ケントによる射撃戦闘
部隊:よけ藩ケント小隊
行動:攻撃

【作戦】
(地形)
高高度~低軌道

  • 地上に比べ空気が薄いので空気による揺らぎが少ない。
  • 前回の交戦による残骸のデブリ化により戦場に視界、レーダー障害となる空域

(陣形)
1、一直線の縦隊で敵に対して攻撃を仕掛ける。
2、正面の敵からは1機しか視認できない状態で接近し、射程距離にはいると同時に横隊に変化。
3、方位角の変化に敵の照準が追い付かないうちに集中攻撃でしとめる。
4、仲間同士はある程度離れた位置に陣取り、爆撃に巻き込まれないように注意。
(装備)
  • 弾薬は榴弾を用いる。相手が高速で飛行しているため相対速度が大きく、破片によるちょっとした傷も致命傷になる。
  • FTC(雨雪抑制回路)解除、微細な反射波も検知測定。
  • MTI(移動目標指示器)を広域設定。
  • I=Dの通信回線やナショナルネットなどにより常に情報リンクできているため、敵情報を速やかに伝達することで命中率を高める。
  • 独立したセンサー系による自動迎撃
  • FCSによって随時弾道修正を行う事で命中率を上げる
  • 4連装7.62mm 機関砲を弾種HVAPを採用し、対装甲火器として運用する
  • 複数の方角から機関砲や主砲を撃つことで互いにカバーしあう
《I=D》
全般
  • 敵の進路を予測し、砲弾が着弾したときに最も敵のいる確率が高いエリアに砲撃を行う。
  • 前回の戦争で発生したスペースデブリを利用して身を隠しながら射撃する。
  • 砲撃は3機体1組で行い、敵の部隊に対し一点集中しないように分散させる。
  • 戦闘は1体の敵に対し3体で戦闘を挑むこと、3対1ならば多少の腕の差はあってもたやすく勝利を収められるため。
ケント
  • 巡航用タービンジェット:巡航用エンジンを搭載し長々距離への進出能力を持つ。
  • 運用:本機は巡航用エンジンにより高高度を保ったまま長々距離へと進出し敵警戒網と対空火力を突破。
 攻撃目標を発見するとロケットブースターによって加速、急降下→急上昇によるヒット&アウェイにて目標を撃破する
(体術)
  • 十分な照準をおこなっての集弾は見込めないので通過予測範囲に弾丸をばらまいて当てる事を第一とする
  • 4連装7.62mm 弾種HVAPにて予測進路上にFOF(空間制圧射撃)を行う
  • 予想目標到達時間から逆算して早めに射出。
 この際、レーダーサイト等からの情報フィードバックをリアルタイムで行い、射撃誤差を可能な限り軽減する。
  • 高速で飛行しているため敵は細かな空戦機動は取れず、機動予測が容易である。
  • 進行の妨害と本体の撃破とに役割を分担させ、効率を高める。
  • 射角は出来るだけ広範囲を確保する。
  • 撃ちっぱなしによって連射速度を高く保てる
  • 対象の危険度から優先順位を選定、順番に撃破する。
  • 射撃をする際は弾着地帯の長軸が目標となる敵部隊の長軸と重なっている状態になるようにして撃つ。
  • 敵部隊に射撃を行うときは敵全体をカバーするように分散射撃する。
  • すぐに弾切れにならないように射撃する速度を調製する。
  • 戦闘中に弾丸をすみやかに再装填するため、あらかじめ弾倉はきちんと収納し、即座に取りだせるようにしておく。
  • 射線を重ねないように角度をつける
  • 弾着は赤外線による火光判定。赤外線ならナイトビジョンが死なない
  • 制圧射撃によって敵の攻撃を妨げ反撃を封じたり、煙幕をはって目標を視認できなくしたりする。


イラスト

(亀助)

(亀助)


SS

 宇宙、それは猫と犬の共通の故郷
「空間戦闘の経験のある殿下と、陛下、それに、ケントはトモエ系なのでうにょさんたちが瞑想通信で記憶をさらってます」

 2m弱の鉄板に取っ手をつけ、表と裏に上下と彫り込む、ケントの手にそれを固定、ブーストの角度を調整する。
 二体でこれにしがみつくことで、宇宙戦での、失われやすい上下を支える、もとはシールドにしていた増加装甲をいじったモノだ。
 全体として、宇宙空間での起動には大量の姿勢制御を要求される、それをにたいのケントを向き合わせる、それぞれが角度のうちの180度を日本のブースターで対応する、むろん、これは戦闘にはいるときは捨てる。


 「宇宙線等に関するプログラムは?」
「今臨時で組んでますが、コパイ用に地球座標で調整するシステムを作ります。手がかりがあるないではかなりちがうとおもうので」
「軌道変化は?」
「地球の丸みに沿うことで大まかにでも移動できるとは思いますが、これもやってみなければわかりません」
「………地上で戦いたかったね」
「同感です」


 二機のケントのランスが軌道を予測しながら弾をばらまく、空間戦闘では実弾系の兵器の命中はねらえないが、それ自体、嫌いのようにばらまくことをイメージして撃つ。

 反動を押さえるために、血管が浮き上がるほど激しくブースターを制御する。
 下手なエネルギーは回転呂担って機体がぐるぐるまわって制御が出来なくなる。

「足場がほしい!」
「ミアキスやアトラスの側まで後退すれば出来ますが?」
「無理ってことだな」
「でげす」

 ワイヤーで機体をつないで固定、反動でシールド展開。
 射撃するにたいのケントを機転にして増加装甲を展開した機体がつっこむ、ひろと安東がシールドを全面に出して防御行動、着弾点を減らす為、地上戦では出来ない点による防御軌道。

 一閃

 再びワイヤー発射、別方向からアタックした機体同士でお互いに一時つなぐ、有線による通信機能を利用して一時的に制御統合、森沢とツグが素早く名送通信、イメージ統合しての再点火して適法光を向く。

 敵陣にランスの弾丸が飛ぶ、それを観測して通路代わりに移動する、チハが血を吐いた。血にまみれたコンソールをたたく、気配を察した森沢は黙ってプログラムを走らせる、気にかける余裕はない。

 黒崎の「ヤガミー、ヤガミー」の叫び声に答えるようにケントが一回転、嘉納がシールドを投げつける、敵に突き刺さったところでランス射撃。

 ぐるぐると円になりながら五体のケントが舞うように戦う、射撃に二体、切り込みに二体。残り一体が中心になって姿勢や方向を制御する。

 少ない戦力一機でも落ちれば危ない。それでも、飛ぶ戦う、繊細のチームワークだけが、かすかな命綱だ。

 壊れた装甲が剥がれる、デフリの海に誘い込んでの射撃、反撃をうけて激しくシールドを白熱する、一秒にも満たない時間に援護に回った遊軍機が敵を討つ。

 鼻血で染まった、コクピットの中荒い呼吸をものともせず激しく起動する、攻撃はほとんど突撃か、角度をつけてたたき込むだけでいいのが、宇宙線の取り柄か、実剣の破片を敵にたたき込んで素早く離脱。爆風がコクピットに伝わって胃の中身を出した。

 本体が敵をたたいてくれることを信じるその為だけにボロボロのケントが空を舞いつづけた。

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最終更新:2007年07月01日 01:23