X-MEN:FIRST CLASS明日への架け橋

初版:2011年6月
翻訳版発行:小学館集英社プロダクション
定価:2310円

概要

「X-MEN:FIRST CLASS明日への架け橋」はマーベルコミックが2006年に出版した"X-MEN:FIRST CLASS"の第一期シリーズ全8話をまとめたTPBの翻訳版である。
実写映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」の公開と同時期に出版されたが、本作はこの映画とはほぼ関係ない。

内容は最初期のX-MENメンバー(ファーストファイブと呼ばれる5人)の活躍を新たに創作し、描き起こしたストーリーになっている。従って後づけのストーリーであり、40年続くX-MENやマーベル・ユニバースの歴史への影響はほとんどない。ただし、これからも影響が無いとは限らない。

本来のX-MENは1963年からの刊行だが、このFIRST CLASSでは背景をこの作品の刊行時期に設定しており、Eメールなど現代のテクノロジーが登場する。

原書ではシリーズはこの後も第二期、第三期と続いているが、翻訳版が出版されるかどうかは未定。
全体的にハッピーエンドで終わるストーリーが多く、昨今の陰鬱な展開や問題を残して終わるシリーズとは一線を画している。
X-MENたちがまだ互いに大きな問題を抱える前の時期で、巻末の章扉集はそんな仲の良さが伺える資料となっている。

主な登場人物

プロフェッサーX……X-MENの創設者。世界最強のテレパスであり、恵まれし子らの学園のオーナーでもある。
サイクロップス……X-MENのリーダーで目から破壊光線を放つ。
ビースト……超人的な身体能力と天才的な頭脳を併せ持つ科学者。この時点ではまだ皮膚が青くなる前。
アイスマン……冷気や氷を操る。既に全身を氷に変える能力を身につけている。
エンジェル……大企業の御曹司。背中に羽があり、飛行能力がある。もちろんデスやアークエンジェルになる前。
マーベル・ガール……テレキネシスとテレパシーを扱うチームの紅一点。サイクロップスとは既に恋心を抱き合っているが、まだ付き合ってはなさそう。

リザード……ドクター・カート・コナーズ。スパイダーマンに現れたキャラクター。ちょうどスパイダーマンと会った後の時期らしい。
ソー……アスガルドの雷神。
ほか







タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2012年07月25日 12:17