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陵桜学園・羅気☆酢多組

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匿名ユーザー

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陵桜学園。

今ここには、学園のシマをめぐって争う二つの勢力があった。

一つは、総長ななこ率いる羅気☆酢多組。

もう一つは、総長ひかる率いる羅気☆波裸組。

陵桜学園では、数年前まで羅気☆波裸組と羅気☆茶寝組がシマの主導権をめぐって争っていた。
しかし、羅気☆茶寝組の副長・桜庭ひかるが台頭、総長あきらと裏番ゴットゥーザをその座から下し、組の実権を握る。
その後、羅気☆波裸組を再編成し今に至る。



…読みにくい。




らき☆すた組。
場所は校庭。夕日の沈んだ頃、夜の集会が開かれる。

総長ななこを中心に、こなた、つかさ、みゆき。そして、副長のゆい(実はアンダーカバーコップw←本人は忘れている)が揃う。

みかん箱の上に立つななこを始めとするらき☆すた組メンバーが、一人ずつ叫ぶ。

「押忍!今日もウチはマリーンズの応援に精を出し、サブマリン投法で突っ走るで!?押忍!」
「お~っす!やっぱり今日も旦那が帰ってこなくて寂しいけど、お姉さん頑張っちゃうよ~~!!☆お~す!」
「押忍!今日も私は、プロ野球中継の延長などに負けず、ゴールデン及び深夜のアニメを制覇するっっ!押忍!」
「お…おす!わ、私は…えっと…その、今日は…おいしいお菓子を作れたらいいな…って。お酢!?」
「押忍!今日も私は新たな知識を得、皆さんのお役にたてる知恵を与えていきたいと思います。押忍!」

と、各人の目標を言い終わったとこで、ななこは言った。

「さぁーて!今日も世界史の勉強を始めるでー!」
「えー!!」
「だいたいなんで、私らが世界史の勉強なぞしなくちゃあかんのですかっ!!」
「泉…ウチら、らき☆すた組は日本制覇なぞ狭い目標は持っとらん!視点は世界なんや!!世界史を制する者は世界を制すんやっ!!」
「歴史と世界情勢はちがいますヨっ!?」

…と、こんな具合で毎日集会が行われている。


「…先生それよかネトゲしません?ドラゴンの攻略法伝授しますよ」
「ホンマか?なら今日は世界史はナシや」
「…」




らき☆ぱら組
場所は体育館裏。夜の集会。
総長ひかるが、副長のふゆき、かがみ、みさお、あやのを従える。

「おーす…あー、今日はダルイから特に言うことはない。とりあえずふゆき、結婚してくれ」
「うふふっ…もう、組長さんが一番しっかりしないといけないのに。たまには野菜もしっかり食べないとダメですよ、ひかる先生。おす!」
「押忍!まあ、私も特に言うことはないけど…べっ、別にやる気がないわけじゃないんだからねっ!押忍!」
「押っ忍~!まー今日も程々にがんばって楽しい一日になれヴぁいーや!押~忍!☆」
「うふふ、みさちゃんたら…押忍!(全くこの組はしまりがないわねうふふいつもダルそうな総長さんに
ぽやぽやの保健室のオバryにどっかのツンデレに元気だけが取り柄のおばかさんだものねでもみさちゃんだけは
別よだって可愛いんだからこんなに可愛いんだから特別扱いようふふみさちゃん可愛いわよみさちゃんうふふ)」


「あー、それと今度、我々らき☆ぱら組はらき☆すた組と一戦交えることにした。負けることは許さんぞ。それじゃー今日は解散」


集会が終わると各自は自由時間になる。

かがみ、みさお、あやのの3人が話す。
「らき☆すた組と対決かぁー、前回は確かうちらが勝ったんだよなー!」
「でも、あんたは負けたんでしょうが…みゆきに」
「だーって、あいつすげえ怖いんだぜ!あやのが怒った時みたいに!!」
「みさちゃん?(何余計なこと言ってんのよみさちゃん血の雨降らせるわよ覚悟はできてる?
ついでにその体押し倒して操を奪ってやるわよみさおだけにねなんちゃってうふふだれがうまいこと言えとry)」

「私は誰の相手になるのかしら…?確かにみゆきは勝負強そうね…つかさには勝てそうだけど、やりにくいわね…
かといって、こなたもなあ…」
「柊ちゃん、らき☆すた組のこと詳しいのね(この女スパイかしら何がツッコミよ何がツンデレようふふなんでこんな女に
みさちゃんが懐いてるのよみさちゃんは私のものよ絶対他の誰にも渡さないんだからうふふ)」
「べっ…別に向こうのことがそんな気になってるわけじゃないんだからねっ!」
「私はなんもいってね~ぞ?」

かがみは立ち上がりながら言った。
「さてと…そろそろ行くか」
「ひいらぎー、たまにはうちらと夜食食べよーぜ!」
「そうね、たまにはどう?(さっさと行きなさいよみさちゃんに近づくんじゃないわよみさちゃんは私のものよ
私だけのものなのようふふああ可愛いみさちゃんこのデコの光るうちはみさちゃんは渡さないわ。決っっして。うふふ…)」
「う~ん、悪い。また今度ね、じゃあ」
かがみは行ってしまった。

「う~…ひいらぎが冷たい…」
「よしよし…柊ちゃん、毎晩どこに行くのかしらね?(ああやっとお邪魔虫が消えたわうふふこれでみさちゃんと
二人きりになれたわうふふさあ今夜はこの愛しい顔をどう料理したあげようかしらねうふふ)」


「ふゆきー、ちょっと痛いぞ。もう少し優しくやれ」
「はいはい、もう…耳掃除くらい自分ですればいいのに…」
ひかるはふゆきに膝枕してもらいながら、耳掃除をしてもらっている。
「いいじゃないか。それだけ私らが仲の良い証拠になるだろう」
「もう、ひかるちゃんたら…」
「結婚してくれふゆきー」
「はいはい…」

こんな組長たちの様子に苦笑をしながら、かがみは目的の場所へ向かった。




「おーす、こなた」
「かがみん、やふ~」
夜中の3時。ここは深夜のコンビニ裏。
どちらの組もこの時間は休憩時間になる。
かがみは、この時間にいつもらき☆すた組の所に遊びに来る。
らき☆すた組のメンバーとかがみは大の仲良しで、かがみはよくこっそりと会いに来るのだ。

夜食を食べながら、4人で話す。
もちろん総長に知られるわけにはいかないから、内緒。

「それで、うちのひかる総長なんて、ふゆき副長にべったりなのよ~」
「あはは、そうなんだぁ~」

「そういえば、総長が今度またあんたたちの組と勝負するって言ってたわ」
「むぅ、またやるのか…めんどくさいなー」
こなたが、いやいやそうに言った。
「私だって…あんたたちとケンカなんてしたくないわよ」
かがみはこなたの視線に気付く。
「つ…つかさが心配なだけよ!」
「ふー…ん」

「そっかぁ、らき☆ぱら組が攻めてくるかあ…」
「うん…あんたたちとなんて戦いたくないわよ…」
「私だってお姉ちゃんと戦うのやだよぉ…」
つかさが不安そうに言った。
「別に私が相手になるとは限らないでしょ?」

「あーあ、私もらき☆すた組だったら良かったのにな…」
かがみが心の声を口に出す。
「ふふ、私と一緒の組が良かった?」
こなたがにやにやしながら言う。
「違うわよっ!…つかさのことが心配だし…それに」

みゆきが言った。
「あの…朝の集会が始まるので、行った方が…それにかがみさんもそろそろ戻られては…?」
「あ…そうね。もう行かなくちゃ…じゃあね…」
「うん、またね…かがみ」
名残惜しそうに別れた。



3日後…稜桜学園・深夜

校庭に各々の組が並ぶ。
らき☆すた組に、ななこ、ゆい、こなた、つかさ、みゆき。
らき☆ぱら組に、ひかる、ふゆき、かがみ、みさお、あやの。

「ウチは!!陵桜学園らき☆すた組!!黒井ななこであ~る!!」
「あー、陵桜学園らき☆ぱら組ぃ、桜庭ひかるだ」

二つの組の総長がそれぞれ名乗る。

そして、らき☆すた組とらき☆ぱら組の決戦の火ぶたが切って落とされた。


ルール:
 勝負はメンチ対決。メンバーの勝ち抜き戦と総長同士の対決がある。
 両者がメンチ切って、先に相手から目を背けたり、戦意を乱された者が敗北となる。

「ふふん、ほな始めよか~!一番手は泉!!お前に決めた~!」
こなたが、ゲットだぜー!☆とか言いながら前に出る。
「んー…じゃあ、こっちはお前…名前なんだっけ。まあいいや、行け」
う~…名前くらい覚えてくれよぉ~…とか言いながらみさおが前に出る。


●こなた対みさお

らき☆ぱら組から応援の声が届く。
「日下部、負けるんじゃないわよっ!」
「みさちゃん頑張ってね(みさちゃんああ私の可愛いみさちゃんこの勝負に勝ったらご褒美に私の手料理死ぬほど食わせて
ベッドの中でアッー!とかヴァッー!とか言わせてめちゃくちゃにしてあげるからねそりゃもう勝負に関係なく)」

「ちびっこなんかには負けねーんだってヴぁ!」
「ふふん、みさきちが私に勝つなぞ、一万と二千年早い!」


勝負開始。

「あ゛~?」
みさおは上目使いで眉を八の字にしてこなたを睨みながら(さながら可笑しい顔w)、首をひねりつつ、こなたの顔に近づいていく。

「じ~~~~」
「(=ω=.)」

「おい、ちびっこぉ~」
「(=ω=.)」

「なんだよその顔は~」
「(=ω=.)」

「なんか言えよぉ~」
「(=ω=.)」



こなたは、何を言われても全く動じることなく、表情も変えない何も言わない。
みさおはそんなこなたに、だんだん焦り始める。
「…なんか返事しろよ、ちびっこぉ~」
「(=ω=.)」

「ぅ~~~…聞こえてんのか、こいつぅ~~~」
「(=ω=.)」

「…あ゛~~~~!!!なんなんだよも~~~~~!!!!」
「(=ω=.)」
みさお戦意を乱され、敗北。


「…みさちゃん、帰ったら、お仕置きね?^^激しいわよ。と っ て も 。」

「なに、その犯罪予告…」
かがみがボソッ呟く。

「ふっふ~ん、どうや~!次はウチの組の頭脳・高良行けっ!!」
精一杯頑張ります、と丁寧に言葉を発し、みゆきが前に出る。
「…ちっ。じゃー次、お前。名前は~…あー、めんどくさい。早く行け」
やっぱり私は背景なのね(ドチクショ)…とか言いながらニコ顔のあやのが前に出る。

●みゆき対あやの

らき☆すた組から声援が飛ぶ。
「ゆきちゃんがんばれ~!」
「みゆきさん、その巨乳で押し倒すのだ~!!」

対決前に、みゆきが丁寧に挨拶をした。
「どうぞ、お手柔らかによろしくお願いします」
「うふふ、こちらこそ(お手柔らかにですって何言ってんのよこのピンク女ナマ言ってんじゃないわよ
これは命をかけた勝負なのよサヴァイバルなのよやるわよやってやるわよ覚悟はいい?そして滅ぼすわよ?うふふ…)」

FIGHT。

「…」
「…」
両者は、体一つ、眉一つ動かさず、にらみ合っている。…笑顔のままで。
みゆきの胸がつかえて、顔をあまり近付けられないあやの。
本来、癒し系であるはずのこの二人の背後にはドス暗いオーラが流れている。
どちらも一歩も引かない。

にらみ合うこと、数時間。
疲労困憊で両者ノックアウトとなる。ツマンネ。


「あ~、あやのぉ~惜しかったな~」
みさおが少し残念そうに笑った。
「ごめんね、勝てなかった…(チッ意外と防御が硬いのねあの女つーかあのでか乳邪魔なのよせっかくこの勝負に
勝ってみさちゃんに誉めてもらおうと思ったのに見てなさいみさちゃん次はあなたの前で必ずぶちのめしてみせるわうふふ)」



みゆきは、疲労で鼻血を吹いていた。
「あと一息でしだばだば」
「…ごくろうさま、ゆきちゃん…」

その様子を見て、こなたが言った。
「鼻血もしたたるいい女」


「どこがだよ!!!」
相手チームから突っ込みが入った。



「…まあ負けなかったからええか。次は柊!行けっ!」
こなたやみゆきに応援されながら、がんばる~…とつかさが前に出る。
「…じゃーこっちも。柊、行け」
背景コンビに、全くあんたたちはだらしないんだから…私の勝負を見ていなさい!と言いながらかがみが出て来た。


●つかさ対かがみ
「妹だからって容赦しないわよ~…」
かがみは、つかさをぎらりと睨んだ。
「ひぅう…お姉ちゃん怖いよ…」

勝負が始まる。


かがみは、何処で覚えたのか、恐ろしい顔、恐怖を植え付ける動き、震え上がらせる声の三大技法でつかさを攻めまくる。まさに凶ちゃん。

「ふぇ~…そんな怖い顔しないでよぉ…」
「あ~?さっさと尻尾まいて帰りなさいよ、オラオラ」
「ふえ~~~ん…!!お姉ちゃん、怖いよ~~!」

つかさ。泣きながら逃げて、あっさり試合終了。
つかさは、みゆきに抱きつきむせび泣く。相手が悪かった。


「…かがみ、こーゆーの型にハマリ過ぎ(=ω=.;)」
「…うっさい!!!」


「やったな、ひいらぎ~!」
らき☆ぱら組の初勝利にかがみは温かく向えられる。
かがみは、ふふんと胸を張りながらも、後でつかさに謝っておかなくちゃ…と思っていた。


「くっ、相手が悪かったか…!よーし次は副長対決や!いけ~ゆいっ!!」
お姉さん頑張っちゃうよ~!!と意気揚々、出てくるゆい。
「よし、行けふゆき。それと結婚してくれ」
もう、ひかるちゃんたら…と苦笑しながら前に立つ天原ふゆき。



●ゆい対ふゆき

ゆいは二丁拳銃を構え、ふゆきは両手にサソリ毒の注射器を構える。
そして二人は…







失格になった。
いくらなんでもねえ。


「うー…なんでてっぽー使っちゃいけないのさ…楽に終わらせられるじゃん…」
つっこみ所の多い嘆きをいれるゆい。

ゆい姉さんて時々、田舎のおばあちゃんみたいな喋りに聞こえるよね。関係ないけど。


「あらあら、蠍の毒は使っちゃいけませんでしたか?」
「…」




こうして、メンバー一通りの対戦が終わった。
こなた○ ― ×みさお
みゆき△ ― △あやの
つかさ× ― ○かがみ
ゆい × ― ×ふゆき

こうして勝敗は、各組1勝1敗。
この中から、唯一勝った者同士で再び戦うことになる。

●こなた対かがみ
「ふっふっふ、やはり、かがみと戦うことになったか」
「あんたには負けないわよ!」

らき☆すた組の声援
「泉、負けんなや~!」
「泉さん、頑張って下さい!」

らき☆ぱら組の声援
「ひいらぎ~!頑張れ~!!」
「頑張ってね柊ちゃん(うふふ調子載ってんじゃないわよこのツンデレ女弱気な妹に勝ったからってえばってん
じゃないわようふふてゆーかみさちゃんが応援してるのがすげーむかつくのようふふ)」




試合開始。

かがみがにらみながら、攻める。
でも、こなたはかがみより頭一つ小さいから、少し腰を落としてこなたの顔に近づく。


「じー…」
こなたは、かがみのことを睨みもせず、あどけない顔でかがみの顔をじっと見つめている。

(まったく…こいつは何を考えてるんだか、ホントに分からないわ!)
そうして、顔を近づけていくのだが、こなたの顔と距離が近くなるたび、かがみの顔の体温が何故か熱くなっていく。

表情一つ変わらないこなたとは裏腹に、かがみはだんだん冷静さを保つことができなくなり、しかも、顔がだんだん赤くなっていった。

なっ…なんで恥ずかしくなってくるのよっ!!
かがみの目いっぱいに広がるこなたの顔。

顔を赤くしながら、にらんでるんだか困ってるんだか照れてるんだか、なんだかよくわからない顔のまま、
至近距離でこなたと見つめ合う状態になってしまった。
(くそぉ…こいつ、何故なにも喋らない!!こっちのペースが崩されるっ…!)

「うぅ~~…」
かがみの顔がさらに赤くなっていく。
(か、顔が熱いっ!…どうしてこんなに緊張してんのよっ!!)

「どうしたのかな~?か~が~み?」
こなたは、かがみの顔にずいっとさらに近寄った。二人の顔の距離は、ほんの1、2センチ。
かがみの心臓がどきんと高鳴る。

こなたが睨んでるわけでもないのに、かがみは動揺している。
(なっ、なんでこんなに恥ずかしいのよ、もぅっ!!)

こなたの口元がにやぁと綻ぶ。
「むふ~、かがみ何一人で勝手に顔赤くしてんの~?」
「…う…うるさぃなぁ!こ、これはハンデよ!!」
「…こんなに押されてるのに」


じぃ~~~~~~~~…


「…こうしてるとさ、なんかキスしちゃいそうだよね☆」
「なっ…なぁあ!!!」
かがみの顔は沸騰していた。

「可愛いな♪か・が・み・は☆」
と言って、こなたはかがみの頬をぷにぷにとつついた。

「わっ…  …あ…あ…」
あまりに恥ずかしくてもう表情も作れないかがみ。

こなたはニヤっと笑ってかがみの顔に近づいていく。



「か、が、み♪」



つん。


二人の鼻と鼻がキスをした。

「ひぁあっ!!」
耐えかねなくなったかがみは、ぷいっと顔を背けてしまう。

「やった!私の勝ちぃ♪」
かがみは、手で高鳴る胸を押さえながら荒く息をしていた。
「はー…はー…」

「どしたの?かがみぃ~」
こなたがまた顔を近づけてきた。
「ふわぁっ!!も、もういいって!私の負けだからぁ!もぅいいわよぉっ!!」
かがみは後ろを向いてしまった。
こなたは、そんなかがみの様子を見て、ニヤニヤしていた。


かがみ敗北。

こうして、残る勝負は総長同士の対決となった。

●ななこ対ひかる

「正々堂々勝負といくでー!」
「分かった。ふゆきー」
「なんですか?」
「結婚してくれ」
「話聞いとるんかおのれぇ!!!」


試合開始。

睨み合う両者。
総長同士とだけあって、一歩も引かない両者。

背の低いひかるは上目使いで「あー?」と睨む。
一方のななこは目だけでなく、口でも攻める。
「なんや、ボケコラー。ヤキいれたろかぁ!?」
「…お前の死に場所を探してやるぜ…墓にはなんと刻む…?」

「二人とも怖いよー…!」
つかさはおびえている。

「なんや、この年増女」
「私は年がわかりにくいからいいのだ」
「ただ背が小っさいだけやんか」

(ちっ…食えねぇ女だ)
(くっ…こいつも泉みたいに表情よくわからんやっちゃな…よ~し…ここらで…)


260 名前:10[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 23:44:18 ID:66wkdqku
「ふーむ、らき☆ぱら組の総長さんはふゆき副長にベッタリだそうやなあ…」
「…なぜ、お前がそれを知ってる」
「へへ~ん、ウチの情報網は広いんやで♪おぉ、動揺してるか?動揺してるか?」
「…するか」


さらに睨み合うこと小一時間。

が。結局、勝負はつかなかった。

故に、1勝多くしているらき☆すた組が今回の勝者組となった。

「やったで~!!ウチらの勝利や~!」
「わーい♪」


「…ちっ」
「ぅあ~~~負けちまったぜ…」
「…負けちゃったわね」

「わ~い!やったね~」
「私たちの勝利ですね…」
「ふふん、らき☆すた組は無敵なのだよ☆」

「…」
かがみは、喜ぶこなた達の方をちょっと切なげに見ていた。


ひかる先生は何か考えていた。



後日…
らき☆ぱら組の集会にて。この前の対決の反省会が行われていた。
「…柊、お前はあのチビに弱いらしいな」
ひかる総長に指摘され、ぎくっ、としたかかみ。「どのチビだ?」とひかるを見つめるみさお。


「…今度、うちの組に新メンバーを入れて再編成することにしたんだが…柊、お前をこのらき☆ぱら組の面子から外す」
「えっ!?」
「うちの組の情報漏れがあったみたいでな。お前が密かにあっちの組の奴らに会いに行ってるのは知ってる」
「あ…  …ごめんなさい…」
「それで。まー…なんだ、お前は今日かららき☆すた組に行け。もう向こうの総長に話は通してある」
「えっ…?」
突然のことで、ぽかんとなるかがみ。
願ってもないことだったはずなのに。

じゃ、じゃあ、向こうの組に入れるの…?こなた達と同じ組に…
「いいんですか…?」




シュボッ…
ひかるはタバコをくわえ、ライターで火をつける。

しかし、ふゆきがひかるのタバコを口元から外し、変わりにパイポをくわえさせられた。

ひかる先生のちまい後ろ姿は、夕日に照らされていた。

「せいぜい向こうの妹たちの面倒でも見てやるんだな」

「あっ…ありがとうございますっ…!」
「あー、いいから早く行け」



こうして、かがみはらき☆ぱら組から去って行った。

「みゅ~~…ひいらぎがあのちびっ子の組に行っちまったぜ…」
「よしよし…(うふふああみさちゃんが私の胸で泣いてるなんて可愛い子なのそのぱっちりした目も可愛らしい声もちょっと飛び出た八重ヴァも何もかもが愛しいのよああみさちゃんうふふ)」
「あやのは、どこにも行かないでくれよなー…」
「ふふ、大丈夫。私はみさちゃんとずっと一緒よ…(ええもちろん離すもんですかこれでみさちゃんの全てが
私のものよみさちゃんああ私の可愛いみさちゃんずっと一緒だからねもう離さないわよ。    … 一 生 。)」


ふゆきがひかるに話しかける。
「ふふっ、柊さんが行きたがってたから、行きなさいって素直に言えなかったのかしら?」
「何かな。そういうのはシャクだったからな」
「ひかる先生は素直じゃないですね」
「私は素直じゃなくていい」

「…でも、一人減ると寂しくなりますね」
「行くべき所へ行ったまでだ。飛びたがってる鳥を籠から出してそれをみ守る…それもいいじゃないか…」
ひかるは後ろを向いて言った。イブシ銀。

シュボッ…
ひかるはライターに火を付けて口元へ運ぶ。

…が、パイポに火はつかなかった。

「ひかるちゃん…わざわざ向こうの組に頼みに行ってくれたのよね…?」
「…あー、向こうも渋ってたがな」
「それでもなんとか頼んでくれたのね?柊さんのために…わざわざ一人で頼みに行ったのよね…
私も一緒に行ってもよかったのに…」

「…所詮、私は道化。恥をかくのは私だけで十分だ…」

「ひかるちゃん…」
ふゆきが少し頬を染めながら、ひかるの背中に微笑む。
夕日に照らされたひかるは、ふゆきの目には少し大きな背中に見えた。


「なあ… ふゆき… 」



「…結婚してくれ…  …ですか…?」




「タバコ返してくれ」

「…」

ふゆきはタバコを返さなかった。




…そして、らき☆すた組にやってきたかがみ。

「そ…それで今日から、私も、こっちの組になったから…まあ、よろしくね」
「わーい、これからはお姉ちゃんと一緒だねー!」
「うふふ…私も嬉しいです!」
「う、うん。ありがとね二人とも」

「まあ、ウチの組に入ったからにはしっかり頑張りぃや~」
「…はい!」

「かがみぃ」
顔をニマニマさせながら、こなたが寄って来た。
「な…何よ」
「改めて聞くけど、私と同じ組になれて良かったのかな?かな?」
「あー!うっさい!!!擦りよるな!!」

こなたは嬉しそうに、かがみに微笑んでいる。
「…      …まぁ…そうよ…いけない!?あんたと同じ組になりたかったの!悪い!?」

「…そーそ。たまに素直になるかがみが可愛いんだヨ」
こなたは満足そうな顔をして笑った。


「…ばか」
かがみは口と尖らせて言った。



さらに後日。
らき☆すた組は今回での対決を機に戦力アップを測った。そこでスカウトされたのが…
「あっ…あの…大きな戦力にはなれないと思いますが…よろしくお願いします」
超ちびっこのゆたか。

そしてもう一人。
「うふ、みゆきと一緒にがんばるわよ、…おす!」
みゆきの母、ゆかりだった。



一方、らき☆ぱら組でも、新戦力が導入されていた。
「…ゆたかと…同じ組になれなかった…でも…がんばる…  …おす」
無口の伝道師・みなみ。

「女同士のメンチ対決…あーなんか 同人のアイデアが豊富に沸いてきそうっす! 頑張るッス!!押忍っ!」
「Hi!ミンナとの対決トテモ楽しみネ!!osu!!」
腐女子のひよりと欧米腐女パティだった。


こうして、戦いはさらに激しさを増していく…
ムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムム ムムムムムムムムムムムムムムムムム
ムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムム ムムムムムムムムムムムムムムムムム
完。





















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