デアデビル(実写映画)


公開:(米)2003年2月9日/(日)2003年4月日
監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン
制作費:$78,000,000
興行収入(北米)$102,543,518/(全世界)$179,179,718

概要

デアデビルは2003年の実写映画。マーベルコミックのスーパーヒーロー、デアデビルの映像化作品である。
続編は作られていないが、死んだはずのヒロインが蘇って主人公になるスピンオフ作品エレクトラが2005年に公開された。


あらすじ

古びた教会。その頂上の十字架に、傷ついた男が寄りかかっていた。
彼は回想する。瀕死の人間は脳裏に過去が蘇るということを認識しながら。

彼の名はマット・マードック。幼い頃はひ弱ないじめられっ子の少年だった。
父のジャックはその戦いぶりから「デビル」と異名を取るボクサーだったが、既に引退し、アルコール浸りの日々を送っていた。
ある日、マットは父が恐喝をしている現場を目撃する。ショックを受けて逃げ出したマットは、科学廃棄物を扱う工場に紛れ込み、有毒な液体を目に浴びてしまう。
マットは失明したが、薬品の影響で他の感覚が異常なまでに発達した。特に音波で周囲を「見る」レーダーセンスは彼に視覚以上の感覚を与えた。マットは感覚と運動神経を極限まで鍛えた。
父ジャックは息子の事故は自分に原因があると後悔し、心を入れ替え、再びボクサーとして立ち上がる。
ジャックはある日、街のならず者ファブロから八百長試合で負けるように要請される。一度は八百長を受け入れ、試合中にわざとダウンするものの、息子のマットに応援され、立ち上がって勝利してしまう。しかし、試合後にはその報復を受け、殺されてしまった。
怒りと悲しみからマットは正義を貫く精神を身につけて成長し、弁護士になった。
そして成長したマットには別の顔があった。法で裁けない悪を裁くクライムファイター、「デアデビル」である。
ある日、マットは格闘技の達人で富豪の一人娘、エレクトラと出会い、やがて愛し合うようになる。
しかしエレクトラの父ナチオスはマフィアのボス、キングピンことウィルソン・フィスクの陰謀に巻き込まれ、命を狙われる。キングピンが呼び寄せたのはどんな的でも外さない投擲の達人、殺し屋ブルズアイだった。
デアデビルはブルズアイの襲撃を阻止しようとするが失敗し、エレクトラの目の前で父を殺されてしまった。
キングピンが次に狙うのはエレクトラ。
デアデビルは巨悪からエレクトラを守れるか?

登場人物
マット・マードック/デアデビル ベン・アフレック 昼は盲目の弁護士、夜はレーダーセンスと格闘技術を武器に法で裁けない悪と戦う
エレクトラ ジェニファー・ガーナー 格闘技の達人でマットの恋人。
ウィルソン・フィスク/キングピン マイケル・クラーク・ダンカン ニューヨークを牛耳るマフィアのボス。その正体は隠蔽されている。
ブルズアイ コリン・ファレル 投擲の達人で殺し屋。
フランクリン(フォギー)・ネルソン ジョン・ファブロー マットの親友で良き理解者。
ベン・ユーリック ジョー・パトリアーノ デアデビルの正体を追う新聞記者。


  • レーダーセンスの映像化は当時話題になった。特に雨に浮かぶエレクトラとのキスシーンは名シーンになっている。
  • フォギー役のジョン・ファブローは後に映画アイアンマンの監督になり、大成功を収めた。
  • 主人公デアデビルを演じたベン・アフレックとエレクトラを演じたジェニファー・ガーナーはこの共演が縁で交際が始まり、2005年6月に結婚した。出来ちゃった結婚であったが、現在は三児をもうけている。
  • 2011年には続編の製作が決定したと報じられたが、現在はリブート企画として進行しているらしい。





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最終更新:2013年01月22日 03:23