パープルマン(Purple Man) / ゼベディア・キルグレイブ (Zebediah Killgrave)

初出:"Daredevil" vol. 1 #4 (1964年10月)
種族:後天的に能力を得た人間(薬品・事故)

概要

初登場時はデアデビルの敵。
ルーク・ケイジの妻、ジェシカ・ジョーンズを洗脳、レイプ(レイプまではしていないという説もあり)、さらにアベンジャーズを攻撃させて引退に追い込んだことで有名。
その強力な能力から、超人刑務所ラフトでも危険視されていた。

オリジンと経歴

もとはとある国のスパイ。
敵軍の兵器庫に潜入し、化学兵器の紫色の神経ガスを発見。
しかし敵兵に発見され、銃撃戦になる。キルグレイブが放った銃弾が命中した敵兵がよろめきながら撃った弾が神経ガスを貯蔵していたビーカーに直撃。
ビーカーの下にいたキルグレイブは全身に神経ガスを浴び、紫色の皮膚となった。この神経ガスの効果で能力を獲得、敵兵たちを洗脳して脱出に成功する。
数ヶ月後、銀行強盗(と言っても銀行員に金を詰めるように命じただけである)を働き、逮捕される。その弁護人に選ばれたのがマット・マードック(=デアデビル)だった。
しかし、パープルマンはマットの目の前で看守に命じ、難なく脱走に成功。
デアデビルは感覚を研ぎすまし、不屈の精神でパープルマンの能力に抵抗する術を身につけ、最後にはパープルマンの皮膚をプラスティックシートで包むことで能力を無効化、再び逮捕することに成功した。
(Daredevil" vol.1 #4,1964年10月)
初登場時のパープルマン。紫色のツナギのようなコスチューム。

能力

  • 特殊なフェロモンを放出し、さらに声で命令することにより、相手に自分の意思に逆らった行動を起こさせる。従って、外から見ると「命じるだけで他人の意思を支配し、従わせる」となる。
  • ヒーリングファクターを持つ。

弱点

他人の意思を支配するための条件から、以下のような弱点がある。
  • 時間と距離:フェロモンの効果が薄らぐため、時間が経つと効果は弱まる。また距離が離れると効果が弱まる。程度は命令されたものの代謝能力による。
  • 普通の人間と異なる代謝をもつものに効かない:例えばワンダーマン
  • 声が聞こえないと命令されない:キングピンルーク・ケイジは耳栓を使って命令を避けた。
  • 強い意思:強い意思により命令されないようにできる。ドクター・ドゥームキングピンデアデビルなどは意思の力で耐えた。ジェシカ・ジョーンズは常に訓練している。
  • 呼吸をしない相手や閉じ込められた空間など:フェロモンを吸わない状態あ相手には無効。
  • テレパス:一定レベル以上のテレパスには無効。

子ども

以下の子どもが確認されている
  • パープル・ドーター(カラ)
  • パープル・サン(ベンジャミン)
    • フェロモンを放出する能力を受け継いでいないが、他のパープルマンの血液と自分の血液を混ぜて、注射やガスとして摂取させることで、相手を支配できる。
  • パープル・チルドレン
    • パープルマンの複数の子どもが集まり、強力な支配を行う。

実写ドラマ版

NETFLIXのドラマ『ジェシカ・ジョーンズ』では主人公ジェシカの宿敵として登場。名称はキルグレイブ。



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最終更新:2020年05月18日 12:34
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