ヴィーナス・デ・ミロ(Venus Dee Milo) / 本名不明


初出:X-Force vol.1#121(2001)でその存在が初めて語られ、本人が登場するのはX-Statix#1である。
種族:ミュータント、女性

概要

ヴィーナス・デ・ミロはミュータントチームX-Statixのメンバー。
不定形のエネルギー生命体と化しており、スーツがなければその形を留めることができない。
名前は有名な彫像、ミロのヴィーナスにちなんでいる。

能力

本来の彼女は純粋なエネルギーの集まりであり、このエネルギーを攻撃に使うこともできる。
テレポートや他者の治癒も可能。
固形の肉体を持たないが、だからといって物理攻撃で傷つかないわけでもないようだ。

オリジン(X-Statix#1)

11歳のときミュータント能力が発現、皮膚が炎に包まれた。悲鳴を上げた瞬間、家族を爆発に巻き込んでしまい、全員を殺してしまう。
彼女は形のないエネルギー生命体になるが、プロフェッサーXから能力をコントロールするためのスペシャルスーツを与えられたおかげで人の形と正気を保つことできた。(X-Statix#1で独白)

彼女が二軍から正規メンバーに抜擢されたのは、チーム名がX−ForceからX-Statixに変わる時期だった。X-Forceとしての最後のミッションで、ユーゴーガールことエディ・ソーヤーが死亡し、その補充要員としてである。
しかしリーダーのミスターセンシティブは最初、ヴィーナス・デ・ミロの参加に反対だった。これは彼がユーゴーガールと恋仲だったためで、彼女と同じテレポートの能力を持つヴィーナス・デ・ミロが、それに取って代わる存在となることに耐えられなかったからだった。だが有能で美人のヴィーナス・デ・ミロを参加させない理由は見つからず、困り果てていた。
それを知ったヴィーナス・デ・ミロは、彼に「チーム入りを拒否できる理由」を与えようと前述の生い立ちを告白した。自分は殺人者であり、自殺志願者であり、精神的にも不安定であると。だが彼女の悲しい過去と誠実さを知ったミスターセンシティブは、「君をチームの一員とするに充分な理由をくれた」と言って、彼女をX-Statixに迎えることを決めたのだった。

その後のヴィーナス・デ・ミロ

様々な戦いを経て、リーダーのミスターセンシティブと信頼を気付き、やがて愛し合うようになる。
X-Statixの最終回で他のメンバーとともに戦死。


  • ミスターセンシティブとの関係を疑われ、処女であることを告白するとニュース速報で全米に報道された。
  • それをテレビで見たプロフェッサーXは「かわいそうな子だ」と言って「そういうことができるスペシャルスーツ」を作ってあげた。






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最終更新:2012年09月14日 13:33