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先物取引

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先物取引


まず、先物取引を株と比較して紹介します。
先物取引では、株券?ではなく素材や原料を取引します。
これらの素材や原料は株のように値段が変動し、それを先物価格といいます。
株が東証などで取引されるように先物は東京工業品取引所などの取引所で取引が行われています。

株と違う点は?
値上がりの差額だけでなく、値下がりした場合の差額も利益につながります。それは、先物を買う以外に、売りの取引もできるからです。

また、少額の証拠金のみで取引できるため、一度に多額の取引が可能なので大きな利益を得られますが、予想に反した値動きをすれば大きな損失になる場合もあります。

なぜ先物取引というのか?
先物取引は工業品だけでなく、穀物なども扱います。農作物や穀物には旬があり、米や野菜などは毎年価格が変動します。

3月現在、購入者は米を9月に入荷しようとして価格を予想します。
購入者は不作だと判断して3月に700円/1kgで買い注文を入れます。
農家が500円/1kgで売れれば生活していけると判断しているので、
注文通り「9月に700円/1kgで売る」と契約します。

購入者の予想通り不作で1000円/1kgの値段がついた場合購入者は300円/1kgの得をします。
しかし、豊作で400円/1kgの値段がついたら購入者は300円/1kgの損をします。
農家は700円/kgで売れれば安定するので不作でも安定した収入を得られることになります。
このように先に物の価格の予想をして取引をするから先物取引といいます。

先物取引開始時に必要な資金(証拠金)について
取引を行う際、総取引金額を用意する必要はありません。
素材によって取引1単位の量が決まっていて1単位ごとに証拠金というものが発生します。
たとえば金を例にあげると、金1(g)あたり2,000(円)の先物価格がついていて、
取引数量が1,000(g)ならば、総取引金額は2,000(円)×1,000(g)×1(枚)=2,000,000(円)です。
しかし、取引者は金の1単位あたりの証拠金である100,000(円)だけで取引が行えます。

レバレッジ(証拠金のレート)は総取引金額と証拠金の割合です。
総取引金額(2,000,000) / 証拠金(100,000) = レバレッジ(20倍)
用意した資金の20倍の取引が行えるということになります。

では、なぜ証拠金だけでいいのでしょうか?
それは、一般的に先物取引には商品ごとに定められた期限が存在します。たとえば、金の期限は最大12か月です。期限前に反対売買(買い注文をしたなら転売、売り注文をしたなら買い戻し)による決済をすることができます。
それにより差金決済 (差額の支払い) が行われます。このとき同時に証拠金は返ってきます。
要するに、商品自体は元の所有者に戻るため、全額払う必要はないのです。

差額決済について
差額決済を行うことで取引を終了すると、差額と証拠金が支払われます。

商品の価格が上がる予想をして証拠金10,000円を払い200,000円で買う権利を得ます、
220,000円の価格になって売れば{10,000円(証拠金) + 20,000円(差額)}の30,000円が手元に入ります。
逆に180,000円に下がれば{10,000円(証拠金) - 20,000円(差額)}で10,000円支払わなければなりません。

商品の価格が下がる予想をして証拠金10,000円を払い200,000円で売る権利を得ます、
180,000円の価格になって買えば{10,000円(証拠金) + 20,000円(差額)}の30,000円が手元に入ります。
逆に220,000円に上がれば{10,000円(証拠金) - 20,000円(差額)}で10,000円支払わなければなりません。


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