プロキシとは??
プロキシ(通称 :串)は、簡単にいうと、「中継役」のサーバーです。
使っているパソコンが送る情報を、「中継役」であるプロキシに送り、このプロキシが見たいサイトの情報を間接的に受け取り、使っているパソコンに送信します。
プロキシを使わない場合
図のように、目的のwwwサーバ(サイト)に直接、閲覧者の情報(IPアドレス等)が送信されるので、個人の特定ができます。
プロキシを使われた場合
図のように、プロキシを経由しているため、目的のwwwサーバ(サイト)には、プロキシの情報(プロキシのIPアドレス等)が送信されます。
プロキシの厄介さ
ここまでで述べたように、プロキシを経由してサイトにアクセスされてしまうと、閲覧者の情報がサイトに送信されず、代わりにプロキシの情報が送信されてしまいます。
よって、IPアドレス等でアクセス制限されていた閲覧者がプロキシを利用してしまうと、アクセス制限を抜けることができてしまいます。
ほとんどやる人を見かけませんが、プロキシサーバを重複して経由することもできます。
プロキシのデメリット
一見厄介そうに見えるプロキシですが、プロキシにも欠点があります。それは、動作が重くなるということです。
先程の図を見て分かるように、プロキシを1回経由すると、プロキシを使わない場合に比べて2回分、情報を多く送受信することになります。ゲームやチャット等、送受信を繰り返して成り立つようなサービスでのプロキシの使用は、パソコンの動作を重くします。相当優良なプロキシでなければ、無理でしょう。
オンラインゲームであればなおさらです。
プロキシ対策
WIKIのサイトや掲示板など、閲覧をするだけのサイトは、重くはなりますがプロキシでも閲覧できることはできます。
これではせっかくアクセス制限をかけて閲覧をできなくした閲覧者もサイトを見ることができてしまいます。
そこで、プロキシ対策となるツールをいくつか紹介します。
(完全に防げるわけではありません。著者的には、6割から7割くらいのプロキシでのアクセスを防ぐための対策ツールです)
①忍者バリアー
これを使うことによって、特定のプロキシのアクセスを防ぐことができる。
プロキシアクセスだけではなく、IPでのアクセス制限もかけられるため、
@WIKIなどの、アクセス制限機能が備わっていないサイトで使うとアクセス制限ツールとして機能する。
忍者ツールの
忍者アクセス解析
とともに使うとより効果的である。
忍者アクセス解析でも、プロキシ情報を表示してくれる。
②SEO対策TOOLs
名前の通りのツールであるが、著者が使用したところ、7割程度のプロキシを見抜くことができる優れもの。
赤字で図のようなメッセージが表示される時、そのIPはプロキシのIPである。
プロキシのIPすべてでこのようなメッセージが表示されるわけではないが、7割程度のプロキシはここで選別できる。
③自力で試す。
プロキシかどうか怪しいな、というIPアドレスを発見したら、そのIPアドレスをプロキシとして使用してみるとよい。
もしプロキシとして動作したならば、そのIPはプロキシのIPである。
プロキシの使い方については、
このサイト
を参考にするとよい。
プロキシで荒らし等の被害を受けたら
プロキシで荒らし等の被害を受けた場合でも、プロバイダに報告すれば、プロキシを使う前のIPアドレスなどはすぐに判明する。たとえ重複してプロキシを経由していても、プロバイダからは一目瞭然である。
万が一ひどい荒らしを複数回受けた場合は、プロキシの使用有無にかかわらず、プロバイダ通報することをお勧めする。
詳しくは
「荒らし」について
のページを参照。
最終更新:2016年02月26日 00:32