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***シンビオート Symbiote 種族:地球外の寄生生物 能力:寄生し、宿主に超人的な力を与える。詳細は下記を参照。 初出:The Amazing Spider-Man #252(1984年5月) *概要 シンビオートは地球外の寄生生物である。宿主となった人間は超人的な腕力や敏捷性を得る。 宿主を変えて別の人間と共生することもあり、「[[ヴェノム]]」や「[[カーネイジ]]」といった固有名詞は概ねシンビオートの方につけられているため、宿主が変わっても名前を引き継ぐことが多い。 ずっと邪悪な生物だと認識されていたが、その真実の姿が明らかになった(後述)。 初登場はヒーローたちが宇宙の別の惑星で共闘した"Marvel Super Heroes Secret Wars"で、[[アブソービングマン]]との戦いで[[スパイダーマン]]のコスチュームがボロボロになり、その代替として発見した。このシンビオートは[[スパイダーマン]]のブラック・コスチュームとなった。 地球に帰還を果たした[[スパイダーマン]]はしばらくこれを自分のコスチュームとして身につけていたが、後に[[ファンタスティック・フォー]]の[[リード・リチャーズ>ミスター・ファンタスティック]]の分析により危険であると判明し、破棄することにした。これが後にエディ・ブロックに寄生し[[ヴェノム]]となった。 その後も[[ヴェノム]]の子孫など様々なシンビオートが登場し、ヒーローやヴィランになっている。 [[ヴェノム]]を始め独自タイトルも持つ人気キャラクターも存在する。 *性質 人間の宿主と感情や衝動が一致すると、その性質はより強く反映される。つまり、シンビオートは感情や欲求を宿主に反映させ、逆に宿主の感情や欲求から影響を受けるということだ。 例えば地球のシンビオートは最初に[[スパイダーマン]]に取り憑いていたため、その能力の影響を強く受けている。 その後、エディと共生して[[ヴェノム]]になった。これは[[スパイダーマン]]に対する怒りと復讐心を共有したからである。 次にシンビオートに寄生されたのは殺人鬼のクレタス・キャサディで、[[カーネイジ]]となった。凶悪な性質と、細胞にまで融合する深い結合のため、[[カーネイジ]]はヴェノムよりも強い能力を得た(エディは細胞レベルでの結合に抵抗していた)。 シンビオートとの結合が強いほど強力な共生体になり得る。 シンビオートは宿主のアドレナリンを餌にする。これを通常は闘争や逃避時の血流から摂取している。 また、アドレナリンは人間の脳に存在する神経伝達物質・フェネルチルアミンという化学物質からも安定供給されている。これはシンビオートが宿主の脳に深く食い込む理由だとされているが、この化学物質フェネチルアミンはチョコレートからも抽出することができる。 シンビオートは、接触している宿主のドーパミンレベルを上昇させる。つまり、シンビオートはドーパミン抑制剤の過剰投与によって殺せるか、死に近い状態にできると考えられている。 シンビオートはビタミンCの血中濃度が高い者には取り憑くことができない。 シンビオートは宿主の考えや感情をある程度感知することができる。[[ヴェノム]]のシンビオートは[[スパイダーマン]]の思考をまねることができ、深く結合していなくても、その精神に反応することができる。 [[ヴェノム]]のサイキック・スクリームは遠く離れたシンビオートの注意を引くことができるが、強烈な苦痛の感情は大量のシンビオートを殺すことがある。 シンビオートは遺伝子上の記憶を持ち、親の知識や先祖代々の記憶を引き出すことができる。地球上での最初の宿主[[スパイダーマン]]のおかげで、[[ヴェノム]]の子孫たちは[[スパイダーマン]]のような力を得ることができた。明確な記憶ほど簡単に引き出せるようで、例えばシンビオートは[[ギャラクタス]]によって滅ぼされた惑星の生き残りであるため、それがトラウマとなって残り、今でもシンビオートは[[ギャラクタス]]に強烈な反応を起こす。 シンビオートには性別はなく、無性生殖を行い、通常はその生涯で一つだけ子孫を残す。[[ヴェノム]]の場合は、強制的に複数の子孫を抽出された。家族という構造は無く、親と子が共に憎み合うことがある。[[ヴェノム]]は殺人を好む[[カーネイジ]]を憎んだ(囚人だったときに対立していたからでもある)。 [[ポイゾン]]という天敵がいる。 ***真実の姿 "[[Guardians of the Galaxy]] Vol 3 #23"では[[フラッシュ・トンプソン]]がシンビオートの母星に辿り着き、新たな事実が明らかになった。 シンビオートは自らを「クリンター」(Klyntar)と称し、本来は魂の闘士であるという。 ただし、銀河において高潔で崇高な道を行くためには、宿主と共生する必要があり、またその宿主も同じく徳のある肉体と精神の持ち主でなくてはならない。もしそんな宿主と共生すれば、究極の崇高な戦士を創り出すことができるという。 この微妙なバランスの条件を満たす種族、さらには種族の中の個体は少なく、悪意ある個体と共生した場合は怪物化してしまう。 不完全なシンビオートは堕落し、群れからはぐれ、癌細胞のように銀河に広がっていくという。そういった存在のため、宇宙にシンビオートの悪評が広がってしまった。 ***さらに最初の起源 実はシンビオートは、[[ヌル]](Knull)という旧神(エルダー・ゴッド)に生み出されて生物である。[[ヌル]]は「深淵」の別名をもつ暗黒の神で、[[セレストリアルズ]]による宇宙建設によりもたらされた光を憎み、宇宙の破壊を企むようになった。[[ヌル]]は戦いで傷ついたとき、闇からシンビオートを創り自らの鎧とした。しかしシンビオートは[[ヌル]]に反乱を起こし、[[ヌル]]が拠点とした惑星に閉じ込め、自らを「クリンター」(彼らの言葉で「かご」の意味)と名乗った。以後、[[ヌル]]を封じ込めるため「宇宙のエージェント」を組織した。 *能力 その弾力ある変形自在の形質のため通常兵器はほぼ無効である。打撃を吸収し、銃弾が宿主に届く前に止める。 水中など宿主が呼吸できないような環境でも呼吸できるガスを生成する。 宿主と強力に結合している場合は、治癒力を高める弱めの[[ヒーリング・ファクター]]を発現することもあるが、ここまで結合が強い場合は宿主とシンビオートが強引に引き離されたときにショック状態に陥る可能性がある。 宿主とは互いに思考をやりとりすることができ、ある種のサイキック能力だと思われる。 [[ヴェノム]]が苦悩していた時、その精神的な叫びは全世界の感受性の鋭い人間に影響を与え、近くの恒星系に存在していた他のシンビオートにまで受信された。 宿主に超人的な腕力や身体能力を与える。例えば、エディ・ブロックは[[スパイダーマン]]をも凌駕するほどの力を得た。 過去に[[スパイダーマン]]と結合していた影響で、[[ヴェノム]]とその子孫はクモの能力を得ている。例えば、壁にとりつくことができ、体組織をクモの糸のように伸ばすことができる。また、[[スパイダーマン]]のスパイダーセンス(危険を察知する能力)を無効化する。 体組織をツルのように伸ばし攻撃に使ったり盾を形成する。[[スクリーム]]は髪の毛を自在に操り、ムチのように攻撃できる。その他にもトゲ、爪、刃などを形成できる。 また、シンビオートは形状変化の能力の応用により、宿主の望む服装に変化することはもちろん、他人への変装や背景との同化といったことも可能である。 宿主との結合が完全な場合はより生物学的に同化が進み、思考や記憶を共有する。遺伝子に記憶を内包している。他のシンビオートと結合したり取り込むことで、その記憶を共有することができる。 *主な共生体 #image(blackspider.jpg) (the AMAZING SPIDER-MAN#252,1984年5月) ブラックコスチュームのスパイダーマン -ブラックスパイダーマン いわゆるブラックコスチュームの[[スパイダーマン]]。 [[シークレット・ウォーズ]]のストーリーで、別の惑星で手に入れたシンビオートがコスチュームと結合した。 普段は服に変身していて、ピーターの意思に反応して黒い[[スパイダーマン]]のコスチュームに変わる。 カメラなどを収納して自動で取り出せたり、身体能力を向上させたりとスパイダーマンの力を強化したが、危険なものであると判明すると破棄することにした。 映画版[[スパイダーマン3>スパイダーマン3(実写映画)]]のポスターにもなった。 -[[ヴェノム]] [[スパイダーマン]]ことピーター・パーカーが捨てたコスチュームがシンビオートとして[[エディ・ブロック]]に取り憑いた姿。[[スパイダーマン]]の能力を記憶・再現する。[[スパイダーマン]]への強い恨みが行動原理となっている。 ヴィランであるが、エディはジャーナリストとして彼なりの正義感があり、ダークヒーロー的な側面も持つ。 何度か宿主を変え、現在はピーターの親友[[フラッシュ・トンプソン]]と結合。エージェント・ヴェノムを名乗るヒーローとなった。 -[[カーネイジ]] 殺人鬼クレタス・キャサディに取り憑いた共生体。ヴェノムの子。細胞レベルで結合しているため、ヴェノムの力を凌駕する。 -[[アンチ-ヴェノム]] エディ・ブロックの体内に残っていたシンビオートの細胞が、[[ミスターネガティブ]]の力で覚醒した姿。白いヴェノム。 シンビオートが取り憑いた人を治す力がある。 -[[ラッシャー]]、[[ライオット]]、[[ファージ]]、[[アゴニー]] [[ライフ財団]]がヴェノムから強制的に抽出した細胞を元に造り出した五体の人造シンビオート共生体たち。残る一体はスクリーム。後にこの4体が結合し、ハイブリッドとなる。 -[[スクリーム]] [[ライフ財団]]が造り出した共生体で、ドナ・ディエゴという女性に共生した姿。髪の毛を自在に操る。精神が暴走し、他のシンビオート共生体を襲うようになる。他の4体の宿主を殺す。 -[[ハイブリッド]] スクリームに宿主を殺されたラッシャー、ライオット、ファージ、アゴニーのシンビオートが合体した姿。警備員スコット・ワシントンに寄生した。 -[[トキシン]] カーネイジの子が警察官パトリック・マリガンに取り憑いた共生体。暴力への衝動は強かったが、パトリックが悩みながらもそれを抑え、クライムファイターとして活動した。その後、ヴェノムの宿主だったエディ・ブロックと結合。 -[[スコーン]] カーネイジから人工的に摘出した種子が精神科医のタニス・ニーヴスに取り憑いた共生体。ヒーローとして活動している。 -[[マニア]] フラッシュ・トンプソンが同じアパートに住む女子高生を一時的に守るためシンビオートで包んだつもりが、独立した共生体となってしまった。 その他にも下記の共生体が存在し、現在も増殖中である。 -[[ドレッドフェイス]](Dreadface) -[[クロバー]](Krobaa) -[[ペイバック]] (Payback) おそらく[[ヴェノム]]の子孫ではないシンビオート。地球にいる経緯は不明。 シンビオートの進化種を自称している。事故により電磁波と融合し、単独では実体を持たない。 -[[ZZXZ]] [[シーアー]]によって発見されたシンビオート。[[ペイバック]]と同じく[[ヴェノム]]の子孫ではないと考えられている。 発見当時の皇帝は[[ディケン]]であったが、後に帝位に着いた[[ヴァルカン]]に利用されることになった。 -[[スリーパー]](Sleeper) [[カーネイジ]]達に続く、[[ヴェノム]]の七番目の子。[[アルケマックス]]の研究室でヴェノムが難産の末に生み出した。 他のヴェノム系のシンビオートと異なり、4つの赤い目を持つのが特徴。 -[[サイレンス]](Silence) [[アンディ・ベントン>マニア]]に結合していた[[スクリーム]]の死骸がアンチヴェノム血清によって変化した姿。 形状はスクリームと同様だが白い体色を持ち、アンチヴェノムに近い性質を持つ。 (書きかけの項目です。追加・編集してくださる方を募集します) ---- -映画版[[スパイダーマン3>スパイダーマン3(実写映画)]]では、隕石と共に飛来したシンビオートがスパイダーマンに取り憑いた。 -[[ヌル]](Knull)という神のような存在につくり出された。[[ヌル]]は[[クトゥルー神話]]をベースに考案されたと考えられている。 -「ポイゾンズ(Poisons)」という敵がいる。ポイゾンズは擬態能力を持っている。
***シンビオート Symbiote 種族:地球外の寄生生物 能力:寄生し、宿主に超人的な力を与える。詳細は下記を参照。 初出:The Amazing Spider-Man #252(1984年5月) *概要 シンビオートは地球外の寄生生物である。宿主となった人間は超人的な腕力や敏捷性を得る。 宿主を変えて別の人間と共生することもあり、「[[ヴェノム]]」や「[[カーネイジ]]」といった固有名詞は概ねシンビオートの方につけられているため、宿主が変わっても名前を引き継ぐことが多い。 ずっと邪悪な生物だと認識されていたが、その真実の姿が明らかになった(後述)。 初登場はヒーローたちが宇宙の別の惑星で共闘した"Marvel Super Heroes Secret Wars"で、[[アブソービングマン]]との戦いで[[スパイダーマン]]のコスチュームがボロボロになり、その代替として発見した。このシンビオートは[[スパイダーマン]]のブラック・コスチュームとなった。 地球に帰還を果たした[[スパイダーマン]]はしばらくこれを自分のコスチュームとして身につけていたが、後に[[ファンタスティック・フォー]]の[[リード・リチャーズ>ミスター・ファンタスティック]]の分析により危険であると判明し、破棄することにした。これが後にエディ・ブロックに寄生し[[ヴェノム]]となった。 その後も[[ヴェノム]]の子孫など様々なシンビオートが登場し、ヒーローやヴィランになっている。 [[ヴェノム]]を始め独自タイトルも持つ人気キャラクターも存在する。 *性質 人間の宿主と感情や衝動が一致すると、その性質はより強く反映される。つまり、シンビオートは感情や欲求を宿主に反映させ、逆に宿主の感情や欲求から影響を受けるということだ。 例えば地球のシンビオートは最初に[[スパイダーマン]]に取り憑いていたため、その能力の影響を強く受けている。 その後、エディと共生して[[ヴェノム]]になった。これは[[スパイダーマン]]に対する怒りと復讐心を共有したからである。 次にシンビオートに寄生されたのは殺人鬼のクレタス・キャサディで、[[カーネイジ]]となった。凶悪な性質と、細胞にまで融合する深い結合のため、[[カーネイジ]]はヴェノムよりも強い能力を得た(エディは細胞レベルでの結合に抵抗していた)。 シンビオートとの結合が強いほど強力な共生体になり得る。 シンビオートは宿主のアドレナリンを餌にする。これを通常は闘争や逃避時の血流から摂取している。 また、アドレナリンは人間の脳に存在する神経伝達物質・フェネルチルアミンという化学物質からも安定供給されている。これはシンビオートが宿主の脳に深く食い込む理由だとされているが、この化学物質フェネチルアミンはチョコレートからも抽出することができる。 シンビオートは、接触している宿主のドーパミンレベルを上昇させる。つまり、シンビオートはドーパミン抑制剤の過剰投与によって殺せるか、死に近い状態にできると考えられている。 シンビオートはビタミンCの血中濃度が高い者には取り憑くことができない。 シンビオートは宿主の考えや感情をある程度感知することができる。[[ヴェノム]]のシンビオートは[[スパイダーマン]]の思考をまねることができ、深く結合していなくても、その精神に反応することができる。 [[ヴェノム]]のサイキック・スクリームは遠く離れたシンビオートの注意を引くことができるが、強烈な苦痛の感情は大量のシンビオートを殺すことがある。 シンビオートは遺伝子上の記憶を持ち、親の知識や先祖代々の記憶を引き出すことができる。地球上での最初の宿主[[スパイダーマン]]のおかげで、[[ヴェノム]]の子孫たちは[[スパイダーマン]]のような力を得ることができた。明確な記憶ほど簡単に引き出せるようで、例えばシンビオートは[[ギャラクタス]]によって滅ぼされた惑星の生き残りであるため、それがトラウマとなって残り、今でもシンビオートは[[ギャラクタス]]に強烈な反応を起こす。 シンビオートには性別はなく、無性生殖を行い、通常はその生涯で一つだけ子孫を残す。[[ヴェノム]]の場合は、強制的に複数の子孫を抽出された。家族という構造は無く、親と子が共に憎み合うことがある。[[ヴェノム]]は殺人を好む[[カーネイジ]]を憎んだ(囚人だったときに対立していたからでもある)。 [[ポイゾン]]という天敵がいる。 ***真実の姿 "[[Guardians of the Galaxy]] Vol 3 #23"では[[フラッシュ・トンプソン]]がシンビオートの母星に辿り着き、新たな事実が明らかになった。 シンビオートは自らを「クリンター」(Klyntar)と称し、本来は魂の闘士であるという。 ただし、銀河において高潔で崇高な道を行くためには、宿主と共生する必要があり、またその宿主も同じく徳のある肉体と精神の持ち主でなくてはならない。もしそんな宿主と共生すれば、究極の崇高な戦士を創り出すことができるという。 この微妙なバランスの条件を満たす種族、さらには種族の中の個体は少なく、悪意ある個体と共生した場合は怪物化してしまう。 不完全なシンビオートは堕落し、群れからはぐれ、癌細胞のように銀河に広がっていくという。そういった存在のため、宇宙にシンビオートの悪評が広がってしまった。 ***さらに最初の起源 実はシンビオートは、[[ヌル]](Knull)という旧神(エルダー・ゴッド)に生み出されて生物である。[[ヌル]]は「深淵」の別名をもつ暗黒の神で、[[セレストリアルズ]]による宇宙建設によりもたらされた光を憎み、宇宙の破壊を企むようになった。[[ヌル]]は戦いで傷ついたとき、闇からシンビオートを創り自らの鎧とした。しかしシンビオートは[[ヌル]]に反乱を起こし、[[ヌル]]が拠点とした惑星に閉じ込め、自らを「クリンター」(彼らの言葉で「かご」の意味)と名乗った。以後、[[ヌル]]を封じ込めるため「宇宙のエージェント」を組織した。 *能力 その弾力ある変形自在の形質のため通常兵器はほぼ無効である。打撃を吸収し、銃弾が宿主に届く前に止める。 水中など宿主が呼吸できないような環境でも呼吸できるガスを生成する。 宿主と強力に結合している場合は、治癒力を高める弱めの[[ヒーリング・ファクター]]を発現することもあるが、ここまで結合が強い場合は宿主とシンビオートが強引に引き離されたときにショック状態に陥る可能性がある。 宿主とは互いに思考をやりとりすることができ、ある種のサイキック能力だと思われる。 [[ヴェノム]]が苦悩していた時、その精神的な叫びは全世界の感受性の鋭い人間に影響を与え、近くの恒星系に存在していた他のシンビオートにまで受信された。 宿主に超人的な腕力や身体能力を与える。例えば、エディ・ブロックは[[スパイダーマン]]をも凌駕するほどの力を得た。 過去に[[スパイダーマン]]と結合していた影響で、[[ヴェノム]]とその子孫はクモの能力を得ている。例えば、壁にとりつくことができ、体組織をクモの糸のように伸ばすことができる。また、[[スパイダーマン]]のスパイダーセンス(危険を察知する能力)を無効化する。 体組織をツルのように伸ばし攻撃に使ったり盾を形成する。[[スクリーム]]は髪の毛を自在に操り、ムチのように攻撃できる。その他にもトゲ、爪、刃などを形成できる。 また、シンビオートは形状変化の能力の応用により、宿主の望む服装に変化することはもちろん、他人への変装や背景との同化といったことも可能である。 宿主との結合が完全な場合はより生物学的に同化が進み、思考や記憶を共有する。遺伝子に記憶を内包している。他のシンビオートと結合したり取り込むことで、その記憶を共有することができる。 *主な共生体 #image(blackspider.jpg) (the AMAZING SPIDER-MAN#252,1984年5月) ブラックコスチュームのスパイダーマン -ブラックスパイダーマン いわゆるブラックコスチュームの[[スパイダーマン]]。 [[Secret Wars]]のストーリーで、[[ビヨンダー]]が戦場として作った惑星の謎の装置で手に入れたコスチューム。 普段は服に変身していて、ピーターの意思に反応して黒い[[スパイダーマン]]のコスチュームに変わる。 カメラなどを収納して自動で取り出せたり、身体能力を向上させたりとスパイダーマンの力を強化したが、後に危険な寄生生物とわかると破棄することにした。 映画版[[スパイダーマン3>スパイダーマン3(実写映画)]]ではポスターにもなった。 -[[ヴェノム]] [[スパイダーマン]]ことピーター・パーカーが捨てたコスチュームがシンビオートとして[[エディ・ブロック]]に取り憑いた姿。[[スパイダーマン]]の能力を記憶・再現する。[[スパイダーマン]]への強い恨みが行動原理となっている。 ヴィランであるが、エディはジャーナリストとして彼なりの正義感があり、ダークヒーロー的な側面も持つ。 何度か宿主を変え、現在はピーターの親友[[フラッシュ・トンプソン]]と結合。エージェント・ヴェノムを名乗るヒーローとなった。 -[[カーネイジ]] 殺人鬼クレタス・キャサディに取り憑いた共生体。ヴェノムの子。細胞レベルで結合しているため、ヴェノムの力を凌駕する。 -[[アンチ-ヴェノム]] エディ・ブロックの体内に残っていたシンビオートの細胞が、[[ミスターネガティブ]]の力で覚醒した姿。白いヴェノム。 シンビオートが取り憑いた人を治す力がある。 -[[ラッシャー]]、[[ライオット]]、[[ファージ]]、[[アゴニー]] [[ライフ財団]]がヴェノムから強制的に抽出した細胞を元に造り出した五体の人造シンビオート共生体たち。残る一体はスクリーム。後にこの4体が結合し、ハイブリッドとなる。 -[[スクリーム]] [[ライフ財団]]が造り出した共生体で、ドナ・ディエゴという女性に共生した姿。髪の毛を自在に操る。精神が暴走し、他のシンビオート共生体を襲うようになる。他の4体の宿主を殺す。 -[[ハイブリッド]] スクリームに宿主を殺されたラッシャー、ライオット、ファージ、アゴニーのシンビオートが合体した姿。警備員スコット・ワシントンに寄生した。 -[[トキシン]] カーネイジの子が警察官パトリック・マリガンに取り憑いた共生体。暴力への衝動は強かったが、パトリックが悩みながらもそれを抑え、クライムファイターとして活動した。その後、ヴェノムの宿主だったエディ・ブロックと結合。 -[[スコーン]] カーネイジから人工的に摘出した種子が精神科医のタニス・ニーヴスに取り憑いた共生体。ヒーローとして活動している。 -[[マニア]] フラッシュ・トンプソンが同じアパートに住む女子高生を一時的に守るためシンビオートで包んだつもりが、独立した共生体となってしまった。 その他にも下記の共生体が存在し、現在も増殖中である。 -[[ドレッドフェイス]](Dreadface) -[[クロバー]](Krobaa) -[[ペイバック]] (Payback) おそらく[[ヴェノム]]の子孫ではないシンビオート。地球にいる経緯は不明。 シンビオートの進化種を自称している。事故により電磁波と融合し、単独では実体を持たない。 -[[ZZXZ]] [[シーアー]]によって発見されたシンビオート。[[ペイバック]]と同じく[[ヴェノム]]の子孫ではないと考えられている。 発見当時の皇帝は[[ディケン]]であったが、後に帝位に着いた[[ヴァルカン]]に利用されることになった。 -[[スリーパー]](Sleeper) [[カーネイジ]]達に続く、[[ヴェノム]]の七番目の子。[[アルケマックス]]の研究室でヴェノムが難産の末に生み出した。 他のヴェノム系のシンビオートと異なり、4つの赤い目を持つのが特徴。 -[[サイレンス]](Silence) [[アンディ・ベントン>マニア]]に結合していた[[スクリーム]]の死骸がアンチヴェノム血清によって変化した姿。 形状はスクリームと同様だが白い体色を持ち、アンチヴェノムに近い性質を持つ。 (書きかけの項目です。追加・編集してくださる方を募集します) ---- -映画版[[スパイダーマン3>スパイダーマン3(実写映画)]]では、隕石と共に飛来したシンビオートがスパイダーマンに取り憑いた。 -[[ヌル]](Knull)という神のような存在につくり出された。[[ヌル]]は[[クトゥルー神話]]をベースに考案されたと考えられている。 -「ポイゾンズ(Poisons)」という敵がいる。ポイゾンズは擬態能力を持っている。

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