フラットマン(Flatman)/本名:マット(姓は不明)(Matt)/アルターエゴ:ドクター・ヴァル・ヴェンチュラ (Dr. Val Ventura)

(キャラクター、マーベル)

初登場:West Coast Avengers Vol 2 #46 (1989年7月)
属性:ミュータント、男性

概要

ミュータントで2次元の体になることができ、長く伸びることができる。異名は「2-Dアベンジャー」。
グレート・レイクス・アベンジャーズの副リーダーで、頭脳担当のはず...だった。

本名はマットという男で、コミュニティ・カレッジ*1をドロップアウトするような頭の持ち主だった。そこへアンドリューというパーティーの仕切りをやっている男と会い、仮装パーティーでミスター・ファンタスティックの仮装(2次元化して伸びることも含めて)をするようになった。しかしこれが嫌になり、自分の能力でヒーローとなれないかと考え、グレート・レイクス・アベンジャーズに参加。その時に、自分を「ヴァル・ヴェンチュラ博士」と名乗ってアルター・エゴを設定し、さらにヒーロー名を「フラットマン」とした。このアイデアをアンドリューに話したとき、「おまえは能力以外ミスター・ファンタスティックとは正反対だ。」と言われている。

グレート・レイクス・アベンジャーズでは副リーダーとなり、ファッションの知識で謎を解いたりした。ドアマンから「何の博士なの?」と聞かれたときは、「モノだよ(Stuff)」と答えている。
メールストロムの襲撃でダイナ・ソーを失ったミスター・イモータルが激鬱状態に陥ったときは、副リーダーとしてドアマンとともにニューヨークへ戦力を探しに行って、スクィレルガールグラスホッパーをスカウトするが、グラスホッパーはすぐ死んでしまった。

ザ・シングの開催したヒーローだけのポーカー大会に場違いながら参加したが、大勝ちしていたザ・シンググレート・レイクス・アベンジャーズチームのフラットマンが、ショー・ダウン*2して、ザ・シングが「ファンタスティック・フォー・オブ・カインド」*3を出すと、フラットマンはダイヤのストレート・フラッシュ(ダイヤの5-6-7-8-9)で勝つ*4。賞品として欲しいものが手に入るということで、「チャンピオンズ」の名前をもらいたいと言ったら、元ロサンゼルスのチームである「チャンピオンズ」に所属していたハーキュリーズが怒りだした。

同性愛者である。ウェストコースト・アベンジャーズのリビング・ライトニング(Living Lightning/Miguel Santos:こいつもゲイ)が"G.L.A."を「ゲイとレズビアンの集まり」と勘違いしてやってきたとき、「それもいいな」ということで、カムアウトした。

能力

  • 2次元の体になることができる。
    • 驚いたときには2次元の体になるので、2次元の体が普通で、「3次元化もできる」というのが正しいかも。
    • G.L.a.のときはずっと2次元化していたらしく、3次元化していたら驚かれた。
  • 2次元の時には、どこまでも伸びることができる。
  • 2次元の時は、横から見ると見えなくなる(そのくらい薄い)。
    • 「ここに横を向いてるフラットマンがいても分からないよな」と(読者目線で)いうと、フラットマンが読者の方に向いて姿を見せるというギャグがあった。
  • 体を折りたたんだり広げたりする、折り紙拳法を使える。

トリビア

コミックの最後のページで紙人形(アクションフィギュア)になったことがあるが、「私はミスター・ファンタスティックじゃない」というフキダシがあった。
表紙に大映しのフラットマンが描かれて、「ボクがこのコミックスに変装しているんだよ」というギャグがあった。
マーベルのキャラクターに、「シンマン」(ゴールデンエイジのキャラクター)、「2-D」(50州イニシアチブに出てくる、「シンマン」に似たキャラ扱い)という2次元化能力をもつ奴がいる。


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最終更新:2022年09月30日 16:40

*1 日本の大学の1~2年相当だけの学校で、通常4年制大学の3年へ編入をするが、地域のカルチャー・スクール的な意味もあるらしい

*2 ポーカーで手持ちのカードを開いて勝負をつけること。ポーカーは相手が降りて自分が残れば勝ちなので、ショー・ダウンするのはよほど手がいいか、ハッタリかどちらか

*3 4のフォーカードとA:もちろんザ・シングのチーム、ファンタスティック・フォーにかけている

*4 ギャンブル映画でよくある、ありえない手で「勝った」と思ったら、その上のあり得ない手が出てくるやつ