2006年の北朝鮮の核実験ってほんとうに成功したんでしょうか?
北朝鮮の核実験では、核分裂反応に伴って生ずるキセノン同位体が検出されており、
核爆発そのものを起こすことには成功しています。
北朝鮮の核出力は1キロトン以下、おそらく0.5キロトン以下、と言われています。
従って、初歩的な核分裂爆弾が完全に作動したときの設計出力の1/15~1/50になります。
早発は様々なので一概に言えませんが、核実験の記録などを見ると、早発のため
設計出力の1/2とか1/8とかしか出なかった、といった記述が多く、北朝鮮の「核爆弾」は
やはりかなりひどい失敗と言えます。
北は条約とか無視国家なのに、なぜわざわざ地下核実験をしたのか
地下で行ったのは「自衛用の核」が周囲に放射性降下物振りまいてデビューするのは
かっこ悪いというのもありますし、自国に降り注ぐのも困るでしょう。今回のように失敗したときに、
地上でやると完璧にみっともない、という点もあります。実際、どうみても核爆弾としては大失敗の
今回の実験を「使える小出力戦術核の試験だった」と妄想する見解が出たのも地下実験ゆえでしょう。
なまじ実験したばかりに、北朝鮮の核は張り子の虎、とばれてしまったというのが、今回のお話です。
北朝鮮は原爆何発分のウランやプルトニウムを持ってるとか推定情報ありませんか?
アメリカは北朝鮮が原爆を4~6個作れるプルトニウムを45~50kg持っていると発表してる。
秘密裡にプルトニウムを50~60kgを確保していたが、核実験で10kgほど使ったから。
ただし10kgというのはプルトニウム239が自発的に核爆発する臨界量に近い。
爆縮技術が高ければ2kgでも原爆を開発できる。むろん北朝鮮にそこまでの技術はないと思うが、
将来的には技術を獲得する可能性もある。
今後新たなプルトニウムやウランの濃縮が行われないと仮定すれば、北朝鮮の開発可能な
原爆は最大で20~25発というところ。
北朝鮮空軍の作戦機は概して旧式で中には複葉機まで存在しこれは飛行速度が非常に低速なのでレーダーで探知できずミサイルも当たらないと聞いたのですが本当ですか?(481:818)
これに攻められたら(主に輸送機として使う模様)韓国はひとたまりもないとか・・
大嘘
レーダーにも映るし、ミサイルも当たる
数も多く、開戦時の奇襲に使われると厄介な相手なのは確かだが、対処不可能ではない
全く探知されないわけでも、ミサイルのロックオンができないわけでもないのはその通りですが、
レーダー波を反射する部分がエンジン部分くらいしかない(他は木や布なので反射率が低い)ため、
機体サイズに比べてRCSが小さいことは事実
非常に低速なためドップラーレーダーではクラッタと誤認されて消去される可能性があるため、
対空レーダーでは探知困難なことも事実
(逆に対地上レーダーや対水上レーダーは捕捉しやすい)
また、農業用としても使用(日本国内ではヘリが行っている農薬散布など)としても使用されるほど、
それこそ地を這うように飛行できるため、レーダーマスクに入りやすく、探知困難なことも事実
というわけで、危惧されているように、開戦劈頭にゲリコマの侵入用として使われると、かなり厄介な存在です。
最終更新:2008年07月11日 14:03