「サイドキック」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

サイドキック」(2017/04/23 (日) 20:10:57) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

***サイドキック (Sidekick) (アメコミ用語) *概要 「相棒」「助手」のような意味で、広く捉えるとヒーロー(主人公)の傍らで、その行動を支援する役。 古くはギルガメシュに対するエンキドゥに始まり、ドン・キホーテのサンチョ・パンサ、シャーロック・ホームズのワトソン博士、ローン・レンジャーのトント、グリーン・ホーネットのカトー、そして[[バットマン]]の[[ロビン]]などである。 **語源 20世紀初頭のスリの隠語を語源とする説が有力。 スリの隠語で、"Kick"はズボンの前ポケットを指し、ここに財布を入れられるとスリにとってはもっとも仕事が難しいため、転じて信頼の置ける相棒を“side-kick“と言うようになったとされている. また、「喧嘩の時に、傍らで一緒に暴れてくれる人」を意味する“sidekicker“から出たとする説もある。 *コミックスのサイドキック コミックスにおいては、1930年代の黎明期から「仲間」を配するヒーローがいた。 1940年に、[[バットマン]]に対する[[ロビン]]が登場。[[ロビン]]の成功を嚆矢として「同性の10代の年少者で、ヒーローと似たテーマを持つもの」が主に[[ゴールデン・エイジ]]のDCコミックスに次々と現れる。 またホークマンのホークガールといった、異性でロマンスの要素のある関係や、スタースパングルキッドのストライプシーのように、主人公が少年でサイドキックが年上のものもでた。[[ゴールデン・エイジ]]から[[シルバー・エイジ]]にかけては、「ヒーローとは、横にサイドキックがいるもの」と思われた節がある。 さらに時がたつと、サイドキックのキャラクターがチームを組んだり(例えばDCのティーン・タイタンズ)、成長に伴うストーリーが生まれたり(恋愛や結婚、妊娠など)、ヒーローの「代替わり」があったりと、独自の役割を果たすようになる。 マーベルは[[ゴールデン・エイジ]]に、[[バッキー]]([[キャプテン・アメリカ]])やトロ([[ヒューマントーチ]])といった少年サイドキックを配していた。しかし「[[バッキー]]の死」(後に復活するが「[[バッキー]]と[[ベン・パーカー]]は復活しない」とされていた時期があった)をもって少年サイドキックをとらないことを説明していた。 しかし[[キャプテン・アメリカ]]は[[ファルコン]]をはじめ、実質的なサイドキックをもっていたし、[[リック・ジョーンズ]]のように一人のヒーローではなく、いろいろなヒーローのサイドキックを務めるものなど、さまざまである。 ----
***サイドキック (Sidekick) (アメコミ用語) *概要 「相棒」「助手」のような意味で、広く捉えるとヒーロー(主人公)の傍らで、その行動を支援する役。 古くはギルガメシュに対するエンキドゥに始まり、ドン・キホーテのサンチョ・パンサ、シャーロック・ホームズのワトソン博士、ローン・レンジャーのトント、グリーン・ホーネットのカトー、そして[[バットマン]]の[[ロビン]]などである。 **語源 20世紀初頭のスリの隠語を語源とする説が有力。 スリの隠語で、"Kick"はズボンの前ポケットを指し、ここに財布を入れられるとスリにとってはもっとも仕事が難しいため、転じて信頼の置ける相棒を“side-kick“と言うようになったとされている. また、「喧嘩の時に、傍らで一緒に暴れてくれる人」を意味する“sidekicker“から出たとする説もある。 *コミックスのサイドキック コミックスにおいては、1930年代の黎明期から「仲間」を配するヒーローがいた。 1940年に、[[バットマン]]に対する[[ロビン]]が登場。[[ロビン]]の成功を嚆矢として「同性の10代の年少者で、ヒーローと似たテーマを持つもの」が主に[[ゴールデン・エイジ]]のDCコミックスに次々と現れる。 またホークマンのホークガールといった、異性でロマンスの要素のある関係や、スタースパングルキッドのストライプシーのように、主人公が少年でサイドキックが年上のものもでた。[[ゴールデン・エイジ]]から[[シルバー・エイジ]]にかけては、「ヒーローとは、横にサイドキックがいるもの」と思われた節がある。 さらに時がたつと、サイドキックのキャラクターがチームを組んだり(例えばDCのティーン・タイタンズ)、成長に伴うストーリーが生まれたり(恋愛や結婚、妊娠など)、ヒーローの「代替わり」があったりと、独自の役割を果たすようになる。 マーベルは[[ゴールデン・エイジ]]に、[[バッキー]]([[キャプテン・アメリカ]])やトロ(初代[[ヒューマン・トーチ]])といった少年サイドキックを配していた。しかし「[[バッキー]]の死」(後に復活するが「[[バッキー]]と[[ベン・パーカー]]は復活しない」とされていた時期があった)をもって少年サイドキックをとらないことを説明していた。 しかし[[キャプテン・アメリカ]]は[[ファルコン]]をはじめ、実質的なサイドキックをもっていたし、[[リック・ジョーンズ]]のように一人のヒーローではなく、いろいろなヒーローのサイドキックを務めるものなど、さまざまである。 ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: