松島

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松島

検索対象:作家別テキストファイル(『青空文庫 全』2007.10)
検索文字:松[島嶋]
※「松島」「松嶋」を含む行頭を一部表示。


泉鏡花 灯明之巻
「いや、今朝は 松島 から。」 ……

泉鏡花 神鷺之巻
「おたずね、ごもっともです。——少し気取るようだけれど、ちょっと柄にない 松島 見物という不了簡《ふりょうけん》を起して……その帰り道なんです。——先祖の墓参りというと殊勝ですが、それなら、行きみちにすべき筈です。関屋ま ……

泉鏡花 醜婦を呵す
 男子の、花を美とし、雪を美とし、月を美とし、杖を携へて、瓢《へう》を荷《にな》ひて、赤壁《せきへき》に賦《ふ》し、 松島 に吟ずるは、畢竟《ひつきやう》するに未《いま》だ美人を得ざるものか、或《あるひ》は恋に失望した ……

岩野泡鳴 神秘的半獣主義
 僕がはじめて直觀といふことに思ひ付いた當座、 松島 の大仰寺へ登つて獨禪を試みたことがあるが、ずツと跡になつてから、人の云ふ坐禪はどう云ふ工合のものかを知りたいと思つて、江州の紅葉の名所、永源寺を訪ふ ……

岡本綺堂 半七捕物帳 33 旅絵師
 旅絵師も自分のゆく先を話した。かの芭蕉の「奥の細道」をたどって高館《たかだち》の旧跡や 松島 塩釜の名所を見物しながら奥州諸国を遍歴したい宿願で、三日前のゆうぐれに江戸を発足《ほっそく》して、路草を食いな ……

岡本綺堂 綺堂むかし語り
 仙台《せんだい》の名産のうちに五色筆《ごしきふで》というのがある。宮城野《みやぎの》の萩、末の松山《まつやま》の松、実方《さねかた》中将の墓に生《お》うる片葉の薄《すすき》、野田《のだ》の玉川《たまがわ》の ……

岡本綺堂 鰻に呪われた男
 わたくしの家で平素から御懇意にしている、 松島 さんという家《うち》の息子さんが一年志願兵の少尉で出征しまして、負傷のために満洲の戦地から後送されて、ここの温泉で療養中でありましたので、わたくしの家からも誰か一 ……

尾崎紅葉 硯友社の沿革
 (例)遊[#二] 松島 [#一]記 ……

織田作之助 わが町
 他吉の俥のあとからよちよち随いて来る君枝の姿を見て、彼女はむかし 松島 の大火事で死なしたひとり娘の歳もやはりこれくらいであったと、新派劇めいた感涙を催し、盗んで逃げたい想いにかられるくらい、君枝がいとおしかった。夜 ……

折口信夫 稲むらの蔭にて
にお……………………信州全体・羽前荘内・陸前 松島 附近 ……

北村透谷 三日幻境
 狂ひに狂ひし頑癖も稍《やゝ》静まりて、茲年《ことし》人間生活の五合目の中阪にたゆたひつゝ、そゞろに旧事を追想し、帰心矢の如しと言ひたげなるこの幻境に再遊の心は、この春 松島 に遊びし時より衷裡《ちゆうり》を離れず。幸に ……

幸田露伴 突貫紀行
 十九日、夜来の大雨ようよう勢衰《いきおいおとろ》えたるに、今日は待ちに待ちたる 松島 見んとて勇気も日頃にましぬ。いでやと毛布《ケット》深くかぶりて、えいさえいさと高城にさしかかれば早や海原《うなばら》も見ゆるに、ひた ……

小島烏水 天竜川
 湯島大屈曲をしてからは、 松島 から中部《なかつぺ》まで、直下といつてもよかつた、東岸には中部の大村があつて、水楊は河原に、青々と茂つてゐる、裸体に炎天よけの絲楯《いとだて》を衣た人足が、筏を結んでゐる、白壁の土蔵が見え ……

小林多喜二 蟹工船
 最初「実写」だった。宮城、 松島 、江ノ島、京都……が、ガタピシャガタピシャと写って行った。時々切れた。急に写真が二、三枚ダブって、目まいでもしたように入り乱れたかと思うと、瞬間消えて、パッと白い幕になった。 ……

坂口安吾 わが戦争に対処せる工夫の数々
 私が新潟にゐる期間、もう秋になつてから、檀一雄がやつてきた。ちやうど大詔奉戴日《たいしようほうたいび》といふ禁酒の日だから仕方がない、こゝならいつでも酒があるといふ親類の病院で酒を強奪して、海へ ……

坂口安吾 明治開化 安吾捕物 その八 時計館の秘密
 瑞巌寺の岸へつけ、一力は 松島 の漁師に後事を託し、正二郎を残して去った。そこで正二郎は首尾よくイタチ組から離れることができた。さッそく塩竈へとって返して、造り酒屋の聟におさまったのである。 ……

三遊亭円朝 菊模様皿山奇談
医「貴方は何ですかえ、 松島 見物にお出《いで》になった事がありますかえ」 ……

島崎藤村 北村透谷の短き一生
 透谷君がよく引っ越して歩いた事は、已に私は話した事があるから、知っている読者もあるであろうと思うが、一時高輪の東禅寺の境内を借りて住んでいた事があって、彼処《そこ》で娘のふさ子さんが生れた。彼処に一人食客 ……

島崎藤村 夜明け前 02 第一部下
「さようでございます。」と降蔵は同国生まれの仲間の者だけを数えて見せた。「わたくし同様のものは、下諏訪《しもすわ》の宿から一人《ひとり》、佐久郡の無宿の雲助が一人、和田の宿から一人、松本から一人、それ ……

島崎藤村 家 1 (上巻)
 東京で送った二年——殊《こと》にその間の冬休を三吉叔父と一緒に仙台で暮したことは、正太に取って忘れられなかった。東京から押掛けて行くと、丁度叔父は旅舎《やどや》の裏二階に下宿していて、相携えて人を訪ねたり、 ……

島崎藤村 山陰土産
 無數の島々から成る眺めの好い場所といふと、人はよく 松島 あたりを比較に持ち出す。この比較は浦富には當てはまらない。 松島 はあの通り岸から離れた島々のおもしろさであるのに、私達がこゝに見つけるものはむしろ岸に倚り添ふ島 ……

島崎藤村 若菜集
   松島 |瑞巌寺《ずいがんじ》に遊び葡萄《ぶどう》 ……

島崎藤村 藤村詩抄 島崎藤村自選
  松島 瑞巖寺に遊びて ……

鈴木行三 菊模様皿山奇談
医「貴方は何ですかえ、 松島 見物にお出《いで》になった事がありますかえ」 ……

相馬愛蔵 私の小売商道
 なお遠く旅行して見聞をひろめ、また大いに旅の興味を感得せしめる必要もあって、西は京大阪、東は仙台 松島 くらいまでは、多数がすでに見物済みとなっているが、これより遠くの旅行はちょっとむずかしいので、毎年春秋二回、古 ……

田沢稲舟 五大堂
 はれて妹背となる日をば、むなしくこゝに 松島 の観月楼上、三階の端いと近く立いでゝ、糸子は四方をながめながら「ほんとにどうもいゝ景色ですね、これにまさるところは日本にはありますまいね」寝ころんで居た今宮もおきてきて、糸子 ……

田山花袋 道綱の母
 かの女はたまさかに來るその手紙を唯一の戀人か何ぞのやうにして待つた。またその來た手紙は、何遍も何遍も出して來ては讀むので皺にされたり汚れたりするのであつたが、しかしそれを丁寧に疊んで、一つ一つ來た日をかきつけて、 ……

太宰治 惜別
 それまで田舎の小さい城下町しか知らなかった私は、生れて初めて大都会らしいものを見て、それだけでも既に興奮していたのに、この全市にみなぎる異常の活況に接して、少しも勉強に手がつかず、毎日そわそわ仙台の街を歩きまわってばか ……

辻村もと子 早春箋
 まづまづ安着いたしましたこと、ご安心あそばして下さいませ。二日二晩も汽車や船にのりづめでは、臟腑がごちやごちやになつてしまふだらうにと、お母さまはおつしやつて不安さうになさいましたけれど、おもひのほかなんともないも ……

徳冨健次郎 みみずのたはこと
 茶の後、直ぐ川を渡って針葉樹林の生態《せいたい》を見に行く。濶《はば》五|間《けん》程の急流に、楢《なら》の大木が倒れて自然に橋をなして居る。幹を踏み、梢《こずえ》を踏み、終に枝を踏む軽業《かるわざ》、 ……

徳冨蘆花 みみずのたはこと
 茶の後、直ぐ川を渡って針葉樹林の生態《せいたい》を見に行く。濶《はば》五|間《けん》程の急流に、楢《なら》の大木が倒れて自然に橋をなして居る。幹を踏み、梢《こずえ》を踏み、終に枝を踏む軽業《かるわざ》、幸 ……

徳冨蘆花 熊の足跡
 明方にはまたぽつ/\降つて居たが、朝食を食ふと止むだ。小舟で釣に出かける。汽車の通ふセバツトの鐵橋の邊《あたり》に來ると、また一しきりざあと雨が來た。鐵橋の蔭に舟を寄せて雨宿りする間もなく、雨は最早過ぎて了うた。此 ……

富田木歩 小さな旅
 姉も妹も帰ったので別れを告げて俥上の人となった。晩春の墨田川を眺めるために俥は堤へ上った。その辺にまだ妹が彳んでいるものと思って四顧したけれども見えない。夜のお稽古にでも行ってしまったのであろう。何となくもの淋しさ ……

直木三十五 死までを語る
 水道が引けたり、電燈がついたりしたのも、その頃であるから、市内電車など無論ない。築港、 松島 間に一線あるきり——私の家は、大阪の東の端近く、学校は市内を離れて、西の方までが、田圃の中、二里以上三里近くもあろう ……

長塚節 旅の日記
 其日は後に雨が止んだ。降るだけ降つた雨は地上の草木に濕ひを殘して心持よく晴れた。汽船は定刻に先つて港へついて靜かに煙を吐いて居る。昨日から待つて居た乘客はごや/\と渚に集つた。空は一杯に晴れて日がきら/\と射して居る ……

長塚節 鉛筆日抄
  松島 の村から東へ海について行く。此れは東名《とうな》の濱へ出るには一番近い道なので其代りには非常に難澁だといふことである。磯崎から海と離れて丘へ出た。丘をおりるとすぐに思ひ掛けぬ小さな入江の汀になつた。青田があつて蘆 ……

長塚節 長塚節句集
一九〇六(明治三十九)年 七月、「炭焼の娘」を「馬酔木」に発表。八〜九月、 松島 、山形、新潟、佐渡などを約四〇日間旅する。 ……

長塚節 長塚節歌集 2 中
      三日、御嶽より 松島 村に下る途上

中里介山 大菩薩峠 29 年魚市の巻
「そうですね、なんにしても東北の北陬《ほくすう》ですから、さのみ名所、名物といってはござらん、まあ、陸前の 松島 まで参らなければ」 ……

中里介山 大菩薩峠 31 勿来の巻
 駒井に暇を告げる時は、香取鹿島から、水郷にしばしの放浪を試み、数日にして帰るべきを約して出て来た身なのです。それが、鹿島の浦で興をそそられて、奥州 松島 を志し、「勿来」の関まで来てしまったことが、我なが ……

中里介山 大菩薩峠 32 弁信の巻
 それというのは、小名浜までは白雲先生一人旅であったが、あれから道づれが出来たことになっている。一人旅としての目的は陸前の 松島 へ行くことに間違いなかったが、二人連れとなってから誘惑を蒙《こうむ》ったも ……

中里介山 大菩薩峠 33 不破の関の巻
 磐城平《いわきだいら》方面から、海岸線を一直線に仙台領に着した七兵衛は、 松島 も、塩釜もさて置いて、まず目的地の石巻《いしのまき》の港へ、一足飛びに到着して見ました。 ……

中里介山 大菩薩峠 34 白雲の巻
 福島の家老に杉妻栄翁という知人があって、これをたずねてみると、この人は藩の政治になかなか勢力ある一人ではあったが、またよく一芸一能を愛することを知るの人でしたから、白雲のために、その家がよい足がかりと ……

中里介山 大菩薩峠 37 恐山の巻
 その一石は、いま現にほぼ証跡をつきとめ得たらしいところのマドロスと、兵部の娘を取押えんがためでありました。目下、 松島 湾の月ノ浦に碇泊しているところの駒井甚三郎創案建造の蒸気船、無名丸から脱走して来たと ……

中里介山 大菩薩峠 38 農奴の巻
 それはさて置き、船はグングン 松島 湾をあとにして、早くも大海原へと乗り出してしまいました。いずれへ行く目的かはわからないにしても、その針路の向うところによって見ると、北を指している。 ……

中里介山 大菩薩峠 39 京の夢おう坂の夢の巻
 読者の便宜のためというよりは、書く人の記憶の集中のために、まず地点を陸中の国、釜石の港に置きましょう。人間のことを語るには、まず地理を調べてかかるのが本格です。陸中の釜石の港に、今、駒井甚三郎 ……

中里介山 大菩薩峠 41 椰子林の巻
 甲州の山で泣いた月、 松島 の浜の悩ましい月も思い出の月ではあるけれど、この豪壮で、そうして奥に限りのない広さから来る言いようのない淋しさに似た心地、それが何とも言えない。 ……

野口米次郎 能楽論
 天には寂しく光る秋の月が懸つてゐる。彼等は『羨ましくも澄む月の出汐をいざや汲まうよ』と渚に近寄る。彼等は自分等の浅ましい姿が、月夜の水に映るのを見て恥ぢる。然し眼前の麗はしい景色から、彼等は喜ばしい慰藉を感ずるであ ……

林不忘 丹下左膳 01 乾雲坤竜の巻
「へえ。実はその、 松島 ——へえ、 松島 見物でございます。 松島 やああ 松島松島 や……」 ……

樋口一葉 琴の音
 頃は神無月はつ霜この頃ぞ降りて、紅葉の上に照る月の、誰が砥《(と)》にかけて磨《(みが)》きいだしけん、老女が化粧《(けはひ)》のたとへは凄し、天下一面くもりなき影の、照らすらん大廈《(たいか)》も高楼も、破屋《わら ……

正岡子規 墨汁一滴
  自庭妹郷至 松島 途中

南方熊楠 きのふけふの草花
 さて松嶋の雲居は、盗人に取られた残つた金を渡しに立ちかへつたといふから、右の金源三の一条は塵添埃嚢鈔七巻二章にあると、出処までも教えおく。 ……

紫式部 源氏物語 12 須磨
松島 のあまの苫屋《とまや》もいかならん須磨の浦人しほたるる頃《ころ》 ……}

紫式部 源氏物語 40 夕霧二
「馴《な》るる身を恨みんよりは 松島 のあまの衣にたちやかへまし ……

森鴎外 伊沢蘭軒
 石田梧堂、名は道《だう》、字《あざな》は士道と註してある。秋田の人であらう。茶山集甲子の詩に「題文晁画山為石子道」の七律、丁丑の詩に「次梧堂見寄詩韻兼呈混外上人」の七絶、庚辰の詩に「題石子道蔵 松島 図」の七古がある。 ……

森鴎外 安井夫人
 そのまたつぎの年に、仲平は麻布長坂《あざぶながさか》裏通りに移った。牛込から古家を持って来て建てさせたのである。それへ引き越すとすぐに仲平は 松島 まで観風旅行をした。浅葱織色木綿《あさぎおりいろもめん》の打裂羽織《ぶっ ……

山路愛山 明治文学史
 吾人をして正直に曰《い》はしめば、世若し福沢君の説教をのみ聞きたらんには、此世に棲息するに足らざる者也。彼れの宗教は詮じ来れば処世の一術に過ぎず。印度《インド》の古先生が王位を棄て、妻子と絶ちて、樹下石上に露宿し ……

横光利一 琵琶湖
 私の友人の永井龍男君は江戸つ子で三十近くまで東京から外へ出たこととてない人であるが、この人が初めて関西へ来て、奈良京都大阪と廻つたことがあつた。常人以上に勘のよく利く永井君のことなので、私は彼が帰つてから、関西の印象 ……

与謝野晶子 源氏物語 12 須磨
松島 のあまの苫屋《とまや》もいかならん須磨の浦人しほたるる頃《ころ》 ……

与謝野晶子 源氏物語 40 夕霧二
「馴《な》るる身を恨みんよりは 松島 のあまの衣にたちやかへまし ……

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公開:2011.3.29 八面玲瓏。
しだひろし/PoorBook G3'99
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