1.



 家の間取りは3LDK、洋室二部屋に和室が一部屋
洋室一部屋と和室は6畳、もう一つの洋室は8畳
キッチンはピカピカシンクのシステムキッチンでリビングダイニングは12畳位

「風呂とトイレは?」
「別々」
「ですよねー」

 よかった、ユニットバスだった場合
どちらかが風呂に入ってるときにもう片方はトイレに行けない
特にその被害に会うのは俺
しかも普通のラブコメならドキドキうれしはずかしハプニングだが
ことが俺とこなたの場合になるとハラハラロリコンで即逮捕だ

 リビングダイニング、まぁ合わせて居間と呼ばせてもらうが
とにかくその広い居間には備え付けの家具だろうか四人がけの洋風木製テーブルがある
当然椅子も洋風木製のチェアが四脚
それに俺とこなたは向かい合って座り、こなた作のカリー(洋風)を食べていた


実は関係ないと思ってた野菜も全部まとめて鍋で煮込むぜー


なんて言うこともなく普通にうまかった
…訂正、かなりうまかった

「が、それにしても作りすぎ感は否めないな」
「あはー、カレーって作り置きがきくからついたくさん」

 新しいキッチンには寸胴鍋一杯の肉々しいカレーが威圧感たっぷりで雄々しく佇んでいる
しかし作り置きがきくといっても限度がある、常夏の国日本ではカレーの放置は実はかなりヤバイ
たくさん作れば作るほど、万一の際の被害は甚大である

「きちんとかき混ぜて火を通して、それでも明後日以降は凍らして保存しよう」
「…了解」

 いきなり生活感溢れる冷蔵庫の中身である

「さて、キョン君」

 スプーンを置いて急に真剣な面持ちになるこなた
俺は口に含んでた分をゆっくり咀嚼してから飲み込み
スプーンを置いて次の言葉を待った

「私達が共同生活を送るにあたってまず決めなくちゃならないことがあるよね」

 …それは俺も後で切り出そうと思ってたことだ
ふん、なるほどこなたも考えてはいるということか

「家事の分担………か…」
「……そう、その通りだよエジソン君」
「…ワトソンだ」

閑話休題

「まぁ、俺も来週から学校だったか?」

「そうだよ」

「こなたのほうもSOSの方で仕事あるだろ?」

「まね」

「ふん、こういうのはわかりやすいのがいいよな」

 一々、洗濯とか掃除とか食事とかを分けて更に平等になるように日や週でバランスとるのは
ちょいと面倒だ、手間がかかるし覚えるのも時間がかかる
こなたの料理の腕を見る限りその他の家事が壊滅的ということは無いだろう
俺だって数年間一人暮らししてたという自負はある

「俺は月水金」
「私は火木土だね」

 よし、平等。


「日曜は?」

「…えぇい! なぜ一週間は7日かな?」
「偶数だとやりやすいのにね~」

 まぁ、待て。落ち着け、クールに、クールにだろ? おじさん
…いや、俺がおじさんという呼称を持ってる人間に快く思ってる奴は一人もいないがな

「よし第一、第三日曜日は俺だ」
「第二、第四は私だね」

 よし、平等。




「……第五日曜日は?」

「畜生! なぜ一月は毎回微妙な日にちの並びなんだ!?」

「どうせなら全部の月を28日か35日にすればいいのにね。私前者希望」

「馬鹿者、月刊誌が薄くなるぞ」

「週刊誌の年間発行数も減るね!」

 閑話休題、ってか話ズレ過ぎだって……





結局、毎日交互でよくない? というこなたの発言がでるまで十数分俺は悩んだ


   2.


 カレーをよそった皿は水につけとくかとっとと洗ってしまうかしないと
皿に色がつくし油は染み込むし非常に汚れが落ちにくくなる
俺はそんな基本的な知識を元に皿を早々に洗おうと
こなたの分も引き上げて流しに持っていったのだが
しかし結局洗わずに水に浸けて放置している

 なぜか? 理由は至極簡単だ
俺は引越しをしたわけだ、ここに
で、いまは晩飯を食うような時間であってつまりは夜だ
人間夜は寝るものだ、寝るのに必要なのは布団だ

――布団はどこだ?


答え、ダンボールの中


自分で荷造りしたならともかく
何者かによって勝手にまとめられた俺の私物
しかもダンボールにはマッキー等でなにか目印になるようなものが書かれた痕跡は無い

結果、一つ一つ確認する羽目になった
ってか敷布団とかをダンボールに入れるんじゃねぇよ、常識ねぇのか?
あぁそれとも嫌がらせか? ハルヒの

 8畳の洋室の方はこなたにあけ渡して
俺は6畳の方の洋室を使うことにした(これは単に俺が今まで狭いワンルームで生活してた所為で落ち着かなかったからだ)のだが
……今度ベットを買おうと切実に思ったりした
洋間に布団を敷くのはなんとなく間抜けだ

「…服」

 違う

「…小説」

 違う

「……CD」

 これも違う

「………写真集」

 いや、いやいや違う

「…………下着類って!」

 しまった、すっかり失念してた。
俺の私物を全て持ってきたのなら当然こういった物も含まれて当然か!
畜生、見ず知らずの誰かに俺がどんなエロ本を持ってるのかまで完全に知られてると思うと
ぞっとしない話だぜ

 コンコンと開いてるドアを叩いて
こなたが頭の上にバスタオルを乗せて立っていた

「なんだ?」
「先にお風呂もらうよん」
「おぉ、勝手にしろ」

 ――風呂か、熱いシャワーでも浴びたい気分だ
全身の嫌なものを根こそぎ洗い流してくれるような気がするから
カレーも食べて汗もかいたしな
しっかし、男女で同じ屋根の下ってのにまったく色気の感じない生活になりそうだ

「…まぁ退屈はしないだろうな」

 気を取り直して俺はダンボールを空ける作業に戻る
いくらこなたが早く出てきたとしても、風呂上りにまたこんな作業するのは嫌だからな
布団を見つけてあけたダンボールを片付けなおさなくては風呂には入れない

「よし」

 無い←結論

 全てのダンボールを空けて中から出てきたのは
結局私服と本とか諸々だけだった
仕方あるまいと散乱した中身を一時的に戻して
ダンボールを重ねて押入れに叩き込む
明日明後日は家具を含めて色々買い物で忙しくなりそうだった

俺はとりあえず今日はリビングにある備え付けのソファで寝ることにして
埃っぽくなった自分の体に辟易しつつ、台所でうがいをすることにした、まる。



追記 結局俺の布団やらはこなたの方に行ってたらしく後日キチンと出てきた


   3.


 第壱高校2年A組
同じパイロット(まだ実感無いが)仲間の長門さんとやらも居るという
俺がこれから通うクラス、これから担任となる先生が俺に少し待ってるように行って
教室に入っていった、この後呼ばれて中に入って自己紹介
転校なんてのは初めてじゃないが、やはり多少緊張するな

「あ、入ってきてくれ」
「はい」

 呼ばれて少し抵抗のある引き戸を空けて中に入る
と同時に30人程度の人間が視界に入る――

「はぁ!?」

なんて風に危うく叫ぶところだった。
が、何とかそれを飲み込んでできるだけ平然と冷静に、自分の名前と前の学校とか適当に言って
最後に「よろしくお願いします」とテンプレートで終える

担任教師に空いてる席に座るように指示されて、いくつかある空席の中でもっとも「奴」から遠い席に座る

 「奴」は悠然と腕を組み、背中越しにも鋭い視線を飛ばしてくる
誰かって? これって説明が必要なのか?
俺はできれば避けたいのだけれど…

しかし言わなければならないのなら仕方ない
あぁ、想像通りだ。正解だよ、よかったな。
涼宮ハルヒ閣下様々だ

奴は教室の中心の席に座り俺に圧倒的なプレッシャーをかけてくる

これが第三に来てすぐだったなら、俺は一も二もなくあいつに話しかけていただろうし
席だってあいつのすぐ隣の席に座っていただろう事は想像に難くない
だがいまは状況が違った

「どんな顔して話せばいいんだよ」

 ボソッと無意識に呟く俺、だが幸いなことに窓側最前列というこの席
風の音にうまくかき消されたのか隣の席の女生徒に不振な目を向けられることはなかった


 ため息をつく回数が極端に増えたと思う
幸せとかいう曖々昧なものに執着は無いがせめて不幸にはなりたくない
自分の使ってるバックから端末を取り出して机にある学校のケーブルとつなぐ

ポーン

 つなぐと同時に小さく軽快な電子音が端末から鳴る
……メール、か?
この学校用の端末は基本的には普通のノートパソコンと昨日は変わらないのだが
企業用のパソコンが黒を基調にしたのが多いのに対して、学校用端末は赤やオレンジといった
わりと目立つ色が採用されている。
俺の使ってる端末は第二の時の奴だが色はここと同じ赤だった

この端末という奴には、だが一つだけ普通のノートパソコンと違う点がある
それがこのケーブルだ
これにつなぐとインターネットとは違うブルートゥースかなんか、まぁ至近距離間での無線が可能になる
普通は教室内、最大で学校内
教師の端末から教科書と、テスト時はそのまんま用紙のテキストが送られてきて
それをみながら授業を受ける

で、無線で繋がってるためその範囲内ならこういったメール等のやりとりも
プロテクトをかけなければ、いきなり転校してきた奴にでも送れるわけだが――

『ねぇ、あの紫のロボットのパイロットって本当? YES/NO』

 ……機密事項だだ漏れじゃねぇか!
俺がわざわざ口を滑らすまでもなくばればれだぞこなた!
だがしかしここで首を縦に振るわけには、いかないんだろうな…

『NO』

ポーン
ポーン
ポーン

 三通連続できたぞ!? なにがやりたいんだろうか
俺はUSBマウスの微妙な動きの悪さにイラッときながらそれを開く
………全部違う奴からの送信だといういうことが判明した

この端末のメールやチャットには二つのやり方があって
見る人間を限定できる個人回線と範囲内の人間が全員除けるフリーの回線がある
まぁ、どちらも教師からは見られるのだが


『本当なんでしょ? YES/NO』

 これは最初のメールの相手
後ろを振り返る、窓側最前列はそれだけで教室の全容をほぼ把握できる
って、待て! フリー回線ってことはハルヒにもモロバレじゃないのか!?
なんつー危ない真似をしてくれてんだこの教室の連中は…

『NO』

ポーン

『嘘つくなってば!』

『白状しちゃったほうがいいんじゃない?』

『あのロボットの名前なんて言うの~?』

『必殺技とかあるの?』


その他諸々、クエスチョンマークが文末につくメールばかりが山のように…


『嘘ついてるでしょ YES/NO』

『NO』

『ロボットと関係ないならあのSOSとか言うのの関係者? YES/NO』

『NO』

『じゃあなんでこんな時期に転校してきたの?』

『NO』

『……今まで言ってたの全部本当? YES/NO』

『NO』


「あ、やべっ」

 俺は頭を抱えたくなった
馬鹿すぎる、こんな典型的な引っ掛けに見事に足を掬われた
いや、ただ単に俺がNOと打ち込み続けるのは別に大した問題じゃなかった
つまりそれは俺が画面を見もせずただNOといってるだけで無視してることが伝わるからだ

 だが、それに対して俺がつい口走った「やべっ」
もうコレは俺がその質問でミスをしたことをバラしたことになる
一瞬、教室のざわめきが無くなり。虫の羽音すら聞き分けられそうな静寂が訪れ

教室内の大半の生徒が一気に俺に詰め寄ってくる

 ――醜態だ

「やっぱりパイロットなんだろ!?」

 開口一番そう言ってきたのはショートカットの女の子
口調が荒っぽいのが逆に似合っている

「いや、だから違うって言ってるだろ」

 心なし弁解に力がない

「だってやべっつったじゃん!」
「いや、それは無意識的なもんで俺がなにか隠してるというわけに直接繋がるわけじゃないだろう」

 わいわいと俺を囲むように集まる暇な生徒共
お前ら授業に集中しろよ、不真面目だぞ。観点別評価の授業態度でCを貰ってろ
俺はそれで留年だ、俺じゃないけど。

「みさちゃん、落ち着いて」
「あに言ってんだよあやの! あやのが一番気になってるくせに!」

 前髪をかちゅーしゃであげたおとなしそうな女の子と
先ほどから俺に怒鳴ってくる八重歯の鋭い強気な女の子
なぜか二人がいい合いを始めるが他の連中は気にした様子も無く
俺に顔を寄せてくる
……ん? このクラスは男女比が偏ってるのか?やけに女生徒が多いが…




「”だってあやのの兄貴はこの間の騒ぎで!”」
「みさちゃん!」




 おとなしい子が怒ると怖いというが一気に周りが静かになった
いつの間にか俺は蚊帳の外になり、全員の視線の中心はその髪の長い女の子にかわった

「あ…ごめん、みさちゃん」
「いや、私も無神経だった」


「なぁ…もしかして、この間の騒ぎって」

 嫌な予感というか、すでに確信とも言えるような感覚が脊髄の中心を貫くようにあった
あのエヴァのパイロットに関心を持ってることと、途中までだったがショートカットの子の台詞
もう式はほぼ完成してる

「怪獣騒ぎのことよ」

 ロングの子も観念したというか、元々さっきの状態で誤魔化せるとも思ってなかったようで
ため息をついてポツッと呟く、だが、それだけ
それ以上はなにも言わなかった。周りに人も多すぎるし俺もパイロットだと隠してるこの状態で
流石に言えないだろう

だが、さっきの式の最後の変数にそれを代入すればもう答えはでたも同然だ


   4.

「馬鹿なキョンに質問、あんたは今どういう立場にいるか」

「エヴァのパイロットでSOS団の職員」

「正解、その2 機密とはなにか」

「きわめて重要な秘密」

「正解、その3 守秘義務とはなにか」

「…秘密を守る義務」

「正解、その4 そもそも秘密とはなにか」

「隠して人に見せたり教えたりしないこと」

「正解」


 学校の屋上
出ることが許可されてる学校なんて珍しいものだが
この高校は比較的校則がゆるいのか、鍵もかかっていなく
校則をやぶることなく俺とハルヒは屋上でこんな問答を続けてる

ここでよくあるパターンは今後仲良くなるキャラが実は隠れてついて来てて
秘密を知ってしまうってのがありがちだが、その辺ハルヒは抜かりない
キチンと確認したうえでの上記のやりとりである
っていうか、この学校でのハルヒの立ち位置はなかなか特殊なようで
先ほど俺を連行したときも俺の周囲の生徒はモーゼの如く二つに分かれて道を作り出した

 まぁつまりはそもそも好奇心程度で追いかけてくる奴は居なかったということだが…

「いや、ハルヒ。お前の言いたいことはわかる。隠せる状況だったにも関わらず
 転校初日に自分からバラそうとしたんだからな」

「…ふん、一応私だって話は聞いてたわ」

 あの騒がしい中自分の席に座っててよく聞こえたものだ

「この間の戦闘で一般市民が巻き込まれたのは私も報告を聞いて知ってるわ
 それが峰岸の兄弟だったとは初耳だったけど」
「俺は市民が巻き込まれたこと自体寡聞にして知らなかったぞ」

 そもそも全員非難してたんじゃないのかよ?
なんで巻き込まれるようなところに居るんだ?

「まぁ、つまりはそこよ」

 ハルヒは屋上をグルッと囲む形になってる作に寄りかかって続ける

「普通に非難してれば巻き込まれる筈が無いんだからさ
 あんたは峰岸に罪悪感だがなんだかを感じたっぽいけどさ
 結局は自業自得よ、ほっときなさい」

 あんたがみんなにちやほやされたいなら勝手にすればいいわ
ハルヒはそう締めくくって屋上の鉄ごしらえの扉に足を進める

「確かに、その兄貴が興味本位とかで顔を出して結果瓦礫の下敷きになった。
 それでそいつが俺に殴りかかってくれば俺だって自業自得だと殴り返すさ」

 俺は誰にとも無く呟く、正直ハルヒが耳を貸すとは思ってなかったし
独り言のつもりだったのだが、予定外にハルヒは足を止めてこちらを伺うように目線を合わせてきた

「でもよハルヒ、あやのの方には責任無いだろ
 家族が巻き込まれて、それで知りたいと思ったあやのの行動は間違いか?」

「同情と思いやりが違うように、家族愛と逆恨みも別物よ」

 ハルヒはそこで一拍おいて頭を振ってから

「でもま、いいんじゃない? 峰岸一人に言うくらいなら、多めに見てあげる
 あの子も口は堅いほうだし分別も他の連中よりずっとつくわ」

「いいのか?」

「勝手にしろって言ってるの、結果それであんたが誘拐されても
 それこそ自業自得ってことよ」

「誘拐って…」

「冗談だと思ってる? あんた自分がどんだけ貴重な人材かわかってるの?」

 ハルヒは目つき鋭く俺に問う

「あんたはこの地球上に存在する65億の人類の中で、たった3人だけのエヴァのパイロットなのよ?」

 3人、1人は俺でもう1人は長門さんとやら
ならばあと1人居るのか

「自分の立場、よくそのつるっつるの脳みそに刻み付けときなさい」

ハルヒはそれだけ言い残して、今度こそ屋上を去っていった
腕時計を見ると、もう既に一時限目はあと数分で終了する
丁度いいのだろう、鐘がなったら教室に戻ろう

それまでは、とりあえずどうやってあやの一人を呼び出して
どんなふうにそれを告げるかを考えよう

 授業の鐘が鳴ったのと同時に屋上の重い扉を押し開けて校舎内に戻る
ざらざらとした感触に手の平を見るとよほど錆び付いていたのだろう手が赤錆で酷く汚れていた

「……」

 それは、一瞬、何かを思い起こさせたが、
すぐに消えていった


 教室についてからはカラカラでバッでザワザワだった


 …まぁ詳しく説明すると
俺は教室につき、多少の気まずさを感じながら一時間前と同じように扉を開いた ここがカラカラ
すでに休み時間だし廊下にも生徒がチラホラ見え、少しでも人少ないといいんだがと思いつつ
中に入ると、全員が全員そろっていて。まるで自習中にふざけてたら教師が来た的に
勢いよく俺の方を向いた これがバッの部分

そして、全員がまた俺の周囲に集まってきて
なにやら一斉に、やれ大丈夫だったかとか、無神経に聞いてごめんとか、涼宮と知り合いだったなんて知らなかったんだ!とか
まぁ、色々言われた ザワザワ


 涼宮はこの学校での番長のようなものらしい
結局クラスメート達は一同みなさっきは私達(俺達)が悪かったと言って
そして少し同情的に肩をぽんと叩いて離れていった

 涼宮の影響力は確かに偉大であり、多分今後ロボネタでなにかしら問い詰められることは無いだろうと
状況改善に少しだけ涼宮は献上した形になるのかもしれないが

だが、まぁ、そもそも問い詰める必要がないと思われてるのかもしれない



その日から俺があれのパイロットであることはこのクラスでは半ば暗黙の了解になった

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最終更新:2009年06月01日 03:18