トマホーク巡航ミサイルって半径何メートルくらいに被害が及ぶんですか?(511:355)
弾頭だけ見れば、単弾頭型で500lb爆弾より少し大きいくらいなので、
開けた所で爆発すれば、ソフトスキンで被害半径100m位、200mくらいまでは被害が出る可能性がある、くらいでない。
ATMの弾頭にAPFSDS積んで
弾着→装薬起爆→弾芯をゼロ距離でぶち込む
みたいなATMってなんでないのでうか?(511:9)
ない。
砲身がないと砲弾は十分に加速できないでしょ?
その条件で徹甲弾として有効なエネルギーを与えるのは無理だと思う。
HEATでなく運動エネルギーで撃破しようってATMはいろいろ開発されてるし、
敵の近くで爆発して運動エネルギー弾を発射する自己鍛造弾というものもある。
しかしAPFSDSとは違う。砲から発射しないとサボット付けて意味が無い
(511:12 名前:モッティ ◆uSDglizB3o)
自己鍛造弾ってのがあるから調べてみ。
ただこれは成形炸薬弾の亜流と表現した方が適切だろうが
装甲に運動エネルギーを打ち込むという点では間違いでなくもない。
しかし原理上の理由から弾頭がずんぐりむっくりになる(大きめの口径が要求される)という
制限があって小型のATMには向いてないんだが。
サンバーン対艦ミサイルについて特徴とか教えてください
イージス艦で迎撃できますか?(488:637)
迎撃は可能だが難易度がやや高い。
特徴は艦船を攻撃するミサイルだよ
弾頭がデカイため当たったらヤヴぁい。 速度がかなり速いため迎撃し難い。
イージス艦で迎撃できるかに関しては、ファランクス装備のイージスで高確率で迎撃できるかは疑問。
ファランクスには20mmバルカンが積まれてる訳だが、この様な規格外の対艦ミサイルに対しては
威力不足だと言われている。
ファランクスに変わる物としてRIM-116 RAMと言う短距離迎撃ミサイルと言う物が
西側で最近作られた最新の軍艦に配備されている。
有名なAIM-9の誘導部分に世界最高の命中率を誇るとされるスティンガーミサイルの技術を応用した物だが
即応性に優れており、無論、ミサイルなので問題のファランクスと比べ威力も優れている。
ミサイルの固体燃料ってどういうものが使われているんでしょうか?(488:16)
特に最近のAMRAAMやmeteorといったAAMについて分かればよろしくお願いします
HTPEとかだな。
有線誘導型のミサイルシステムは、弾体が命中もしくは外れて自爆した後に
それまで発射器と弾体の間に張られていたケーブルをどうするのですか?(487:227)
発射器側でも切断してそのまま忘れてしまうのか、たぐり寄せて後方で廃棄/再利用するのか
まさか光ファイバケーブルは蒸発しませんしねえ…
自衛隊の場合、訓練では回収してる。
有事の際はそんな事してる暇は無いだろうな。
発射機側で外し、廃棄します。
Mk41 VLSからハープーン等のSSMを発射することは可能でしょうか?(486:378)
可能な場合SSM発射機を別に搭載するメリット(VLSから発射するデメリット)は何でしょうか?
改造を施せば可能。デメリットは改造に金と時間がかかること。ランチャーやリンク、ソフトウェアと同時に
ミサイル自体にも発射後制御翼が有効な速度に達するまでの間、姿勢制御を行う装置が必要になる。
VLSの大きなメリットは発射後、どの方向にでも素早くミサイルを指向できること。
対空ミサイルならこれは大きなメリットだが、対艦ミサイルではそのような必要はまずない。
であれば、ミサイルを保護できるキャニスターを与えた現行方式でいいんジャマイカ。
少なくとも改造の優先度は低い罠。
ICBMにGPS誘導装置ってつけないものなのですか?(482:489)
ググってみても、慣性誘導装置とは書かれているのですが、
慣性だけでも命中率は十分なのでしょうか?
何しろ弾頭が核兵器だから、数百メートルほどズレても問題ないことが多い
ただミサイルサイロ攻撃とか考える場合、爆発力を上げるよりは精度を上げたほうが効率が良いので、
最近の弾道ミサイルは高精度化の傾向にあった
INSの高性能化はもちろん、星を見ることで軌道を修正する装置を併用したりもした
さらに精度が要求されるような場合は、ミリ波レーダーを併用することもある。GPSも有力候補
ICBMじゃないけど、例えばパーシング2
最近だとトライデントを通常弾頭化した上でGPSを付けて、ピンポイント攻撃に使おうなんて案もあった
最近になって考えられてはいますし、IRBMでは中国が「できる」と主張したりしてます。
しかし、弾着精度5mと50mは、核弾頭ミサイルの場合、超強化目標相手でない限り意味がない上、
その精度を出すためには高濃度の大気中で超高速の弾頭をコントロールする必要があり、
減速してのんびり誘導 = 減速加速度で故障、しかものんびり落ちてきて被迎撃
超高速のまま超誘導 = ちょっと狂ったら大間違い、しかもGPS妨害されたら目もあてられない
だったら目をつぶったまま慣性誘導の精度を上げる方がマシ、が現状。
ちなみに中国がGPS云々と言ってるのは、単に慣性誘導精度を上げる基礎技術がないからで、
まあ、カタログスペックを主張するためのいいわけと思ってください。
付けられます。けど、あてにはしません。
ICBMを開発装備する国は、現状米ロとオマケで中国くらいですが、
GPSはアメリカの持ち物なので中ロはアテにしません。電波止めら
れたら終わりなので。自前の計画は将来の話ですし。
その上で、時期的にGPSが利用可能だったのはアメリカのピース
キーパーですが、そもそも戦略核兵器を使おうという状態で、GPS
でもナブスターでも「外部の航法支援が受けられるか」というと、こ
れが利用できないことは十分に考えられるわけです。ソビエトはキ
ラー衛星というものも実用化していましたし。
なんで、発射地点を基点にするINSと、恒星を天測しながら位置を
知るアストロトラッカーで必要な精度を出すことにしたわけです。
発射した地点とお星様を妨害することはできないので。
他の方のレスにもあったように、弾道弾がGPSを利用するケースが
無いわけではないでしょうが、戦略核兵器としてのICBMがGPSを利
用するかというと、想定される使用状況は過酷の一語なので、おそ
らくは無いと思います。
AAM-4は対艦・対地巡航ミサイルの迎撃も重視してると、聞きましたが弾道ミサイルはどうでしょうか?(482:322)
もし、有効だとしたら弾道ミサイルを迎撃する際にAAM-4を装備したF-15を飛ばすのも一つの手では?
(でも、やはり邪魔になるだけかも・・・?)
弾道ミサイルの撃墜は、偶然に頼らない限り無理です#right(){(482:323)}
当たったら奇跡。要するに使えない
F-15に、パトリオットPAC3に採用されたミサイルを積んで空中発射するという案はある
残念ながら巡航ミサイルと弾道ミサイルの間には天と地の差がある。
巡航ミサイルは割と低空をのそのそ飛んでるだけだが、弾道ミサイルは大気圏外からすさまじいスピードで地表に向かって飛んでくる。
自分より遅い車に自分の車を当てるのは追いつけばいいだけだから簡単だが、トップスピードのF1カー相手だと、自分の進路と相手の進路が交差する一瞬にかけるしかない。
323、324、325にあるとおり、AAM-4は弾道ミサイルには対応していません。
対艦・対地巡航ミサイルは、低高度を飛行し、RCSが小さいという特徴はあるものの、プロファイルは航空機と大差ありません。
そのため、AAM-4に限らず射撃可能な体勢に占移できれば、他のミサイルでも対艦・対地巡航ミサイルは迎撃できます。
しかし弾道ミサイルは、プロファイルが航空機と全く異なる(特に速度)ため、通常のAAMでは迎撃できません。
速度が高いだけで迎撃不能になる理由は325のとおりですが、若干補足します。
相対速度差が高いとちょっとした誘導誤差でも、最接近時の距離が大きくなってしまいます。
それを解消するため、PAC-3などではヘッドオンで誘導されますが、弾頭の起爆による破片効果での破壊では起爆タイミングがシビアすぎるため、直撃を前提に超高精度、高反応速度に作られます。
結局、通常のAAMとは別物にならざるを得ないということです。
米軍ではMEADS用のミサイルを空中発射に改造したALHTKというものを研究中のようなので、将来的にF-15がBMDの一翼をになう可能性はあります。
324にPAC-3に採用されたとありますが、ALHTKに改造するミサイルはMEADS用で、PAC-3には使用できないものです。
日本の地対艦誘導弾は、誘導方法に問題があると聞きました。どのような問題があるのでしょうか?
また、他国は地対艦誘導弾を運用する際にどのようにして、日本にあるという問題を
克服しているのでしょうか?
それに加え、空自・海自との連携(中間誘導?)なんかもできてないというのも問題と
いうことらしく。
聞いたというよりも、色々サイトを巡回してそういう意見を時々見かけるので、
それは本当なのだろうか?と思い、質問させていただいた次第です。
エバケンさんの持ちネタの話かな?
陸上自衛隊の88式地対艦誘導弾は、百キロ以上の有効射程をもつのに
水平線を越えて目標を捉えるシステムがないのでその射程が全く生かせないという
お話だったかと。
捜索評定レーダーを海岸線に置いて目標を探知するんだが、それではレーダーと
本体の位置があまり離せない。よって長射程が無駄になるということらしい。
実際には、内陸部の隠蔽陣地から山や谷といった地形を追随・迂回して
飛翔コースおよび発射地点を察知されないように巧みに飛翔しながら
沿岸部に侵攻してきた敵艦船・揚陸船艇を攻撃するための長射程なんで、
別に、海自・空自との情報提供・連携ができないので洋上の目標を
攻撃できないというのは問題になってない。
(というか、地形追随した飛翔ルート通った上で水平線の向こうの洋上目標
まで到達させるとなると結局大した距離まで届かない可能性がある。
ただし地形追随モードでなく高度取って直線コースでなら洋上遠くまで届かせられるが…)
まあ、海自・空自と連携して洋上の艦艇も攻撃できるようになったら、
海空の支援が出来て便利だねって程度。
ついでに、88式SSMもそうだが、陸自兵器は
海自・空自の連携は最初から除外しているものが多いが、
連携という考えが頭に無いちかではなく、陸自が着上陸してきた敵を
迎え撃つ状況というのは空自・海自が阻止行動に失敗した時、
つまり海と空は負けている状態なのであり、陸自は彼らを頼ることが出来ない
という前提で運用を考えているわけで…
あくまで、海と空に頼れない時のための、自前・陸自単独でなんとか戦う
時のための装備なんだな。
対空ミサイルって目標から外れたら自爆するんですか?
地上に落っこちたらやばいですよね?
自爆するやつもあるし、しない奴もある。
自爆するのは外れた後あらぬ方向に飛んで行って味方に当たったり、敵地上空で空戦してる場合
落っこちたやつを拾われて解析されたりすることを防ぐため。
なお「地上に落ちたら落ちた場所が危険? 知るかそんなこと」というのがほとんど。
AT-4対戦車ミサイルはなんでカウンターマスとして塩水を吹くんでしょうか?
錆びの原因になって良くないような気がするのですが。
バックブラストによる被害を抑えるため。
というか、AT-4は使い捨てで一発撃ったら捨てるんで錆とかは気にする必要ありません。
塩水は安価で、普通の水よりも重量があり、無害という大きな利点があるのです。
戦闘機は赤外線追尾式の対空ミサイル撃たれたら太陽に向かって飛べばかわせるというのは都市伝説ですか?
初期のIRAAMに限られた話。
初期のAIM-9Bでもそんな事実はなかったらしい
フィルタリングで簡単に防止できるからね
低空飛行する数多の巡航ミサイルに対処するのに効率いい対策ってなんでしょう。あたごさんは有力な対抗策たりえますか?
戦闘機とミサイルのコンボ&撃ちもらしたら艦対空ミサイル(状況によってはこっちを先に撃つ可能性も十分あるが)&とどめの地対空ミサイル
あとは高射砲とか各種対空兵器で最後の砦
つうか巡航ミサイルは十分な距離があるうちに発見できれば対策の余地は十分ある
つまりあたごの強力な目も強力な対抗策の一つ足り得る
ミサイルの固体燃料はどのように燃えるのか
燃焼中は火が燃料タンク(ケース?)の中を伝ってるんでしょうか?それともノズル付近まで燃料が押しやられてるんでしょうか?
液体燃料ならノズルのところまで送って着火ってのはわかるのですが、固体燃料は???って不思議に思ったもので。
単純化して言えば固体燃料がチクワみたいな形になっていて、
内側の穴に火を吹き込んで点火する。だから内側から外側に燃えて行く。
チクワの内側から燃焼させるのが基本ですが、すると燃料が消費されて中空部が大きくなると
燃焼面積がだんだん広くなって推力が増えてしまい、一定にできません。そこで星形などの
断面形状にしてやると、燃焼に伴って複雑な断面形状が単純になっていき、中空部の拡大と釣り合って
燃焼面積が一定に保たれます。逆に最初は推力多め、後半少なめにするように、わざと
釣り合わないような断面形状にすることもあります。これを形状に頼らず、
最初は推力の大きな燃料が燃え、後半は持続用の燃料がゆっくり燃えるように作ることもあります。
誘導砲弾とミサイルの境目を教えてください。
推進手段が内蔵されているかどうか。
ミサイル(日本語だと「誘導弾」)はロケットモーターやターボエンジンを
内蔵していて、自力推進する。
誘導砲弾(誘導装置付き砲弾)は、砲から砲に装填された装薬(発射薬)の
燃焼によって撃ち出されて飛翔する。
砲弾自体には推進源を内蔵していない。
最終更新:2009年03月18日 01:47