バンシー(Banshee) / ショーン・キャシディ(Sean Cassidy)

(キャラクター名、マーベル)

初出:X-Men vol. 1 #28(1967年1月)
種族:ミュータント、男性、アイルランド人

能力

口から超音波「ソニック・スクリーム」を放つ。
攻撃にはもちろん、この力を利用して飛行することも可能で、コスチュームの腕から脇腹にかけて飛膜がつけられており、これを広げて使う。
1992年版アニメ「Xメン」では飛行中にも叫んでおり、結構うるさかった。

概要と経歴

アイルランドにあるキャシディ城の城主。ただ城といっても、レプラコーン(妖精の一種)が出るような古城らしい。しゃべるときはアイルランド訛りがある。
元の職業はインターポールの捜査官。娘(サイリーン)が生まれたことも、世界を飛び回っていたので知らなかった。
インターポール時代には当局の隠蔽に逆らい、ヨーロッパで連続殺人を繰り返していたロシアのミュータント人を逮捕。しかしこのロシア人はKGBに引き渡され、後にオメガレッドとしての改造を受ける遠因を作ってしまった。

初登場時はチェンジリングに洗脳され、ヴィランとして登場。このときバンシーのコードネームを与えられる。
"Giant-Size X-Men"を経てX-MENに加わったいわゆる第二世代のX-MENでもある。

"Generation X"ではエマ・フロストと共同で生徒の指導に当たる。意見の相違も多く、当時はまだエマ・フロストX-MENに合流したばかりだったこともあり、生徒から「あの二人、大丈夫か?」と心配されるくらいだった。

プロフェッサーXの元恋人モイラ・マクタガートと付き合うようになり、やがてX-MENを離れてミューアに住む。

"X-Men: Deadly Genesis"でサイクロップスの末弟、ヴァルカンに殺害された。

家族

娘はサイリーン。父の死後、バンシーの名を引き継ぐ。
従兄弟はヴィランのブラック・トム・キャシディ

実写映画

X-MEN:ファースト・ジェネレーション』に登場。
本作では初代X-MENの一人となった。

「ジェネレーションX」のテレビ映画があり、指導者として登場。エマ・フロストと寝たようなシーンの写真が残っている。

トリビア

  • バンシーには、ブラック・トム・キャシディのエネルギーブラストによる攻撃が効かない。
  • 「バンシー」は死者が出る前に叫ぶとされる女妖精なので、本来は女であるはず。最初、女のヴィランとしてつくったが、スタン・リーが「女のヴィランは人気がないから、男にしろ」と言ったので変えた。元の女のデザインは、サイリーンのようだったとロイ・トーマスが言っている。


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最終更新:2024年03月23日 08:48