モーロックス - アメコミ@ wiki

モーロックスMorlocks

（グループ名、マーベル）

初出：Uncanny X-Men #169

概要

モーロックスは、X-MENなどに登場するミュータントの集団である。

経歴など

モーロックスはミュータントの中でも浮浪者や外見が醜いせいで表社会からのはぐれ者になった者たちの集まり。
"モーロックス"の名称は彼ら自身がH・G・ウェルズの「タイムマシン」に登場する地下の生物にちなんで名付けた。

居住エリアはニューヨーク、ニュージャージー、コネチカットなどの地下トンネル。これらのトンネルは1950年代にアメリカ政府が建設し、破棄したシェルターで、国家存亡の危機に使用するためのものだった。一般の国民はその存在すら知らないが、そういったトンネルが広大な敷地に無数に張り巡らされているようだ。
モーロックスの居住区になっている主要なトンネルは５０フィートの高さがあり、マンハッタンの端から端まで走っていて、住民に"the alley（路地）"と呼ばれている。

政府が破棄したトンネルを直後に女性ミュータントのカリストが発見し、数十年に渡り住みかとした。
カリストはカリバンの助けを借りて新たな地下集団を作るためのミュータントたちを探し出し、ミュータント・マサカーまでトンネルを守り続けた。

モーロックの社会は、リーダーを除いて無階級社会で、巨大なストリートギャングのようなものである。
カリストがリーダーだった時期は、モーロックスはしばしば表の社会を略奪し、しかもその行いが明るみに出ないよう、下層階級の人々ばかり狙っていた。装飾品や食糧、衣服、その他の生活必需品などを盗み、また多くのモーロックスが不妊だったため、たまに子供を攫った。こういった略奪はカリストがストームとの戦いに敗れ、実権を失うまで続いた。

モーロックスの社会では決闘で物事を決めることが多い。過去にはリーダーを決めるときに、命がけの戦いになったこともある。実際にストームはカリストを殺し（後に生きていたと判明）、リーダーの座を手にした。ストームは洞窟に住んではいないが、今でもリーダーだとみなされている。
カリストは死ぬ寸前に治癒能力者のヒーラーに助けられた。カリストはもはや正式なリーダーではなかったが、ストームが去った後はやはりリーダーらしく振る舞っていた。

前述したように殆どのモーロックスは外見的に醜かったり、何らかの理由があって表社会から離れて暮らしている者たちである。プロフェッサーXが地上で暮らせるように提案したことがあったが、彼らはトンネルこそが自分たちにふさわしいと断った。彼らは自分たちを人間以下の存在と看做していることが多く、そのために厭世的であったり、表社会の人間に復讐心を持ったりする。

多くのモーロックたちがマローダーズとして知られるミュータントの暗殺者達に狩られ、殺された。また多くはミハエル・ラスプーチンがトンネルを襲撃した時に、「地獄」へと送られた。

マロウがリーダーとなって率いていた時期に、ダークビーストがエイジ・オブ・アポカリプスの世界から現れ、彼らを操り、実験材料にした。マロウは怒り、ジェネ・ネーションと称するグループを作ってテロ活動を行った。

M-DAYでは、モーロックスの数人がエグゼビアの学校で保護を受けた。トンネルに残った者たちはマロウの保護下にあった。その他の者は小さなグループとなってシカゴに居住した。

主なメンバー

カリスト：超人的な五感を持つ。
マロウ：体の骨を成長させて武器にする。
カリバン：他のミュータントを感知できる。
マスク：他者の姿を変えられる。
ヒーラー：治癒能力。
リーチ：他者のミュータント能力を無効化する。
スキッズ：フォース・フィールドを造り出す。
サンダー：怪力の持ち主
アンナリー：子供たちの保護者。他人の感情を操作するおばさん。

他にも名前の無いミュータントを含め、多数のメンバーがいる。
モーロックスを離れ、ヒーローチームに入った者や、逆にヴィランのチームに入った者も多い。

---

出典：マーベル公式サイトの"モーロックス"より翻訳加筆、修正してくださる方を募集しています。