タスクマスター(Taskmaster) / トニー・マスターズ(Tony Masters)
初出:Avengers #195 (1980年5月)
種族:相手の動きなどを記憶し完璧にコピーできる人間、男性
能力
- 一度見た他人の動きや技を記憶し、マネできる「写真的反射」
- (追加の設定として)ただし、新しく記憶すると、過去の記憶が消える
概要
「写真的反射」の能力を生まれもった人間であり、TVでプロバスケットボールやプロフットボールの動きを見て真似るだけでスーパーアスリート並みの能力を発揮したり、西部劇を見て投げ縄を使えるようになったりした。
成人してから、
S.H.I.E.L.D.に入隊しエージェントとなる。あるとき、目の前である博士が死亡しそうになったときに、ナチス版の超人血清を持っていたことが分かった。その血清は、トニーの能力を高める効果が期待されたことから、トニーは自分で血清を注射した。血清の効果で超能力が高まったが、過去の記憶を「上書き」されるという副作用があり、彼の妻メルセデス・マスターズ(同じく
S.H.I.E.L.D.のエージェント)のことも忘れてしまった。
S.H.I.E.L.D.の資産を奪い、犯罪者に「タスクマスターのアカデミー」として知られるようになる「技能を売る学校」を開いて、多くの
ヴィランやヒーローに技能を「売る」ことになる。トニーはサンタ・ムエルテ(カトリックのカーニバルで、死を象徴するドクロの
マスクを被る)にヒントを得て、ドクロのマスクをするようになった(ときどきイメージ・インデューサーを使うらしい)。
雇われ教官としてヴィランとヒーローどちらの側にもつき、確たる信念はないが、多分に人間的な部分を持つ。
イニシアティブ期
ノーマン・オズボーンが権力を握り、キャンプ・ハモンドをキャンプ・H.A.M.M.E.R.に再編した後も引き続き教官となる。その働きを認められ、
カバルの一員として抜擢された。
そのとき、ノーマンの誘いを受けるべきかどうか
コンストリクターに相談。手紙を書くなど、友情を育んだようだ。
カバルに初参加した席で
ドクター・ドゥームに半殺しの目に遭わされ、脱退を決意するが、ノーマンに脅され残留。
アスガルド侵攻に参加し、形勢が不利と見ると戦場を離脱した。
似た能力を持つ
フィネスの父ではないかとされている。
アルティメット・バージョン
本名:アンソニー・マスターズ(Anthony Masters)
初登場:Ultimate Comics spiderman #26
こちらはスーパーパワーを吸収して同じ能力を使う力を持つ。
トリビア
- さまざまなヒーローの技能を覚えているが、肉体も常に鍛えており、あわせるとオリンピック級アスリートの身体能力を持つとされる。キャプテン・アメリカと身体的には互角。
- 記憶できなかった者は、分かっているだけでは、デッドプール(動きが変則的でランダムであり無理だった)、ジョキャスタ(人間的な身体的言語に当てはまらなかった)、エージェントX/アレックス・ヘイデン(理由は不明だが無理だった)。
最終更新:2023年07月08日 19:21