Spider-Man: India『スパイダーマン:インディア』

(シリーズタイトル、マーベル)

出版:2004年(インド版)、2005年(英訳版TPB)全4話

概要

インドで出版された、スパイダーマンのストーリーをインドに置き換えたシリーズ。
後にアメリカで英訳版のTPBが出版された。

設定

設定上、舞台は Earth-50101ということになっている。
アルティメット版に似た設定も多いが、インドらしい設定が取り込まれている。

主人公はパヴィトル・プラバカール
両親を数年前に失い、叔父叔母夫婦に育てられている。田舎の村からムンバイに出て来て高校に通っているが、田舎くさい服装や未だにドウティ(ヒンドゥー教徒が用いる腰布型の民族衣装)を履いていることからいじめの対象になっていた。
ある日、大企業のオーナー、ナリン・オベロイが悪の化身の力を得たため、パヴィトルの前に謎の仙人(ヨガ行者)が現れ、パヴィトルこそがクモの力を持つ善の化身に運命づけられた者だと説く。
パヴィトルが意識を取り戻すと、クモのコスチュームと力を与えられ、スパイダーマンとなったのだった。
パヴィトルは多いなる力を得ながら、路地で暴漢に襲われ助けを求める女性を無視しようとした
すると、そこに現れ女性を救おうとしたのは叔父のビンだった。
叔父が暴漢に殺されてしまった時、パヴィトルは叔父の言葉を思い出すのだった。
「大いなる力には大いなる責任が伴う」と。

上記のように、概ね正史のスパイダーマンをなぞったストーリーだが、クモに噛まれるのではなく謎の仙人に力を与えられたり、先史時代の善と悪の戦いなどが根底にあるのが特徴的である。

登場人物

パヴィトル・プラバカール:田舎からムンバイに移り住み、高校に通う少年。いじめられっ子だったが、謎の仙人によりスパイダーマンの力を得る。
ビンおじさん(Uncle Bhim):パヴィトルにとって父親のような叔父。彼の死がパヴィトルにヒーローとして生きる意義を与える。もちろん正史世界におけるベンおじさんの役割。
マヤおばざん(Aunt Maya): パヴィトルの母のような叔母。ビン亡きあと、パヴィトルにとって唯一の肉親となる。
ミーラ・ジャイン(Meera Jain):いじめられっ子のパヴィトルに唯一優しく接する少女で高校の同級生。通称MJ。なぜかパヴィトルを「タイガー」と呼ぶ。
ナリン・オベロイ(Nalin Oberoi):大企業のオーナーだが、儀式により闇の力を手に入れてしまう。正史世界におけるノーマン・オズボーンの同一存在。
ドクター・オクトパス:オベロイ配下の科学者。オベロイの闇の力により、魔法の触手を持つ怪物に変えられてしまう。本来は善人。なぜか本名は言及されず、正史と同じ名で呼ばれる。
フラッシュ:パヴィトルの同級生でいじめっ子。正史のフラッシュはアメフトのスタープレイヤーだが、こちらはクリケットのスタープレイヤー。
ほか





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最終更新:2016年11月22日 04:16