M-Tea*5_39-電気物語(二)石原 純

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M-Tea*5_39-電気物語(二)石原 純

2013.4.20 第五巻 第三九号

電気物語(二)
石原 純

  六、電流の法則
  七、電流の化学作用
  八、電流による熱と光、熱電流
  九、電流の磁気作用(一)
 一〇、電流の磁気作用(二)


【週刊ミルクティー*第五巻 第三九号】
http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/226314
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(3MB)

定価:200円  p.187 / *99 出版
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(114項目)p.488
※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。

※ 現代表記版に加えてオリジナル版を同時収録。
※ JIS X 0213・ttz 形式。
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感応的におなりなさいっ。週刊ファラデー!

 電気分解の現象は、最初ドイツのグロートゥス(一八〇五年)によって、ちょうど磁石の極が鉄に力をおよぼすと同様に、分解せられる各成分が両極から引力および斥力(せきりょく)を受けるためであると解せられ、また、イギリスのハンフリー・デヴィーによって同様の解釈があたえられたが、成分がなにゆえに電気力に働かれるかについてじゅうぶん明らかでなかった。ところが一八三三年にいたってファラデーがはじめて、溶液内では電解質の分子成分が最初から解離して存在しており、すなわち、おのおの陽および陰電気を有する二種のイオンを形づくっていることを仮定し、これらが電流の通過にともなう電位差のためにそれぞれ陰極および陽極に運ばれるのであると説明してから、今日までこのイオン解離説が信ぜられている。(略)
 電気分解は種々の実用に応用せられる。硫酸銅・硝酸銀・塩化金などの溶液を分解すると、それぞれ銅・銀・金などの金属が陰極に集まるから、陰極導体の表面はこれらの金属でメッキせられる。このばあいに陽極としてはメッキする金属の板をもちいて溶液から費消(ひしょう)せられる金属をおぎなうようにする。また電鋳(でんちゅう)術〔電気鋳造〕ではロウや石膏(せっこう)で木板または彫刻などの型を取り、その表面に石墨(せきぼく)を塗って導体としたものを陰極とし、電気メッキと同様にしてその表面に銅を厚く付着させ、電気銅版や銅像などをつくる。さらに電気冶金(やきん)としては、金属化合物の溶液から電気分解によって金属を陰極に析出させ、これを精製する目的にもちいられ、またこの方法で種々の物質の純粋結晶をつくることもできる。(「七、電流の化学作用」より)

5_39.rm
(朗読:RealMedia 形式 388KB、3:09)
milk_tea_5_39.html
(html ソーステキスト版 196KB)

石原 純 いしわら じゅん
1881-1947(1881.1.15-1947.1.19)
理論物理学者・歌人。東京生れ。東大卒。東北大教授。相対性理論および古典量子論の研究、自然科学知識の普及啓蒙に努める。著「自然科学概論」、歌集「靉日」など。

◇参照:Wikipedia 石原純、『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)。

底本

底本:『電氣物語』新光社
   1933(昭和8)年3月28日発行
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1429.html

NDC 分類:427(物理学/電磁気学)
http://yozora.kazumi386.org/4/2/ndc427.html

難字、求めよ

ジェームス・キール イギリスの化学者。
ガウトロー フランス。
フォール
ジョン・ジョージ・チルドレン イギリス。
フォン・ボルトン
デサイヌ フランス。
ロマニオシ イタリア。
ジョン・マイランド イギリス。
ワルデマール・プールゼン デンマーク。
グスターフ・クルツァンナ ドイツ。
サンレク フランス。
硫酸根イオン
融着
薪油
電灯球
オスミウム電球
実物幻灯
シーメンス型電気炉
鏡電流計
文字印刷式受信器
被蔽 ひへい?
テレグラフォン
オートグラフ
テレオートグラフ

むしとりホイホイ

デュフヱ[#「ヱ」は小書き]イ → デュ・フェイ 【中黒】
つなげは → つなげば 【ば】
0.0001118 → 0.001118 【0余分か】
電池の分極は → (行頭スペース)電池の分極は 【行頭スペース追加】
過酸化鉛陰極 → 過酸化鉛、陰極 【読点を追加】
牛乳沸し.パン燒器 → パン燒器・牛乳沸し 【順番逆か】
例えぼ → 例えば 【ば】
電氣と磁氣 → (行頭スペース)電気と磁気 【行頭スペース追加】

スリーパーズ日記*

デュフヱ[#「ヱ」は小書き]イ → デュ・フェイ
ニクローム → ニクロム
グローツス → グロートゥス
クーロム → クーロン

 生体電気、生物電気について。
 人間でも、それ以外の動物の体内でも微弱な電気活動がつねにはたらいている。細胞が興奮した時に生じる電位の変化を「活動電位」といい、興奮していないときに示す細胞膜内外の電位差を「静止電位」という(広辞苑)。
 生物学をかじったときの記憶が正しければ、血液や体液は、ナトリウムイオン(+)と塩素イオン(-)を主成分とした電解質が、細胞膜や皮膚といった穴だらけのゴム風船に入っているようなもので、細胞の活動レベルでは、つねに微弱な電気が行き交っている。ゴム風船の内と外の異なる電解成分が電位差をたもっている。
 皮膚にできたちょっとした切りキズにさえ違和感を感じるのは、皮膚(絶縁体)の内側(体液=電解質)と外側(外気)に微弱な電位差が存在・発生しているから、と教わったように記憶している。

 ここまではいいとして、ちょっと記憶があいまいで確認したいのは植物について。Wikipedia の「活動電位」の項目を読むと、植物にも活動電位が存在するとあるのだけれど、動物の体液(=電解質)に該当するものが植物にもあるのかどうか。動物の体液のように濃度の高い電解質はないはずだから、発生する電気量は格段にちがいそう。
 性差は動物にも植物にもあるから、生物の歴史にとってよほど古い時代にそなわった能力だろうということが想像できるけれども、動物が「体液」という電解質(おそらく生命誕生当時の太古のスープ)を温存したのに対し、植物はそれを不要とした、もしくは排除した。情報伝達の手段が異なるということか。



4.15、山形市、桜の開花を発表。
4.17、イラン、三宅島。
どーなっちゃってんだよ。じんせーがんばってんだよ。byおかちゃん
脳天、くるみわり人形。
2013.4.20:公開 玲瓏おきゅぱい迷人。
目くそ鼻くそ、しだひろし/PoorBook G3'99
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