天夜奇想譚内検索 / 「狩猟者―平穏な日々」で検索した結果
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《本編 -狩猟者-》
... 狩猟者―平穏な日々/lazy trap― 鈍色に輝くのは、日々と言う名の刃。 腐敗を進ませるは怠惰の日常。 何も得られぬのは無為の時間。 誰も彼もが知らずにその輝きを磨耗してゆく。 誰も彼もが知らずにその刃を首筋へ持ってゆく。 アヤメ―狩猟者/abyss― 線路は続くよ。 どこまでも、どこまでも。 どこまでも? 終着駅はどこにある? 列車にすら乗ることができないのに。 狩猟者―辻の蛭/sister― 1/2 祭囃子が聞こえる。 男の子だから、女の子を守らなきゃ。 お姉ちゃんともはぐれて、イトコと二人。 小さな手のひらを引っ張って、他人の林を抜けていく。 大丈夫。 言葉に根拠なんてない。 女の子は泣いてしまった。 大丈夫。 そう言って、泣きたくても僕はその手を引く...
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狩猟者―平穏な日々/lazy trap―
作者:グリム タイトル:狩猟者―平穏な日々/lazy trap― 鈍色に輝くのは、日々と言う名の刃。 腐敗を進ませるは怠惰の日常。 何も得られぬのは無為の時間。 誰も彼もが知らずにその輝きを磨耗してゆく。 誰も彼もが知らずにその刃を首筋へ持ってゆく。 降りしきる雨。普段着が肌に張り付いて気持ちが悪い。 ああ、こんな山奥の道路まで逃げるなんて思いもしなかった。 巨大な影が、道路を占領するように待ち構えていた。ゴワゴワした毛に、人間離れした巨躯。一見すると猿かゴリラのようだが、……まぁ、間違っては居ない。ただ猿やゴリラよりも獰猛で、人の害となる。教科書に載っている猿人に近いそれらは、退魔士の間ではサスカッチと呼ばれる。意味は毛深い巨人だとか。どうでもいい。 そいつ雨水の滴る切先を向ける。 ...
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狩猟者―×××―
作者:グリム タイトル:狩猟者―×××― 人は神に並ぶ事はできぬ。 故に人は神に平伏して戦う。 人は人を超える事ができる。 故に超人は人に勝る事はできぬ。 下のものは上のものの如く、上のものは下のものの如し。 しかし枠の違うモノは上に立ちぬ。 約束の日、樫月は約束通りの時間にやってきた。 「よっす海晴。持って来たぜ」 手には……ガタイの良い樫月でも両手で抱えないともてないほど巨大な土鍋だった。何人分だろうか。むしろ、どんだけ食うつもりだろうか。食料は足りるのだろうか。と言うか、玄関につっかえて入れてない。 どうするか。 「なー、海晴ー、手伝ってくれね?」 「玄関壊すなよ」 踵を返して捨て置く。樫月のことだから何とかするだろう。これは信用であって決して樫月を見...
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第2話 ~遙か彼方の平穏な日々~
作者:扇 タイトル:王と騎士と魔法の剣 「必ず誰にも文句を言わせないくらい強くなるから、私を信じて待っていて欲しいの」 「姉さんは今でも十分強いよ。何も出来ない・・・要らない子供の僕と違って」 「それは違います。例えば米国の大統領は誰でも知る“強力無比な力”を操ることの出来る強い人ですよね?でも、彼自身は只の弱い人間でしかありません」 「うん」 「もしも私を強者と言うのなら、全身全霊忠誠を誓う“私”の力はせー君の力だよ?この意味判る?」 「・・・うん」 「強さの形は数え切れないほどあり、人心掌握だって紛れもない強さです。だから胸を張って前を向いてください。私の主は立派に無敵ですからね」 これは夢だ。微塵も良い想い出のない、幼少期の記憶。 小さな自分と、それをあやす少しだけ年上の少女の姿を眺める今の自分。 すっかり忘れていたはずなのに、何処かで...
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狩猟者―狼煙/Cat box― 1/2
作者:グリム タイトル:狩猟者―狼煙/Cat box― 1/2 七つの村の七つの墓場から土を持って参れ。 その土を人の血によって捏ねよ。 こうした土を三年かけて三千の足にて踏ませる。 その土にて九寸のヒトカタを千作り、鍋にて煮るがいい。 さすれば、一つ、浮かび上がらん。 「ホトケは何人だ?」 「二人――ですね。たぶん」 頼り無さそうな男――部下の上島泰斗(ウエジマ タイト)は頼りなさげにそう答えた。まぁそうだろう。現場の写真を見て考える。現場は世辞にもきれいとは言えないようなアパートの一室。室内はどす黒い血で彩られている。被害者と思しきモノは衣服の切れ端と色んなものの欠片だ。 無論、その“欠片”には被害者の身体部分も含まれる。 恐らく人間業ではない。 「異形か……そうでなければ退...
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狩猟者―辻の蛭/sister― 1/2
作者:グリム タイトル:狩猟者―蛭の実験場/sister― 1/2 祭囃子が聞こえる。 男の子だから、女の子を守らなきゃ。 お姉ちゃんともはぐれて、イトコと二人。 小さな手のひらを引っ張って、他人の林を抜けていく。 大丈夫。 言葉に根拠なんてない。 女の子は泣いてしまった。 大丈夫。 そう言って、泣きたくても僕はその手を引く。 守ってあげる――幼い、二人きりの約束。 女の子は、泣き止んだ。 僕は、笑うことができた。 「ぁ……」 自分の呻き声で目を覚ました。部屋の空気は冷え切っている。時間はまだ早い。いや、冬休みに入った身としては早すぎる。学校に行くでもないのに、弁当作るでもないのにこんな時間に起きてもな……それに、姉貴も今日は帰ってこないし、そん...
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王と騎士と魔法の剣
<王と騎士と魔法の剣> ~ロボットがガンガン壊し、負けじとお姉ちゃんもセメントな感じに滅多切り。少年は他人のフリを決め込みつつも劣等感に苛まれる学園喜劇~ contents 第1話 ~化け物達の宴~ 第1.5話 ~その頃の姉(前編)~ 第1.5話 ~その頃の姉(後編)~ 第2話 ~遙か彼方の平穏な日々~ *
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狩猟者―郷愁的/Daze―
作者:グリム タイトル:狩猟者―郷愁的/Daze― 何も知らなければ良かった。 無知であり続けられるならばこの痛みも知らずに済んだ。 でも私は知ってしまったんだ。 私はただの狂いたがりで、 彼が本当に狂ってしまったという事に。 ――ぱかっ、ぱかっ…… ぱかっ…… …… 「――菖蒲?」 「……へ?」 声を掛けられている事に気がついて、顔を上げる。顔を上げて気付いた、これは夢だ。そうでなければ幻。目の前には中学生の海晴が私のことを覗き込んでいる。私は教室にいて、特に意味もなく外を見ていたんだっけ。 校門には桜が咲き誇っていて、楽しげな生徒の会話が聞こえてきた。 夢か幻の私は、外をボーっと見ていたと伝えると、海晴は若干理解できない、と言う表情をした。 ...
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狩猟者―狂燥/Cause― 1/3
作者:グリム タイトル:狩猟者―狂燥/Cause― 1/3 私は×き×い×すか? ×は存在していますか? な×で誰×答え×くれ×いので×か? ×××、×××××××ですか? ××× 冬休みに入って数日。特にイベントもなくクリスマスも過ぎ去り、街も年末に向けた準備が進んでいる。道行く人もコートを着込み、本格的に冬だ。月初めから雪が降っていたのでそこまで感慨はないけど。 空を見上げても相変わらずの曇天だし、気分も少し重い。気分が重いのは、天気のせいだけではない。 幼馴染が入院した――怪我をするのは珍しくないけど。姉貴に事情を少しは聞けたけ。とにかく大怪我をして危険な状況だったということ。少なくとも、一週間はまともに動けないぐらい。 そして今日、そのお見舞いに向かっている。手土産は『白杉』のケーキだ。...
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狩猟者―狼煙/Cat box― 2/2
作者:グリム タイトル:狩猟者―狼煙/Cat box― 2/2 油をフライパンに流し、広げる。 「……最近炒め物ばっかりな気がするな」 呟いて、ニンジンを投入。炒める音が響く。鍋以外は炒め物系が主流になってきた気がする――いや、別に炒め物が悪いわけじゃないが、さすがにこれではバランスが悪い。でも残った材料を使いきるにはこれが一番の方法でもある。 今一番に考える事はバランスじゃない。 振り返る。そこには不機嫌な姉貴が不機嫌そうにテレビを眺めながら、不機嫌そうに人差指でテーブルを叩いていた。 肉野菜炒めができあがり、振り返ってみる。もう一回前を向く、振り返る。間違いなく姉貴は銃を抜いていた。ペンを弄くるような手軽さで銃を弄っている。深呼吸を一つして、声を掛ける。 「姉貴、できたよ」 「あ――?」 姉貴がこちらを...
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狩猟者―寒がりの白雪/far snow―
作者:グリム タイトル:狩猟者-寒がりの白雪/far snow- 駆け抜ける衝動を抑えることができる事はできない。 悲しみは知らない、哀れみは知らない。 知らないから、それはきっと喜びだ。 ――彼女は、そう言って錆色を振り下ろす。 《寒がりの白雪/far snow》 「――起きろ、ミハル」 揺り起こされる。頭痛が消えたためか、その感覚は心地良い。覚醒しかけた意識が消えかけて、側頭部に押し付けられたゴリッとした鉄の感触に飛び起きた。 上半身を動かして枕の方を見ると、ショートヘアの姉貴が拳銃なんぞ構えている。表情は不機嫌。もしあのまま起きなかったら確実に頭にトンネルが開通していた。賭けても良い。 「おはよう。今日学校だろう、海晴」 「……おはよう姉貴。その拳銃しまってくれよ。桜の大門が泣...
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狩猟者―存在の証明/Do you ... know?―
作者:グリム タイトル:狩猟者―存在の証明/Do you ... know?― この世界は狂っている。 生きている限りに救いはなく、死ぬ事に安らぎはない。 神は居ない、怪物だけが蔓延る。 嗚呼、なんと嘆かわしい事か。 彼の狂人はそんな事を言っていましたとさ。 《存在の証明/Do you ... know?》 居なくなったあの子と関わったあの日から。傷は癒えた。少なくとも、上っ面だけ。そして僕は戻ってきた。形だけ。考えていると溜め息が漏れそうだ。だから、できるだけ考えないようにした。でも決して忘れない。 あの雪が去ってから、一段と冷え込んでくる。学生は皆、長袖。学ラン。こうやって教室から外を眺めると、校門から出て行く黒い学生達が見える。色とりどりのマフラーや手袋。寄り添って歩くグループの生徒。外は寒...
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狩猟者遊戯
作者:グリム タイトル:狩猟者遊戯 ――夜闇を切り裂くは、錆色の刀身。 逃げようとする連中を追う。相手は纏まって逃げている。行き先は恐らく人通りの多い場所か、民家のある場所。 そこまで逃げられたら狩るのは難しい。 森を駆け抜ける。目標は三つ、未だ健在。身体能力で追いつけないらしい。 右腕の手甲に精神を集中させる。概念式複合を起動。概念は、根・急成長・壁・地脈の四つ。地形の把握と準備は十分だ――! 「式名、五行――木遁」 目標の目前の地面が盛り上がり、ものの数秒でそれが複雑に絡み合って壁を作る。 連中は拳を振り上げてそれを破壊しようとするが、根が絡み合った壁だ。早々破壊されない。 戸惑ってる間にすぐ背後まで追いついた。走りこんだ勢いで背後から居合い。 リーマン風の男を左下から右上...
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狩猟者―辻の蛭/sister― 2/2
作者:グリム タイトル:狩猟者―辻の蛭/sister― 2/2 声は上から。刀を構え、振り下ろされるそれを受け止める。金属音がぶつかり合い、火花が散った。そのまま勢いに任せて弾く。弾いた俺の刀を利用して、少し離れたところに男は着地する。炎を浴びせかけたやったのにもかかわらず、焦げあと一つない。 細目を更に細めて笑い、かなり余裕ぶっこいてやがる。 つい先日相手にした鎌鼬を思い出した。当たらないなら、まずは相手を囲って封じ込める。手甲を相手に向け、魔力を走らせる。 威力は最大、手加減なんてできない。 「式名、五行――木遁、句句廼馳ノ抱擁」 コンクリの地面を突き破り、相手の動きを封じる根の壁が螺旋状に檻を成す。 封じたらもう一撃で終わりだ。 「木生火ニ則リ、陽トッ」 詠唱を中断する。体を捻り、刀を構えなおす。激し...
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狩猟者―迷い子/missing―
作者:グリム タイトル:狩猟者―迷い子/missing― 私は切符を失くしてしまった。 列車は回り続ける、ぐるぐると私の目の前を。 誰かは手を伸ばした。 『切符は要らないよ。お乗りなさい』 そして私は答えた。 『あれが無いと私は行く先が分からない』 列車は回り続ける。 《迷い子/missing》 「だっはっは、災難だったねーみっちー」 豪快に笑われて、その上に鳩尾にパンチを貰った。あの雪の事件から一週間……まだ残雪も寒さも消えない頃。僕は相変わらず自室のベッドに居た。あれだけの事があったら仕方ないかもしれないけど。 でも、まだ家の中でしか動けないってのは先行き不安だ。 だと言うのに……目の前の女性は“災難だった”の一言で笑い飛ばしてしまった。鳩尾にキツイ一撃をくれた上...
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狩猟者―アナタに祈りを/irrational beliefs― 2/2
作者:グリム タイトル:狩猟者―アナタに祈りを/irrational beliefs― 2/2 今日の星はキレイだ。 いつもよりも透明に見える。 人ごみが流れてく。 誰も俺を見ない。 俺を見ろ。 俺を見ろ。 変わったんだ。 世界が変わったんだ。違う、俺が、変わったんだ。 高みへ、気高いものへ! 俺を、 見ろ! ――どこか遠くで咆哮が聞こえた気がして、ふと、振り返った。 繁華街から少し離れた木々の多い道。車が断続的に通り過ぎて冷たい風を残していく。やっぱり今年は例年以上の冷えらしい。肩を震わせて歩いていくシスターを眺める。やはり後姿を見ても、まぁ、真正面から見ても中学生そこらにしか見えないんだが。 ポケットからベニイシを取り出す。色は、少しだけ褪...
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更新情報
『更新情報』 !! 琥珀の《天夜奇想譚 -詩- Prologue》が掲載されました。本当に作品掲載はひさしぶりだなぁ…。 -2010/3/31- コンテンツを修整しました。最近更新情報が増え、多分みにくいんじゃないかなぁという考えからの処置です。ついでに天夜奇想譚とは? も別枠を設けました。皆さん、更新情報を揚げる時にはこのページでお願いします。 -2010/3/31- 掲示板・質問用に《年表表 ステータスに対する質問コーナー》を設けました。詳細は参照してください。 -2010/3/31- 異形の種類に、ヴォルゲリオンの説明を載せました。もうすぐプロローグあげますよ~。 -2010/3/31- キャラクターにもうすぐ掲載される《天夜奇想譚 -詩-》のキャラクター《ウナ》を掲載。今作の主人公です。ステータスも掲載しました。 -2010/3/30- 烽火のステータスを後悔しました。...
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狩猟者―アナタに祈りを/irrational beliefs― 1/2
作者:グリム タイトル:「狩猟者―アナタに祈りを/irrational beliefs― 1/2 誰だって夢見ているんだ。 皆が自分を認めてくれることを。 叶わない事なんかじゃない。 だって自分に落ち度なんてないんだから。 じゃあ悪いのは? 目を覚ます。どこまでも続く暗いトンネルのような電車の夢は途中で消えてしまった。身を起こすと、黒い影が俺から離れる。そいつは黄金色の眼を持った猫だ。何度か頭を揺らして、意識をハッキリとさせる。 ……また、こいつか。 「また覗きか黒猫」 そいつは一跳びで窓の枠に乗り、視線を向ける。 「おんし程、夢見の悪い娘はここ数百年見たことがないのぅ」 口を歪に開いて言葉を発す。 相変わらず、――説教臭いジジイだ。溜め息を吐いて、立ち上がる。寒い朝だ...
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登場人物紹介ページ
グリム本編 -狩猟者- 番外編 えすぺらんさぁこちら白夜行! 学園迷走 扇蛇神と少女の幻想曲 王と騎士と魔法の剣 雨後 晴華流吏馬鹿と魔術と吸血鬼 とつげきっ!る~ずどっく小隊! 短編物 柏陽煉斗 飛崎琥珀天夜奇想譚 -狼- 天夜奇想譚 -番- 天夜奇想譚 -聖- グリム 本編 -狩猟者- 番外編 えすぺらんさぁ こちら白夜行! 学園迷走 扇 蛇神と少女の幻想曲 王と騎士と魔法の剣 雨後 晴華流吏 馬鹿と魔術と吸血鬼 とつげきっ!る~ずどっく小隊! 短編物 柏陽煉斗 飛崎琥珀 天夜奇想譚 -狼- 天夜奇想譚 -番- 天夜奇想譚 -聖- 登場人物紹介テンプレート
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アヤメ―狩猟者/abyss―
作者:グリム タイトル:アヤメ―狩猟者/abyss― 線路は続くよ。 どこまでも、どこまでも。 どこまでも? 終着駅はどこにある? 列車にすら乗ることができないのに。 塵芥の降り注ぐ、灰色の町並み。さっきから体が重くて仕方が無い。それに、ずっとずっと気配が消えないんだ。 殺したはずなのに、殺したはずのあいつの気配が消えてくれない。どこにいる。化け物。殺してやる。何度だって殺してやる。お前を殺したら早く海晴を助けないといけないんだ。気配はどこだ。気配はどこだ。 ――山。あの山。 灰色になった景色が切れる場所にある山の頂。 「ぁ……ぉ、ろ、……ぅ」 さっきから頬が引き攣って喋られない。でもそんなことどうでもいいんだ。声なんてどうでもいい。喉が潰れてしまったところで、もう意味なん...
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年表
天夜奇想譚年表 ・1955/?? 《馬鹿と魔術と吸血鬼》 吸血鬼エルマが英国の某所にある廃城に誕生する。 ・1995/10 《天夜奇想譚 -風-》 沙耶が一人の退魔士と出会う。 ・2003/06 《こちら白夜行!》 退魔組織『白夜行』頭首蔵野藤吾の一人娘、『蔵野明』病死。これで白夜行の後継者は途絶えることとなる。 周辺組織、また統括にそれを知られぬよう密葬される。 ・2005/04 《本編 -狩猟者-》 牛鬼来襲・アヤメが退魔士になる。 《こちら白夜行!》 退魔組織『白夜行』頭首蔵野藤吾が失踪。混乱の中、関係者は隠蔽を試みるが、病死と言うデマが伝播。 その後周辺組織や統括に幹部により解体、構成員は散り散りとなる ・2007/04 《とつげきっ!る~ずどっく小隊!》 エミリアがラザロ騎士団の番外小隊、通称負け犬部...
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《交差 -mask-》
contents mask -Side.A File.1- ある人に憧れて、赤峰楓という少女はジャーナリストを目指している。 その友人、仲河みのりは彼女のよき相談相手であった。 しかし、終業式二週間前のその日、彼女は姿を消した。 楓は、みのりを探そうと決意する。 自らを突き動かすものも知らないまま。 ○登場人物○ 蛇神と少女の幻想曲より ……羽久 いずも 天夜奇想譚-狼-より ……尾霧 希 馬鹿と魔術と吸血鬼より ……黒蔵 一角/エルマ・マクスウィーニー/泉亭 狩猟者より ……樫月 耀司 ※登場人物をクリックすると、キャラクターの説明が出ますby琥珀 (勝手にごめんなさい、グリムさん) *
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小説一覧
小説一覧~語り部達の間~ ここでは、天夜奇想譚の設定を元に描かれた小説などの類を公開しています。 自由に自分の小説を公開していただけると嬉しいです。 投稿方法については、@Wikiの説明をお読みください。 作者・作品のリスト グリム《本編 -狩猟者-》 《交差 -mask-》 《番外編》 えすぺらんさぁ《こちら白夜行!》 《学園迷走》 扇《蛇神と少女の幻想曲》 《王と騎士と魔法の剣》 雨後 柏陽煉斗 飛崎 琥珀《天夜奇想譚 -狼-シリーズ》 《天夜奇想譚 -番-シリーズ》 《天夜奇想譚 -詩-シリーズ》new 《天夜奇想譚 -風-》――現在準備中。 《天夜奇想譚 -聖-シリーズ》――現在準備中。 《琥珀の部屋》 小説のテンプレート contentsのテンプレート グリム 作者コメント欄(編集したらこの文は消してね♪) TITTLE 《...
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桶屋
キャラクター名:桶屋 作者:グリム 出展:狩猟者遊戯 1 名前 性別 年齢 桶屋 男 不明 2 国籍 住所 日本 現住所不明 3 人種 種族 日本人 人間 4 容貌 容姿 藍色の外套を纏い、メガネを掛けてひょろっとしている。 5 社会的地位 職業 信仰する宗教 裁定者“葬儀人” 6 性格 癖 ポリシー 飄々としていて、皮肉屋。 統括組織の決断には決して逆らわず、対象を殲滅する。 7 美点、悪点 無し 8 知性、知識 健康 知性は高く、知識も広い。健康面に問題なし。 9 趣味 特技 好物 嫌いなモノ 骨董集めを趣味とし、目利きもできる。よく骨董屋で見かける。 小動物も好きなのだが、彼が近付くと小動物は自然と逃げていく。 10 武器や武術、魔術。 武器:ワイヤー 武術: 徒手空拳の武術を得意とする。 才覚:鉄 得意な式...
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姫月アヤメ
キャラクター名:姫月アヤメ 作者:グリム 出展:狩猟者遊戯 1 名前 性別 年齢 姫月アヤメ 女 16 2 国籍 住所 日本 天夜市(月明学園から徒歩数分) 3 人種 種族 日本人 人間 4 容貌 容姿 黒のロングヘア。パッと見、大和美人 5 社会的地位 職業 信仰する宗教 学生。無宗教。むしろ神をも異形とみなし、存在すれば殺すと嘯く。 6 性格 癖 ポリシー 学内では明るく、世話焼きの性格。しかし狩りをする彼女は既に破綻者の域に達している。 狩りは快楽として学内で学生を装うのは遊びとしているらしい。 事がうまく運ばない時、舌打ちをする(狩猟時のみ) 7 美点、悪点 無し 8 知性、知識 健康 一般知識は中の上、問題なし。理解力もそれなりにある。 異形に対する知識は取り分け“殺す”事に傾いており、『感染者』でも『汚染』レベルでも関係...
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一息、アチキ珍道中/Calm 1
作者:グリム タイトル:一息、アチキ珍道中/Calm 1 カラン、カラン…… …… カラ…… …… ……カラン―― 踏み鳴らす下駄の音が夜道に響き渡る。 人通りの無い寂しげな道。周りの家々の住民は寝静まっているのか、アチキの歩く音以外は何も無い。空を見上げてみると、それはそれは綺麗な月が下界を照らしている。 なるほど――今日は、晴れか。 響く音、遠くの方に、影が見えた。 アチキは慌てて横道に逃げ込んだ。怖いものかもしれない。こんな綺麗な月夜には、怖いものがいる。 地を踏みしめる音を聞きながら息を潜める。足音は止む。顔を上げると、二つの瞳がジッとアチキの姿を捉えていた。影が動く。月が、その影の持つ凶器を照らす。錆色の輝きの刀と、銀色の手甲。 ああ、やっぱり。綺麗な月...
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第一話~ 蛇と少女の初舞台
作者:扇 タイトル:蛇神と少女の幻想曲 それは唐突の出来事だった。 『余さ、やっと約束した封印期間が終わるわけよ』 上級魔族が数多く巣くう廃城から戻り、回収してきた戦利品をチェック。希少品を抜かして換金し一息入れた所で相棒の男騎士は脈絡もなく宣っていた。 困るのは道具の補充と整理を行っていた魔法使いの娘である。 しかし娘にとってこの程度の電波話は慣れたもの。 相づちを打つでもなく、脊髄反射的に叱責の言葉を紡いでいた。 『君、ゲームのやりすぎ。黄色い救急車呼んであげようか?』 『本当だって、こう見えても昔は世界に名を轟かせた神様ですよ?これ本当』 『与太話が無ければいい人なのに・・・』 『一年以上付き合いがある友達に何言うのこの子!?』 『で?』 『冷たい娘だなぁ』 『で』 『容赦ないっすね』 『最後のチャンス』 『マジすんま...
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とつげきっ!るーずどっく小隊! 第壱話
作者:晴華流吏 タイトル:第壱話『ふぁーすとこんたくと!』 ある春の月、暖かな日差しと優しい風が頬をなでるそんな日の事。 英国、イングランド領の田舎道を初老の男性が馬を操る一台の荷馬車がのんびりと進んでいく。 荷台には大量の藁と大きなトランクと、これまた大きな布にくるまれた荷物、それと丸い帽子を被った一人の栗色の髪の十八歳くらい少女が乗っていた。 風が吹き少女のセミロングの髪がサラサラと風に煽られる。 彼女の優しげな瞳は道の先をじっと見つめる。 その目には期待と不安が見て取れた。 「もうそろそろ到着だよ?」 御者の男性が少女に声を掛けた。 「もうそろそろ……か……」 少女はそう呟き、思いを馳せる様に目を瞑る 「お忙しい中乗せて頂き、ありがとうございます」 「なぁに! 可愛らしいお嬢さんの頼みさ! それにどうせ道は一緒だしなぁ!」 「か、可...
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一息、アチキ珍道中/Calm 2
作者:グリム タイトル:一息、アチキ珍道中/Calm 2 からころ……からりん…… ……カラン、カラカラン…… ズゲッ、ズデッザザザーッー…… ブッ…… …… 盛大にこけた。お面は落ちなかったけど、下駄の鼻緒が切れたらしい。まさか天下の大通りにこんな穴があるとは思わなかった。……アチキを倒すなんて凄くはないけど、認めてやってもいい。 ……しかし下駄がこれじゃあ歩きにくい。 加えて今日は満月の晩。月夜には怖いものがいる。前は見逃してもらったけれど、今日は見逃してもらえるとは限らない。裸足で……いや、ダメだ。裸足だと足が汚れてしまう。 目の前に転がっていた箱を見て、アチキの脳裏に名案が浮かんだ。そうだ、これを使えば怖いものにも見つからない。アチキはさすがだ。頭が良い。早速、その茶色くて大きな箱を...
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こちら白夜行! 第四話
作者:えすぺらんさぁ タイトル:こちら白夜行! 第四話 十一連敗の夜から、十日後。 「……帰るまでに止みそうに無い、かな」 「そうねぇ。予報じゃ、夕方から激しくなるんだって」 蕎麦屋白杉、その店内から、明は恨めしく、降り続く雨を眺めていた。 曇天で日は見えないが、店内の簡素な時計はおおよそ十五時頃を示している。本来ならば結構に賑わっている時間帯だ。しかし平日の雨天とあって、店内は、本当にまばらにしか客が来ない状態が続いている。 雨の日に、客の足はわざわざ甘物を食べへとは向かないらしく――蕎麦については論外である――本来ならば明は、こんな日はもう仕事上がりで帰宅する。しかし残念なことに店の置き傘がすべて出払ってしまっている今、彼女に出来るのは、外を睨みながら雨が止むのをひたすら待つことと、通常の接客業だけだった。 お客は三名二組...
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御屋敷訪問
作者:雨後 タイトル:御屋敷訪問 激動の夜を過ごした彼らは、一旦は街に隠れていた。 しかし銀自身の姿が鎧のまま一向に変化しないため、人目につかない所を転々としていた。 途中銀の目にはサラリーマンと女子高生と主婦が森から走ってきている現場を目撃した。 しかし銀から約五百メートル先のことだったのでよく分からないが、人間の速さではなかったような気がする。 何かに追われているような気配もあった。 「しかし物騒な世の中だ」 「ん?何故ですか銀」 「病院内で日本刀を振り回す奴がいたんだ」 命に会う前に銀はサムライを再起不能までに殴り飛ばした。なぜか病院内に日本刀を持った男がいたのだ。 「んー、とりあえず一旦私のうちまで行きましょう」 このまま隠れていても時間の無駄は明白であり何かアクションを起こさなければ現状は変わらない。 それなら西園寺家で...
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月下、彼の窓辺/side out 2/2
作者:グリム タイトル:月下、彼の窓辺/side out 2/2 二日目、三人は今晩、ビル街に行くように話し合い、決めた。それまでの時間は各自で行動する。そしてトウカは――とある病院を訪ねていた。昨日の病院とは違う、機関の息が掛かった天夜市総合病院。 施設は清潔で、整っている。幾らか通常の入院患者も居て、ロビーは普通の病院と変わらない。 トウカは無表情にそのロビーを通りすぎ、廊下のどん詰まりにある、『staff only』と書かれた鉄の扉の前に立った。人が居ないことを確認して扉を開く。その向こう側には狭い空間と、小汚い感じのエレベーターがあった。躊躇い無くその中に入ると、三つあるボタンの内、一番下のボタンを押す。 扉が閉まり、間を空けて開く。 その向こうは長く暗い廊下だった。目を慣らさない内に、トウカはどんどん突き進んでいく。その廊下は...
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なべ・でい。/side out
作者:グリム タイトル:なべ・でい。 ――鍋料理。 昔から伝わる、様々な具材をぶち込み、煮込み、掻き回し、ぶち撒き、完成する料理。 具材は何か……なんて野暮なことは聞くものじゃないですね。 今宵は冷え切った夜。 そんな夜の、平和な鍋を覗いてみましょう。 「海晴遅かったな。もうお前の柚子さん帰ってきてるぞ」 アヤメと公園で別れてから家に帰り、玄関で僕を出迎えたのは、樫月だった。しかもワザワザ外で待っていたらしい。ポケットに手を突っ込み、寒そうに肩を震わせている。変なところで気を利かせる。 何か言おうと考えて、止めた。 何を言っても野暮のような気がした。 「味ポンと具材――牛肉買って来たよ。寒いし、とっとと食べよう」 樫月はポケットから少し赤くなった手を出して、おう、と応えた。 ...
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こちら白夜行!
作者:えすぺらんさぁ タイトル:こちら白夜行! 天夜市市街地内、蕎麦所『白杉』。熟年のオシドリ夫婦が経営するこの店は、ごく一部に対してとても名が通っている。 ひとつは、その味。ただ、無口で表情ひとつ変えないご主人の蕎麦打ちの腕は見かけによらずそれほどの物ではない。評判なのは、奥さんの作る特性の甘味メニューである。その注文数は本来の看板であるはずの蕎麦を軽く上回り、雑誌取材の際にはうっかり甘物屋として掲載される、なんてエピソードまで存在する。 余談だが、たまに注文のかかる蕎麦を、無表情のご主人が心なしか嬉しそうに打つのを眺めるのを楽しむ、なんてコアな客も存在するらしい。 そしてもうひとつ、この店に注目を集めるものがある。この店の看板娘……蔵野 明の存在である。 住所不明、年齢不詳(外見から、十五・六と見られる)。いつでも寝癖の残る、セミロングの茶髪、よく見...
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学園都市:邪馬
コミュニティ名:学園都市:邪馬 コミュニティの作者:精鋭の方々 出展作品: 1 コミュニティの名称 退魔士育成学園都市、“邪馬”。 2 施設の概要(喫茶店、蕎麦屋、等) 学園都市 3 国籍 住所 北九州地方 4 コミュニティの店主、店員他。 森羅 壱与 (シンラ イヨ) ――校長、女性 5 コミュニティの売り。 退魔士団体の息の掛かった商店が並び、何があっても無かったことに。 月明学園にあるような最新機材は全て揃う。 生徒会役員になるためは高い成績を残していなければならない。生徒会の権力は高い。 教員の殆どは正式な退魔士。ただし退魔士でない教師もその異形などの存在については知っている。 人に思いを寄せる異形も受け容れている。 “神学”、正しき神の偶像≪アバター≫を作り出す独自の技術を持つ。 天夜市と月に一回全ての学科は交流している。ただし...
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黒い兎の神父さん/第一話
作者:柏陽煉斗 タイトル:第一話/出会いは逃避行の中に ときに。ふと私は思うことがある。 こう、運命ってのはなんでいいのと悪いのを纏めて運んでくるのか、と。 そんなことを考えている私。只今絶賛ピンチ中っ! 荒い息。飛び散る汗。全身が沸騰しそうに熱くなる感覚。 「はぁ、は――はぁっ……んぐ……」 そうは言っても別段色っぽい睦言なんかじゃない。ありえない。というか、彼氏がそもそもいない。 閑話休題。 そんな私が何故こんな苦しい思いをしているかって。それは走ってるからだ。 それも全速力。ああ、人間、恐怖の淵に追い込まれると限界を突破できるんだな、と他愛もないことを考えられるあたり、まだ余裕は残っているのかもしれない。 「って、んなわけないでしょっ……!あー、もう!なんで私がこんなことにーっ...
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リーファ・エイル・エインセル
キャラクター名:リーファ・エイル・エインセル 作者:扇 出展:王と騎士と魔法の剣 1 名前 性別 年齢 リーファ・エイル・エインセル(女)17 2 国籍 住所 国籍:日本、及びフランス 住所:鶴ヶ谷魔導学園、学生寮405号室 3 人種 種族 人種:フランス人と日本人のハーフ。 種族:人間 4 容貌 容姿 身長は平均より高い程度で手足もすらりと長く、大きな瞳に形のいい鼻筋。 混じりけのない蜂蜜色のストレートが特徴の出るところは出た美人さん。 金髪黒目、肌は白ではなく黄色人種の平均色。 5 社会的地位 職業 信仰する宗教 信仰する宗教 キリスト教(建前) 分の悪い賭けに出る時等、とりあえず神様に祈る程度。 社会的地位/職業 - 一般的な地位 - 日...
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らんらんるーっ♪
作者:柏陽煉斗 タイトル:らんらんるー♪ 暗い。 暗い、昏い、喰らい、 Cry。 私はびくびくとしながら、街を行く。 夜。街を走るバスはすでに終わり、寒い街中を辺りを見回しながら、ただ、急ぎ足で家路に着く。 (もう……っ! こんな日に残さなくたっていいじゃないっ! 私なんてただのバイトなのにっ……) いやらしい、スケベ面をした上司の顔を頭の中で殴り飛ばしつつ。 普段とは変わらない接客、調理もまともにこなしていたはずなのに、残されてうだうだうだうだ、何々がなってないなどと、私だけを残しお説教。 他の先輩方や後輩も心配そうに見ていたけれど、どうすることも出来なくて帰っていって。 そしてようやっとついさっき解放されて。心配げな顔で送っていこうか? 等という上司を振り切って、今ここを歩いている。 絶対にもう辞めてやる、と、頭の中で店の特徴と...
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愛しき姫に贈る歌/プロローグ
作者:柏陽煉斗 タイトル:プロローグ/終わりからはじまり。 ある日、ある夜。 それは奇妙な恋の物語の、その終焉の夜。 その物語は、吸血鬼の少女と人間だった領主の青年とのお話…… 「……月が、綺麗だね。」 意識ははっきりとしている。 遠い空、惹きよせられそうな程に甘美な輝きの満月を、片方だけになってしまった眼でじぃ、と見つめる。 痛みも無い。本来ならばほぼ死に体であろうその肉体で、しかし、あまり普段と変わらない声。 それもこれも、半分だけ吸血鬼になったおかげだろうか。――もっとも、この傷は治ってくれる気配はないけど。 その事実の何が悲しいかといえば、僕の隣、正確には頭の下でその膝を枕にしてくれている、顔をくしゃくしゃにした少女の頭を撫でるのすら億劫な程に力が抜けきっていることだろうか。 「……そうだな。……今夜の月は、いつになく綺麗だ、な。」 ...
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第三話~ 硯梨と愉快な仲間達
作者: タイトル:蛇神と少女の幻想曲~第三話~ 草木も眠る丑三つ時。 街灯のぼんやりとした光だけが見守る闇の世界を一匹の化け物が闊歩していた。 教え子の注文に応え、一度組み上げた魔具を再構築するのは愉快と同時に面倒臭い。 故に蛇の王は淀んだ頭を一新すべく、獲物を探して唯進む。 そして、自らの感覚に従い見つけ出したのは一匹の異形だった。 外見上は人のように見えるが、その身から漂う気配は人にあらざる者。 おまけに食事中だったのか、抱きかかえた女の首筋に牙を突き立てていたりする。 「昔、大陸で見かけたことがある。アレか、お前は血を吸う鬼じゃろ?」 「何だ、人間ではなさそうだが我に何か用か?」 「とりあえず膝を付け。神を前にしての不遜な態度、今なら大目に見よう」 「・・・見なれない種だが、200の齢を数える我に向かって何を言う」 「何だ、若造ではない...
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-真夏の夜の夢 ROUND1-
作者:扇 タイトル:-真夏の夜の夢- それはある日の出来事。 一匹の異形の思いつきで始まった、一つの事件が織りなす物語である。 「うーむ・・面白いか面白くないかはともかく、この趣向は実に愉快だの。予も真似、もといオマージュして実行に移すとしよう」 いつものようにだらだらと寝転がり、お菓子を摘みながらとある映画を見ていた月。 基本的に感化されやすく、事あるごとに硯梨に諫められるのが常なのだが、今日に限ってストッパーが不在だった。 「えーと、場所はアレを封じた島で・・・どれ、余がプロデュースする一大イベントの為、久方ぶりに全力を尽くすよ!頑張れ余、負けるな神様!」 スタッフロールが流れ終えると、やおら立ち上がって概念を創造・展開。 同時に何処かへと電話しつつ、開いた片手でキーボードを高速で叩きつける。 「とりあえず硯梨、蕎麦屋のバ...
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設定
設定 天夜奇想譚の設定が書いてあります。 また、小説の内容によっては、設定が変化し、更新されていくこともあるでしょう。 魔力、霊力について 魔術について 式とは才覚とは通常の式発動 才覚持ちの式発動 術具・アーティファクトとは 装弾機構《チャンバーシステム》 STAFF (Spell Tree Automatism and Form Function)駆動鎧―ADAM(Anti Demon Artificial Messiah) 統括組織《とうかつそしき》 教会《きょうかい》聖別 傭兵《マーセナリー》 異形異形の生態 異形核 魔力、霊力について 魔力・霊力とは"世界"と呼ばれるモノから湧き出し、世界に充満する力の総称。 その霊力・魔力を汲み取り行使することが出来る人間を"術者(Magus)"と定義する。 この...
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