手野バス株式会社

手野バス株式会社

手野鉄道以上に名が知られている手野交通系列の会社である。
全国にバス路線網があり、また高速バス路線、コミュニティバス路線を運営している。
一部ではあるが手野船舶と共同運航する路線もある。

目次



一般バス路線

一般バス路線は、あまりにも多いため、割愛する。
なお、一般バスとしては以下のようなバスを、手野バスでは一般バスと称している。
  • 自動車専用道路を通過しない
  • あらかじめ路線を定めている
  • 一般乗合旅客自動車運送である
  • 貸切旅客自動車運送ではない
  • 10名以上を同時に運送することができる
特に9名以下の場合はコミュニティバスとして取り扱う。

一般バスとして以下の種別がある。
車種別 説明
普通 一般バス
全てのバス停に停車する
急行 急行一般バス
一部のバス停を通過する
特急 特急一般バス
特定のバス停のみ停車する
夜間 夜間一般バス
普通あるいは特急として運転され、かつ24時を過ぎて出発する


高速バス路線

高速バスは本州、四国、九州及び手野船舶を介して北海道と連絡している。
戦前では大阪を中心として、岡山、名古屋、加賀の路線を持っていた。
高速バスとして以下の種別がある。
車種別 説明
普通 一般高速バス
全てのバス停に停車する
急行 急行高速バス
一部のバス停を通過する
快速 快速高速バス
一部のバス停に停車する
特急 特急高速バス
始終を除いた5つ以下のバス停に停車する
高速特急 高速特急バス
3つ以下又は始終のみのバス停に停車する
夜間 夜間バスは原則として快速以上の路線が設定されている場合に設定される
車種別としては特急又は高速特急扱いとする

手野バスにおいては、中継制と呼ぶ方式を取っている。
一部の路線を除いて、各地方に1つあるいは最大で3つ設定される大規模な自社バスターミナルから別地方へと路線を引くという方式である。
これにより路線の集中を図っている。
なお、各地方の境界付近にある都市、または乗降者の行き先などによる需要によって、上記以外のバスターミナルからの別地方行きのバス路線も発達している。
距離や行先などによって、複数の区分が設定されている。
設定名称 おおよその距離・行先
遠距離バス 地方をまたぐかつ
750kmを超える高速バス
地方間バス 地方をまたぐかつ
隣接する地方までの高速バス
地方内バス 地方をまたがないかつ
隣接する都道府県までの高速バス
長距離バス 北海道内で完結する高速バスかつ
300kmを超える高速バス
都道府県内バス 都道府県内で完結する高速バス

手野高速バスは、特定の都市間を移動する際に利用されることが多い。
そのため、手野バスでは終始発となる都市を設定し、それぞれに独自のランク付けをしている。
そのランクによって、どの車種が停車し、あるいは通過するかを定めている。
都市ランク名 停車車種
枢要都市 普通、急行、快速、特急、高速特急
準枢要都市 普通、急行、快速、特急
中枢都市 普通、急行、快速
中心都市 普通、急行
停車都市 普通
なお、この都市ランクは、終始発の都市であり、途中通過としての都市ではない。
このため、停車都市であったとしても高速特急の一部は停車することはある。
また、この都市ランクとは別に、バスターミナル設置の都市ランクもある。
バスターミナルは、通常は個々で分類されるが、近接している場合や一帯で運用したほうが効率がいい場合には、同一バスターミナルとみなすことがある。
この場合には、一定の間隔でシャトルバスが各バスターミナル間を走行している。
バスターミナルランク 運行設定
枢要バスターミナル 遠距離、地方間、地方内、都道府県内
準枢要バスターミナル 遠距離、地方間、地方内、長距離、都道府県内
中枢バスターミナル 地方間、地方内、都道府県内
中心バスターミナル 地方内、都道府県内
一般バスターミナル 都道府県内

中枢バスターミナル以上のランクがあるバスターミナルは、主なものは以下の通りとなる。
地方・県名 枢要バスターミナル 準枢要バスターミナル
(北海地方のみ)
中枢バスターミナル
北海地方 札幌、函館 北見、旭川、根室 豊原、留別、深川、名和、余市、小樽、登別、帯広、中標津、えりも
東北地方 仙台、青森 八戸、弘前、森岡、秋田、福島、郡山、気仙沼、山形、酒田
関東地方 東京 水戸、前橋、宇都宮、大宮、横浜、町田、木更津、銚子
中部地方 名古屋 静岡、甲府、飯田、松本、下呂、軽井沢
北陸地方 新潟、金沢 直江津、富山、福井
関西地方 京都、大阪、三宮、奈良 舞鶴、白浜、天理、和歌山、姫路
中国地方 岡山、広島、下関 鳥取、米子、益田、浜田、松江、津山、新見、倉敷
四国地方 高松、松山、徳島、高知 丸亀、宇和島、宿毛
九州地方 福岡、熊本、鹿児島 小倉、佐世保、長崎、別府、大分、宮崎、伊万里
沖縄県 那覇 名護


コミュニティバス路線

一般バスとは異なり、市町村から委託を受け、その地域内で運航をしているバスである。
地元住民の足となるという前提のもと運航されることが多いため、小型バスが多い。
なお、一般バスであっても、9名以下のバスのみを運行するバスは、ミニバス路線あるいはコミュニティバス路線と手野バス内では称する。
運賃は、同一路線得あれば定額制となっており、1回乗車につきおおよそ100円または200円である。


貸切バス

手野バスは貸切バスを運行している。
原則として、団体旅行によるものとして運行されている。
その料金は、距離、バスの乗車人数、バスの台数によって決定される。


本社・事務所等

手野バスの本社は手野本社ビル1号の9階から10階にある。
この本社を中心として、各地方ごとにある地方本社、各都道府県ごとにある都道府県本部、さらに地方本社あるいは都道府県本部の下に事務所等がある。
なお、北海道のみ、本部の下に、北海道を4つに分割したうえで、それぞれに支部を置いている。
また、中部地方、中四国地方は、地方本社の下に、複数の県本部をまとめるための地方支社を置いている。
沖縄県については、九州地方の遠隔地にあたるため、独自に地方支社を置いている。
以下の表は地方本社までの位置を示す。
管轄地域 地方本社名 所在地
北海地方 北海地方本社 北海道札幌市
東北地方 東北地方本社 宮城県仙台市
関東地方 関東地方本社 東京都特別区
中部地方 中部地方本社 愛知県名古屋市
北陸地方 中部地方本社北陸地方支社 富山県富山市
中四国地方 中四国地方本社 広島県広島市
四国地方 中四国地方本社四国地方支社 香川県高松市
九州地方 九州地方本社 福岡県北九州市
沖縄県 九州地方本社沖縄地方支社 沖縄県那覇市


社史



組織図

最終更新:2018年04月07日 17:30