ヴァリアントコミックス/Valiant Comics

(コミックス出版社)

<<内容は追記します>>

拠点:
設立年:
設立者: ジム・シューター他

概要

1990年代に、元マーベルコミックスの編集長だったジム・シューター(ちなみにマーベルに「編集長」(Editor in Chief)を導入し、初の編集長になったのがジム・シューター本人である)が、投資家らと設立したコミック出版社。現在まで、4社の親会社の下で活動し、名前も微妙に変えている。
有名なのは、テレビゲームソフトのアクレイムの下で活動したときであり、コミックスと同時に、キャラクターのゲーム化がされている。

外部のキャラクターを利用した作品もあるが、一貫してヒーローものの専業(一部、ローマ時代のブリテン島(後のイギリス)で起こった殺人事件をローマの役人が解決するなどという作品もあるが)であり、DCやマーベルのように自社作品を一つのユニヴァースに入れて作品をつくっている。概観してもDC,マーベル以外に現在もヒーロー専業でユニヴァースをつくっている会社は、ここくらいか。
ただし社の方針として、多数のタイトルを同時に出さないことを決めており、全体としてこぢんまりとした感がある。

会社の所有者が変わるとリブートを重ねており、
1991年~1994年くらい:ヴァリアント・コミックス(親会社:ヴォイジャー・コミュニケーションズ)
1994年~2004年:アクレイム・コミックス(親会社:アクレイム・エンターテインメント)
2005年~:ヴァリアント・エンターテインメント(二人の起業家が買い取る→中国系メディア企業が買収)
という大きなユニバースと、関連した小さなユニバースがある。

作品

オリジナル

  • Ivar, Time Walker:世界初のタイムマシンをつくったニーラ・セシ。しかし実はイヴァールという「時間の旅人」-タイムウォーカーが既にいた。二人は時間の旅を始めるが,,,。

  • Archer & Armstrong:カルト集団に育てられ武芸百般を叩き込まれたアーチャー、その目的は「悪魔」と思われる不死の男、アームストロングを殺害すること。しかしアームストロングはむさい髭と腹の出た男で「詩とワインと女を愛する」と称していた。しかし実は怪力と超回復力を持った不死身の男。アーチャーとアームストロンは二人連れだって旅に出るが...。

  • Eternal Warrior:地球の精霊であるジオマンサー(いろいろな人間に乗り移る)を守るため戦う「永遠の戦士」ギラッド。彼は実は...。

※イヴァール、アームストロング(本名アラム)、ギラッドは兄弟で、アニ=パダという一族。古代のメソポタミアに生きていたが、王の命令で「ブーン」という機械?を取りに行く。しかしギラッドが途中で死亡、王も殺されていた。イヴァールは「ブーン」を作動させ、ギラッドを生き返らせることを決意するが、この結果地球は氷河期になってしまう。この影響で三兄弟は永遠に生き続けることとなった。

  • X-O Manowar:古代ローマ帝国と戦争していた、西ゴート族の王の甥アリックが仲間と共に宇宙人にさらわれる。逃げ延びる方法は、宇宙人も手に負えない鎧(アーマー)を着けて戦うことだけ。アリックは鎧を着け宇宙船を乗っ取るが、宇宙船は亜光速で飛んでいたため、地球は21世紀になっていた..。蛮人+アーマー+SF。(昔、アイアンマンと一緒に戦うビデオゲームがあった。)

  • Harbinger Renegade:成功したビジネスマンであり、世界最強の超能力者トヨ・ハラダ。彼は政府の極秘プログラムである超能力者(サイオット)を使って、「より良い世界をつくる」ため世界を征服しようとする。しかし超能力に目覚めたピーター・スタンチェックはハラダと互角の超能力者だった。スタンチェックは他のサイオットなどとともに、ハラダと戦うことを決意する...。
  • Livewire:元トヨ・ハラダの親衛隊隊長であり頼もしい右腕だったアマンダ・マッキー、彼女は機械を自由に扱う能力を持っていた。しかし、スタンチェックの反逆をみて、ハラダに対する疑念から彼女も反逆。ハラダに立ち向かうことに...。

  • Faith:ハラダに反逆したサイオットの一人、フェイス・ハーバート。L.A.に移り住み新たな生活を始めるが...。飛行能力とテレキネシスを持ったヒーローだが、デブでオタクの女という凄い設定、その上能力にデブが全く関係しない。しかしそれが逆にウケて一躍人気者に。
  • Bloodshot:政府の超兵士計画「プロジェクト・ライジング・スピリット」はナノマシンを血液に入れた「究極の兵士」を作り上げる。超体力や回復力(頭を吹き飛ばされても生きている)、さらに好きなように変身する力を得た超兵士は...。2020年に映画化。
  • Divinity:ソ連の宇宙開発プログラムで深宇宙に送られた宇宙飛行士が、時間・空間・物質を自由にできる神の力を得るが...。

  • Ninjak:超能力はないが超人的な体力を誇るイギリスの忍者、ニンジャック。普段は傭兵だが、「かろうじて残った愛国心で」スーパースパイとして活躍。さらに日英同盟によりイギリスに伝えられた忍者の秘法ニンジャ・プログラムにより、一身一代でK番目の忍者"Ninja-K"としても活動する。

  • Shadowman:ブードゥーの精霊シャドー・ロアの力を受け継ぐオカルトヒーロー。影の力を使い大鎌を使って邪悪な連中を退治する...。

  • Punk Mambo:パンク全盛の1970年代、悪のブードゥーの魔術師に捉えられた女が、見よう見まねでブードゥーの術を覚えて逃走。以後、ピンクのモヒカンをトレードマークにしたブードゥー魔術師として活躍するが...。

  • Quantum and Woody:「最悪のヒーロー」の異名を持つ義理の兄弟、元兵士で警備会社に勤める堅物の黒人カンタムと、「白人のクズ」でチャラくて犯罪にも手を付けてるウッディー。腕輪によってスーパーパワーを手にしたが、24時間ごとにお互いの腕輪を合わせないと体が崩壊するということで、離れられない関係になってしまう。さらに奇妙なヤギも仲間になり...。

  • Dr. Mirage:霊のチャネリングができるオカルティストのミラージ。彼女はTVの心霊番組のパーソナリティーとして活躍していたが...。2018年ごろ、CWでTVドラマ化という話があったのだが...。

  • Rai:41世紀の未来、衛星軌道につくられた新たな「日本」の守護者。
    • 漢字で書くと「霊」なので、「レイ」なのか「ライ」なのかは不明。
    • 昔は、銀と赤のボディーで角刈り、日本刀を振り回していたところから「ウ*トラマン・ヤクザ」のあだ名が...。

版権もの


邦訳作品

  • クァンタム&ウッディー(全3冊)が邦訳されている。

実写映画

Bloodshotの実写映画(ソニー)が、2020年3月に公開された。
当初、ソニーがヴァリアント・ユニバースとして複数の映画をつくる予定だったが、次作に予定されていた"Herbinger"の権利をパラマウントに売却し、ユニバース構想は頓挫した。

関係者



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最終更新:2020年06月05日 21:59