ハーフワールド(Halfworld)

(マーベル、地名)

初登場:Incredible Hulk #271 (1982年5月)

概要

キーストーン・クアッドラント(Keystone Quadrant)星系内にある惑星。
ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーの一員ロケット・ラクーンの故郷。
「ガラシアンの壁」という力場によって出入りができないようになっている。

設定

1980年代

未開の森林と機械化された超文明に二分され、知性ある動物たちと知性の壊れた人類(ルーニーズ、Loonies)、人工知能を持つロボットたちが支配している。

初登場ではハルクが訪れた。
その後、ロケット・ラクーンのミニシリーズ"Rocket Raccoon"で、なぜこんな惑星になったのかが明かされる。

2011年

ミニシリーズ"Annihilators"では後半におまけロケット・ラクーンとグルートのおまけコミックがつけられ、こちらでは上記の世界観が大きく覆る。


ネタバレ(1985年"Rocket Raccoon")

ハーフワールドは精神科医の一団が患者たちの療養のために開拓した惑星だった。
療養所を建設しロボットに世話をさせ。動物たちを娯楽の1つとして与えた。ここで治療法を探していたのだが、あるとき資金援助の打ち切りが決定され精神科医たちはロボットに患者たちのケアを任せて撤退。患者たちを保護するためにバリアを張った。
ロボットはなぜか進化を遂げると患者たちの非論理性に嫌気がさし、動物に知性と二足歩行できる脚を与えて患者たちの世話を任せることにしたのだ。


ネタバレ(2011年"Annihilators”)

上記の出来事はロケット・ラクーンに植え付けられた偽の記憶だということが明らかになった(というより後付けでの設定変更であろうと思われる)
ハーフワールドはマトリョーシカのような階層構造になっており、「ガラシアンの壁」もフォース・フィールドのようなものではなく、単なる外壁だった。
ここでは精神病患者が集められて収容されていて、階層の深部には危険な精神病の犯罪者が収容されている。
動物たちは彼らを保護する看守なのだが、癒しの効果も期待して遺伝子工学的に創られた存在だった。
ある日、精神操作能力を持ち全銀河を危険にさらす存在スター・シーフを収監したのだが、たびたび脱走を企てたため、看守の全員が生きたカギとなり「彼らがハーフワールドに全員そろったときにだけ解放される」ということにした。さらにこの条件がそろわないようにするため、ロケット・ラクーンの記憶の一部を消し自らハーフワールドを離れ、放浪の旅に出たのだった。
1985年の"Rocket Raccoon"の出来事は、その記憶の残滓が作り上げた偽りの記憶ということになった。
おもちゃ戦争で敵対した動物たちも看守の仲間たちであった。






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最終更新:2023年06月17日 04:41