マリコ・ヤシダ (Mariko Yashida)、矢志田、安田という表記もあり


初出:Uncanny X-Men #118(1979年2月)
種族:人間、日本人女性、一般人

("Wolverine Vol.1" #1,1982年9月)
マリコ。白黒なのは写真としてのカットだから

概要

マリコはロード・シンゲンことシンゲン・ヤシダの娘で、シルバーサムライの腹違いの姉妹にあたる。サンファイアサンパイアの従姉妹でもある。
父が死に、彼女はヤシダ一族の当主になった。ヤシダ一族は2000年以上続く日本の名門だがヤクザと深いつながりがある。
ウルヴァリンの恋人だったが死亡した。

経歴

X-MENが初めて彼女に会ったのは、サヴェッジランドからの帰りに日本から助けを求められてのことだった。
ウルヴァリンはヤシダ一族の邸宅でマリコに出会い、ちょうど地震(後に敵の攻撃と判明)に襲われ、倒壊する家屋からマリコを救い出した。
マリコは一族の反対の中で、ウルヴァリンと親密になっていく。

ウルヴァリンとの婚約

マリコとの連絡が途絶えたためウルヴァリンは日本へ向かう。
するとマリコは既に父の命令によりノブル・ヒデキというヤクザと結婚していた。マリコは日本の因習からか名誉のため疑いもなく父に従ったのだった。しかし、実は夫から暴力を受けていた。
マリコの父シンゲンは女暗殺者ユキオを使ってローガンに毒を塗った手裏剣で攻撃し、一時的に弱体化した上で名誉をかけた決闘を行い、マリコの前で打ち負かして屈辱を与えた。
シンゲンは日本の犯罪組織を牛耳る野望を持ち、その競争相手だったカツヨリを殺害するためにウルヴァリンを利用した。
それを知ったウルヴァリンはヤシダ家の本拠地を襲撃。ヒデキは逃亡するために妻のマリコを人質に取ったが、ウルヴァリンを愛しシンゲンを裏切った暗殺者ユキオによって殺害された。
ウルヴァリンはシンゲンに復讐を果たし、戦いのあとマリコと婚約した。
(Wolverine vol1.#1〜#4,1982年9月〜12月)

しかし結婚式の日に敵対するミュータント、マスター・マインドの精神操作を受け、結婚は果たせなかった。
マリコは洗脳が解けた後も犯罪に関わって来た一族の経歴を恥じ、名誉を取り戻すまではウルヴァリンと結婚しないと誓う。

マリコは由緒あるヤシダ家の当主として国を守る役目なども果たしている。

マツオ・ツラヤバ率いる暗殺者集団ザ・ハンドとの敵対の中で、ある日マツオの要望により和解が持ちかけられる。
しかしそれはヤシダ一族の乗っとりを企むマツオの策略で、マリコは毒を受け、ひと思いに殺して欲しいとウルヴァリンに頼んだ。
ウルヴァリンはそれに従い、クロウでマリコを貫き、苦しみを取り除いてやった。そしてマツオに復讐を誓うのだった。

別世界のマリコ

エイジ・オブ・アポカリプス

エイジ・オブ・アポカリプスの世界でマリコはアポカリプスの支配に抵抗する組織、人類最高会議の一員となる。
この世界ではローガンの子を産んだ。

エグザイルズ

ヒーローチーム・エグザイルズが異世界を渡り歩くこのシリーズでは、なんとマリコはサンファイアを名乗り、チームの一員となって活躍する。能力は正史世界のサンファイアサンパイアと同じ。


実写映画

2013年公開予定の実写映画、『ウルヴァリン: SAMURAI』に登場。多少なりとも武術の心得があるようである。配役にはモデルの岡本多緒が大抜擢された。なお、この作中では「矢志田」表記だった。婚約者はノブロー・モリ(演:ブライアン・ティー)。



  • 参考
岡本多緒 オフィシャルブログ
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最終更新:2024年03月13日 00:15
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