カルマ(Karma) / シーアン・コイ・マンフ(Xi'an Coy Manh)

(キャラクター、マーベル)

初登場:Marvel Team-Up #100 (1980年12月)
種族:ミュータント、マドリプール人(あるいはベトナム人)、女性

能力

他人の精神を支配し、その肉体を自分のもののように操る。ただし、長時間そのままだと操作対象と精神が徐々に一体化し、最終的に彼女の人格が消滅してしまうリスクが伴う。
また、複数の人物を同時に操ることも可能だが、その際は動きがぎこちないものとなる。*1
精神攻撃に耐性がある。

概要

マイケル・ボウエン神父(ダガーの叔父に当たる人物)によるベトナムからの脱出プログラムに従って、両親と親戚で脱出をはかるが、タイの海賊に襲われ、父親が死亡、母親とカルマが強姦され、母親は後に死亡する。

当初はXチームに入らず活動していたが、ファンタスティック・フォースパイダーマンが争ったときに、スパイダーマンの精神を乗っ取り、戦いをやめさせた。ミスター・ファンタスティックがこの様子をみて、プロフェッサーXにカルマを引き合わせた。

さらに、ニューミュータンツの結成メンバーとなる。通称"シャン(Shan)"
ニューミュータンツの旗揚げ期は,唯一の成人ということでリーダーを任されたり、ダニエル・ムーンスターと共同リーダーになるなどしたこともあった。

大学は、みんなと離れてシカゴ大学へ行く。司書として働きながらの勉強...のはずだった(下記参照)。
ニューミュータンツの昔の仲間と再会したときは、髪をピンクに染め、ヘソ出しのへそピアスというイタい格好をしていた。

解散後は学園で図書館司書や子供たちのクラス担当として活動。

チーム再結成で再び戦いに身を投じるが、"Second Coming"で左脚を失い、義足となる。

"schism"以降はウルヴァリンジーン・グレイ学園で教師の助手となる。

英語だけでなく、フランス語にも堪能で、学園ではフランス語教師も務めていた。
※これはベトナム戦争当時のベトナムの上流階級を意味すると思われる。上流階級は現地人の言葉を使えず、宗主国の言葉(ベトナムはフランス領だったのでフランス語)で生活していた。

セクシュアリティ

レズビアンである。
比較的早いうちから、レズビアンであることを暗示させる描写があった。大学では、二人の女性と同居している(二人がレズビアンであることは暗示されている)。
後に、カルマの大学時代を舞台に、ミュータントの世界から離れようとしたキティ・プライドがシカゴにやってくるというストーリー(x-treme x-men/mekanix)があるが、カルマはキティ・プライドに「一緒に住まない?」と口説いていた(結局は振られた)。
男に対して、キャノンボールことサム・ガスリーについて、「あんな奴、絶対アタシのタイプじゃない!」と言っている。
ダニがレズビアン同士なら気が合うのではないかと思い、セーラムセンターのカフェのバリスタであるルナ・デュポーラ(レズビアン)をカルマに紹介したが、あまり気が合わなかった様子。

トリビア

  • ちなみにシーアン・コイ・マンフという名は実際のベトナムでは文法的に間違っており、発音もできない名前らしい。日本人にとってのケヌイチオ・ハラダや、マツオ・ツラヤバに近いものだろうか。
  • シカゴの大学では、服の下にニューミュータンツのトレーニングスーツ(例の黄色と黒のタイツ)を着ていた。耐寒性や多少の防御力があるため便利という説明だった。
  • 双子の兄弟がいる。また、年下の子どもの(男女)がおり、一緒に暮らしている。


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最終更新:2022年08月31日 11:53

*1 逆に、このぎこちない動きからは行動を先読みできないため、敵として復活したサイファーとの戦いでは有利に働いた。