Death of Spider-Man 『デス・オブ・スパイダーマン』(Earth-1610)

(クロスオーバー、マーベル)

出版:2011年3月〜2011年6月
世界:アルティメット・ユニバース

概要

タイトル通り、アルティメット・ユニバーススパイダーマンことピーター・パーカーの死を描くクロスオーバー。アルティメッツアベンジャーズの抗争も同時発生する。

掲載誌


それまでの状況

マグニートーが起こした災厄がニューヨークを襲い、何百万人という市民が犠牲になったUltimatum事件の後。

スパイダーマンは過去の戦いぶりをS.H.I.E.L.D.によって危険視されるが、キャプテン・アメリカアイアンマンソーといったヒーローに将来アルティメッツの一員となるべく訓練を受けることになる。
恋愛面ではグウェン・ステイシーと別れ、再びメリー・ジェーン・ワトソンと付き合い始めた。
また、グウェン、ヒューマン・トーチことジョニー・ストーム、アイスマンことボビー・ドレイク、メイおばさんたちとの奇妙な同居生活も続いている。スパイダーマンの正体は彼ら同居人と、デイリー・ビューグルのJ・ジョナ・ジェイムソンに知られてはいるが、概ね好意的に受け入れられている。
宿敵グリーンゴブリンことノーマン・オズボーンはS.H.I.E.L.D.によって殺され、ピーターの生活も平穏を取り戻したはず、だった……


あらすじ(ネタバレあり)


死んだはずのグリーンゴブリンはS.H.I.E.L.D.に囚われて生きていた。しかも、長官キャロル・ダンヴァース(この世界ではミズ・マーベルではない)がその能力を過小評価したため、グリーンゴブリンは脱走。しかもヴァルチャーサンドマンエレクトロドクター・オクトパスクレイヴン・ザ・ハンターといったスパイダーマンに恨みを持つ面々も引き連れて逃亡してしまった。

一方でキャロル・ダンヴァース率いるアルティメッツとニック・フューリー率いるアベンジャーズは新世代のスーパーソルジャーを巡り対立。ニューヨークで戦闘が始まる。
スパイダーマンはキャプテン・アメリカから直々にトレーニングを受けるはずだったが、この戦いのため訓練は中断。戦闘への参加を希望するスパイダーマンだったが、キャップは「まだ準備ができていない」と言い残し、行ってしまった。

アルティメッツとアベンジャーズの乱戦の中、アベンジャーズのパニッシャーがキャプテン・アメリカを狙撃する。その銃弾が貫いたのは、スパイダーマンだった。キャプテン・アメリカに認められたいため、身を挺して庇ったのだ。
スパイダーマンは瀕死の重傷を負うが、戦いの混乱の中で現場に取り残されてしまう。

スーパーソルジャーの第二世代を巡る戦いは世界に拡大し、ヒーローたちは北朝鮮に向かう。
そんな中、グリーンゴブリンが率いる面々はピーター・パーカーの家を襲撃。同居人のヒューマン・トーチとアイスマンが敗北する。
重傷を堪えながらスパイダーマンは宿敵たちを倒していくが、最後にはグリーンゴブリンを倒したところで息絶える。メイおばさん、グウェン、MJに看取られながら。

結末とその後への影響

スパイダーマン(ピーター・パーカー)が死亡。
アルティメッツとアベンジャーズの抗争を仕組んだのはトニー・スタークの兄、グレゴリー・スタークだった。グレゴリーもソーの雷に焼かれて死亡。
S.H.I.E.L.D.の長官にはニック・フューリーが返り咲き。キャロル・ダンヴァースは失脚する。
隠密部隊アベンジャーズのリーダーにはブラックウィドウことモニカ・チャンが就任。





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最終更新:2024年02月29日 00:31