M-Tea*5_6-大震火災記 鈴木三重吉

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M-Tea*5_6-大震火災記 鈴木三重吉

2012.9.1 第五巻 第六号

大震火災記
鈴木三重吉


【週刊ミルクティー*第五巻 第六号】
http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/207405
※ クリックするとダウンロードサイトへジャンプします。
(568KB)

定価:200円  p.108 / *99 出版
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(29項目)p.254
※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。

※ 現代表記版に加えてオリジナル版を同時収録。
※ JIS X 0213・ttz 形式。
※ この作品は青空文庫にて公開中です。著作権保護期間を経過したパブリック・ドメイン作品につき、引用・印刷および転載・翻訳・翻案・朗読などの二次利用は自由です。
(c) Copyright this work is public domain.

れれれのあっこちゃん! 週刊なまずねこ*

 災害の来た一日はちょうど二百十日の前日で、東京では早朝からはげしい風雨を見ましたが、十時ごろになると空も青々と晴れて、平和な初秋びよりになったと思うと、午(ひる)どきになって、とつぜんグラグラグラとゆれだしたのです。(略)
 しかし、震災の突発について政府以下、すべての官民がさしあたりいちばんこまったのは、無線電信をはじめ、すべての通信機関がすっかり破かいされてしまったために、地方とのれんらくが全然とれなくなったことです。市民たちも、摂政宮殿下〔裕仁親王。後の昭和天皇〕がご安全でいらせられるということは早く一日じゅうに拝聞して、まずご安心申し上げましたが、日光の田母沢の御用邸にご滞在中の 両陛下のご安否がわかりません。それで二日の午前に、まず第一に陸軍から、大橋特務曹長操縦、林少尉同乗で、天候の観測をするよゆうもなく、冒険的に日光へ飛行機をかり、御用邸の上をせんかいしながら、「両陛下がご安泰にいらせられるなら旗をふって合図をされたい」としたためた書きつけと、東京方面の事情を上奏する書面を入れた報告筒を投下し、胸をとどろかせて待っていると、下から大きな旗がふりはじめられたので、かしこみよろこんで、帰還し 摂政宮殿下に言上しました。(略)
 第一の飛行機が日光へ向かった同じ午前に、一方では、波多野中尉が一名の兵卒をつれて、同じく冒険的に生命をとして大阪に飛行し、はじめて東京地方の惨状の報告と、救護その他軍事上の重要命令を第四師団にわたし、九時間二十分で往復してきました。それでもって大阪から日本の各地や世界じゅうへ、東京・横浜の大惨害が伝えられ、地方からの食料輸送とうがはじまったのです。(略)

5_6.rm
(朗読:RealMedia 形式 396KB、3:12)
milk_tea_5_6.html
(html ソーステキスト版 160KB)

鈴木三重吉 すずき みえきち
1882-1936(明治15.9.29-昭和10.6.27)
作家。広島県生れ。東大英文科出身で夏目漱石門下。短編「千鳥」により文壇に出た。ほかに「小鳥の巣」「桑の実」など、抒情的傾向が強い。のち童話作家として活動、雑誌「赤い鳥」を創刊して児童文学に貢献。

◇参照:Wikipedia 鈴木三重吉、『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)。

底本:「鈴木三重吉童話集」岩波文庫、岩波書店
   1996(平成8)年11月18日第1刷発行
底本の親本:「鈴木三重吉童話全集 第六巻」文泉堂書店
   1975(昭和50)年9月10日発行
初出:「赤い鳥」
   1923(大正12)年11月
http://www.aozora.gr.jp/cards/000107/card4284.html

NDC 分類:916(日本文学 / 記録.手記.ルポルタージュ)
http://yozora.kazumi386.org/9/1/ndc916.html

難字、求めよ

小帯 こおび
摂政宮 せっしょうのみや 裕仁(ひろひと)親王。後の昭和天皇。

むしとりホイホイ

米殻 → 米穀 【穀か】
摂政宮殿下(改行)に → 摂政宮殿下に 【改行不要?】 奥付

スリーパーズ日記*

2012/08/29 晴れ
 夢の中に、綾瀬はるか登場! はるかちゃんのほうから言い寄ってくる! ところが、そのアップになった顔の右半分があばたに犯されている。
「これでも好きになってくれる……?」というはるかちゃんの問いかけに、瞬間、たじろいで目をそらしてしまう。瞬時に顔をそむけた自分自身にうしろめたさを抱いたところで目を覚ます。
 あばた顔は自分自身の鏡像。瞬間にいだいた感情は、おそらく自分の中の他者像でもあり、自分の中の自分像でもあり、他者の中の自分像でもある。

 安彦良和『神武』第一巻(中公文庫、1997)読了。つづいて同『ヤマトタケル』第一回、読了。『神武』第一巻のあとがきで、小松和彦が考古学と歴史学をこころよいくらいにバッサリと斬り捨てる。味のある題字は日比野克彦。
 松岡正剛・千夜千冊の総目次をながめていたところ、第1209夜の関裕二『物部氏の正体』がふと目に止まる。ちかごろ、書店も図書館も古代史の棚にはきまって関裕二ものが陣取っていて、センセーショナルなタイトルの行列にちょっと辟易していたところ。セイゴオ先生は関裕二をかなり買ってるご様子。
 神武、ニギハヤヒ……物部氏。どうやら『古事記』中巻とドンピシャだったらしい。しかも、『記』になくて『紀』にあるストーリーが核心をおぎなっているとの指摘。もう一つ、セイゴオ先生は原田常治『古代日本正史』についてふれている。もちろん見覚えある。同書は安彦良和が『ナムジ』第一巻あとがきや『ヤマトタケル』作中で、ストーリー作成の第一番に参考とした書だという。
 原田常治、いまのところ千夜千冊に単独掲載なし。手元の Wikipedia にも項目がない。



8.28 青森太平洋沖マダラ、セシウム検出。
8.30 4:06 やや強。10秒よこゆれ。10秒たてゆれ。5強、宮城北部・中部。津波なし。震源宮城県沖。M5.7推定。
8.31 インドネシア M7.6。ブルームーン。
2012.9.1:公開 玲瓏迷人。
てくまうまやこん、てくまくまやこん。
目くそ鼻くそ、ふるべゆらゆらとふるべ/PoorBook G3'99
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