スピードボール(Speedball)


本名: ロバート(ロビー)・ボールドウィン (Robert "Robbie" Baldwin)
初出:The Amazing Spider-Man Annual #22 (1988年)
別のヒーロー名:ペナンス

(Avengers Academy #1,2010年6月)

概要と経歴

初出はスパイダーマン誌。
明るく軽い少年で、女の子を追いかけて跳ね回っているので、「雄兎(ウサギは性欲が強く繁殖期になると雌を追いかけて跳ね回る)」というあだ名までつけられたほど。
ナイト・スラッシャーの呼びかけに応じ、ニューウォリアーズの設立メンバーになる。
一度解散したニューウォリアーズの再起を呼びかけ、第二期の設立に力を注ぐ。

第三期には、リアリティ・テレビに出演することになるが、自分の活動も行っており各地でショーをやっていた。ウィスコンシンの田舎娘だったスクィレルガールは彼に憧れ、ファンレターを出したりしていたが、近くに来ると言うことでショーを見に行って告白しようと決心。しかしショーを悪人が狙っており、スクィレルガールは悪人と戦うが、その間にショーが終わってしまう。傷心のスクィレルガールだが、彼女の家の前にスピードボールが待っており「君の手紙が一番情熱的さ」といってキスした。

シビル・ウォーのスーパーヒーロー登録法のきっかけとなった人物。

シビル・ウォー

ニューウォリアーズはリアリティ・テレビ(実際の出来事を撮影して放送するテレビ番組)の出演者となり、カメラの前でヴィランと戦うようになっていた。
チームはコネチカット州のスタンフォードでヴィランのグループを急襲するが、その一人ナイトロが大爆発。60人の子供を含む600人もの死者が出た。
スピードボールは爆発から生き残ってしまった(スピードボールの能力により、爆発=物理的な力を吸収して外に飛び出すことができた)ために、その全責任を追う形で逮捕された。(ただし、実際に爆発したのは前述の通りナイトロで、彼を追い詰めたのはネイモリータ)
結果としてスーパーヒーロー登録法制定のきっかけとなり、ヒーロー同士の内戦「シビル・ウォー」が起きた。

Civil War: Front Lineとペナンス

その後のロビー・ボールドウィンは"Civil War"のタイ・イン誌”Civil War: Front Line"で描かれる。
逮捕され、超人登録法にのっとり登録を迫られたロビーだったが、法律を認めることは自分だけでなくチームメイトの罪を認めることになると登録を拒否。刑務所で苦難の日々を送る。
彼は爆発で能力を失ったが、新たな能力を得ていた。それは、体を傷つけることによって放電するという能力だった。
ロビーはスタンフォード爆発事件で犠牲になった少女の父に出会い、新たな決意をする。
それは、事件で死んだ子供の数だけ「内側に」棘のあるスーツを着て、自らを傷つけながら戦うヒーロー「ペナンス(懺悔、贖罪、苦痛の意)」となり、法律通り登録することだった。

サンダーボルツ

ペナンスとして、ノーマン・オズボーン率いるサンダーボルツに参加。

アベンジャーズ・アカデミー

その後、名前を「スピードボール」に戻し、アベンジャーズ候補生たちをトレーニングするアベンジャーズ・アカデミーの教師となった。

ニューウォリアーズ再結成

旧メンバーのジャスティスと共にニューウォリアーズ(第五期)を再結成。
昔通りの冗談ばかり言う明るい兄ちゃんに戻った。
しかし、ハミングバードが心を覗くと心の奥底ではペナンスとしての意識が残っていることがわかる。ただしハミングバード自身も軽い性格のため、自分が見たものの意味が分かっているとは言い難い。実は放電能力も失われてはいない。


能力

【スピードボールとして】
スピードボール・エフェクトという、物理的な力を吸収し、それを放出することができる能力。
この能力を使うことで、体をゴムボールのように弾ませ、体当たりするなどができる。
この能力を使っているときは、周囲にカラフルなボール状のものが出てくる。

【ペナンスとして】
自らを傷つけることで強力な放電を起こす

トリビア



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最終更新:2021年06月06日 13:13
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