マロウ(Marrow)/サラ (Sarah):フルネームは不明
初出:
ケーブル#15(1995)
属性:ミュータント
概要
モーロックスの女性ミュータント。X-MENやスパイダーマンと敵対したり、仲間になったりを繰り返している。
能力
自分の骨を取り出し、武器にする。初期は皮膚や顔から骨が突き出すのをコントロールできなかった。
骨が伸びるのは激痛を伴い、しかも骨が浮き出した自分の容姿にコンプレックスもあり、それが原因で正常な精神を保てなかった。
経歴とオリジン
幼い頃から
モーロックスと共に暮らしていた。
しかしモーロックスは
シニスター率いる
マローダーズによる虐殺に遭い、
X-MENがこれを阻止しようとしたが大勢のミュータントを殺されてしまった。サラは当時マローダーズのリーダーだった
ガンビットに救出され、数少ない生き残りの一人となった。数年後に洞窟に戻り、モーロックスのリーダーだった
カリストに育てられた。
その後、モーロックスの一員として何度かテロ活動に参加し、X-MENと衝突。しかし政府による大規模なミュータントへの攻撃「
ゼロ・トレランス」で
アイスマンとミュータントの医者
セシリア・レイズを救出したのをきっかけに、X-MANと共に暮らすようになった。
それでもマロウの心はまだ世界に対する恨みで満ちていた。その思いは彼女が「美しい人々」と呼ぶ人類や普通の人間と変わらない外見のX-MENたちに向けられる。
ウルヴァリンはマロウを癒そうとしたが、問題を解決するよりもむしろ争いを起こすことの方が多かった。
しばらくして、マロウはモーロックスの洞窟とX-MENとしての暮らしの二重生活をしていることを明らかにした。彼女は
アークエンジェルに接近するが、結局、心の壁を感じ衝突することになった。
その後、X-MENとの共闘を経て、マロウは自分自身の能力や人格をコントロールするを身につけていった。
やがてX-MENとも袂を分ち、
S.H.I.E.L.D.のエージェントとしてスパイ活動を行ったり、
ウェポンXの傭兵として働いたりしたが、最終的にはモーロックスへと戻った。
- 映画「X−MEN3:ファイナルディシジョン」では、同じ骨を武器にするミュータントが登場しウルヴァリンと戦うが、これはスパイクだと思われる。
トリビア
- モーロックスで唯一、正式なX-MENとなっている(リーチやカリバンはサポートメンバー)。
- 元々は「シース」(鞘)という名前を作者が希望していたが、あまりに性的だということで却下された。
最終更新:2020年01月13日 20:30