リザード (Lizard) / ドクター・カート・コナーズ (Dr. Curtis "Curt" Connors)


初出:The Amazing Spider-Man(vol.1,#6,1963年)
種族:人間、ただし血清で変身


概要

リザードは主にスパイダーマンのヴィランとして登場するキャラクター。カート・コナーズ博士が血清によりトカゲのような姿に変身している。

能力

トカゲに変身すると、スパイダーマンと同等の超人的な腕力、スピード、スタミナ、反射神経を得る。
ウロコに包まれた皮膚はヨロイのように硬い。
ヤモリのように壁を登ることができる。
治癒能力。手足を失っても復元できる。
鋭い歯と尾は強力な武器となる。
テレパシーで周囲の爬虫類を操ることができる。

オリジンと経歴

カート・コナーズはフロリダ生まれ。妻と息子を愛する善良な男だった。
アメリカ軍の軍医になるが、戦地で右腕を失ってしまう。その影響からか、退役すると爬虫類の四肢再生能力の研究に没頭するようになり、いつしか爬虫類研究の第一人者となっていた。

やがて爬虫類のDNAから採取した血清を開発。ついに自らの体で人体実験を行うことにした。その結果、彼の右腕は再生したが、変化は止まらなかった。彼の体は緑色のウロコで覆われ、トカゲのような姿になってしまったのだ。
解毒薬を開発しようとしたが、知力が低下したせいで成功しない。

スパイダーマンは新聞でトカゲ男の出現を知ると、フロリダへ赴き、コナーズの妻に会う。妻の証言から事実を知ると、コナーズのメモを元に解毒薬を作製した。
闘いの最中に解毒薬を飲ませ、スパイダーマンはコナーズを救うことに成功した。
(以上、The Amazing Spider-Man(vol.1,#6,1963年)

その後、スパイダーマンと何度も闘い、時には味方として活躍している。

実はスパイダーマンとの最初の戦いの直後、またも自分の体で人体実験を繰り替えし、今度はX-MENによって救われていたことが"X-Men: First Class #2"(2006年)で明らかになった。これは実に初登場から40年以上経ってから明かされた(後づけの)エピソードである。
(翻訳版「X-MEN:FIRST CLASS明日への架け橋 (ShoPro Books)」に収録)


The Amazing Spider-Man(vol.1,#6,1963年)


他の世界のカート・コナーズ


エグザイルズ

エグザイルズでは血清を他人に射って繁殖し、北米大陸の西部を支配するまでになっていた。


アルティメット・スパイダーマン

アルティメットユニバースでの初登場は「Ultimate Marvel Team-up」で、その初登場シーンは新潮社の翻訳版アルティメット・スパイダーマンにも収録されていない。
こちらではフロリダではなくニューヨーク在住で、登場前から「ニューヨークの下水道のモンスター」として言及されていた。
後にカート・コナーズはピーターの父が残した研究を引き継いでいたことが明かされる。


実写映画でのリザードとカート・コナーズ


実写映画ではトビー・マグワイア主演の三部作に登場しているが、これはカート・コナーズとしてであって、リザードには変身しない。
2012年公開のアメイジング・スパイダーマンでは、メインのヴィランとして登場。
父との係わりやニューヨークの下水道に現れるところなど、アルティメットバージョンの設定を彷彿とさせる。





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最終更新:2012年07月16日 07:10
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