X-メン（実写映画） - アメコミ@ wiki

X-MENは2000年に公開されたアメリカ映画。
マーベルコミックのX-MENの実写映画化作品である。
邦題はカタカナ表記を交えて「X-メン」で、第二作以降は「X-MEN」と英語表記になる。

【注意：以降の記述にはネタバレが含まれます】

あらすじ

数十万年に一度、進化は飛躍を遂げる。
人類はその突然変異種、ミュータントに脅威を感じ、迫害していた。

1944年ポーランド。アウシュビッツのユダヤ人収容所では、ある少年が連行される両親と引き離されようとしていた。悲痛な叫び声を上げる少年は、不思議な力に引かれ、兵士数人がかりでも動かなくなった。少年は兵士に殴られ、気絶したが、収容所の門は歪んでしまっていた。

そう遠くない未来、ミシシッピー州。ある少女は自宅でボーイフレンドと旅行の計画を立てていた。雰囲気が高まり、キスをした瞬間、ボーイフレンドは苦しみだし、瀕死の状態になった。戸惑いと恐怖から少女は家を飛び出した。

ワシントン、アメリカ国会議事堂。ジーン・グレイはミュータントの安全性を説いていた。しかし、その意見をミュータント排斥派のケリー上院議員が一蹴すると、会場で傍聴していた観衆は拍手喝采を送った。

カナダ。ミシシッピーから旅をしていた少女は、闘技場のチャンピオン、ウルヴァリンことローガンと出会う。彼はアダマンチウムの骨格と爪、そして不死身の超回復能力「ヒーリングファクター」を持つミュータントだった。
少女は自らをローグと名乗り、ローガンのトラックで旅をすることになった。

その途中で、二人は謎のミュータントたちに襲撃される。怪力と頑丈な肉体の持ち主セイバートゥースだ。危機一髪となったところで、新たなミュータントが現れ、二人を救出する。
天候を操るストームと、目から破壊光線を放つサイクロップス。彼らはミュータントたちの専門校「恵まれし子らの学園」でミュータントと人類の融和のために戦う、X-MENのメンバーだった。

ウルヴァリンは学園で手当を受け、学園のオーナー、チャールズ・エグゼビアと出会う。そこではマグニートー率いるブラザーフッド・オブ・ミュータンツの存在と、その謎の計画について聞かされる。

ウルヴァリンは失った記憶を取り戻すため、チャールズと取引し、ブラザーフッドの陰謀を探ることを承知した。
一方、ブラザーフッドたちはケリー上院議員を拉致し、その計画を実行に移しつつあった。

マグニートーの計画、そしてウルヴァリンとローグの襲撃に隠された陰謀の正体とは！？

---

主要キャラクター

X-MEN

キャラ名	俳優	概要
プロフェッサーX / チャールズ・エグゼビア	パトリック・スチュワート	「恵まれし子らの学園」の校長でX-MENを結成した。世界最強のテレパス
ウルヴァリン / ローガン	ヒュー・ジャックマン	謎の金属アダマンチウムの骨格と爪、超回復能力「ヒーリングファクター」を持つ。記憶を失っている。
サイクロップス / スコット・サマーズ	ジェームズ・マーズデン	X-MENのリーダー。目から破壊光線「オプティックブラスト」を放つが、コントロールできないため、常にルビー・クォーツのサングラスかバイザーをつけている。
ジーン・グレイ	ファムケ・ヤンセン	X-MENのメンバー。テレパシーとサイコキネシスを操る。
ストーム / オロロ・マンロー	ハル・ベリー	X-MENのメンバー。天候を自在に操ることができる。
ローグ/ マリー・ダンキャント	アンナ・パキン	人に触れると、生命力や能力を吸収してしまう。コントロールできず人を傷つけることに悩み、アメリカを放浪していた。

ブラザーフッド・オブ・ミュータンツ

キャラ名	俳優	概要
マグニートー / エリック・レーンシャー	イアン・マッケラン	磁力と金属を自在に操る「磁界の帝王」。チャールズの旧友でもあり、仇敵。ブラザーフッドを結成した。
ミスティーク / レイヴン・ダークホルム	レベッカ・ローミン	姿を自在に変えて他人になりすますことができる。本来の姿は青い肌に赤い髪。
トード / モーティマー・トインビー	レイ・パーク	カエルの様な姿のミュータント。常人離れした跳躍力と長い舌を武器にする。
セイバートゥース / ヴィクター・クリード	タイラー・メイン	怪力と常人離れした運動能力の持ち主。

その他のミュータント（カメオ出演含む）

キャラ名	俳優	概要
アイスマン ボビー・ドレイク	ショーン・アシュモア	冷気と氷を操るミュータント。
パイロ		炎を自在に操るアイスマンのライバル。ただし、自分で炎を作ることはできない。
シャドウキャット / キティ・プライド		壁を通り抜けることができる。毎回女優が変わるが三部作全てに登場。三作目で重要な役所になる。