IDによる対空攻撃 提出物1

テーマ:焼き鳥


「戦争って疲れるにゃー」
「作戦覚えるのお腹すくにゃー」
「何かおいしいことでも考えるにゃー」
「じゃぁ今回の攻撃テーマは焼き鳥にするにゃ!」
「それなら覚えやすいにゃ!」
 ──ある日の避け藩国

イラスト

SS

アメショー防空仕様。
機動力を犠牲にして増加装甲タイルを装備、これにより防御力は通常型の7倍程度に跳ね上がった。
また、地対空ミサイルランチャーを装備し、微弱ながらも空の敵に対する攻撃能力も手に入れた。

藩国に迫る爆撃機の脅威を取り除くために、急遽建造されたこの機体に乗り込むのは、劔城藍。
彼はこの国がニューワールドに至る前、まだ宇宙に浮かんでいたころから
藩国のメカニックとして働いてきたベテランである。
最近では、魔道兵器未婚号のメインデザイナーとしての活躍が記憶に新しい。

「レーダー!敵影は!?」
「来ました。10時の方向。すごいスピードです!射程圏内まで15秒!」

答えるのは安東西護。ルーキーながら非凡な成長を見せる猫妖精だ。
隣の席に同じくコパイロットとして搭乗するヤガミ妖精・黒崎克哉が続ける。

「予測進路計算完了。誤差0.4%未満や。トリガーのタイミングはそっちにまかすで!」

劔城は、目の前にある対空ミサイルの発射装置を見た。
いかにも急造でくっつけましたという風情の安っぽいボタンがひとつ。
トリガーというには玩具っぽすぎるなぁ、と苦笑しながらタイミングを計る。

「あと5秒!3・2・1・射程に入りました!」

一呼吸おいてボタンを押す。
あっけないほどに軽い感触の後、コクピットに軽い振動が伝わってくる。
背部のミサイルランチャーが展開し、内蔵されたミサイルを次々と発射する。
発射されたミサイルは白煙の尾を引いて上空へと飛んでいく。

「いっけーっ!、オーマの戦闘機なんか焼き鳥にしてまえ!」

黒崎の叫びがコクピット内に響くのを聞いて、劔城は苦笑した。

敵の進路上に子弾をばらまき、敵自身の運動エネルギーによって装甲を貫通。
内部での爆発によって相手を破壊するというこのミサイルは、
敵の進路を串に、内部からの熱を串からの伝導熱に例えられないでもない。
これで敵が錐もみ状態にでもなれば完璧だ。

だが、この想像を口には出さず、劔城は機体を発進させる。
必殺の攻撃を撃っても、油断はしない。それがベテランパイロットの矜持だからだ。

(849文字:よっきー)

作戦

【テーマ】:焼き鳥

  • 串で肉を貫くように、敵機の弱点に、適切に射線を通す。
  • 串の輻射熱でじっくりおいしく焼くように、ミサイルで内部から敵を撃破。
  • 直火の遠火であぶるように、地上の詠唱部隊の攻撃と連携する。

【地形】:空中
  • 高空で雲の上の為視界を遮るものがない。
  • 地上に比べ空気が薄いので空気による揺らぎが少ない。
宇宙ステーションとの連携
  • 宇宙ステーションのレーダーやセンサーを使用して味方の誘導を行う。
  • 宇宙ステーションからの索敵によって、敵の早期発見とより精密な位置把握を行う。
宇宙港との連携
  • 宇宙港のマスドライバーを利用し、敵の進行方向に向けて金属屑等を詰めたコンテナを投射し、途中で自爆させることで敵進行方向に微少デブリを散布する。
  • 宇宙港から目標物の現在位置データを逐次送信して誘導する
  • 死角になる部分は切り捨てて絞り込む事で走査回数を上げ精密なデータを出す

(陣形)
対空用I=D
4、部隊同士はある程度離れた位置に陣取り、爆撃に巻き込まれないように注意。

(装備)
  • 弾薬は榴弾を用いる。相手が高速で飛行しているため相対速度が大きく、破片によるちょっとした傷も致命傷になる。
  • FTC(雨雪抑制回路)解除、微細な反射波も検知測定。
  • MTI(移動目標指示器)を広域設定。
  • I=Dの通信回線やナショナルネットなどにより常に情報リンクできているため、敵情報を速やかに伝達することで命中率を高める。
  • 独立したセンサー系による自動迎撃
  • FCSによって随時弾道修正を行う事で命中率を上げる
  • 対空機関砲使用の際、対空近接信管を使用した高密度の連射
  • 対空ミサイルは近接信管で破片をばら撒き、またミサイル自体の画像赤外線センサーで自動追尾出来る
  • 複数の方角から機関砲やミサイルを撃つことで互いにカバーしあう


(体術)
  • 十分な照準をおこなっての集弾は見込めないので通過予測範囲に弾丸をばらまいて当てる事を第一とする
  • 予想目標到達時間から逆算して早めに射出。この際、レーダーサイト等からの情報フィードバックをリアルタイムで行い、射撃誤差を可能な限り軽減する。
  • 高速で飛行しているため敵は細かな空戦機動は取れず、機動予測が容易である。
  • 進行の妨害と本体の撃破とに役割を分担させ、効率を高める。
  • 射角は出来るだけ広範囲を確保する。
  • 撃ちっぱなしによって連射速度を高く保てる
  • 対象の危険度から優先順位を選定、順番に撃破する。

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最終更新:2007年06月16日 22:22