荒れ狂う濁流の中、詠唱の声が朗々と響く。
森の中から現れた術士達は連携して最後の大呪文を詠唱する。
故郷の森が力をくれる、大地の流れが一を感じられる。
どこからか声援が聞こえるような気がする、術士たちは杖をふるって大地を揺るがした。
(イラスト:よしたま)
大魔法タンシチュー、うねるように大地がとけ、敵を飲み込む、飲み込む速度にあわせて建築士達がはい上がれないように石を落とす。
3人の杖が組み合わせる、うねるような流れが現れて風がうごめき、敵にからみついて動きを止める。
何度も何ども何度も、何度はじき返されても飽きることなく攻撃を続ける、あきらめない一撃、繰り返される攻撃が、大河のひとしずくとなるように、敵の装甲をわずか煮切れ目を入れる。
味方が一人敵に見つかった振り上げられる拳、それでも、術士は前を見ていた、閃光、敵の目を潰すような光が走る、あわてて術士が走って逃げた。
詠唱の多彩さを見せつけるように、味方を助け守る。
(イラスト:からす)
術が使えなくなったら、殴ってでも敵を止める、守るのだ、帰ってくる仲間達の為に、故郷を、彼らはきっと勝って帰ってくる、そのとき、自分たちが戦えなければどうする?
蹂躙されるがままの戦場を駆ける、撃たれそうになったらすぐに隠れて距離をとり、攻撃、これを繰り返す気が遠くなるほどの攻撃をたたき込んでも敵はまだ動いている。
即席のトラップでわずかに足を止める再び攻撃、ひときわ大きな光が敵を打ち据える。
絶望という空に光が舞う、誰もが心に闇を払う銀の剣をもって、明日を目指す。
誰ともなく歌が響く、ガンパレードマーチ、ガンパレードオーケストラ
(イラスト:よしたま)
曲は何だって良い、戦士の最後、側にあるのは歌であり、誰もが天でバラバラに好きな歌を歌ってもいい、それが自由。
自由の歌がどこまでも響く、天を貫けとうなって燃える。
(嘉納)
最終更新:2007年08月05日 16:57