを見たままぽかんとしているつかさ……私の言ったことが理解できなかったのか?
 そんなつかさに代わって、みゆきが私の質問に答えた。
「泉さんからは、何の連絡も承っていないようでしたけど」
「全く、なんだってのよあいつは」

 ずずずっと少し大きな音をたてながら、スパゲティーを啜る。
 その様子を、2人が苦笑いで見ていた。
 私がご機嫌斜めなのは、決してこなたが携帯にでなかったからではない。
 なんたって、そんなのは日常茶飯事だからね。
 私が怒っている原因は、こなたの家に電話をかけたときのおじさんの一言だ。
 『ごめんね、今日こなた……誰とも会いたくないって言ってるんだ』



 誰とも会いたくない……その言葉がすごくショックだった。
 『誰とも』っていう単語が、親友と他人を同等のものであるように感じさせたからだと思う。
 私たち3人とも会いたくないっての?
 そんな思考に、悲しさよりも怒りの感情の方が強く湧き出た。
 ……よし
「つかさ、みゆき……帰りにこなたん家寄ってくわよ」
「え?……う、うん」
「は、はい」
 びくびくしながら手を取り合うつかさとみゆき。
 私の顔そんなに怖いか?

 まぁそんなことはどうだっていい。
 こなたのやつに文句言ってやらないと、腹の虫が治まりそうにないわ。
 みてなさいよこなた、私を無視した代償は大きいんだから。
 どんな手を使ってでも、あんたに会ってやるわよ。

「ふっふっふっふっふ……」
「ゆ、ゆきちゃん……お姉ちゃん、怖い」
「はい……」
 怯える小鹿2匹を尻目に、私は背中にメラメラと炎を携える。
 私に会いに来たのだろう日下部と峰岸が、笑顔で手を上げたまま、扉の向こうへとスライド移動して消えた。
 ちょっと待て、そんなに怖いのか?私の顔……
 結構凹んだ。







 時期が時期なだけか、5時を過ぎても、空はまだ青く
 吸い込まれそうな群青色をしていた。
 私達は今、泉家の前にいる。
 といっても、中に入るのを躊躇しているわけではない……入れないんだ。
 私の前には、泉家の大黒柱……そうじろうおじさんが仁王立ちで立っている。
 私もそれに対抗して仁王立ち。
 傍から見れば『変な人達』でしかないだろう。



「おじさん、そこを通してください」
「悪いがそうはいかないんだ」
 一歩も引かない2人。
 その様子を心配そうに見守るつかさとみゆき。
 このままじゃ埒があかないわね、仕方ない。
「ってあれ?こなた?」
 私は、おじさんの後ろへと視線を送った。
「!?こなた!?出てきちゃだめだとあれほど!!……?」
 おじさんは慌てたように後ろを振り返り、娘の名前を呼んだ。
 しかしそこには誰もいない。
「……しまった!!」
 私達は、おじさんがこちらに向き直る一瞬の隙をつき、泉家の中へと駆け込んだ。

「ね、ねぇお姉ちゃん。勝手に入っちゃってよかったのかな……かたくしんにゅーとか」
「家の人がいるんだから大丈夫でしょ」
 間の抜けた天然な質問に、私は適当に返事を返す。
 つかさは『そっか、それなら大丈夫だよね』と、納得していた。
 つかさ……いや、何も言うまい……
 後ろの方から『こなたすまん……俺じゃ止められないみたいだ』と何か諦めたような声が追いかけてきた。

 そういえばおじさん、出てきちゃだめとか言ってたわよね……
 今のこなたは、見られちゃまずいほど荒れてるのか?

 そんな思考を巡らせているうちに、こなたの部屋の前へと到着した。
 部屋の中からは物音一つしない。たぶん、息を潜めているのだろう。
 そんなに誰とも話したくないのか?
「こなた、いるんでしょ?」
 シーーーーーン
 そんな音が聞こえてきそうなほど、静まりかえっているこなたの部屋。
 いや、シーンって音がするなら静まりかえってないか……あれ?よく分からなくなってきた。
「開けるわよ」
 扉に手を掛ける。……が、ドアが開かない。
 どうやら、ドアが開かないように向こうで押さえてるか何かしているみたいだ。
 そこまでするか……
「もういいわよ……帰るからね」
 なんでそこまでして誰とも会いたくないのよ。
 ドアから手を離し、私達は階段へと向かう……ように見せかけた。
 3人で、その場足ふみ。
 まるで遠くに行くかのように、だんだん足音を小さくしていった。
 学校で考えた作戦の一つだ。作戦の……
「(お姉ちゃん、これ……)」
「(わ、分かってる、言うな……)」
「(……)」


 空しい。
 あはは、小学生以来かな?こんなことするの……
 あの頃はつかさがよく引っかかってたっけかな。
 なんという悪あがきだろうか。
 こんなの今時引っかかる人がいるはず

 ガタン  ふぅ~
 扉の向こうから安堵の声が聞こえた。本当に私たちが帰ったと勘違いしたようだ。
「(マジか……)」
「(こなちゃん)」
「(あらあら)」

 あいつこんなにバ……純粋だったか?まぁいいや。
 開いたんだったら、あとは入るだけだ。
「ふぇ~……いちじはどうなることかとおもったよ」
「こなた!!」
 思いっきり扉を開ける。
「んみぎゅ!?」
 なんとも珍妙な声をあげるこなた。
 ――ん?
 声が幼いような気がする……ん……だ…けど



 時間が止まった。
 たぶん私だけじゃなくて、つかさやみゆきも……
 私達の前には、小さな少女。
 いや、こなたが小さいのは今に始まったことじゃない。
 だけど……

 私の声にびっくりしてぽてっと尻餅をついたこなたは、私の知るこなたよりも
 ずっと小さかった。







『こな☆フェチ ~6才こなたん~』








 空が赤いなぁ……
 夕焼けって綺麗だなぁ……
 でもこれってきっと夢なのよね。
 それなら早く覚めて欲しいな。
「……」
「……」
「……」
「……ぷぇ」
 緊張に耐え切れなかったのか、かわいらしい溜息を一つ吐くこなた。
 ちょうど状況説明を終えた後だった。
 ……曰く、こんな姿になった経緯はこうだ

『朝起きたら、体が縮んでいた』

「納得できるかぁあああ!!」
「ふぇ!!」
 こなたが私の声に驚き、体を震わせた。
「あ……ご、ごめん」
「?」
 だめだ、いつもの調子でいくと、なんかいじめてるみたいな感じが……
 いつものこなたなのに、この小ささは反則だ。
「しかたないじゃーん、ほんとうにそうなんだから……あ、そうだ」
 いいこと思いついた、ってな顔をして、こなたが立ち上がる。
 そして、みゆきから強奪した眼鏡をかけると、力強く言った。
「みためはこでょも、ずのうはおたく!!そのなは、じょしこうせい、こなたん!!」
 仁王立ちでそんなことを宣言するこなた。バーロー……
 決まっているつもりなのだろうが、眼鏡がずれているのでなんか微妙だ。
 おまけに舌ったらずだし……
「しんじつは、いつもひとつ!!」
 そう言って、私をビシッと指差す。
 いや、この場合効果音は『ふにゃ』の方が合ってるかもしれない。
 なんか……かわいい



「遊んでんじゃないの。このままで困るのはあんたでしょ?」
「うぐぅ」

 いちいちかわいい奴め……じゃなくて!!
「なんか原因っていうか、心当たりみたいなのないの?」
「ぜんぜーん」
 お手上げだぁ~みたいに、両手を大きく広げるこなた。
 困ったなぁ……
 みゆきとか何か知らないかしら。
 さっきから全くしゃべらない2人の方へと、視線を向ける。
 こなたを見たままもじもじと体を動かすつかさとみゆき。
 2人の今の心情を瞬時に理解した。
 かわいいもの好きで、構いたがり屋のつかさのことだ……
 ただでさえ、私達のグループでマスコット的な存在だったこなた。
 以前からよく『こなちゃんってなんかかわいいよね♪』とか『ぷにぷにしてそうだよね♪』とか言ってたけど
 それが更に愛らしくなったわけだから、今すぐ抱きしめたい衝動が治まらないんだろう。
 見たとおり、母性本能溢れさせまくりなみゆきも同じく。
 いやまぁ、こなたを抱きしめたいのは私も同じなんだけど……常々

「とりあえずわたしは、いまのじょーきょーをたのしむことにするよぉ~」
 小さくなっても、いつもの飄々とした態度は変わらず、パソコンの電源を入れ始めた。
 心なしか、隣にいる2人の息使いが、大きくなっているような気がするけど……
 今2人を見ると、私の中の『つかさとみゆきのイメージ』が崩れてしまいそうだったので、目線はこなたの方を向いたままにした。
「きっとじかんがかいけつしてくれるのだよ」
 顎に手を当て、目を細めながら言うこなた。
 だから、決まってないっての。


「あ……あるぇ~?」
 突然の間抜けな疑問の言葉に、焦点が合っていなかった目を向ける。
 椅子の前で、こなたがおたおた(決してオタクという意味ではない)していた。
「いすがおっきいよかがみぃ」
 困った様子でこちらを振り返るこなた。
 その瞳は純粋な子供そのものだった。
 くっ……こいつ、わざとやってるんじゃないだろうな。
「くっはぁ!?」
 隣で、心臓を弓矢で打ち抜かれたかのような声(どんな声だ)が聞こえた。
 目だけをそちらに向けると、口を手で押さえぷるぷると震えて俯く、つかさがいた。
 耳まで真っ赤だ。



「かがみぃ、わたしのこと、いすにのっけてぇ?」
「よ、よじ登ればいいでしょ?」
「このいす、ろーらーついてるから、うごいてあぶないよぉ」
 いやまぁそうなんだけど、なんというか今触れてしまったら、自分に押さえが効かなくなりそうだから。

「こ、こなちゃん!!私が乗せてあげる!!」
 気がつけば、つかさがこなたの目の前まで近づいていた。
「ん?おーありがとーつかしゃ」
「つかしゃ!?」
 予想だにしない呼び方に、つかさがよろける。
 そのまま後ろ向きに倒れそうになったのを堪え、元の姿勢に戻る勢いのまま、こなたの脇腹に手を置いた。
「じゃ、じゃあ……持ち上げるね」
「う、うん、よろしく……つかさ、なんかかおこわいよ?」
 ゆっくりと持ち上がっていくこなた。
 なぜかつかさの息が荒い。
「か……軽」
 そう呟いたのが聞こえた。
 そのまま椅子の上へと、ガラス細工を置くように、ゆっくりこなたを下ろす。
 いくらなんでも慎重になりすぎな気が……
「お、置いたよこなちゃん」
「へ?あ、うん、ありがと」
 こなたは、つかさに怪訝な視線を送っていたが、それを振り払うように椅子を回転させた。
「ぅぁ、きーぼーどたかいよぉ」
 椅子は一番高くしているはずなのに、キーボードがこなたの肩くらいの高さにあった。
 ちょっと待て、どれだけ小さいんだあんたは……
 その隣では、再びつかさがよろけていた。
 私の隣では、みゆきが鼻をおさえながらティッシュを探していた。
 みゆき、何があった。


「ねぇこなちゃん、その……わ、私が椅子に座るから、その上に座ったら?」
 原因不明に吹き出た鼻血をふき取るみゆきを不安気に見ていると、つかさが変なことを提案した。
「おーつかさ、それいいかもぉ」
 こなたが、ナイスアイデア!!みたいな視線をつかさに送る。
 つかさの瞳は完全に曇っている。もはや何を考えているのかも分からないくらい焦点が朧だ。
 こなたよ……あんたは今すごく危険だわ。
 このままいくと、あんたは間違いなく食べられるわよ。
 そんな思考を電波に変換してこなたに送っていると、つかさが急くように椅子へと腰掛けた。

「ささ、こなちゃん早く」
「うん、ありがとね、ちゅかしゃ」
 つかさは既に息も絶え絶えであった。
 みゆきは隣で『愛い!!』とか叫んでいる。
 こいつ本当にみゆきか?
 私の中で音をたてて崩れるみゆきのイメージを悲しんでいる間に、こなたはつかさ椅子に座っていた。
 つかさは、こなたのお腹のところに手を回して、いとおしそうに抱きしめる。
 こなたは少し擽ったそうに『きゅふふ♪』と、致命傷物の大ダメージをつかさに与えた後、パソコンを弄り始めた。


「ぼーけんでっひょ、でっひょ♪」
 舌ったらずに歌を歌いながら、懸命に手を動かすこなた。
 もうやめて!!つかさの理性のHPはもう0よ!!って言ってあげたかったけど、どうにも手遅れらしい。
 つかさは、こなたの髪に顔を埋めていた。
 スーハースーハーと、危険な息遣いも聞こえる。
「こなちゃん……甘いにおいがする」
「ふ~ん……あは♪く、くしゅぐったいってつかしゃぁ♪」
 つかさはもう臨界点を突破してしまったみたいだ。
 耳とかはむはむしたり、服の中に手を入れたりしている。
「あっはは♪……ん、ふぁ……つ、つかさ?」
 こなたは、つかさの手の動きに合わせて小刻みに震えている。
 尚もつかさの攻めは続き、どんどん過激になってゆく。
「こなちゃん……こなちゃん、はぁ……はぁ……こな、ちゃん」
「か、がみぃ……つかしゃ……ん!!……つかしゃがぁ」
 こ、これ以上はまずいわよね……
 私は急いで2人の元にかけより、つかさを引き剥がしにかかった。
「こらつかさ!!あんたいいかげんにしなさい!!」
「はぁ……こなちゃん」
 うわ、だめだこいつ。早くなんとかしなきゃ。
 つかさの腕を掴んで、全力で退かす……が、びくともしない。
 つかさこんなに力強かったっけ……
「はーなーれーなーさーいーよーーーー!!」
「こなちゃ~~~ん♪」
「かがみぃ~たすけてぇ~」
 こなたが私のお腹に引っ付いてきた。
 やば……ちっさ……かわ……
 更にそれどころか、顔をすりすりと摺り寄せてきた。
 独特の幼い香りが私を襲う。



「ちょ、ちょちょちょちょちょっとこなたぁ!!それやばいって!!」
「なにが?」
 くあ!?そ、そんな無垢な瞳で私を見るな!!
 やばい、折角いままで保ってきた理性が……いや、まぁ前に一回暴走したけど
 ……あれはこなたの『うるうる』っていう反則技で、ノーカウントだから。
 そんな無意味な思考でその場を乗り切ろうとしていると、不意につかさのハグが緩み、つかさとこなたの間に隙間ができた。
 ここぞとばかりに、その隙間に手を突っ込み、思いっきり引っ張る。
 その隙に、こなたはつかさの腕の中から脱出した。
「はぁはぁ、だ、だっしゅつせいこー……」
「……あ、あれ?私?」
 突然、つかさが我に返ったように、周囲をきょろきょろと見回した。
 もしかしてさっきまで自分が何してたか、分からないのか?
 簡易記憶喪失なのか?自分に都合がいいのか?
「うぅ~……わたしちょっとといれ……」
 さっきのつかさの攻めで、何かしら感じてしまったのだろうか。
 こなたが股を押さえながら、部屋から出て行った。
 体が幼女でも感じるもんなのね。

「ねぇお姉ちゃん、私何かしたのかなぁ?」
「こなたのこと襲ったのよ」
 ちょっとストレートすぎただろうか。
 いや、ちゃんと言って聞かせておかないと、またいつ暴走するか分からないし。
 べ、別に、自分のことを棚にあげているわけじゃないのよ?
「それ……ほ、ほんと?」
「うん。まったく、ちゃんと自分を制御できなきゃだめじゃない」
 つかさの顔から、さーっと血の気が引いていくのが分かった。
 同時に体中から変な汗を噴き出していた。
「どど、どうしよう。こなちゃん怒ってないかなぁ?」
「すぐトイレ行っちゃったから分からないけど。あの子のことだから大丈夫でしょ」
 心が広い……っていうのとは違うのかな。
 感覚っていうのかな?このくらいのことでこなたは怒らないってことは確実に分かった。
 だってこなただし……
「でも……ちゃ、ちゃんと謝らないと……」
「当然よ」
 緊張した面持ちで、掌に書いた人という字を飲み込むつかさを見ながらこなたを待っていると


「うひゃぁああぁぁあぁぁぁあああ!?」


 突然トイレから幼女の叫び声が聞こえた。
 な、何事!?


 私は、通り道にいたつかさとみゆきを蹴散らして、トイレへと駆けだす。
 その勢いのままトイレのドアを開けた。

「こなた!!いったいどうし……ふぉおぉおおぉぉぉおぉおおお!?」
「ふぇえぇ……かがみぃ」
 そこには、見事なまでにトイレにすっぽり填ったこなたがいた。
 しかもこちらを向いた状態だったので、その……丸見えなわけで……あそこが。
「ど、どうしたのよこなた!!」
「いつものかんじでべんざにすわったら……その、すっぽりと」
 あ、そうか、なるほど、今のこなたには大きすぎたわけか……
 にしても……こ、ここ、このアングルは……なんかすごいわね。
 思わず喉がなった。
 あ、そういえば携帯どこやったかしら?
 え?何に使うのかって?
 言うほどのことじゃないわよ。

「かがみぃ、みてないでたすけてよぉ~」
「あ、ご、ごめん……」
 ポケットから取り出した携帯を仕方なく戻し、こなたの方に向き直る。
 この体勢だと、足だけ引っ張るのはまずいわよね……

 背中と太ももに手を回し、垂直に持ち上げると、以外にすんなり抜くことが出来た。
 あ、そういえばこれ、お姫様抱っこだわ。
 私の腕の中にすっぽりと納まったまま、上目遣いでこちらを見るこなた……おっと涎が。

「えっと……かがみ、あの、もういいよ?おろしてくれて」
「え!?そ、そうね!!」
 名残惜しくも、抱えていたこなたをぽてっと下ろした。
「むぅ……びっくりしたせいでおしっこでなくなっちゃったよ……」
「お、おしっこって……」



「ねぇかがみぃ、おしっこするのてつだってよ」

 ――――――――――――――は?
 ちょ、ちょっと待て、こいつ今何て言った?
 手伝って?手伝ってって言ったか!?
 マジか!?マジで言ってるのか!?

「こういうかんじであしひらけるように、かかえてくれない?」
「うぼぁ!!」



 間違いない、こいつ見た目だけじゃなくて中身まで幼児化してやがるわ。
 つまりあれだ、幼稚園児におしっこさせる時みたいに、こなたを抱き抱えろというわけね?
 あほかこいつは。
 私にとってそれは、遠まわしに『襲って』と言ってるようなもんだぞ?
 ただでさえこなたの筋……お、お股を見ちゃった後だし、とてもじゃないけど耐えられる自信がないのですが。
「かがみはやくぅ~」
 気づくと、こなたは私の前でお尻を振っていた。
 誘うな!!
 私は思いっきり首を背けた。ボキッとか音がしたけど今はそれどころじゃない。
「てつだってくれないの?……しかたない、つかさかみゆきさんに」
「抱えればいいのね!?」
「むぇ!?う、うん」
 つかさとみゆきが代わりに?そんなのだめに決まってるでしょ。
 今の2人"も"ちょっとしたことで理性の糸がプッツンと切れちゃう状態だろうし。
 大丈夫、私は大丈夫。
 鍛えられた理性で、この場を乗り切ってみせるわ!!

 変な気合を入れつつ、後ろからこなたの太ももへと手をまわす。
 ぷにぷにの感触を楽しみつつ、持ち上げた。
 うわ……本当に軽い。羽のように軽いっていうのはこういうときに使うのかな。
「ありがと……んっ」
「!?!?!?!?」
 私の腕の中にいるこなたが、突然ふるふると震えた。
 少し覗き込むと、なんということだろう、こなたが自分の大事なところを弄っていた。
「ちょちょちょ、ちょちょちょちょちょっとこなた!?あんた何してるのよ!!」
「だって、こうしたほうがしたくなるかとおもって」
 私のほうがしたくなるわよ!!いろいろと!!と言いそうになるのをぐっと堪えた。
 姿勢上、こなたの息遣いがダイレクトで耳に届く。
 電気信号となって、理性という名の糸を傷つけた。
 まずいまずいまずい、もう耐えられないかも……

「か、がみぃ」

 糸が切れた

「こなた」
「んぅ?」
「手伝ってあげる」




「……え?……ひゃ!!」
 間髪入れずに、太ももを腕の部分で支えながら、こなたの大事な部分へ触れた。
 わー、柔らかい。ぷにぷにでふにふにでぷよぷよでぽよぽよでぷにゅぷにゅ。
 小指くらいなら入れても大丈夫よね。
 勝手に脳内で納得して、割れ目に小指を入れてみた。
「ふぇぁ!?かがみなにして……はぅ!!」
「こなたのここ……敏感だね」
「あ、あたりまえだよ!!てかぬいてよぉ!!」
「おしっこ出やすいように手伝ってあげてるんだから、我慢しなさい」
「だからってゆびいれなくてもぉ……うっ」
 くいっくいっと、小指の第一関節だけを動かす。
 それに合わせるように、ぴくんぴくんと動くこなたがかわいくて仕方ない。
「どお?出そう?」
「もうちょっと……かも……は、ぅ」
 幼稚になっているせいか、妙に従順だ。

 余程感じているのだろう。
 背骨の限界まで仰け反りながら、私の服を片方の手でぎゅっと握り締めながら、もう片方の手を口に当て声を我慢している。
 もう、そんなことされたらますますやめられないじゃない。
 中に入れた指をくるっと回してみた。
「んぁ!?」

 刹那。
 ぷしゃーっと勢いよく、黄金水が噴き出した。
 我慢してたんじゃないかというほどすごい勢いで、便器の中に吸い込まれてゆく。
 アンモニア独特のつんとした匂いが、鼻を擽った。

 少しして、全て出し切ったのだろうか、ちょろちょろという音が止む。
 それと同時に、私の中でどうしようもない感情が出てきた。

 や っ て し ま っ た

 あれだけ、暴走しないように暴走しないようにと気をつけていたのに……
 この時、自分の理性ほど頼りにならないものもないなと学んだ。
 あーどうしようどうしよう。流石にこなた怒って
「あ、りがとう……かがみ、手伝ってくれて」
「……」

 いろいろ言いたい事はあるけれど、取り敢えずこれだけ言っておこう。


 踏 ん 張 れ 理 性!!



 私は『がんばって』、ゆっくりとこなたを降ろす。
「ふぁ~、すっきりしたぁ」
 そんな潤んだ瞳で私を見るな!!
 今あんたの相手をしてるような余裕はない!!
 って何を力強く言ってるんだ私は……

 不意に、自分の手が濡れていることに気がついた。
 見てみるとどうやら、少しおしっこがかかっちゃったみたい。

「……」
「かがみ、ちゃんとて、あらわないとだめだよ?」
「わ、分かってるわよ」
 失礼ね。
 いくら私がちょ――――――っと変態さんでも、流石に排泄物とかを口にするようなことは……

 ……。

 ……ないわよ。

 今の間何?とかつっこむな!!

「とりあえずかがみ、へやもどろ?」
「そう、ね」

 トイレを出て手を洗ってから部屋に戻ると、申し訳なさそうに正座するつかさがいた。
「あ、あの、こなちゃん!!さっきは、その……ごめんね?」
「なんで?」
 こなたが頭の上にいくつものクエスチョンマークを浮かべる。
「ほら、その……私、暴走してこなちゃんのこと」
「あーいいよいいよ、かがみもさっきわたしのこふぉんむぅ」
「わーわーわーわーわー!!」
 電光石火の速度で、こなたの口を塞ぐ。
 こいつなんてこと言おうとしてるんだ!!
「それなら……いいんだけど」
 多少疑問を抱きつつも、こなたが怒っていないことを知り、つかさは安心したようだ。
 と、取り敢えず話題を逸らさないと。
「そんなことよりも、本当どうするのよ、この体。やっぱりこのままだといろいろ不便でしょ」
「ん~たしかにねぇ、でもどうすればいいかわからないし」
 そりゃそうだ、こんな例が世界で2つとあるとは思えない。
「私で良ければ、家に帰った後に調べてみますけど」
 あまり情報は期待できませんが、と付け足しながらみゆきが言った。



「おーありがとぉー、みゅゆきしゃん」
 ピシッ
 みゆきの眼鏡にひびが入った。
 みゆきどうした。

 笑顔のままで固まるみゆきをスルーしつつこなたは続ける。
「そろそろいいじかんだし、みんなかえったほうがよさそうだね」
「で、でも……私、こなちゃんのこと心配で」
 私もそれには同意見だ。こなたはまだこの体に慣れてない。
 さっきのトイレでのこともそうだけど、この家にはあまり人がいないわけだし。
 もしものことってのがあるわけで。
「だいじょーぶだいじょーぶ、もうすこしでゆーちゃんもかえってくるし」
 あ、そうか、この家にはゆたかちゃんも居るんだった。
 それなら安心ね。
「きょーがっこういくときも『急いでお洋服とか買って帰ってくるから、待っててねお姉ちゃん!!』って言ってたからたぶんすぐに」

 ……ん?
「なんで洋服?」
「ほら、こんななりだから、いつものふくきれないし」
 こなたは、今着ているぶかぶかのパンダの服を指差した。
 いや、それはそれでかなり……
 というかそのゆたかちゃんのテンションが気になるんだけど……
「だからみんなはあんしんしてきたくしたまへ~」
「そこまでおっしゃるのなら」
「うん、わかったよこなちゃん」
 私たちは、こなたに言われるまま、こなたの部屋から出た。

 玄関まで送るよ、というこなたに連れられて廊下を歩いていると
 ちょうどゆたかちゃんが帰ってきたところに鉢合わせた。
 両手には、5つの大きな袋を抱えている。
「あ、みなさんこんにちは、こなたお姉ちゃんに会いに来てくれてたんですね」
 ゆたかちゃんと挨拶を交わすつかさとみゆきを見ながら
 異常な袋の量のことは、聞かないことにした。
「もうお帰りですか?」
「うん、時間も時間だしね。こなたのことお願いね?ゆたかちゃん」
「はい、もちろんです♪お姉ちゃんのことは、私が責任を持って着せ替……じゃ、じゃなくて、面倒見ますね♪」
 一瞬何か本音らしきものが聞こえたような気がしたけど、気のせいだろうか……


「むぅ、ゆーちゃんにそういわれると、なんかまけたきがする」
「あはは♪ほらほらお姉ちゃん、早く部屋に行こうよ!!」
 異様にテンションの高いゆたかちゃんに疑問を抱きつつも、私たちは泉家をあとにした。








「ん?」
 お風呂からあがり部屋に戻ると、携帯がピカピカと自己主張していた。
 どうやらメールがきているみたいだ。
 送り主は……こなたか。どれどれ?


『かがみ助けて、ゆーちゃんがぁ』


「……」
 頼ってくれるのはうれしいけど、私にどうしろと?
 いまからそっちに向かうのは無理だし。
 というか私が行ってもどうしようもない気がするんだけど……
 まぁ取り敢えず返事はしないと。


『がんばれ』


「これでよしっと」
 携帯を充電して、ベッドに横たわる。

 こなたのあそこ……やわらかかったなぁ……
 って何考えてるんだ私!!
 枕にぎゅっと顔を押し付けて思考を中断する。
 その間に何度も携帯が震えたけれど無視した。だってどうしようもないし。
 少しづつ意識がまどろんでいく中……
 明日、ゆたかちゃんと一緒にこなたのこと可愛がろうかな
 なんて考えていた。

【 fin 】













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  • (≧∀≦)b
    みゆきさんいるの草 -- 名無しさん (2023-04-18 20:45:44)
  • みWiki「調べてみましたが、これはVIPのSSなどで稀に見られる突発性幼児化症候群という奇病かもしれません。
    過去にも桜ヶ丘女子高や1940年代の501航空部隊で発症した例があります。
    原因は未だに解明されていませんが、過去の事例から見ると同性愛者、つまり百合少女が発症しやすいと考えられています。
    幼女化した時と同じように寝て覚めると突然元に戻っていた…という報告がなされています。
    大丈夫ですよ、1週間程で元に戻りま…ああああぁぁぁ後一週間しか無いいいいぃぃ!!」 -- 名無しさん (2011-04-28 20:11:40)
  • なんかこれ見てたらコナンってかなり無理があるマンガなように思えてきた。 -- 名無しさん (2008-12-30 23:16:28)
  • 続きあるかにゃ? -- 15 (2008-12-30 22:58:39)
  • 俺は冷静だ!

    かがみと同じくらい冷静だから間違いない。 -- 名無しさん (2008-12-30 11:55:29)
  • おおぁおちつつけおちつけ>ALL

    俺はむ無理りだだ! -- 名無しさん (2008-12-30 00:59:25)
  • お•••おれの•••ライフはもう•••0だ•••グハッ -- 名無しさん (2008-12-29 01:10:10)
  • これはすごい大量破壊兵器だ・・・(*´Д`) -- まじかる☆あんばー (2008-07-10 14:42:50)
  • ちょお萌えワロタww 可愛すぎるぞこなたん -- 名無しさん (2008-07-10 12:50:22)
  • …言うことは何もない……ぐは!! -- 名無しさん (2008-06-02 21:38:13)
  • こ…これは…やばい…萌えたwwごふっ… -- 名無しさん (2008-05-28 23:37:47)
  • ちょwwみんな自重ww -- 名無しさん (2008-03-31 10:38:43)
  • やばww萌えたwwぐは・・ -- ウルトラマンコスモス (2008-03-31 02:26:11)
  • 何も言うことがない
    ・・・萌えたぜ
    -- 名無しさん (2008-02-08 21:42:52)
  • グ…グッジョブ!! -- 名無しさん (2008-02-03 06:39:04)
  • (..゚∀゚)o彡゜こなたん!!こなたん!!
    (..゚∀゚)o彡゜つるぺたこなたん!! -- 名無しさん (2008-02-01 09:18:48)
  • うはwwwwwwwwww幼女こなたんの可愛さは異常だぜwwwwwwwwww

    おもらし…ハァハァ… -- 名無しさん (2008-01-02 19:40:38)
  • 続きが読みたくてしょうがないwwwwww
    頼むから続きをおおおおおおおおおおおおおおおおおお -- 名無しさん (2007-10-04 14:24:30)
  • これが本当のエロパロwww萌えたし笑ったwww
    作者これからも頑張って -- 名無しさん (2007-10-03 21:44:37)
  • このシリーズ好きだwww
    頑張ってくれ作者 -- 名無しさん (2007-09-20 00:51:14)
  • ぶはwwwwwwwwwwwwwwww
    腹筋ぶっこわれたwwwwwwwwwwwww
    これはやばすぎる……… -- 名無しさん (2007-09-17 12:36:18)

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