スパイダーマン3(実写映画)


原題:"Spider-Man 3"
公開:2007年
監督:サム・ライミ

概要

2002年公開の「スパイダーマン>スパイダーマン(実写映画)」から続く実写映画三部作の第三作め。
第四作目の製作も企画されていたがキャンセルされ、2012年からは「リブート」され別の系統の作品となる「アメイジング・スパイダーマン」が公開された。

あらすじ

スパイダーマンはニューヨークの人気者になっていた。
ピーターは大学では相変わらず冴えない男を演じていたが、恋人メリー・ジェーン・ワトソンとの関係も良好で充実した日々を送っている。
しかし、親友だったハリー・オズボーンは、父を殺したのがピーター・パーカーだと思いこみ、復讐心を抱いていた。父と同じ方法で超人的な身体能力を手に入れると、自分用に改造したグリーンゴブリンの装備を使ってピーターを襲撃。戦いの末にハリーは気を失い、ピーターへの恨みを含め記憶を失ってしまう。

殺人容疑で刑務所に入っていたフリント・マルコは脱獄し、逃亡中だった。彼の願いは一つ、病気の一人娘のためにどんな方法を使っても金を稼ぎ、治療を受けさせること。だが逃亡中に素粒子物理実験場に逃げ込み、分子分解装置に巻き込まれてしまう。その結果、彼の肉体は分子レベルで砂と結結合し、攻撃を受けても傷つかず、自在に肉体の形を変えるサンドマンへと変貌した。

建設現場でクレーンが暴走し、大学でのピーターの同級生で警部の娘、グウェン・ステーシーが巻き込まれる。すんでのところでスパイダーマンが救出し、名誉市民賞を受けることになった。調子に乗ったピーターは、その式典の最中、メリー・ジェーンが見ている前でグウェンにキスをしてしまう。
メリー・ジェーンが舞台の主演を降板させられたのもあって、二人の間には亀裂が深まっていく。

夜、ピーターが寝ている間に宇宙の寄生生物シンビオートがコスチュームに融合し、スパイダーマンはブラックスパイダーマンになる。
このコスチュームを着ると身体能力が増し、気分もよくなるが、次第に精神が凶暴になっていく。

新人カメラマンのエディ・ブロックはピーターを出し抜き、デイリー・ビューグル社の正社員になるが、捏造写真をピーターに告げ口され、恨みを募らせる。

ハリー・オズボーンは記憶を取り戻し、再び復讐を決意する。メリー・ジェーンを脅迫してピーターに別れを告げさせ、精神的に追い詰めていくが、逆にピーターの襲撃にされ、重傷を追う。

ピーターはシンビオートの影響で攻撃性を増し、メリー・ジェーンを傷つけてしまう。ピーターが後悔から引きはがしたシンビオートはたまたま近くにいたエディ・ブロックと融合し、スパイダーマンと同じ能力を持つ敵ヴェノムとなった。

ヴェノムはサンドマンと共謀し、スパイダーマンに復讐を誓うのだった。

キャスト

役名 俳優 解説
ピーター・パーカー / スパイダーマン トビー・マグワイア ニューヨークの人気者になったスーパーヒーロー。
メリー・ジェーン・ワトソン キルスティン・ダンスト ピーターの幼馴染みで恋人。舞台女優になった。
グウェン・ステーシー ブライス・ダラス・ハワード 大学ではピーターの同級生。ニューヨーク32分署の警部の娘。
ニューゴブリン / ハリー・オズボーン リス・エヴァンス ピーターの親友で宿敵グリーンゴブリンの息子
サンドマン / フリント・マルコ トーマス・へイデン・チャーチ 脱獄中の殺人犯
ヴェノム / エディ・ブロック トファー・グレイス 新鋭のカメラマン。スパイダーマンに逆恨みする。
J・ジョナ・ジェイムソン J・K・シモンズ ピーターが務める新聞社デイリー・ビューグルの編集長
アースラ・ディコヴィッチ マゲイナ・トーヴァ ピーターが住むアパートの大家の娘
ドクター・カート・コナーズ ディラン・ベイカー ピーターが通う大学の教授

監督 サム・ライミ


  • アメイジング・スパイダーマンではメインの敵となるリザードことカート・コナーズ博士も登場している。ただし変身はしない。
  • 例によって原作者のスタン・リーもゲスト出演している。今回はなかなか味のあるセリフが割り当てられ、彼のキャッチフレーズ"'Nuff Said"も言う。








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最終更新:2012年12月07日 01:56