手野病院

手野病院

医療法人「手野病院」である。
財団として医療法人を設置しているため、社員総会はない。
全国津々浦々に病院等を設置し、経営、運営している。
昔は独自の学校である手野医療大学及び同大学院があったが、現在は手野学園の一員となっている。
規模に応じて、中央総合病院、総合病院、病院、診療所並びに大型動物病院、動物病院と分けられている。
病院業以外にも、児童養護施設、児童館、老人ホームなどを設置し、経営、運営している。
各地方ごとに医療法人とともに理事会が設置され、各理事長の互選により、総理事長が置かれる。
各地方にある医療法人の統括を主な目的としている。
なお、2012年までは全国で単一の医療法人であった。
基本的に、救急病院指定、保険病院指定である。また、場合によっては学会等から指定を受け、専門病院として機能している手野病院もある。

目次



歴史

西暦 和暦 出来事
1909年 明治42年 手野財閥病院設立
大阪府手野町において設立
1911年 明治44年 手野財閥病院傘下、手野医療専門学校設置
1918年 大正7年 手野養老院、手野孤児院設置開始
1919年 大正8年 手野孤児院内、私立学校設置
手野実業学校、手野高等工業専門学校設置
1921年 大正10年 東京手野財閥病院設立
1925年 大正14年 病院船就航
1926年 大正15年 手野財閥病院を手野病院に改称
東京手野財閥病院を東京手野病院に改称
1930年 昭和5年 岡山手野病院、新潟手野病院設置
以後、全国各地に手野病院を設置する
1943年 昭和18年 手野実業学校改組、手野工業学校設置
1945年 昭和20年 財閥解体に伴い手野鉄道病院に改組
東京手野病院は独立、他は手野鉄道病院系列となる
1948年 昭和23年 手野孤児院名称変更、手野養護施設設置
1960年 昭和35年 手野医療専門学校を拡充し発展的改組
手野医療大学設立
1970年 昭和45年 手野医療大学獣医学部、付属動物病院を設置
1977年 昭和52年 手野動物病院を総合病院以上に併設
1978年 昭和53年 手野産業関連会社として「手野附属病院株式会社」設置
東京手野病院、手野鉄道病院を合併し統合
1981年 昭和56年 手野グループ附属病院と名称変更
1990年 平成2年 手野動物病院を手野大型動物病院、手野動物病院に分類
中央総合病院併設は手野大型動物病院とし、それ以外は手野動物病院と称する
1997年 平成9年 手野養護施設を名称変更、手野児童養護施設設置
2000年 平成12年 医療法人「手野病院」設立
手野附属病院株式会社から全ての医療施設を譲受ける
手野附属病院株式会社、手野産業に合併。学校法人「手野医療」設立
手野医療大学を移管
2007年 平成19年 手野児童養護施設の一部を手野児童福祉施設に転換
2010年 平成22年 手野医療大学改組、手野学園傘下となる
手野医療は手野学園に吸収合併
一部の診療所は手野医療大学附属診療所として改組
2012年 平成24年 医療法人手野病院を分割、日本で9つの医療法人とする

地方

全国を7地方、2地域に分け、それぞれに中央総合病院、総合病院、病院、診療所、出張診療所、大型動物病院、動物病院、老人ホーム、児童館、児童養護施設、児童福祉施設などを設置している。
以下の表は、中央総合病院、総合病院、大型動物病院、動物病院、児童養護施設、児童館、老人ホームのみを記す。
なお、地方は、北海道東北関東中部関西中四国九州沖縄である。
また、地域は、東京都島嶼地域沖縄県大東島地域である。
動物病院は、病院に併設されているものを記す。
これらの陸上に設置される病院以外に、手野病院では病院船を就航させている。
大きく病院船、病院艦に分けられる。
地方 区分 名称
北海道 中央総合病院 札幌手野中央総合病院
総合病院 豊原手野総合病院
千島手野総合病院
根室手野総合病院
渡島手野総合病院
動物病院 札幌中央動物病院
豊原手野動物病院
千島手野動物病院
根室手野動物病院
渡島手野動物病院
児童養護施設 札幌手野児童養護施設
児童館 札幌手野児童館
根室手野児童館
渡島手野児童館
豊原手野児童館
老人ホーム 札幌手野老人ホーム
根室手野老人ホーム
渡島手野老人ホーム
東北 中央総合病院 仙台手野中央総合病院
総合病院 青森手野総合病院
岩手手野総合病院
動物病院 仙台手野中央動物病院
青森手野動物病院
岩手手野動物病院
児童養護施設 仙台手野児童養護施設
児童館 仙台児童館
青森手野児童館
山形手野児童館
老人ホーム 秋田手野老人ホーム
福島手野老人ホーム
関東 中央総合病院 東京手野中央総合病院
総合病院 神奈川手野総合病院
茨城手野総合病院
動物病院 東京手野動物病院
神奈川手野動物病院
茨城手野動物病院
児童養護施設 東京手野児童養護施設
児童館 東京手野児童館
千葉手野児童館
群馬手野児童館
老人ホーム 千葉手野老人ホーム
群馬手野老人ホーム
中部 中央総合病院 名古屋手野中央総合病院
新潟手野中央総合病院
総合病院 富山手野総合病院
岐阜手野総合病院
長野手野総合病院
静岡手野総合病院
動物病院 名古屋手野中央動物病院
新潟手野中央動物病院
富山手野動物病院
岐阜手野動物病院
長野手野動物病院
静岡手野動物病院
児童養護施設 名古屋手野児童養護施設
新潟手野児童養護施設
児童館 名古屋手野児童館
新潟手野児童館
富山手野児童館
長野手野児童館
静岡手野児童館
老人ホーム 名古屋手野老人ホーム
新潟手野老人ホーム
石川手野老人ホーム
静岡手野老人ホーム
岐阜手野老人ホーム
関西 中央総合病院 手野中央総合病院
総合病院 京都手野総合病院
兵庫手野総合病院
和歌山手野総合病院
奈良手野総合病院
動物病院 手野大型動物病院
京都手野動物病院
神戸手野動物病院
和歌山手野動物病院
奈良手野動物病院
児童養護施設 大阪手野児童養護施設
児童館 大阪手野児童館
京都手野児童館
神戸手野児童館
津手野児童館
老人ホーム 豊岡手野老人ホーム
南和歌山手野老人ホーム
津手野老人ホーム
中四国 中央総合病院 岡山手野中央総合病院
総合病院 広島手野総合病院
鳥取手野総合病院
高松手野総合病院
高知手野総合病院
動物病院 岡山手野中央動物病院
広島手野動物病院
鳥取手野動物病院
高松手野動物病院
高知手野動物病院
児童養護施設 岡山手野児童養護施設
児童館 岡山手野児童館
島根手野児童館
高知手野児童館
老人ホーム 岡山手野老人ホーム
山口手野老人ホーム
九州 中央総合病院 福岡手野中央総合病院
総合病院 熊本手野総合病院
長崎手野総合病院
動物病院 福岡手野中央動物病院
熊本手野動物病院
長崎手野動物病院
児童養護施設 福岡手野児童養護施設
児童館 福岡児童館
鹿児島手野児童館
対馬手野児童館
老人ホーム 鹿児島手野老人ホーム
対馬手野老人ホーム
沖縄 中央総合病院 沖縄手野総合病院
動物病院 沖縄手野動物病院
児童館 那覇手野児童館
地域は以下の2か所である。
地域 区分 名称
東京島嶼 総合病院 小笠原手野総合病院
動物病院 小笠原手野動物病院
児童館 小笠原手野児童館
大東島 総合病院 大東島手野総合病院
動物病院 大東島手野動物病院
児童館 大東島手野児童館
また、以下の地域において病院船を就航する。
地域 病院船規模 病院船名
沖縄諸島 病院艦 那覇病院艦
大東島諸島 病院船 大東島病院船
先島諸島 病院艦 宮古島病院艦
瀬戸内 病院船 瀬戸内病院船
南千島 病院艦 南千島病院艦
北千島 病院艦 北千島病院艦
なお、病院艦及び病院船は手野武装警備が保有し手野船舶が運航する。
病院艦は船内固定病床300床以上または船内全病床500床以上である。
病院船は病院艦に該当しない船という定義である。
これらの定義は、手野グループ内でのみ適用されるものである。
病院船については、手野船舶病院船の項に詳述する。

病院その他

ここでは中央総合病院、総合病院、中央動物病院、老人ホーム等について記す。

中央総合病院

中央総合病院は、法的には総合病院である。
各地方に1つまたは2つあり、手野グループの各地方の中核となる病院である。
手野病院として、フル規格の病院である。

総合病院

1つの地方に複数置かれる。
目安として2~3都道府県ごとに1つ。
なお、地域では1つずつある。
中央総合病院より小規模であるが、相当数の標榜科がある。

中央動物病院

中央動物病院は、中央総合病院に併設される動物病院である。
独立した建物、または同一の建物で出入り口を共有しない構造になっている。
すべての動物を診察することができる。

老人ホーム

中央総合病院には必ず併置される。
総合病院においては併置されるところもある。
また、独立した建物である。
老人福祉施設である。

研修

手野病院においては、その設置されている病院の規模に応じて、実施する研修、見学の内容が異なる。
なお、研修は、医療系統の専門学校、4年制または6年制の大学に属している者が原則である。
但し、これらの学校に進むことを希望する者のうち、中央総合病院に限り、院長の承認により高等学校3年生は見学を行うことができる。
また、病院船あるいは病院艦に限って行われる実習もある。
なお、研修先が陸上や船上といって、研修終了後に陸上あるいは船上を選択することは任意である。

初学者向け見学

1年次又は2年次学生向けに実際の病院を見学し、職域に応じての働き、実働状況などを学ぶ。
全ての病院、総合病院、中央総合病院及び老人ホームにおいて実施する。

高学年向け実習

いわゆる臨床実習である。
3年次又は4年次もしくはそれ以上の高学年において実施される実習を行う。
特定の医師、歯科医師、看護師、あるいは関連する職種の医療従事者が実習指導者となり、学生に対する実習を実施する。
特定の病院、総合病院、中央総合病院及び老人ホームにおいて実施する。

臨床研修

卒業後の研修である。
研修医、研修歯科医はここに分類される。
法定研修の他、各セミナーなども実施される。
総合病院、中央総合病院において実施する。
そのため、手野総合病院、手野中央総合病院は全て研修指定病院の指定を受けている。
なお、船上研修に対して、陸上研修と呼ばれることがある。
研修開始後半年をもって、船上研修へ移行することができる。
陸上研修から船上研修へ行き、再び陸上研修へ戻ることはできない。

船上実習

手野医療大学または大学院に属していて、手野病院勤務を希望する者を対象とする。
いわゆる臨床実習として扱われる。
3年次又は4年次またはそれ以上の高学年において実施される実習を行う。
船上という限られた空間において、船員としての技能の一部も身に付けることができる。
特定の医師、歯科医師、看護師あるいは関連する職種の医療従事者が実習指導者となり、学生に対する実習を実施する。

船上研修

病院船あるいは病院艦に勤務を希望する者を対象とする。
卒業後の研修として扱われる。
研修医、研修歯科医において船上勤務を望む場合は、必ず船上研修を受けなければならない。
なお、選択後、陸上研修へ移行することは、研修開始後半年から可能である。
船上研修から陸上研修に行き、再び船上研修へ戻ることはできない。


理事会、評議会等

医療法人「手野病院」は医療法人として以下のものがある。
医療法人名 地方・地域
関西手野病院 関西
北海手野病院 北海
東北手野病院 東北
関東手野病院 関東
東京島嶼手野病院 東京島嶼
中部手野病院 中部
中四国手野病院 中四国
九州手野病院 九州
沖縄手野病院 沖縄、大東島
なお、関西手野病院については、医療法人手野病院の法人格を継承したうえで登記変更した。
これらの医療法人ごとに理事会、また手野病院全体についてを決定するために全国統一理事会が置かれている。
また、総合病院あるいは中央総合病院ならばそれごとに、病院、診療所については各都道府県を単位として職員会が置かれる。
全ての手野病院の医療法人は、財団として設立されている。
また、全ての医療法人「手野病院」は広域医療法人となっていた。

職員会

手野病院においては、職員会は各総合病院ごとに置かれる。また、病院、診療所については、各都道府県ごとに置かれる。
職員会は手野病院に属する事務系、専門系に別れ、さらに専門系は職種部会ごとに分かれて置かれることとなる。
なお、手野病院は以下のように専門職種を区分する。
  • 医師
    • 内科医師
    • 外科医師
    • 歯科医師
    • 獣医師
    • 研修医
  • 薬剤師
  • 看護師
    • 保健師
    • 看護師
    • 准看護師
    • 助産師
  • 臨床検査技師
    • 臨床検査技師
    • 細胞検査士
    • 衛生検査技師
  • 診療放射線技師
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 視能訓練士
  • 臨床工学技士
  • 言語聴覚士
  • 技士装具士
  • あん摩マッサージ指圧師
  • はり師
  • きゅう師
  • 柔道整復師
  • 歯科衛生士
  • 歯科技工士
  • 福祉士
    • 社会福祉士
    • 介護福祉士
  • 精神保健福祉士
  • 調理員
    • 栄養士
    • 調理師
    • 船舶料理士
  • その他

評議会

評議会は、各医療法人ごとに選任される評議員によって構成される。
なお、一の医療法人に任命されている評議員については、他の評議員、監事及び理事を兼ねることはできない。
評議員は91名または92名によって評議員会を構成する。
寄附行為に指定されている職について、評議員が選任される。
評議員は以下の職にある者は自動的になる。
  • 職員会より以下の各名:75名
    • 内科医師:2名
    • 外科医師:2名
    • 歯科医師:1名
    • 獣医師:1名
    • 薬剤師:3名
    • 保健師:3名
    • 看護師:5名
    • 准看護師:4名
    • 助産師:2名
    • 臨床検査技師:1名
    • 細胞検査士:1名
    • 衛生検査技師:1名
    • 診療放射線技師:2名
    • 理学療法士:2名
    • 作業療法士:2名
    • 視能訓練士:2名
    • 臨床工学技士:2名
    • 言語聴覚士:1名
    • 技士装具士:1名
    • あん摩マッサージ指圧師:3名
    • はり師:1名
    • きゅう師:1名
    • 柔道整復師:3名
    • 歯科衛生士:5名
    • 歯科技工士:3名
    • 社会福祉士:3名
    • 介護福祉士:3名
    • 精神保健福祉士:4名
    • 栄養士:5名
    • 調理師:5名
    • 船舶料理士:1名
  • 手野病院が設置している各施設より以下の職にある者:12名
    • 動物病院院長:3名
    • 老人ホーム長:3名
    • 児童館長:2名
    • 児童養護施設長:2名
    • 児童福祉施設長:2名
  • 中央総合病院が設置されている市長:1または2名
  • 上記以外に寄附行為によって定められている職にある者:3名
評議員は、年に1回以上開催される評議員会において、法令ならびに寄附行為に規定された事項について審議し、決を採る。
評議員会は会議長が主催し、招集し、理事会へ決議を報告する。
評議員は任期を2年とし、再任ができる。
なお、評議員が指定された職にある者の場合、その職から解任、辞任その他の事由により職から離れた場合、自動的に評議員から退く。
この際、評議員として何らかの役職についていた場合、その役職から全て退かなければならない。
評議員会議長は互選によって選出する。なお、立候補を募り、立候補がなければ寄附行為に指定されている順によって会議長が選任される。
なお、会議長はその先任の時点で任期が半年以下の者はなることができない。
評議員会議長は副議長、評議員会に置かれる委員の指名、法令事務並びに業務、その他必要な事項について行う。

理事会

理事会は、各医療法人ごとに選任される理事によって構成される。
なお、一の医療法人に任命されている理事については、他の理事、監事及び評議員を兼ねることはできない。
理事は14名おり理事会を構成し、うち常務理事は2名として理事長より指名される。
手野病院の各医療法人においては、以下の職にある者は理事となる。
  • 手野病院のうち以下の職にある者:8名
    • 中央手野総合病院長:1名
    • 手野総合病院長:3名
    • 手野中央動物病院長:1名
    • 最先任医師:1名
    • 最先任歯科医:1名
    • 最先任看護師:1名
  • 上記以外に寄付行為によって定められている職に就いている物あるいは指名されている者:6名
理事は、年に1回以上開催される理事会において、法令ならびに寄附行為に規定された事項について審議し、決を採る。
理事会は理事長が主催し、招集し、決議その他を行う。
理事長は中央手野総合病院長、最先任医師あるいは最先任歯科医のいずれかが就く。
理事は任期を2年とし、再任することができる。また、指定された職にある者が理事となる場合、その職を退いた時点で、自動的に理事職並びに理事によって指定された役職から退かなければならない。
理事長は指定された職のうち、1名を理事同士の互選によって選任する。
理事長は副理事長並びに常務理事の指名、その他寄附行為に規定された事項について責任を負う。

監事

監事は、各医療法人ごとに選任される。
監事は、各医療法人ごとに5名ずつ選任され、法令並びに寄附行為に規定されている行為を行う。
また、監事は特に重要な行為について監事会を組織することができる。
なお、一の医療法人に任命されている監事については、他の監事、理事及び評議員を兼ねることはできない。
監事は任期を2年とし、再任することができる。


組織図

以下の組織図では、各病院機構の代表的な診察科を合わせて記す。また、病院の種別ごとに記す。
なお、理事会については、全国統一理事会、各地方理事会、各地方評議員会、各病院評議員会とともに、各病院ごとの理事会を分けて記す。

中央総合病院


総合病院


病院


診療所


病院艦


病院船


全国統一理事会

全国統一理事会は以下の理事長及び理事によって構成される。
  • 各医療法人理事長
  • 中央手野総合病院長たる理事
  • 最先任医師たる理事
全国統一理事会は、各医療法人を超えた協力や職員などの交流を目的としている。
全国統一理事会は理事長を互選により選出し、代表とする。
なお、全国統一理事会は権利能力なき社団として存置される。

地方理事会

地方理事会は、そのまま各地方ごとに置かれている医療法人の理事会となる。

評議員会


職員会


最終更新:2019年02月10日 21:15