Utopia 『ユートピア』

(クロスオーバー、マーベル)

出版:2009年6月〜9月

概要

X-MENダークアベンジャーズのクロスオーバー。
とにかくサイクロップスがかっこ良く、ノーマン・オズボーンを相手に、サイクロップスがじわじわと根回しした策略が一気に結実していく様を楽しむ作品。

あらすじ

ミュータント排斥主義者サイモン・トラスクがサンフランシスコでデモを行い、X-MENはじめミュータントたちと衝突。事態は暴動へと発展した。
ノーマン・オズボーンはH.A.M.M.E.R.長官、及びアベンジャーズダーク・アベンジャーズ)のリーダーとして、自らの更なる権益拡大を企て、新たなX-MEN(ダークX-MEN)を結成する。
ノーマンはビーストプロフェッサーXを監禁し、戒厳令を敷くなど策をめぐらせてじわじわとミュータントたちを追い詰めていく。
果たしてサイクロップスたちミュータントに打つ手はあるのか?

登場人物

サイクロップス:X-MENのリーダー。
ノーマン・オズボーン:元グリーンゴブリン。アイアンパトリオットとしてダーク・アベンジャーズを率いる。
サイモン・トラスク:狂信的なミュータント排斥主義者。
エマ・フロスト:サイクロップスを支えるX-MENの幹部。しかし、ノーマンに新たなX-MENのリーダーになるように勧められ……
ウルヴァリン:ミュータントの強襲チームX-FORCEを率いる。
ダークアベンジャーズ:ノーマンがアベンジャーズを模して編成したヒーローチーム。
ダークX-MEN:ノーマンがX-MENを模して編成した新たなX-MEN。本作で初登場。

ほか

掲載誌

メインストーリー

Chapter 1: "Dark Avengers/Uncanny X-Men: Utopia #1" (ワン・ショット)
Chapter 2: "Uncanny X-Men #513"
Chapter 3: "Dark Avengers #7"
Chapter 4: "Uncanny X-Men #514"
Chapter 5: "Dark Avengers #8"
Chapter 6: "Dark Avengers/Uncanny X-Men: Exodus #1" (ワン・ショット)
エピローグ(時系列としてはChapter 1の前となるが): "Dark X-Men: The Confession #1" (ワン・ショット)
後日談: Dark Reign: The List - X-Men #1 (ワン・ショット)

その他、タイ・インなど

"Dark X-Men: The Beginning" #1〜3
"X-Men Legacy" #226〜#227


以下の記述にはネタバレを含みます



結末と今後への影響


  • サンフランシスコから1.2マイル沖にミュータントの居留地"ユートピア"を建設。
  • ただし、ノーマン・オズボーンはそれを「アメリカ本土から暴動の扇動者たちを追い出した」と発表。
  • ダークX-MENからはエマ・フロスト、クロークダガーネイモア・ザ・サブマリナーが離脱。ダケン、ダークビースト、ミスティーク(にせプロフェッサーX)、ミミック、ウェポン・オメガらが残った。
  • "Dark X-Men: The Confession"ではエマ・フロストとサイクロップスが自らの秘密を打ち明け合い、より絆を強くする。これにより、エマがトニー・スタークやネイモアと肉体関係を持ったこと、サイクロップスがX-FORCEを編成して敵を殺害していたことを双方が認識する。




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最終更新:2013年01月18日 03:41