M-Tea*4_31-科学の不思議(四)アンリ・ファーブル

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M-Tea*4_31-科学の不思議(四)アンリ・ファーブル

2012.2.25 第四巻 第三一号

科学の不思議(四)
アンリ・ファーブル
大杉栄、伊藤野枝(訳)
 二八 猟(りょう)
 二九 毒虫
 三〇 毒
 三一 マムシとサソリ
 三二 イラクサ
 三三 行列虫
 三四 嵐(あらし)
 三五 電気
 三六 ネコの実験



月末最終号:無料  p.165 / *99 出版
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(13項目)p.102
※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。

※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。
※ JIS X 0213・ttz 形式。
※ この作品は青空文庫にて公開中です。転載・印刷・翻訳は自由です。
(c) Copyright this work is public domain.

大門にほえろ! 週刊ニャーっ。にゃんこ刑事はミタ*

「さて、ここにその空気よりはもっとかくれた、もっと眼に見えない、もっと見あらわしにくいものがある。それはどこにもある。かならずどこにもある。わたしたちの体の中にさえある。だがそれは、お前たちが自分がそれを持っていることに今もまだ決して気がつかないくらいに、静かにしているのだ。(略)
「お前たちだけで一日じゅうさがしても、一年じゅうさがしても、たぶん一生かかっても、それはムダだろう。お前たちには見つけ出すことはできまい。そのわたしの話している物は、別段によく隠れている。学者たちは、それについてのいろんなことを知るために、非常にめんどうな研究をした。わたしたちは、その学者たちがわたしたちに教えてくれた方法をもちいて、手軽にそれを引っぱり出してみよう。」
 ポールおじさんは、机から封蝋(ふうろう)の棒を取って、それを上着のそでで手早くこすりました。それからそれを、小さな紙きれに近づけました。子どもたちはそれを見つめています。見ると、その紙は舞いあがって封蝋の棒にくっつきました。その実験を、いくどもくりかえしました。そのたびに紙きれは、ひとりで舞い上がって棒にくっつきます。
「(略)この見えないものを、電気というのだ。ガラスのかけらや、硫黄、樹脂、封蝋などの棒を着物にこすりつけて、それで電気をおこすことはお前たちにもたやすくできることだ。それらの物は摩擦をすると、小さな藁(わら)きれや紙のきれっぱしや、ほこりのような軽いものを引きつけるもちまえを出すのだ。もし、うまいぐあいにゆけば、今夜、ネコがそのことについて、もっとよくわたしたちに教えてくれるだろう。」

4_31.rm
(朗読:RealMedia 形式 408KB、3'18'')
milk_tea_4_31.html
(html ソーステキスト版 276KB)

アンリ・ファーブル Jean Henri Fabre
1823-1915(1823.12.21-1915.10.11)
フランスの昆虫学者。昆虫、特に蜂の生態観察で有名。進化論には反対であったが、広く自然研究の方法を教示した功績は大きい。主著「昆虫記」。

大杉栄 おおすぎ さかえ
1885-1923(明治18.1.17-大正12.9.16)
無政府主義者。香川県生れ。東京外語卒業後、社会主義運動に参加、幾度か投獄。関東大震災の際、憲兵大尉甘粕正彦により妻伊藤野枝らと共に殺害。クロポトキンの翻訳・紹介、「自叙伝」などがある。

伊藤野枝 いとう のえ
1895-1923(明治28.1.21-大正12.9.16)
女性解放運動家。福岡県生れ。上野女学校卒。青鞜(せいとう)社・赤瀾会に参加。無政府主義者で、関東大震災直後に夫大杉栄らとともに憲兵大尉甘粕正彦により虐殺された。

◇参照:Wikipedia アンリ・ファーブル大杉栄伊藤野枝、『広辞苑 第六版』(岩波書店、2008)。

底本:「定本 伊藤野枝全集 第四巻 翻訳」學藝書林
   2000(平成12)年12月15日初版発行
底本の親本:「科学の不思議」アルス
   1923(大正12)年8月1日
http://www.aozora.gr.jp/cards/001049/card4920.html

NDC 分類:K404(自然科学 / 論文集.評論集.講演集)
http://yozora.kazumi386.org/4/0/ndck404.html

難字、求めよ

スフィンクス・アトロポス チョウの名前。
大黄蜂 おおきばち
小剣 しょうけん?
ヴアネスサ・イオ チョウの名前。
ヴエノマス 毒の種類。
ポイゾナス 毒の種類。
行列虫 ぎょうれつちゅう

むしとりホイホイ

生憎《なまいき》 → 生意気か 【生憎は「あいにく」】

以上1件。底本未確認。

スリーパーズ日記

ず・ぼん』17号(ポット出版、2011.12)、読了。
季刊東北学』最新30号にて休刊。後記を見ると、前々からの予定済みだったらしい。またひとつ、楽しみが減ってしまった。

 25日(土)。大雪、山形へ。市立図、市民講座「シルクロード見聞記・紅花のふるさとを訪ねて」日原もとこちゃん。聴衆は40名ぐらい。ほぼ60、70代。半分がおばちゃんたち。前半、ビデオを見る。パキスタン、カラコルム、フンザ、杏、長谷川メモリアルスクール、ヒツジ、ヤクか、西洋アカネ、フンザ川、キルギット、アリザニン、マスファル、サフラン、ムスリム・グリーン、シーア・ブラック、ジプシーのパンジャーラ、端縫い・ボロ刺し、中国の書『古今注』「紅藍花」が紅花の初出か、燕地山、冒頓単于張騫が持ち帰る、匈奴・フンヌ、ほおに丸紅、人形、仮面、婚礼正装、ヨンジ・コンジ、シベリア・蝦夷ルートでの紅花伝来説を提唱。

 じつにおもしろい。「紅花がなぜ日本でもてはやされ、山形に根付いたのか」「なぜ、原産地のシルクロードに紅花染めがなくなったのか」……単純で素朴な疑問からはじまった、謎解き紀行に仕立てている。
 直接ふれていなかったが、タイトルに「シルクロード」をつけたのはたまたまではなく、「紅」だから「シルク=白」という対句なのだろう。綿羊やヤクの毛ではたぶん鮮血のようなレッドは染め出せない。おそらく明度の高い赤を染め出すには、シルクの白地が必須。養蚕=秦。紅花と養蚕が出会ってようやく染めの条件がそろうと考えていいんじゃないだろうか。
 現地で嗜好色の調査をおこなっていた。おもしろい試みではあるし結果からいろいろ類推できるだろうけれども、アブダクションを拡げることが容易なだけに、そこから何かを抽出するのはむずかしくもありそう。自身が指摘していたようにカラーと宗教・政党政治の関連づけ。色の嗜好をたずねることは、思想主義や支持政党をたずねる行為にひとしい。

 婚礼のようなハレの日の色、ここぞという時の勝負色、国旗の中心をかざる色、源平紅白・敵味方を見極める戦闘色……常ならぬ色。身近な人がなくなったり、大きな災害のあとも積極的に「赤」を選んで着にくいもの。嗜好=常用とはかならずしも直結しない。



2.28 こげピーだ、4480億円。
2.28 三日月と木星と金星か。微震つづく。
2012.2.29:公開 玲瓏迷人。
♪でん、でん、でんりょく豆。マメは、でんりょく。まめまー
目くそ鼻くそ。わたしの名は紅。/PoorBook G3'99
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