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871(貞観13)鳥海山、噴火


紀元前466 鳥海山、大規模な山体崩壊を起こす。

844(承和11) 安慧、出羽国の講師に任じられる。
864(貞観6年1月) 慈覚大師・円仁、没。
864(貞観6年7月) 富士山噴火。
868(貞観10) 天台座主安慧、没。
869(貞観11)7月13日 三陸沖地震。M 8.6〜9.0、貞観三陸津波、死者約1,000人。多賀城損壊。
871(貞観13年4月8日) 鳥海山、噴火及び溶岩流?
878(元慶2年3月) 出羽、元慶の乱。「夷俘が蜂起して秋田城を急襲、秋田城司介良岑近は防戦しかねて逃亡。夷俘は周辺に火を放った。出羽守藤原興世も逃亡」。翌年、藤原保則が反乱を鎮撫。
891(寛平3) 天台座主円珍(智証大師)、没。
900(昌泰3) このころ平将門、出生か。
901(延喜元) 菅公、大宰府に左遷。2年後、同地で没。
903(延喜3) 空也上人、生まれる。
915(延喜15) 十和田火山、大噴火。
921(延喜21)ごろ 安倍晴明、生まれる。十和田湖噴火から六年。

◇参照:Wikipedia 各項目。

※ 貞観地震の2年後に鳥海山が大規模噴火したことに注意。いまのところ、噴火の兆候が見られるという県内報道は聞かない。
※ 鳥海山の貞観噴火は『三代実録』貞観13年5月16日条にくわしい。歴史学・地震学両面からの言及がすでに相当数あるはず。
※「鳥海山 紀元前466年」でウェブを検索。1996(平成8)年、埋もれ木の年輪年代測定から噴火年が判明したことを秋田県教育委員会が発表。

※『山形県災異年表 増補第7版』(山形地方気象台・山形県農林水産部、1990)によると、貞観11年(869)(貞観地震と同年)に「蔵王山噴火」とある。出典は武者金吉編『日本地震史料』(武者は、今村明恒や寺田寅彦の指導を受ける)。『県史』『山形市史』『上山市史』などを確認するも、いまのところ貞観11年の蔵王噴火の記録を見つけられない。(2011.9.1追記)


8.21 1:55、南太平洋バヌアツM7.5。3:19、M7.4。
2011.8.22:公開 八面玲瓏。
2011.9.1:更新
目くそ鼻くそ。しだひろし/PoorBook G3'99
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  • 秋田・山形両県知事がそろって台湾へ観光客誘致に出向く。火山学者のリサーチと見解が聞きたいところ。 -- しだ (2011-08-22 06:50:50)
  • メモ:それぞれの出典・典拠を確認すること。 -- しだ (2011-08-22 21:42:21)
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最終更新:2011年09月01日 08:01