Maximum Security(マキシマム・セキュリティー)


(クロスオーバー、マーベル)

出版:2000年12月~2001年1月
メインシリーズ:Maximum Security #1~3


概要

 アベンジャーズX-MENをはじめとして数多くのタイトルにまたがった大型クロスオーバー。突如流刑地にされてしまった上、エゴ・ザ・リビングプラネットが浸食を始めた地球を救うべく、ヒーローたちが地球と宇宙で奔走する。

プロローグ

Maximum Security: Dangerous Planet #1
 様々な形で銀河に影響を与える地球を危険視する銀河間協議会は、地球に有罪判決を下す。それに対し、謎の種族Ruulが提案する対応案とは……

あらすじ

 ある日突然、他の星系から遮断された太陽系。銀河評議会の決定により流刑惑星とされた地球には数多くの異星人の犯罪者が放たれ、USエージェントやアベンジャーズらヒーローたちはその対応に忙殺されることとなる。さらに地球に持ち込まれたエゴ・ザ・リビングプラネットが増殖を始め、次々と周囲の地域を同化、地球滅亡の危機が訪れる。
 太陽系を覆うバリアを破壊できるのか、エゴを滅ぼすことはできるのか。そして一連の事件の背後に潜むものとは……地球と宇宙でヒーローたちの必死の戦いが始まる。

登場人物

U.S.エージェント:米国政府の対超人犯罪チームS.T.A.R.S.のリーダー。ヒーロー側の中心人物となる。
アベンジャーズ(地上チーム):キャプテン・アメリカアイアンマン、ゴリアテ(ハンク・ピム)、ワスプらを中心としたチーム。
アベンジャーズ(宇宙チーム):ソークエーサー、スターフォックス、フォトンら、ミニシリーズAvengers Infinity での事件で宇宙に出ていたチーム。
X-MEN:サイクロップスアポカリプスと融合して行方不明となっていた時期。ローグガンビットビショップらが大きな役割を果たす。
プロフェッサーX:地球を離れ、スクラルのミュータントチームCadre Kを育てている。
ファンタスティック・フォー
シルバーサーファー

銀河間評議会:シャイアスクラルら、銀河の主要な知的生命体による評議会。
スプリーム・インテリジェンス:クリー人を指導していた人工生命体。現在は月面に捕らえられているが……
ロナン:銀河評議会の代理人として地球圏封鎖の監視に当たる。

エゴ・ザ・リビングプラネット:惑星サイズの巨大な生命体。縮小化されて地球に持ち込まれ、地球と同化吸収を始める。

タイ・イン

Thor Vol.2, #30
 宇宙で一時の休息を楽しむソーたちに迫る銀河パトロール。その頃、地球には捕らえられたベータ・レイ・ビルが送り込まれていた。

Uncanny X-Men #387
 宇宙でプロフェッサーXがシャイアのリランドラ皇帝と地球で起きている事態について協議している頃、X-MENはダークフェニックスに怨みを持つ宇宙からの流刑囚の襲撃を受ける

The Amazing Spider-Man Vol.2, #24
 宇宙からの流刑囚騒動の中、スパイダーマンは異星人Z'noxの生物兵器を手に入れ怪物と化した上院議員と対決する。

Black Panther Vol.3, #25
 殺された恋人のため、ワカンダの復活の祭壇に向かうエバレット・ロスと、彼を止めようとするブラックパンサー。しかし祭壇の正体は異星人の遺跡だった!?

Iron Man Vol.3 #35
 地球上に持ち込まれたエゴを調査に向かったアイアンマンとファンタスティック・フォー。しかし既にエゴは一つの町を飲み込むほどに成長していた。

Captain America Vol.3, #36
 宇宙からの流刑囚拘束に奔走するキャプテン・アメリカのシールドを狙い、メルキュリオが襲いかかる。

Captain Marvel Vol.3, #12
 宇宙からの流刑囚騒動の中、サイン会に出席することになったキャプテン・マーベルに、父の宿敵ヨン・ログの子である兄妹が襲いかかる。

The Incredible Hulk Vol.3, #21

Peter Parker: Spider-Man #24

Thunderbolts Vol.1, #45

Bishop:The Last X-Man #15

Marvel Knights Vol.1, #6
 麻薬の売人を追うパニッシャー。しかしその前に現れたのは、強力な宇宙からの怪物だった。

Gambit Vol.3, #23

X-Men Vol.2 #107

X-Men Unlimited #29

Avengers Vol.3, #35
 宇宙からの帰還の途中、太陽系が封鎖されたことを知り、銀河評議会に向かうも捕らえられてしまったソーたち。その前に現れたスプリーム・インテリジェンスは、一連の事件は全て自分の企みであったことを明かす。

結末と影響(ネタバレあり)

 一連の事件の背後に潜んでいるのは、クリー人を人工進化させたスプリーム・インテリジェンスだった。その事実を知ったU.S.エージェントは、流刑囚たちを糾合、他のヒーローたちとともに、ロナンに対して決戦を挑む。
 エゴからの強大なエネルギーを吸収したロナンに苦戦するヒーローたちだが、ビショップが手に入れたキーによりバリアを抜けてソーたちが帰還、さらにガンビットが手に入れたデータにより、エゴは全てクエーサーの体内に吸収され、ロナンは敗れ去るのだった。

エゴを吸収したクエーサーは周囲への影響を恐れ、宇宙に旅立つ

プロフェッサーXとビショップがX-MENに復帰

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最終更新:2021年03月27日 23:57