小説所

  • リレー小説です。次は誰が書いてもおk。
  • テーマは・・・「死神」「廃墟」「現代」「放浪」「恋愛」
  無理に沿う必要はないです。

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紅い海に黒く。そんな曲があったような。
…黒い海に紅く、だっけ?

なんにしても、これほど今の状況にぴったりな言葉はないと思う。
葉が全て散り、すっかり寂しくなってしまったホンコンカポック。
焼肉で使う炭のようになっているダイニングテーブル。
周りから聴こえてくるのは、パチパチという、どことなく場違いな平和な音。

そして、玄関へ続く扉の前で倒れている私。
そして、皮膚が焼け爛れ異臭を放つ自分の死体を見下ろす私。

(これは・・・私、今ユーレイになってるのかな。)

体がうっすらと透けて、その先に自分の倒れている姿がぼんやりと見える。
暑さは感じないが、音や匂いはしっかりと感じるようだ。
思考もちゃんとできる。まぁ、自分が死んだというのに、こんなに冷静な自分の思考は少々おかしいのかもしれないが。
意外と何も感じないんだな・・・とか思ったり思わなかったり。

いきなりの火事で自分は死んだわけだが、さてこれからどうしようか・・・と、途方に暮れていると。

(・・・?誰か・・・来る?)

いきなり目の前の扉が開いた。
そこに立っているのは・・・少年?

暗褐色の髪に、薄く膜がかった闇色の瞳。若干色がくすんだ黒いローブを身に纏っている。
そう、その姿はまるで―

「俺は・・・死神。」

抑揚のないトーンで一言。

「へ?」

これが、私の運命を奇妙に捻じ曲げてしまったこいつとの最初の言葉。


by レフィ
出来るだけ次の方が書きやすいように。・・・どちらかというと書きにくいかも。
テーマにはわりと沿ったつもりです。
最初なので短め。


「え・・・死神・・・ですか?」

あまりの驚きで敬語になる彼。
なぜなら、目の前にいた自称死神は・・・めちゃくちゃかわいかったからだ。

「そうだよ・・・。俺は死神だよ」

(・・・容姿はかわいいのに、なぜ一人称が「俺」なんだ?)
彼は心の中でそう思った。すると・・・

「とりあえず言おう。お前は死んだ。」

いきなり厳しい現実を突き立てられ呆然とする彼。
でも
(それにしても・・・かわいいなぁ・・・)
と心の中ではかわいい自称死神との出会いに興奮していた。
だらしなく鼻の下を伸ばしていると・・・

シュッ

という音とともに、彼の髪の毛の先端は宙に舞っていた。

「なに鼻の下伸ばしてんだ・・・。気持ち悪いんだよ」
「ひいぃ!!ごめんなさい!!」

彼は恐怖を覚えた。
(彼女は死神なのだ。何変なこと考えてるんだろ・・・)
彼は流石に自分の妄想を打ち消した。
(しかし・・・かわいい・・・)
彼女が死神だと分かっていても意識せざるを得ないようなかわいさ。
仕方ない。彼は14歳。バリバリの思春期である。
(彼女は、私をどこへ連れて行くのだろう・・・)
そう思った矢先

「ちょっとついてきな」

そう言って、彼女は扉を「通過」した。
(ああ・・・そういや幽霊だったな)
彼はその事実に出会い、彼女のあとを追った・・・。
扉を「通過」したその先には、誰も住んでいないであろう、ぼろぼろの廃墟があった・・・。


by key
恋愛に繋げるため死神を女設定にしてみた。
「暗褐色の髪に、薄く膜がかった闇色の瞳」という設定付きですが・・・。
次の方、どうぞこの死神をかわいがってあげてください(ぇ


「ここは・・・」
「見てわからねぇか?廃墟だよ」死神が答える。
「何故ここにつれてきたんだ?」
「決まってるだろ、あの世へ送るためだよ」
「なんで、こんな廃墟からあの世へ行けるんだ?普通、あの世へ行くなら河のそばで船に乗っていかないt・・・」
彼がそう言いかけたとき、彼女・・・いや、死神の方から小さな鎌が飛んできて彼の首の近くを通り過ぎた。あと少し彼が右寄りだったら頸動脈を切られていただろう。
「ごちゃごちゃうるさいんだよ、幽霊は幽霊らしく黙って死神についてこい!」
彼女が一喝した。この一喝にはさすがの彼も驚いてしまい、
「はい・・・すみません・・・」と小さくなってしまってそれ以降はあまりしゃべらなかった。次しゃべったら殺されると思ったからだ。
そのごも、彼と死神は一言も話すことなく廃墟の中をすすんでいった。そして、しばらく進み、彼女は急に立ち止まった。うっかり彼は彼女にぶつかってしまった。彼女の担いでいたおおきな鎌が顔のすぐ近くにあったので、すぐに後ろに下がった。

「着いたぞ、ここが現実と冥界の境目だ」彼女が指さした先には、線みたいなのが引かれてあり、その先にはいかにも船っぽいものが浮かんでいた。
「へぇ・・・ここが現実と冥界の境目か・・・」といって、彼が線を越えようとしたとき、彼女のもってた鎌が彼の首の首寸前まで近づいた。
「ここから先は俺の力がねぇとうごかねぇんだよ、幽霊のてめぇは勝手な真似するな。継ぎしたら・・・」彼女は一拍置くと、こういった。

「地獄の更に下、煉獄に送りつけるぞ」

「はい・・・すみません死神様・・・」彼はまたもや小さくなった
「さてと・・・」彼女は鎌をどかせて彼を押しのけて境界の前に立った
「開け 冥界への扉【デモンズゲート】」彼女がそう叫ぶと境界の前のなんて言うか・・・ATフィールド的なものが解かれて、1本の道ができた。
「行くぞ、幽霊よ」彼女はそういうと、船に向かって歩き出した。彼もそれについて行くことにした。


どうも、作者のガビビィです(
恋愛ものとか実は俺の規定範囲外なのでかなり悩みました。
勝手に、死に神にでっかい鎌持たせてます((どう使うかは他の人次第で(
ちなみに、小さい鎌と大きい鎌のモチーフはスラモリ2の3番目のしっぽ団ボス【ジャーク】です(だから何

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最終更新:2009年08月03日 19:33