※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

L:人騎兵の従者 = {
 t:名称 = 人騎兵の従者(職業)
 t:要点 = 強い,戦士,毛皮
 t:周辺環境 = 人騎兵の足下
 t:評価 = 体格9,筋力9,耐久力11,外見0,敏捷7,器用6,感覚6,知識0,幸運6
 t:特殊 = {
  *人騎兵の従者の職業カテゴリ = ,,派生職業アイドレス。
  *人騎兵の従者の位置づけ = ,,戦士。
  *人騎兵の従者の着用制限1 = ,,着用制限(根源力:100000以上)。
  *人騎兵の従者の着用制限2 = ,,着用制限(<ぽちの騎士>着用者でなければならない)。
  *人騎兵の従者の全能力補正 = 歩兵,条件発動,(歩兵状態での)全判定、評価+5、燃料-2万t。
  *人騎兵の従者の白兵行為 = 歩兵状態では白兵攻撃を行うことが出来る。
  *人騎兵の従者の近距離行為 = 歩兵状態では近距離攻撃を行うことが出来る。
 }
 t:→次のアイドレス = 人戦車(職業),人騎兵化人(職業),重戦士(職業),異形の存在(条件イベント)



はてない国人+騎士+黒騎士+赤髪の乗り手 に組込
はてない国人+黒騎士+赤髪の乗り手+人騎兵の従者 とします。

はてない国人
黒騎士
赤髪の乗り手
それぞれから要点を継承しています。




                    ~友邦 星鋼京はアンタレス・僚機RTRと共に戦地を駆けるの図~


/*/

ターンが進み他国のイグドラシルがどんどん発展していく中、になし藩国は迷走していた。
少なくとも国是であるところの「ぽち姫ラヴ」からは全くずれていなかったが、
戦力面での迷走ぶりはなかなか洒落にならないレベルだというのが軍務担当者の認識だった。
「まぁことごとく読み外してたり上手く立ち回れてないのが一番悪いんですけどねハハハ(乾いた笑い)」というのが本人の弁である。
当面は低物理域での高機動戦力となれるようにあれこれ目指していたのだが
馬の出現で歩兵でもそれなりのARを出せるようになったり
E137で作成した《赤髪の乗り手》からの派生で出た職業が根源力制限のきつい《撃墜王》と歩兵らしき《人騎兵の従者》だけだったり
色々な情勢が絡み合い、まさしく空気と化していたのだった。
別に他所と得意な部分かぶっても別にいいじゃん とも思うのだが。
そんな状況下で「他所と比べてどうこうはとりあえず置いといて自国の長所を伸ばしていこう」という
前向きなのか後ろ向きなのか良く解らない方針で設立されたのが《人騎兵の従者》と名付けられた戦士部隊であった。

/*/

人騎兵の従者は人型戦車に対する戦車随伴歩兵的なものを目標とする。
目標性能というのは目標行動があってこそ発揮されるものである。
なにをできるようにするか を考えるためになにをしたいのかという事を考えねばならぬ。
ややこしいがしかし、この辺りを疎かにすると大体悲しい事になる。狙い通りに行く事も少ないが。
とは言え本件に限って言えば単純明快。
人騎兵の従者の基本的な運用方法は、戦車随伴歩兵の運用方法に順ずる。

まず第一に重要なのは、人騎兵と連携を取れる事である。
一口に連携を取ると言ってもその適用範囲は多岐に渡る。
戦闘分野の問題。機動力の問題。物理域の問題。連絡手段の問題などなど。
これらについてどうするべきか、国内で議論された対策のまとめを個別に言及していく。

■戦闘分野の問題に関して
戦闘分野というと何だかよく解らないあやふやなイメージだが要するに戦場の住み分けである。
もっと適切な単語があるのかもしれないがさておき。
人騎兵と歩兵が同じ事をする必要はない。状況次第ではあるが基本的には分業が推奨される。
20m級の人騎兵が入り込めないようなダンジョンなどの閉所での戦闘、
同じくサイズの問題で人騎兵では見えないような市街地や密林地帯での索敵、
歩兵でも倒せるような雑魚の露払い辺りがメインになるだろう。
また、搭乗兵器全般の傾向として、小規模戦力による奇襲攻撃、飽和攻撃に弱いという弱点がある。
恐らく人騎兵も例に漏れないと思われるため、歩兵で人騎兵の足元を守る必要があるだろう。
これらを問題なくこなすためにはとりあえず出来る範囲で強ければいい。
露払いに関しては白兵なら今までのノウハウがあるし純粋にそれを伸ばす方向でいけばいいだろう。
弓を使えるよう訓練したらどうか という案も出たが中途半端はよろしくないとの意見が大勢を占めた。
やはり王女の もとい皇帝の騎士たる者としては白兵こそ華という考えもあると思われる。
閉所での戦闘に関しては国内のダンジョンを使う事で経験が積める見込みなので
実質この項目における問題は肝心の戦闘能力、索敵能力をどれほど伸ばせるかだろう。

■機動力の問題に関して
人騎兵はAR15とか18で、歩兵は10。
歩兵が動けるようになるまで人騎兵はおおよそ2アクションないし3アクション取れる。
この行動が無駄になる、という事では勿論ないのだが、
人騎兵がAR消費しすぎて敵の本命に対抗できない、などという状況を回避するためにも
機動力の確保は一大事である。
前述した戦闘分野の問題で露払いが歩兵の仕事と記述したのもこの辺りに起因する。
……もっとも、改めて言うまでもなく、それが解っている他所の国は
空とびわんわんやら汗血馬やらエアバイクやら戦争舞踏服やらによって機動力の向上を図っていたのだが。
になし藩国で機動力と言えば馬である。と言っても国内で流通しているのは直接的な機動力に直結する物ではなく長距離移動に適した品種の物ばかりだ。
しかし求められているのは直接的な機動力、自動車とかバイクとかなのである。
騎士の長距離移動能力を応用できればよいのだが、人騎兵と連携を取る上では長距離の移動よりも細かく柔軟な移動ができる方が望ましい。
自国だけで今すぐどうこうできる問題ではないので今後の対応次第と思われる。

■物理域の問題に関して
人騎兵の活動域は主に低物理域であるからして、装備品は低物理域でも問題なく使用できる物を厳選する。
使えなくなる可能性のある化学繊維や合金などではなく単純な金属、あるいは木材や毛皮などが望ましいだろう。
魔物の牙や甲殻など、装備品に流用できそうな素材があればある程度役に立つかもしれない。要調査。
になし藩国にはレトロライフがあるため、動作する物理域では装備者は活躍が期待できるだろう。
基本的に国全体が低物理域寄りと言えるのでこれに関する問題はあまりないだろう。

■連絡手段の問題
連携を取るからには連絡手段がないといけない。
NWや高物理域なら無線やナショナルネットという手段があるが
低物理域で使える連絡手段を用意する必要がある。
色々考えた結果狼煙か笛が妥当なのではないかという結論に達した。
敵に発見される可能性も高いがそれなりの情報量を盛り込んで明確に伝達できる狼煙と
雪、霧などといった視界の悪い状況や短距離での連絡に便利な笛を併用する形が有効ではないかと思われる。


         ~装備品についてのデザインコンセプト等~
    ・ベルト後ろには予備武器用意もできるよう工夫がされている
    ・ウエストポーチには動きを阻害しないような作り。また、のろし等の携帯装備品を入れておく。
    ・鎧は主だった部分はなめし皮でつくられているが。防御力に関しては蝋の種類を工夫し水準以上に高めている。


(以下省略)




/*/



と、このように各種問題とその対策を踏まえたうえでどういう部隊を作ればよいかという企画書が藩王になしの眼前にどっさり、ざっと30ページ以上積み重ねられていた。
表紙に書かれたタイトルは「強い戦士 強い藩国を目指して」だった。まるでどこぞのお米の国だが悪い気はしない。
になし、上から3枚ほど書類を取ってぺらぺらめくると視線を上げて九重にこう問うた。
「九重はこれ読んだのか?」
「一通りは」
「三行でまとめてくれ」
「・・・せめて五行で」
「任せた」
はぁ・・・と深く溜息を吐く九重。
「色々考えた結果人騎兵と連携するなら素直に白兵を伸ばす方向でよさそうです。
 装備品は低物理域向けに揃えて、通信手段として狼煙や笛での連絡方法を確立します。
 国内の白兵得意な人材、偵察に適正のありそうな人材を集めて徹底的に訓練と実戦経験を積ませて部隊を作ります。
 機動力に関してはすぐにどうこうは難しいので出来たら他国から馬貰って下さい。
 パイロット職の赤髪の乗り手に対する戦士職のエリートとなれるよう尽力します」
「うむ。承認」
「なんか書類が来た時点でこうなる気はしてたんですよね・・・」
なにせギャグ畑の研究がまかり通るような国故に。
「人騎兵との合同訓練なんかも出来るように手配してやるように」
「平時はI=Dで代用するつもりです。情報漏洩とかで迷惑かけちゃうと申し訳ないですし」
「任せる。さて、これで良い方向に変わってくれればいいが…」
窓からぽちの別荘のある方向を見つめながらになしが祈るように呟く。
になし藩国内の戦力事情が好転するかどうかは、ひとまず人騎兵の従者に託されたのだった。




文章 九重 千景 ・ 瑠璃
イラスト 瑠璃