スパイダーマン2099(Spider-Man2099) / ミゲル・オハラ(Miguel O'Hara)

(キャラクター、マーベル)

Earth-928のスパイダーマン



初登場:Spider-Man 2099 #1(1992年12月)
    ただしAmazing Spider-Man #365(1992年8月)に3ページのプレビューあり
属性:後天的変異者。アイルランド系+メキシコ系のアメリカ人


概要

2099年の未来世界(Earth-928)のスパイダーマン。現代世界のピーター・パーカーとは直接関係はない。
正確には「スパイダーマン2099」はコミックのタイトルであり、作中では「スパイダーマン」と呼ばれる。

オリジンと経歴

ミゲル・オハラは巨大企業アルケマックスで働くエンジニアで、特に遺伝子工学の天才だった。
人間の遺伝子に他の生物の遺伝子を埋め込む研究を担当していたが、性急な実験はせず、良識ある研究を進めていた。しかし、ある日上司のタイラー・ストーンから人体実験を強制され失敗し、被験者は死亡する。
ミゲルはこれを期に会社を辞めようと決意した。

タイラーはミゲルの退社を支持するふりをしながら、実は引き止めようと画策し、ミゲルにワインに混入した薬物"ラプチャー(歓喜)”を飲ませる。ラプチャーは人間の遺伝子と接合する薬物で強い常習性があり、摂取を中断してしまうと死に至るという。アルケマックスはこのラプチャーを供給する唯一の企業であり、ミゲルが会社への残留を余儀なくされると考えたのだ。

ミゲルはこれまでの実験から未完成の遺伝子埋め込み装置に自分の過去の遺伝子情報を記憶させており、これを使って遺伝子を書き換え、ラプチャーを取り除こうと考えた。
そこに現れたのが、彼の天才的な頭脳を恨んでいた先輩研究者アーロン・デルガトで、ミゲルを実験失敗に見せて殺害するために装置を適当に操作する。
このために装置にストックされていた別の遺伝子、即ち1999年のスパイダーマンの遺伝子がミゲルの遺伝子に埋め込まれ、彼はクモの能力を得てしまうのだった。
同時に遺伝子埋め込み装置が爆発し、アーロン・デルガトは死亡。

ミゲルの指先には小さなカギツメが発生し、これで壁を登る能力を得たが、普通の服は破れるので着られなくなってしまった。
さらに爆破事件とアーロン殺害の容疑で追われる身になったミゲルは、メキシコのレスリングを参考にデザインした破れないコスチュームと覆面を着てスパイダーマンとなり、巨大企業アルケマックスとの戦いに身を投じるのだった。

能力

超人的な腕力、身体能力、耐久力、回復力など。老化抑制効果もあり。
強化された視力。遠く離れたものや暗闇でも見える。また熱感知カメラのように見ることができる。また動体視力に優れる。ただし、光に対して過敏になり、通常はサングラスを使用しなくてはならない。
手と足の指先に生えた小さなカギツメ。攻撃にも使用可能。また壁に張り付いて登ることが可能。
犬歯が牙となり、麻痺毒を注入する。
手首の手の甲側から生体ウェブを射出。
スパイダーセンス:第六感のような危険察知能力。
残像を残すほどの高速移動。

ライト・エア・フォイル:背中の蜘蛛の巣のようなマントは常に軽度の半重力粒子を発し、滑空を可能にする。






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最終更新:2015年11月13日 10:44